『ドエポン 読みきり』作者:武太郎 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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原稿用紙約6.6枚
土栄法次(ドエイホウジ)あだ名はドエポン・・

この学校の救世主だ・・

と言っても一週間に3日しか学校に来ない 月、水、金

これは僕が始めてドエポンにあった日の出来事・・・

いつもの様に不良に囲まれた僕等、

「どうする・・?」

「金よこせばここは逃がしてやるぜ」

「すいません、もうお金は・・」

「あぁ!!なんか行ったか?」

「いっ・・いや・・もうお金はありません・・」

その瞬間不良の拳が僕の顔面を殴った・・。

「ぐっ??」

すごい出血のせいですごい血のにおいと貧血で倒れそうになっていた・・。

「お前は金出すよな?」

「はっ・・はいこれで勘弁してください・・」

友達はそういうと僕を見捨てて走っていった

金は5万円入っていた・・。

「友達に見捨てられたねぇ」

・・・・・。


「ちょっと待った!!」



「??」

「おいそこのいじめられっ子!!そんな不良にやるんだっら募金しろよ」

「おいなめてんのか?」

「舐めたら汚いじゃん〜」

「てっ、てめぇ・・ぜってぇーぶっ殺す」

所が不良のパンチを軽々とよけそのままアッパーを返した・・

完全に不良一人はのびている・・だか後の10人は黙ってはいなかった・・。

「すげぇよ・・君の名前は?」

僕が聞くと彼はあっさり答えた

「俺は土栄法次!!女性の味方、救世主だ・・・ハッハッハ、どうだかっこいいだろ?」

「土栄君、あの不良なんて秒殺だよね、すぐにまたアッパーで倒しちゃってよ・・。」

「おい、いじめられっ子!!お前男だろ!!男なら自分の喧嘩ぐらい自分でしろ!!」

「喧嘩?僕はいじめられてるんだ!!カツアゲされてるんだよ?」

「じゃあな、三時からは昼ドラが始まる・・。」

「そんな、救世主とか言うのは嘘なのかよ!!おい助けてくれよ!!」

「ははっ、救世主さんにも逃げられてやがるぜコイツ」



・・・・・


「その後は結局リンチされてないて帰りました・・。」



これはドエポンと友達になったときの話・・・

「はぁ・・・学校行きたくないなぁ・・・」

「キンーコンーカンーコンー〜♪」

「はい、今日は転校生の紹介だ!!土栄」



・・・・・


「あいつだ・・・救世主とかいっときながら逃げた奴だ・・。」

「おっ、あの時のいじめられっこ!!」

「げっ・・・言うなよ(もう皆知ってるけど)」


・・・・・

「今日は学校何も無くて本当に良かった・・。」

「よおっ!!途中まで一緒に帰ろうぜ!!」

「いいよ、一人で帰るし」

「一人で帰ったらいじめられるぞ・・。」

「でも、君と帰ったって結局また前みたいに昼ドラがどうとか行って帰るんだろ?」

「かえらねぇよ」

「なんで?」

「だって・・もう友達だろ?」

「友達?」

「うん」





「おい、今日は金持ってきたよなぁ?」

「お前払わなくていいぞ・・。」

「あぁお前なにモンだ?」

「俺は土「ドエポン!!」栄」

「はっ・・・?」

「えっ・・・?」

「名前いちいち呼ぶのめんどくさいし、救世主ドエポン」

「おっ・・いいねそれ」

「いいのかよ・・・」

「おいそこの不良!!俺と勝負だ!!もし負けたらカツアゲやめろよ!!」

「望むところだ!!」


・・・・・・

結果は圧勝だった。






これが・・最後の話・・

「おぃ、この学校に土栄って奴はいるか?」

遂には他校に、不良を数々倒していると言ううわさが広まりドエポンはよく他校の不良に狙われていた・・。

「俺がドエポンだ!!その代わり喧嘩に負けたら不良止めろよ!!」

「ドエポン止めといたほうがいいよ、今までとは各違いだよ!!」

「大丈夫、俺は救世主だからよ!!」

いきなり相手のパンチがみぞに当たる・・。

ドエポンは動けぬまま凹られて血まみれのまま倒れてしまった・・。

「よわっちぃな・・。」

完全に気絶している・・。

「大丈夫?」

「はは、雑魚雑魚・・。」

そのまま救世主伝説は終わった・・。






だけど、僕はただ・・。

ドエポンに守られてただけなんだ・・。

頼ってただけだっんだ・・。

だから今度は僕が・・役に立つ番だ・・。





それから5日がたった・・。

ドエポンは奇跡的な回復で病院から退院していた・・。

僕は近くのコンビニに寄ろうとしていた。

「あいつは雑魚だったな・・ハツハッハ」

あっ・・あいつはあの時の。

ドエポンを倒したときの話をしていた。

「あの気絶した顔最高1!超うけたぜ!!」

「おっ・・おいお前!!」

「あっ、お前はあの時の・・」

「ドエポンを・・・笑うな!!!!」

僕の精一杯の勇気を振り絞って突っ込んで言った・・。


「何だお前・・。」


・・・・・・


「ドエポンさん!!やばいっす今、近くのコンビニで・・・ハァ・・」

「コンビニ?」





「まだやる気か?」

「はぁ・・・笑うなって言ってたんだ・・。」

「黙れ」

急に誰かが拳を止めた・・。

「ひでぇ傷だな・・。」

ドエポンだった

「ゴメン、僕は最後の最後までドエポンに・・。」

「もう、何も言わなくていい。」

「どいつもこいつも馬鹿ばっかりだハッハッハ!!俺に勝てるはず無いのによ」

「おい、これやったのお前だよな?」

「それがどうした?」

ドエポンが思いっきり相手を殴った・・。

「俺の友達の敵だ!!」

「はぁ?」

ドエポンのアッパーが当たる・・・。

決着はついた・・。

ドエポンの勝利だ・・。

翌日・・。

「さすが、ドエポンだね!!」

「まぁなだって俺は救世主ドエポンだからな・・。」  〜END〜


2004-11-26 01:50:36公開 / 作者:武太郎
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2014-05-30 14:02:09【☆☆☆☆☆】Minku
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