『未知の生物  (読みきり)』作者:ぽぽん / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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原稿用紙約5.96枚

 −−−世界にはまだまだ未知の生物が存在する・・・。
2006年アメリカのマクシマム家内で、見つかった

 「空飛ぶネズミ」

その発表があったとき、人々は動いた。「まだ何かいるはずだ」
人々は荒れ狂うように探したが・・・
2016年今だ、誰一人見つけていないーー。

 そんなとき日本の山田家では、とんでもないことが起こっていた。




 「ギャーーーーーーー!!!!!!」

ものすごい悲鳴が家を揺らす。「なんだなんだ!?」と2階から降りてきたのは3人兄弟。12歳になる和也、7歳になる絵里、5歳になる隼人。
「あ、あ、あれよ〜・・・どうにかしてぇ〜・・」
母親はよれよれだった。そして三人は母親が指を差した場所を見ると


       ゴキブリっ!!

 三人は声をそろえて驚いた。それもそのはず、この家族はゴキブリが大の苦手なのだ。
 ゴキブリは今はおとなしかったが、いつ動き始めてもおかしくなかった。
長男の和也はなぜか無理に勇気を出し、机に置いてあった新聞紙をとった。
絵里も半泣きで「スリッパ」を持っていた。隼人は泣いていた。
 −−−−いざ、勝負!!−−−−−−
 和也はそ〜と近づき、新聞紙を丸めた。そうして狙いをさだめ・・・


            ばし!!

「よっしゃ!」命中した。そうしてそっと新聞紙をあげるとゴキブリのぐちゃぐちゃの死骸が姿を現した。絵里はティッシュを何十枚とり和也に渡した。
「きたね〜〜〜」そういいつつもティッシュでつかもうとした瞬間。
ゴキブリはみるみるうちに再生した。


   「ギャーーーーーーーーーーーーーー!!!!」




ーーーーーぉ・・・ぉぃ・・おぃ・・・・おい!!

 和也が気が付くと父親がいた。あとは気絶。
「ん・・あ!父さん・・おかえ・・あ!ゴキブリ!!!!」
もうすでにいなくなっていた。夢だったのか・・そんなはずはない。
和也はみんなをおこし、始めた。
ーーーーーー家族会議ーーーーー議題「ゴキブリ」

「不死身よ!」「ひっこそう!」「あたしこのおうちやだ!」「(泣)」
 ゴキブリの恐怖を味わった組は次々と言葉を父親にぶつける。
「なんだよ!ゴキブリの一匹や二匹。そんなことでびくびくしてたら父さん泣いちゃうぞ」
「おとーさんきもい」
親愛なる娘、絵里の言葉でぐさっとしまじめに話を聞いた。
 そして30分後ーーー。
「よし!決定だ!これでそのゴキブリも終わりだ!ぐはははははは」

ーーーー翌朝ーーーー


   「ギャーーーーーーーーーーー!」

もの凄い悲鳴が家を揺らした。
「でたかでたか!?」と2階からぞろぞろと兄弟と父親が降りてきた。
「で・・・ですぎよ・・・」母親はそういうとアワをだし倒れた。
おそるおそる近づくとそこにはおびただしい数のゴキブリがいた。
 父親が仕掛けておいた罠にかかったのだ。しかしおおすぎた・・・。
ゴキブリたちは粘着シートで動けないものの不死身のゴキブリがどれかわからなかった。「・・・・よぉし、つぶすぞ!」
ーーーーーーいざ、勝負!−−−−−−
父親はそういい奇声を発しながら、鬼のごとくスリッパでたたきつぶした。
その光景はRー指定ものだった。
 −−そして数分後ーーー
「ア゛っ!」でた!不死身のゴキブリの特技「再生」
あぜんとした。父親はあいた口が閉まらない!
「父さん!そいつだ!どうにかして」和也はそういい父親を見た。

床に倒れていた。

 和也はこのままではいけない、と思い「スリッパ」でゴキブリを



たたく  「再生」
たたく  「再生」
たたきまくる  「再生」


      
       気絶した。


ーーーーー気が付くと昼になっていた。先に目をさましたのは母親だった。
 口のまわりの泡をふきながらゴキブリの死骸の山を見てしまった。
ちょっと吐いた。。

ーーーーー第二回家族会議ーーーーー議題「殺りかた♪」

父親が話をはじめた。
「おい!あれってちょっと前にはやった<未知の生物>じゃねぇーのか?」
全員首を「縦」に振った。
「可能性はあるわよ〜〜」
 その後もいろいろ話したが結局専門家を呼ぶことにした。

ーーーそして夕方ーーー

「はぁんま〜!これ〜が・・・普通のゴキブリじゃねぇーか!ぶっ殺すぞ」
強烈な専門家がやってきた。
そして父親はハンマーをとりだし、不死身のゴキブリを潰して見せた。
 「再生」

「・・・・はぁんまぁーー!!山田すぅあん!ぜってーコレ未知の生物。俺が保障する。山田すぅぁん良かったですね!ず〜〜と歴史に名が・・残るぜよ・・」
いやだった。ゴキブリで有名になっても恥をかくだけだから。
報告するのは止めようとしたが、すでに手遅れだった・・・。



ーーーその後ーーーーー
世界はどよめいた。「日本の山田家で見つかった第二の未知<不死身のゴキブリ>発見!」
日本では山田家に数々の賞を送ったが、誰もいなかった。

それから、未知の生物は次々家の中で発見された。
「どこまでも伸びるナメクジ」「鉄をも食うシロアリ」「人間さえも捕獲するクモ」
 ちなみにこれらを発見した人々は全員行方不明になっている。


ーこの世にはまだまだ未知の生物が存在する。見つけて名誉を得るか、恥を得るかはあなたしだい。ぜひ一度探してみてはいかがだろうか?−


               この小説はすべてフィクションです。
2004-10-05 03:03:39公開 / 作者:ぽぽん
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■作者からのメッセージ
 誰も知らないだろうけどこれで二回目の投稿です。
とても展開が速く、読みやすいかなとは思います。しかしそれによって解かりづらいところが、多々あるとは思いますが「広い目」で見てやってくださいませ・・・・。
 感想等いただけるとうれしいです。
この作品に対する感想 - 昇順
読ませていただきました。意味はわかりましたが余り楽しめませんでした。目的語にもっと気を使って書いたほうが良いと思いました。失礼します。
2004-10-05 19:15:03【☆☆☆☆☆】メイルマン
計:0点
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