『ー約束ー4』作者:葉月 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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(なんで見えるの!?あたしは・・あたしは・・
       生身の人間には見えないはずだよ!??)

「あ〜なんのコスプレ?ってか あんた誰?」

田村の言いたい事は わかる。
 だって あたしの着てる服は黒で・・へそだしで・・んでもって
超ミニスカだし〜
        
     背中に黒い翼なんてあるし!!?

田村は厳しい目で あたしを見た。
 当たり前・・・

「んと〜・・・」説明をしようか迷ったケド、
魔界の掟。

人間には あたし達の事は話さない。

「んとね〜あたしは あんたの・・・

   天使!!!なんつーか、守護天使!」
(あぁ〜なんつーこと言っちゃったのよぉ〜(泣)信じるわけないじゃん)

「へぇ〜 あんたが俺の守護天使ね〜てっきり死んだ ばーちゃんかと
思ってたよ。つーか俺って霊能力あんだな〜(関心)」

(マジで信じてやがる!!)

「そ、そう!あなたは霊能力があるから、あたしが見えちゃうのよ〜^−^;」

「あ、じゃぁさ、俺の未来とか わかる!!?」

(まぁ わかるケド、あの力を使うと疲れるんだよね。でも、
田村のためだし・・・)

「いいわ。何を占えばいいの?」

    「俺の今の彼女と結婚できるか!!」

「・・・うん。 わかった。」
(そりゃそーよね。16になったんだもん。あたしが死んで、もう何年も
経つんだ。彼女ぐらいできるよ)

    あたしは目をつぶり、
思いっきり開いた。

そこに見えたのは田村と・・・ん〜??誰だ?あれ・・
セミロング・・・茶髪〜 これが 田村の彼女かな?


「ふぅー・・あのさ、あんたの彼女の髪型は?」
   「ロング!!」

「へ・・へぇ・・」もしかして違うの?何年か後に別れたりするの??
あたしは本当の事が言えなくて、今の彼女と答えた。
それが自分で言った言葉が、胸に刺さった。

「んで、あんたの名前、何?」

「マユ。」

「マユ・・ね。」

(そろそろ戻らなきゃな。)

「もう行くわ。戻んなきゃ!」
「おぅ!いつでも来いよ!」
(やっぱ まゆみだって事、わかんないよね・・
今の体は田村と同じ16歳。わかるはずがない。)
 

 (よっと。)

あたしは窓に足をかけ、おもいきっり翼を広げた

    ばさ

    どさ・・・・

(あれ?飛べてない・・・)

「なんだ?とべねぇのかよ?」
「うん。疲れたっぽい。」

「じゃぁ、体力が戻るまで、俺の部屋にいろよ。」
「うん・・って えぇぇぇ!!?」
「なんだよ?」
(だって、だって、好きだった人の部屋で 休めるなんて最高じゃん!?)

「ありがと。」
そして あたしは 呪文で魔界の扉を開き、魔王と その息子に
戻れないので人間界で少しの間 休むと伝えた。
即にOK。
  これから どーなるの!!?
2003-10-24 21:54:21公開 / 作者:葉月
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■作者からのメッセージ
こんにちわ。葉月です^−^
今回は長く書いてみました!!
どーでしたか??
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