『男の修行』作者:TICBEE / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
全角1128.5文字
容量2257 bytes
原稿用紙約2.82枚
男の修行
作:TICBEE


 ズキンと腕が痛んだ。ちょうど手羽先でゆうところのハサミ部分だ。
細い方の骨が痛む。どこかにぶつけたかなと、しばらく考えるが思い当たる
節はないし、どうでもいいことのように思えて無視した。
とゆうのも今の俺は、家畜なのだ。いや、奴隷なのだ。足に発信機をつけられた
不法滞在者のようなものである。
先日、妻から電話が鳴り出てみれば、
「あなた、こないだの土曜日の夜どこいらしゃったのかしら?」
やけに強気である。語気に楊貴妃を感じたおれは、少したじろぎながら
「どこて、ツレらとメシくうて、屁こいて、サウナいっとったんやんけ。なんでや」
この後不毛なアリバイ証明を出しながら、嫁の電話の本質をさぐるがらちがあかない
「あなたは、新開地の風俗店に行って、そのあと、女の人と焼き肉を食べたでしょ」
びっくりした。シビレを切らした嫁が、いきなりボブサップばりのタックルをかましてきた
「なんでなんでしってんねん!!!!!!」
さらに、ボブサップは、デビ婦人化して、こう続けた。
「あなたの行動が、すべて携帯のメールに、画像付きで、配信されてるのよ」
「ゲロゲロゲーーーー」
おれは、もう、ゲロゲロゲーロとゆうギャグを使うアオゾラキュウジとゆう芸人の心境だった
それ以来、家庭では、夫の威厳どころか人権はない。
いったいだれがそんなことを・・・
腕の痛みを無視しながら、サウナにいく。とゆっても銭湯のサウナだ。
急に、どんどんどんっどーん痛くなっていた。
「病院にいかなくては!!!!!」
遅ればせながらやっと、きずいた。仕事の激務、家庭での激奴で、体をかばう余裕がなくなってた。
診察が終わり、中山律子のようなサポーターをあてがわれ、会計に向かう。
「12000円です。」
なんでやねん!何故そんなにも高い?こんな千円で、ホームセンターに売ってるようなサポーターが!
俺は噛み付いた。一気に噛み付いた!
「うんじゃらげーまんじょろげー責任者出したらんかいや。コラ!」
大騒ぎになった末、事務局のエライサンが、でてきて3000円でいいです。となった。
しかし、もうおさまらない。夏休みのプールに遊びにきた子供が、お母さんに帰るとゆわれ、納得
できないあれだ。あの気持ちだ。やりきれない気持ちだったが、おれも年商何億かの社長だ
引き際をしってる。お互い握手をして、仲良くなり病院を出た。

来週は釣りに行こうと思う。きれいな海で釣れなくてもいい。昼寝をしよう。
ゆっくりくつろごう。
井戸水の冷水があるサウナにいこう。
俺は、俺を取り戻せそうな気がした。
2004-09-17 19:00:44公開 / 作者:TICBEE
■この作品の著作権はTICBEEさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
この作品に対する感想 - 昇順
ちょっと辛口になります。気分を害されたら申し訳ありませんが、正直な感想を述べさせて頂きます。えーと、今作はこれで終わりでしょうか? 冒頭の「手羽先でゆうところの」は個人的に気に入ったのですが、後は中途半端なギャグの繰り返しといった印象で、正直言って後に何も残りませんでした。僅かに失笑が漏れただけで、それほど笑えるほどのギャグでもありません。何とも捉えどころが無かった、と言うのが正直な感想です。
2004-09-17 20:58:29【☆☆☆☆☆】卍丸
すいません。
がんばります!
2004-09-18 09:09:01【☆☆☆☆☆】TICBEE
いあいあ なかなか どうして
2004-09-18 09:10:12【★★★★☆】サス
ちっくのキャラ爆裂でつね。これはこれで面白いかとw
2004-09-18 10:50:55【☆☆☆☆☆】とも3ysみゅ
こんにちは、貴子と言います。
作品、拝見しました。ボブサップにデビ婦人、心強いですね。
奥様の表情が想像されました。
女性の言葉とチンピラぽい作者さんの言葉の掛け合いが楽しかったです。
もう少しバトルを聞きたかったかな?
作品を読んだあとは作者さんの疲労が伝わってきました。
間男のよりコッチのほうが私は好きです。

2004-10-21 17:11:30【★★★★☆】takako
計:8点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。