『少年マークと愛犬オリー』作者:チェリー / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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原稿用紙約10.58枚
第1章 マークとオリーの出会い

6歳のマークと愛犬オリーがであったのは3年前の夏のことである。
マークは母と父と一緒に家の近くの公園に向かった。母と父とマークは、
ベンチに座り遊んでいた。マークは一人でブランコの方に行き一人で遊んでいた。
すると、どこかでクーンクーンと言う鳴き声が、聞こえてきた。
何事にも興味があるマークは鳴き声の方に歩いていった。すると、
足をけがした子犬が草のかげでうずくまっていた。マークは
「ワンちゃんだ。足をけがをしているの?痛いの?」といいながら、
マークは小さい体で重い子犬を抱きあげようと、一生懸命になっていた。
「大丈夫、もうすぐお医者さんのところにつれていってあげるからね」と、
マークは母と父がいるところに子犬を持っていった。すると、母はマークが
子犬を連れてきた事にびっくりした。マークは「お母さん、ワンちゃんけがしてるから
お医者さんにつれていってあげよう」というと、母は
ワンちゃんを病院に連れて行くとお金がかかるんだよ。じゃあ、
お父さんに聞いてみなさい」といった。マークがお父さんに聞いてみると、
お父さんは「うーん。病院に連れて行くだけならいいんではないかな。
病院で里親を探してくれるかもしれないし」こうしてマークたちは病院に行くことにし
た。
獣医は子犬の足を見て「大丈夫です。心配ありません。どこかに足をはさんだんでしょ
う。3日もすれば治りますよ。」これを聞いたマークは安心した。
そして母はきいてみた。「子犬の里親を病院で探すことはできないでしょうか?」と聞く
と獣医は言った。「はい。できます。掲示板にのせるには3ヶ月1000円、
病院で預かる代が3ヶ月2000円なので3000円になりますがよろしいですか?」
母は、「はい。」と答えた。獣医は「では3ヶ月様子を見てみましょう」といった。
3ヶ月がたち、マークの家に電話が来た。「残念ながら子犬の里親はみつからなかった
ようです。一回子犬の様子をみに病院に来てみてはどうですか?」と獣医は言った 。
マークたちは動物病院に行くことにした。30分後病院に着くと、マークは子犬を見に
急いだ。すっかり元気になった子犬は、マークの顔を見ると喜んで走ってきて、
マークにとびついた。これを見た獣医は言った。「マーク君になついている様ですし
飼ってみてはどうですか?可愛がってくれる飼い主が犬にとって一番いいのですよ」
といった。母は考えてみた。マークは一人っ子で家にいる時もずっと一人で
遊んでいたっけ。子犬が来れば兄弟のように育ってくれるかもしれない。
と思った母は「はい。飼ってみます。」といった。これを聞いたマークは
とっても喜んだ。ここまでがマークとオリーの出会いの話である。オリーという名前に
なったわけは、マークがオリバーの話がだいすきなためオリーになったのであった。
第2章 1番の自慢オリー

今現在、マークは6歳、オリーは3歳になった。部屋にはマークとオリーの写真で
いっぱいである。マークにとって愛犬オリーは一番の自慢だった。つなをはなしても
すりよってくるオリーは人なつっこくマークの友達からも人気だった。
いつも友達はこういった。「いいなマーク君はオリーみたいな犬がいて」
マークはこの言葉を聞くたびにうれしかった。あの時自分が
オリーを見つけていなかったら、オリーはきっと死んでいただろう。
オリーはなんでも言うことを聞くし人には絶対ないたり噛みついたりしない。
マークはこんなオリーが大好きだった。また、オリーも自分の願っていることを
一番分かってくれるマークが大好きだった。

第3章 火事

3人と一匹は、毎日仲良く暮らしていた、ある日の夜12時ごろオリーは
「ワンワン」と鳴いた。いつもは鳴かないオリーが鳴いている。
何が変だとおもい父は外へ行ってみると2件隣の家が燃えている。
夜おそいため、近所の人は気づいていなかった。父はすぐに救急車と消防車を呼び、
数分後救急車消防車ともに到着。火は消しとた。奇跡的に家の住民は夜遅くまで
仕事をしていたためケガ人はでなかった。救急車も消防車も帰った後、
その家の人に連絡して帰って来てもらうように電話した。帰って来るまでの間
なにもかもが終わったと思った。しかし、オリーにだけは聞こえていた。
子犬の鳴き声が…。オリーはすぐにマークを呼びつなをはなして!と吠えた。
マークはなんとなくオリーがつなをはなして欲しいといっていることが分かったので
はなしてあげた。するとオリーはいちもくさんに焼けてくずれた家の中に
とびこんでいった。子犬は家のがれきのしたにいた。ケージはつぶれていたが、
命だけはケージのおかげで助かった。オリーはケージの隙間から子犬を
だしてやり、子犬を口にくわえて戻って来た。それをみたマークはとっても
びっくりした。ちょうどその時子犬の飼い主も戻ってきていった。
「心から感謝しています。本当に本当にありがとうございました。。」と
涙をうかべて喜んだ。
マークは「僕たちは何もしていないよ。全部オリーがやったんだよ。」といった。
子犬の飼い主はオリーに「オリー本当にありがとう」と何度もいい繰り返した。
こうして、この事件は解決した。長い長い夜中の出来事だった。
次の日、オリーは警察署から賞状をもらった。この事は新聞にものり、
テレビでも紹介された。それからオリーは人に会うたびにかわいがられた。マークの友達からも今まで以上に人気になったオリーはマークにとって最高の親友ともいえるだろう。

第4章 マークの病気

1997年11月21日またいつもと変わらない朝が来た。オリーもマークもとっても元気。普通の1日が過ぎようとしていた。
夜になり、いつも通りにマークとオリーはマークの部屋で遊んでいた。
すると急にマークはおなかがいたくなりはきけもしてきた。その場に動けなくなった
マークはずっとうずくまっていた。それに気づいたオリーは、母と父がいるリビングに
いって吠えた。母と父は様子が変だと思い、マークの部屋にいってみるとマークが
小さくうずくまっていた。びっくりした母は救急車を呼んだ。数分後救急車が
到着し、病院までつれていった。医者の診断によると、「今流行しているインフルエンザです。安静にしていたほうがいいですね。薬をだしておいたので朝晩1回づつ飲んで下さい。」とのことだった。母は家に帰って来て「本当によかった。大きな病気じゃなくて。オリーほんとうにありがとう。」と涙をうかべて喜んだ。
次の日もその次の日もずっとオリーはマークのベッドについていてあげた。
マークは「オリーがいてくれると気がやすまるんだ。嫌なことも忘れられるしね。」
といった。
一週間後すっかりげんきになった。オリーと今まで通りに散歩にいくことが
できるようになった。
それからずっと家族の話題はオリーだった。
母は、「オリーの寝顔は本当にかわいいよね」
マークは「だってオリーは僕の最高の犬だもん!」
父は、「お父さんにとってオリーはペットというより家族だな。」
といっていた。オリーはこの話を聞くたびにしっぽを振って喜んだ。










第5章 ドッグ運動会

1月5日。来週は自治会対抗のドッグ運動会があるひだ。
さくら、まつば、ひいらぎ、ゆり、という4つの自治会から足の速い犬達がでてくる。
1つの自治会からは5匹の犬が選ばれる。競技のなかには飼い主と犬が一緒に出る種目もある。もちろん、マークとオリーは出場するつもりだ。なぜ「つもりだ」
なのかというと正式には出場するとは決まっていないからだ。昼になると、
一通の電話がかかってきた。それは自治会長さんからだった。
「マーク君とオリー君が出場できることに決まりました。ぜっけん15番ひいらぎ組みです。明日ミーティングが自治会館であるので朝9時に来て下さい。一応いっておきますが、他に出場する犬は長山さんのキラーちゃん、横田さんのミリーちゃん、田代さんの、ボブ君です。」マークはそれを聞いて、とても喜んだ。
マークたちは明日の朝のために、早めに寝た。
次の日、マークとオリーは自治会館に向かった。マークはまだ2年生なので母もついていった。自治会館に着くと、長山さん、横田さん、田代さんが来ていた。田代さんのところは、マークより2つ年上で4年生の美由ちゃんが飼い主としてきていた。
自治会館にはドッグトレーナーの畑山さんという方がきていた。
今日は畑山さんにどれだけ愛犬との信頼関係が強いのかというのを見せるということだった。やり方はまず基本のお座り、ふせ、お手、待てをやり、愛犬の一番得意な芸を
一つやるということだった。最初に長山さんとキラーちゃんがやった。キラーちゃんは待ての時長山さんが「よし」という前にえさを食べてしまった。しかし他の芸は見事に
成功した。次に横田さんのミリーちゃんは、基本はできたものの芸の時
少しだけ失敗してしまった。田代さんの美由ちゃんとボブ君は見事全部成功した。
次にマークの番だ。オリーは基本と事は全部できた。芸の時もマークと秘密で特訓した
フリスビーも軽く成功したのであった。これで第1回目のミーティングは終わった。
次の日それからまた次の日も次の日も練習をしていった。ハードルや、網くぐり、
タイムをはかったりなどした。
ドッグ運動会前日。最後の練習にとりかかった。マークとオリーは絶好調。
横田さんや他の人達もみんな調子がよかった。これを見たマークは
すこしあんしんしたのであった。家に帰ってきて、あしたはドッグ運動会なので
マークはオリーの好きなお菓子をどっさりりゅくにつめた。お母さんも
明日の朝お弁当を作るために目覚し時計をかけてねた。
マークとオリーも静かに眠りについた。

5日後必ず続きでます。お楽しみに
2003-01-28 13:05:35公開 / 作者:チェリー
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■作者からのメッセージ
ここまではマークとオリーの生活です。次にもマークとオリーの生活がはいりますが、最後は感動の別れです。お楽しみに!!
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