『貴方は原石、私は宝石』作者:琉娃 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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            序章「脱出」
 私の名は、ルナ・ヴァレンタイン。貴族の一つヴァレンタイン家の一人娘だ。
 そんな私にロードセイブとかなんとか言う貴族の使用人が会いに来た。
「で、私に何か御用でしょうか?」
 なんとなく嫌な予感がしたので手早にすませたい。
「貴方様に我がロードセイブ家の若様の嫁になって頂きたくて参りました」
 そんなことだろうと思った、この際何をしても良いからさっさと帰ってもらいたい。
「断ります、何処の馬の骨だか知らない貴族と結婚する気は、ありません」
「ですからロードセイ……」
「黙って下さりませんこと!」
「うっ……」
 いい加減頭に来たので大声を出した、さすがに向こうも諦めたようだ。
「何度言っても同じことですわ」
「しかし……」
「なにか?」
 まだ言い分があるらしいが聞きだすのも面倒だった。
「帰ってください」
 そう言って使用人を追い出した、しかし使用人は、出ていき様にこう言い残した。
「我我を敵に回しましたね」
 そう言い残して使用人は、去っていった。


 夕食の時、私の世話役のレナにロードセイブ家の事を聞いてみた。
「ろ、ロードセイブですって!お嬢様それは、知らないほうがおかしい事でございます」
「え、そうなの?」
「ロードセイブを敵に回すと言うことは……」
 レナの顔が青ざめた。
 その時、部屋の外が騒がしくなった。そして傭兵が入ってきた。
「た、大変です!ロードセイブの騎士団が城門に集まってきています」
 敵に回すとは、まさに字の通りだった。
「騒がしいな!もう少し冷静にしたらどうだ?」
 部屋の奥から現れたのは、私の父セントだ。
「お父様申し訳ございません!私としたことがついかっとなってしまって」
「もう良い、過ぎた事は、仕方がない。それよりルナお前は、逃げろ」
 そう言って私を連れて城の裏口まで連れて行かれた。


「良いか?お前は、私の一人娘だ。なんとしても生きろ」
「お父様。敵は、何処にいらっしゃいますの?」
「敵は、馬鹿だ!裏口があることを知らない!全員城の表の城門に集まってきてるわ」
 そう言って笑い飛ばした。
「食料と金は、馬の横に積んである。とりあえず遠くへ逃げろ!」
 裏門が開かれた。
「さぁ行け!わしは、お前と過ごした日々を忘れんからな!」
 そう言って馬を蹴飛ばした。私は、暴れる馬につかまりながら城を後にしたのだった。
                              〜続く〜

2004-11-05 22:44:44公開 / 作者:琉娃
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■作者からのメッセージ
どうも琉娃と申します。
以前もここで書いていたのですが、しばらく間が空いたもので書き方が大分変わりました。
こんな三流ですが、感想などお書きください。
この作品に対する感想 - 昇順
拝読させていただきました。まださわりですし、短いのでなんともいえないのですが、最初の貴族の使用人は『何て、切れやすい人々だ』と半ばあきれ果てながら、主人公のいきなりの脱出に少し目を白黒させてしまいました。
やはり、すこしストーリーが早急で、大雑把なように感じられました。
もう少し、説明を加え、落ち着いて書いてもいいのではないのでしょうか。
偉そうなことをほざいてしまって申し訳ありません。軽く流してくだされば幸いです。それでは。
2004-11-07 00:44:25【☆☆☆☆☆】ささら
注意点どうもありがとうございます。
即席で書いたもので…なにしろ一度書き終わったと思ったら×を押しちゃって台無しになり。あわてて思い出して書いたもので…
続きを書くついでに序章の書き加えをしたいと思いますのでご了承ください。
2004-11-07 11:40:24【☆☆☆☆☆】琉娃
…尊敬語が、なんかおかしいです…。敵は「いらっしゃる」よりもう普通に「いるの」もしくは「いますの」のほうが・・
2004-11-14 11:42:03【☆☆☆☆☆】風間 リン
計:0点
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