『花嫌い 1〜5』作者:若葉竜城 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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 僕は眠りにつく。花の香りが漂ってくるのだけれどそれが何の花なのか分からない。僕は、まだ何も知らないでいる。
「東君、おはよう。今日の気分はどうかな?」
「別に……」
 看護士の声は甲高くて、邪魔くさい。僕は朝から体が熱いから本当に、堪らなく眠くて。だからやっぱり看護士の声は五月蝿い。耳障り。うざい。あんたの声は看護に向いてない。本気で黙れ。
「じゃあ、熱を計ろうね」
 僕は面倒くさかったしとっととコレに出て行って貰いたかったから抵抗も何もせずに体温計を手渡されて、脇に挟んだ。どんどん体温は上がっていく。早く音が鳴れ。早く……早く!
 僕の願いが通じたのか体温計は直ぐに完了を示す音を鳴らした。看護士は体温計を抜き取って数値を見る、はずだ。僕はだるくて目を閉じていた。看護士の息をのんだ音が聞こえて僕は微かに目を開けた。熱っぽい体が恨めしい。段々見舞いに来なくなってきた翔弥達のことも……。
「あ……東君、ちょっと待っていてね。すぐに、先生を呼んでくるからね!」
 だから、どたばた走るなって。仮にもあんた看護士だろうが。それに先生って……。あ、ヤバイ。心臓がかなり、高鳴ってくる。ドカンドカンって僕を踏みならしている。看護士は追い払えるけど……自分の中に元凶があるんじゃどうしようもないよなぁ。あー、やっぱり眠いな。本当にだるい。

 彼は眠っているようにしか見えなかった。枕元には出しっぱなしの体温計。四十度を示しているその体温計を隠すようにして彼がしっかと握っていた。
 彼の主治医ではなかったが看護士に頼まれて連れてこられた森泉医師はがちゃがちゃと白衣のポケットから聴診器を取り出して彼の胸に当てる。すぐに顔色を変えて、看護士に指示を出す。医師に言われて足をもつれさせながら看護士はナースステーションへ走っていく。
 氷枕などの用意と一本の注射器。医師は、看護士からそれを受け取って彼の細腕に注射器の先端を当てた。医師は、看護士に彼の家族に電話をかけることを指示すると、どうして自分がこんなことをしなければならないのか、とため息をついた。

 母さんと父さんがやって来た時、僕はもう目を覚ましていた。いや、目を覚ましたのではなく眠りから覚めた、と言うべきだろうか。僕は、もう一生目が見えないのだ、と聞かされて、『ああ、そう』と人ごとのようなことを思った。母さんと父さんは二人で張本人の僕以上にわめき立ててどうにかしろ、と主治医でもなかった医者を責めていた。年若い様子の医者は明らかに当惑していて、普通に治療していたらこんな風にはならない病気だったはずだ、とか、秋山先生(僕の主治医のことだ)に訊いてみる、とか受け答えていた。
 僕は、もう今更のことだからどうでもよくなっていた。母さんと父さんは産まれてから今日まで飽きる程見ていたし、別に見ることが出来なくなって困るような人もいない。

 僕が、再び母さんと父さんのわめき声も聞こえない、一人だけの真空の世界に入り込んでしまった時、僕はまたあの匂いを、あの花の香りを匂った。僕は、もう何も知ることができないことに気がついた。部屋の片隅にあったあの花束の色を、形を、僕は一つ残らず思い出せるだろうか。そして、僕はあの花の名前すら知らないまま、ただあの花の香りを嗅ぐのか。それは、とても苦しそうだ。僕はきっとあの花のことを嫌いになるだろう。
僕はまた、眠りについた。



私は妹が嫌い。だって父さんも母さんもあの子のことが好きなら私一人ぐらい嫌いでもいいと思うから。だから、私はあんな子が大嫌い。学校でもああいう幸せそうな子を見るとイライラする。女子でも男子でも変わらないこと。妹の病室も嫌い。どうしてあそこまでファンシーな部屋に変わってしまうのかしら。でも、隣の部屋から漂ってくるあの花の匂いは好き。
「私は、悪いことをしようとしているわけじゃないわ」
 私はその部屋の前で自分に言い聞かせる。看護士さんは誰もいないし、お医者さんもいない。父さんと母さんはあの子にべったりだし、誰もいない。つまり、誰にも今からすることを見られないということ。私は妹が入院している病室の隣室に、間違えて入ってしまっただけ。そう、それだけのことよ。私は勢いよく病室の引き戸を横に開いた。
「誰?」
 そうだった……。病室というからには入院患者がいるんだった。さて、私はこの部屋の表札を見たかしら。
「黙ってないで何とか言ってくれる?」
 ベッドに寝ている男の子は点滴に拘束されているような体を少しだけ起こして、私の方を向いた。目は閉じている。眠いのかしら? でも、顔立ちは幸せそうね。私の方が……不幸だわ。
「……ひょっとして、誰もいない?」
 え、私を見ているのにそんなこと言う?
 私は動揺して前につんのめりそうになって咄嗟に右足を前に踏み出してバランスをとった。足音は案外病室に響いて私はますますやばいなと焦った。
「やっぱり誰かいるんじゃないか。誰でもいいけど寒いからドアを閉めてくれない」
「自分で閉めなさいよ。さっきから人に命令ばっかりしているんじゃないわよ」
 私はまた、酷いことを言ってしまったようだ、と彼の顔を見た瞬間思った。彼は苦痛を噛みしめるように私を凄く睨んでいた。よくよく考えてみれば体中に点滴が刺されている彼にはドアの近くまで歩くことすら難しいのだろう。
 私はそう思って、何も言わずにドアを閉めた。彼の近くに歩いていって……それから?
「閉めてくれてありがとう。でも君は僕の知り合いじゃないね。何しに入ってきたんだ?」
 私はそこで、当初の目的を思い出した。彼はさっきよりも優しそうなしゃべり方になったから、本当のことを言っても怒らない気がした。
「そ、そこに花があるでしょう? それが見たかったの」
 男の子の顔が急に険しくなった。それまで無理をして起こしていた体をまたベッドに沿わせて、私の方に背を向ける。私はその態度が許せなかった。
「何よ、その態度は!」
 彼は首だけを私の方に向けてキッと睨んだ。その睨みは凄くて、兎一匹ぐらいなら失神させられるぐらいだった。けれど、私は兎よりは強かったので失神はしなかった。
「勝手にすればいいだろう。好きに花でも何でも見ていけばいいじゃないか。何なら持って帰っても構わないよ、そんな花」
「そう? じゃあありがたく貰っていくわ。このお花、いい匂いだもの」
 私はそう言うと、部屋の隅に駆け寄った。質素な花瓶に挿された十数本の花達から五輪、いえ……一輪だけ。私は、一輪だけ、その花を持って帰った。
 その日、私は家に帰るとすぐに花瓶を探してきてその花を挿した。その花を仲間はずれにして寂しがらせているように思えて、私はその花を直視することが出来なかった。
その花を見ると、あの男の子のことを思い出した。点滴に拘束されて、まともに動くことも出来ないでいる。哀れなあの姿がこの花と妙に重なった。

 彼はひたすら、眠りに身を捧げていた。この退屈な入院生活の中で彼ができる楽しいことといえば、食事、睡眠、音楽の試聴、それぐらいだった。その他のことはたいして面白みも無かった。無理に眠ることに飽きた彼は目を開けて、気怠げに目を細める。異物が体の中に入っている感触がするあたりの暗闇を見つめるが結局のところ見えるのは暗闇ばかりだった。
「そういえば、昨日のアレは何だったのかな。結局挨拶も何もせずに花だけ取って帰っていったけど。失礼な奴だね」
 彼の言い分ももっともであるとは言い難かったが事実を述べていることは確かだった。そして、昨日の出来事が彼を現実からちょっとした非日常に誘っていた。
「あら、好きな女の子でもできたの」
横にいた看護士が不意に声をかけてくる。彼は目も見えぬ自分が果たしてあの生意気な声の少女に恋心なぞを感じているのだろうか、と考える。否、おそらくは彼女に興味があるのではなく、ずかずかと他人の病室に侵入してくる非常識な人間という存在に……そう、少なからずの興味を抱いているのに違いない。彼はそう思いながら当然のように看護士の問いかけを無視した。



 太陽が頭上に上ってきた頃、『坂本有香』と名札に書かれたその病室には二人の少女がいた。一人はベッドに横たわって、一方的に片方へ話し続けている。もう一人は堪忍袋の緒が今にも切れそうに激怒していた。
「今日、見舞いに来る姉さんにささやかな意地悪をしようと思うの。姉さんは知らないだろうけどこの病院は壁が薄いのよ。姉さんって本当に気遣いが出来ない、嫌な人だわ」
「それで……あんたは何が言いたいのよ。私に意地悪するならとっとと終わらせたらどうなの。私だって暇じゃないんだから」
 言葉を返した少女は妹に侮辱されたという羞恥心と怒りで顔を真っ赤にしている。彼女の声は震えていてとても平静であるとは思えなかった。
「そうよ。だから姉さんにちょっとしたお願い事があるの」
 妹はベッドの横にある豪奢な花瓶に挿された花束を手にとって姉に投げつけるように手渡した。
「これを……」
「『これをどうしろっていうの』? それはね……そうね、自分で考えてみてよ。それはあげるわ。だって派手すぎるんだもの。学校から星野君がお見舞いに来てくれるの。病弱な薄幸の美少女とは縁がないものじゃない。こんなものを彼に見られたら私生きていけないわ」
 姉は自意識過剰で発情期の妹に怒りを一気にはき出した。とはいえ暴言を吐いたわけではなく、文字通りの意味を持つため息をはいたのだ。妹は鏡を見つめながら鏡の端に映る姉が目を閉じてやれやれとため息をつく姿を見て、自分も嘆息した。

 俺は死にそうなほど疲れていた。けれど、俺が診察しなければ死んでしまう可能性がある子供達を放って置くわけにもいかない。疲れ切った体を奮い立たせて車椅子使用者用のスロープを掴んで、だらだらと歩いている俺を若い看護士が気持ち悪そうに見た。それで俺が微笑みかけると無理がたたったのか余計嫌そうな顔をして競歩で歩いて……違うな、逃げていった。取って喰うわけでもあるまいし……そんなに急がなくてもいいものを。
「うっ」
 正面から歩いてきたお年寄りと危うくぶつかりそうになって咄嗟の反射神経で避けるとそのお年寄りの酒臭さがつんと鼻にくる。どちらかというと嘔吐を誘う匂いだったが当の相手は俺のことを見ようともせずにすたすたと去っていった。
「ったく……何なんだよ」
 俺は気が立っていた。勿論疲れているというのも理由の一つだけれど最大の理由は、これから回診していく担当患者の一人に、ある少年がいるということだ。彼を見るたびに俺は苦しくなり、同時に自分の判断力への自信を感じる。
東望(あずまのぞむ)というその少年は二年前に発覚した前担当の秋山医師の医療ミスに深く関わっている。俺はまだ研修を終えたばかりの半人前で自信も何もなかった。しかし……俺の転機はある夜に突然訪れた。そう、それは突然の……
「森泉先生!」
気がついて目の前の光景を認識すると、そこには俺のカルテや、聴診器などが散らばっている。あんなことを考えながら歩いていたからか、俺は無意識のうちに東望の病室を避けてナースステーションに戻っていた。看護士長に叱られた後、俺の足は強制的に例の彼の病室へ向かわされていた。俺は毎日の回診にうんざりしつつも、自分が彼に会うことを恐れているという事実も確かに感じていた。



 二人の間に決して親密な空気はなかったがいつもと変わらない乾燥とぴりぴりとした緊張感が混じり合っている。ノックをして入っていいかと訊けば、いないと答える天の邪鬼な彼は目を閉じていることがほとんどで森泉医師が入ってきてもイヤホンを外そうとせず熱血教師と不良生徒の図を見ているようだった。もっとも十分な虚弱体質といえる望の場合は不良の真似事などせいぜいピアスを空けるぐらいしかできないが彼にさせれば見えもしない装飾品をつける意味などどこにもないのだろう。
「気分はどうかな」
 森泉医師の方に顔を傾けて生徒は答えた。
「昨日の夕方当たりから最悪だよ」
「何だって!」
 熱血教師そのものの大声は病室内に反芻して不真面目極まりない生徒は五月蝿そうに首を振った。医師はその様子に彼が決して体調が悪い、という意味合いでそう言ったのではないと理解し、恥ずかしそうにカルテをぎゅっと握りしめた。
「あ……あぁ、何かあったのかな?」
「関係ないだろう」
 冷たい返しに森泉は思わず黙った。聴診器を無言で持ち出すと、その音を聞き分けた望が自分からその用意をする。そこからは冷たい感触がするだけで、望には何も質問はなかったので何の返答も必要なかった。そうして彼はお得意の真空世界にとけ込んでいく。一人取り残された森泉も彼と二人きりでこうやっている、既に見慣れた様子に何故か既視感を感じた。

 まぶしい朝日が差し込んできて俺は渋りながら目を開く。俺はマスコミにこの病院が囲まれているという事実に驚愕した。ついさっきまで小児科の少年を診て、彼の両親に散々文句を訊かされていたのに俺はどうしてこんなに静かなナースステーションにいるんだ。窓から外を除くと看護士や医師も総動員でマスコミを病院にいれまいとブロックしている。ここからでもマスコミのわめき声は微かながら聞こえてくる。
「少年の今の容態は!」
「病院側はこれに対してどのような対応をするんですか?」
 全てが怒鳴り声にしか聞こえず、ひときわ大きい言葉が途切れ途切れに聞こえるだけだった。俺はとりあえず野次馬根性と一緒に止めなければという使命感から一階に下りることを決めた。エレベーターを待っていると上行きのエレベーターから汗だくになった秋山先生と会った。その汗は気温のせいだけではないとうかがわれた。
「秋山先生、下の騒ぎは見ましたか?」
 俺はとりあえず声をかけるという選択をした。秋山先生はこっちを振り向いて目を見開いた。すると、突然俺の手を握ってぶんぶんと握手をした。先生の手は汗ばんでいて俺の手まで湿っていく。
「ありがとう、ありがとう! 君がいなかったら私は殺人者になっていた。……ありがとう」
 やはり、秋山先生は何らかの医療ミスを犯していたようだ。そして、それが死に至るミスだったと聞いて、俺は自分が投薬を間違えたらどうなることだったか、と顔を青くした。
「……けれど、先生。あの男の子は視力を無くしたんですよ」
 俺の呟きも先生の耳には入らなかったようでひたすらありがとうと俺の手を握ったまま繰り返すばかりだった。自らが保身されたことが何よりの幸運なのであって、少年が死ななかったことはただの事実であるように、最大の悲しみは自分の医療ミスであって、少年の視力が喪失したことではないようだ。
 医者に成り立ての頃は自信に溢れているこの先生を凄いと思っていたのだが今となってはただの豚にしか見えない。豚が人間の服を無理矢理着せられてボタンをあちらこちらに飛ばし、俺の手に殺さないでくれてありがとう、と縋ってうれし泣きしている。最早、嫌悪感以外のものを抱くことは不可能だった。
「……先生、俺は下に行きますので。また後ほど」
 目も合わせられなかった。視線が合えば、吐きそうだ。自分も同じ立場に立てばああなるのだろうと予測できることが更に気分を悪化させている。
「医者なんて損な職業だよな」
 俺はエレベーターの中で独り言を呟いた。誰もそれを聞いていなかったことは昨夜から今までにかけての間では不幸中の幸いだといえた。



 ひたひた、と胸の上を冷たい感触が触れては去り、また触れる。かわいた体にわずかな湿気が漂いはじめた。
 目が見えないということにも最近はようやく慣れてきた。欠けた視覚に代わって身に付いた第六感を含めた五感を、フルに活用して耐え難く退屈な日々をやり過ごしている。目が見えなくなって、もう二年経つ。
 あれから、一週間も経たないうちに僕はこの闇黒世界に全く光が見あたらないことを強く意識しだした。ふとした行動で足はからまり、物をとろうとすれば手は空振りする。なんと言えばいいだろうか、そう、何もかもが僕の思い通りにならない!
 先ほど、第六感だなんて大層なことを言ったけど、実際はそんな格好いいもんじゃない。そのものずばりに一発で的中できるわけでもなければ、世の中で馬鹿にされているほど曖昧なものでもない。記憶を少しずつ思い出して手探りで暗闇の中に捜し物を見いだす。ただそれだけのこと。けど、自分の記憶ほど当てにならない物はなかった。始めのうちは看護士が勝手に物を動かしたし、母さんや父さんは(いや、今でこそ見舞いには滅多に来ないがその頃はよく来ていた)好きに僕のためを思ってかたくさん物を買ってきた。

邪魔だ。
 違う。

あんな連中大嫌いだ。
 嘘をつくんじゃない。

僕のこともどうせ嫌っているんだろう。
 頼むから嫌わないでくれ。

 毎日がその繰り返し。僕は目が見えないことで、常に何かを求めている世界が自分だけを置き去りにして、走っていくように感じる。僕じゃない誰かが、僕を勝手に動かして、僕自身は点滴で生きている。そんなもんじゃないだろう。僕はきっと違う。体のどこかに全てを貯めているんだ。きっと、本当の僕はそんなもんじゃない、こんなもんじゃない!
 それでも、点滴が僕を操っているように時々感じる。首、腕と脚の関節、指の節々、顔の目や口、あちらこちらから糸がのびていて、いろんな人が一本ずつその糸の端っこをつまんでいる。僕はたくさんの人に操られているんだ。

 キリキリキリキリと糸が引かれて、真っ黒な花が咲いていく。望が動くたびに目の前に咲く。
 闇の中で、印象だけが鮮やかに残る。水気があるような美しい、触れがたい、ある一点にのみ咲き誇る、それは望自身なのかもしれない。切り傷から流れ落ちていく盲目の暗がりが彼の戒めになりはしないとわかっていても、彼の体はそれに蝕まれて、次第に衰弱していく。ささやかな名残を病に捨て置かれて、彼は真空世界に閉じこもるのだ。

2004-12-31 10:03:47公開 / 作者:若葉竜城
■この作品の著作権は若葉竜城さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
今回の更新はかなり短いです。
けれど、6は長くする予定なので勘弁してやってください。

これを読んでくださった皆様によい新年が迎えられますように。
この作品に対する感想 - 昇順
ふむふむ(ダレ 題名に惹かれてみてましたが、内容にも惹かれましたw 色々なキャラからの主観の小説は好きですw三人称や一人称よりもですwしかし気になったトコロが一つ。眼が見えないはずの「彼」が、そこにあるかどうかも分からない点滴の管をどうやって見つめれたのでしょうか。そこだけが気がかりでした。はてさて、非常識な人間に彼はどういう風に恋心を(マテ 抱くのでしょうか。次回、期待しております。ではでは〜
2004-12-21 21:51:26【★★★★☆】ベル
感想ありがとうございます。
申し訳ありません。
痛恨の勘違いミスでした。
次回の更新にて訂正したいと思います。
2004-12-21 22:02:34【☆☆☆☆☆】若葉竜城
主観がコロコロ変わるのがおもしろい。登場人物の多くが主人公というのは惹かれる設定ではあるけれど、逆に「今」しゃべっているのが誰なのか、ということがちょっとわかりにくい感じでした。
個人的な要望として「眼が見えない世界」をくわしく書いていってほしいと思います。
2004-12-22 23:41:34【☆☆☆☆☆】白林檎
計:4点
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