『黒から白へ →完←』作者:千夏 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
全角5568文字
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原稿用紙約13.92枚
朝、自分が生きているのを確認する。
手が動く。心臓が鳴る。「あー」声が出る。立ち上がる。
そんなことを考える。

そんな日常はもう大分前に終わった。
彼女が来たから。




「ふー」と一つ、溜め息をつく。
俺の名は高橋。生きる意味を無くした男。いや、そんなカッコイイ事ではない。ただ何かする事が面倒になっただけだ。生きる意味なんて物、最初から無かった。
寝返りを打つ。目に映るのはテーブルだけ。この部屋にあるのは毛布と布団、卓袱台、小さな冷蔵庫。目に映る物と言える物はこれしかないのだから、目に映る物自体が少ない。
天井を向き、手を上げた。重いので力を抜いた。するとバタッという音と共に手が畳の上に落ちる。
落ちたその手は、女の手ぐらい細かった。
なぜなら、俺は面倒臭がりだからだ。
二ヶ月前、食事をするのを止めてみた。どうせ生きていても生きていなくてもいいような命なら、食事をする分無駄だと思ったからだ。けれど、食事をした。誰にも必要とされなくても、餓死するのは俺が嫌だから。飯を食うのくらい、良いだろう?
何もすることがない。たまに外でガランという音がする。それはポストに手紙を入れる音だ。だからと言って手紙が入るわけではない。手紙ではなく、店から送られて来る手紙とは呼べない代物。手紙なんてもう一年は見ていない。
ピンポーンという五月蝿い音は、聞こえない。電源をハサミでジョキジョキと切ったからだ。けれど、切る意味もなかった。チャイムを鳴らす人間がいないのだから。
俺の生きる意味って何なんだろう。



今日も変わらない一日。昨日は食事をしなかったから、今日は食事をする。
立ちあがり、一歩歩いた。
(ドンドンドンドン。高橋さーん)
久しぶりに聞いた、人の声。若い女の声。俺は止まった。
(ドンドン、ドンドン。高橋さーん)
まだ聞こえる。
こういうのは少しすればすぐに帰るというのを知っている俺は、無視して冷蔵庫を開けた。パンが入っていたので、パンを千切って口に頬張る。
(ドンドン、ドンドン)
しぶとい。いい加減うざったい。が、俺が出たら相手はおびえて用件も言わなくなる。別に大した事じゃないだろうけど。
ふと、音が消えた。
俺は冷蔵庫を威勢良くバンッと閉めた。やっと消えたか。
(高橋さん!?いるんですか!?)
居た。
俺はしょうがなく、ドアまで行った。久しぶりにここまで来た。
(ガチャッ)



「キャー!」
甲高い悲鳴に驚いた俺は、閉めた。思いきり、ドアを閉めた。
高鳴る心臓に静まれ静まれと言い聞かせながら、胸を手で抑えた。まさかこんなリアクションが帰ってくるとは思ってもみなかったので、内心ドキドキだ。
立つのも辛いくらい腹が減っていた俺は、見なかったことにして冷蔵庫へ向かった。さっき食べかけていたパンを冷蔵庫の上に置きっぱなしだったので、俺はそれをまた口に頬張る、その時。
(なんで閉めるんですか!っていうか、高橋さんですよね!?)
まだ居たらしい。
パッと見だったのでちゃんとは分からないが、今風の女性だった。身長は俺より小さくて、ショートボブくらいの髪を明るめの茶色に染めていた。白の膝丈スカートだったと思う。
(ドンドン、ドンドン。開けてください!高橋さん!)
俺はパンを全部頬張り、玄関までゆっくりと歩いた。いなくなっていることを祈って。
「すう」と息を吸ってから、ドアを開けた。
そこには、彼女がいた。



今、なぜだか俺にもよく分からないが、彼女が部屋にいる。何もない部屋に、一際目立つ彼女。それはなぜか。
彼女は、俺を見て少し怯えた様子で「すいません、ちょっと、お邪魔します」と言って家に上がり込んで来た。で、この殺風景な部屋を見て言ったのが、そのまんま、「うわ、殺風景なお部屋ですね。でも人それぞれですよね」と言った。しかも悪気がないところが悲しくなる。正直、グサッときた。
そんなことを考えてると、彼女が言った。
「いきなりですいません。しかも上がらせてもらっちゃって」
照れ笑いをして言った彼女は、久しぶりに人間を見る俺にはとても眩しく思えた。それにしても、「上がらせてもらって」じゃないだろう。「勝手に上がった」のだ。彼女は。
「私、隣りの家に引っ越してきた佐野葉月です!今日は一応知ってもらおうと思って来たんですよ。で、コレ、はい」
にこやかに微笑み、「はい」と手を出したそこには、東京限定の文字が印刷されたお菓子。どうやら俺にくれるらしい。
「・・・どうも」
「あー、それにしても、私高橋さんみたいな人が隣りで良かったです。仲良くなれそうですし」
俺の礼はお構い無しに話す彼女、佐野葉月。俺を見ていきなり「キャー」と叫んだくせに、仲良くなれるのか? いや、なれないだろう。俺がなれない。人間と話すのがこんなに久しぶりなのに、仲良くなれるわけがないだろう。
「あの、そろそろ出て行ってくれないですか」
俺が彼女の目を見て言うと、彼女は少し眉をハの字にさせて、言った。
「高橋さん・・・。どこか悪いんですか? 失礼ですけど・・・人間らしさが欠けてる気がしてしまうのですが」
俺の怒りが頂点に達した。立ちあがり、彼女の手を掴んで立ちあがらせ、引っ張った。痛いと言う彼女なんか無視で、引っ張り玄関まで行き、外に出した。
「もう来ないでくれ!もう人間らしさなんてものは無くしたんだ!」
そう言ってドアを閉めた。
外からは「高橋さん」と呼ぶ彼女の声が聞こえたが、無視した。開けるものか。絶対に、開けるものか・・・。
俺は電気を消し、寝転がって目を瞑った。もう目を覚ましたくないとも思った。



隣人が引っ越してきてから月日は経ち、もう忘れかけていた頃だった。
(ドンドン)
久しぶりのドアを叩く音に懐かしさを覚えたが、俺は開けなかった。
寝転がっている下の方に毛布が蹴られてそのままになっているのを俺は起き上がり引っ張った。部屋にズルズルという音が響いた。
今回の訪問は一回で鳴り止んだからピンポンダッシュならぬ、コンコンダッシュだろう。この家のドアは叩くと「ドンドン」だが。
(ドンドンドンドン)
どうやらまだいたらしい。俺は無視して毛布にくるまい、寝返りを打って玄関の方を見た。あのドアの向こうに人がいると思うと、なんとなく恐怖感に襲われた。心の中で「来るな来るな」と呟いていると、段々それが言葉になってくる。毛布に顔を埋め、小さな声で
「来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな・・・」
俺はハッと我に返った。
ふと玄関の方を見やると、鍵は開いている。もし開けて来られたらお終いだななどと考えていると、
「ガチャリ」
そのまさかだった。
「ヤメロォォォォォォォォォォォォォ」
俺は毛布を脱ぎ捨て、玄関へ走り、開きかけたドアをバンッという大きな音を立てて閉めた。
俺の目に見えた一人の人間は、あの迷惑な隣人、佐野葉月だった。



二人の押し合いが続く。
俺は「常識を知らないのか」と「非常識だ」と「帰れ」と「二度と来るな」と、一通りのことを言った。
すると少しの間があって、「常識は知ってます」「非常識じゃないです」「帰りません」「何回だって来ます」全部一つずつ返事を返された。
「非常識だ!ドアを開けるなんてするわけがない!」
俺は最もなことを言ったはずなのに、彼女にはサラリと返されてしまう。
「開けるだけじゃないですか!留守だったら鍵は閉まってるはずだし、開いてたら高橋さん今みたいに開けるなって走ってくるでしょう!?それに鍵開いてても私はまた閉めます!多分部屋の方覗き込むだろうけど!」
常識を知らない彼女には何を言っても無駄だった。
「・・・来るな・・・来るな」
「高橋さんどうしたんですか!?・・・聞きたいことがあります。どうしてそんなに私を嫌うんですか? 私は何もしていませんし、前のはちょっと酷かったと反省しています。だから今日訪ねて来たんです。高橋さんのこともちゃんと分かろうと思ってですよ」
このドアを開けると、俺のことを分かろうと思ってくれている人がいる。
こんなことは今までに一度もなくて、俺はどうしようか迷っていた。意地でも開けないか、恥さらしではあるが、過去を話すか・・・。
まだ彼女の声は聞こえている。
「高橋さん、何があったんですか?返事をしてください。高橋さん」
何度も何度も俺を呼ぶ。
「高橋さん・・・」
声が疲れて来たのか、ボリュームが下がる。
「・・・」
帰ってしまったのだろうか。
「俺は人間なんて嫌いだ。俺は・・・俺が嫌いだ」
俺の目からは涙が溢れていた。いつから涙を流さなくなったのか分からない。とても久々で、何故かこんなことでさえも「凄い」と感じた。俺の体は涙を忘れていなかったということが凄いと思った。
俺は、ドアをゆっくりと開いた。



とりあえず、彼女を部屋に入れた。
俺の目から涙が溢れている間、彼女はずっと手を握って傍に居てくれた。
俺は彼女の手を離した。
「俺は、親はいなかったから、祖父の家で住んでた。祖父は何も言わずに、しょうがないと言って、許してくれてたんだ。高校になると、この家を借りるようになって、俺はバイトをするように、なった。大学は行かないで、バイトをしていたんだ。そうしたら、電話がかかってきて、祖父が死んだという電話で、俺は葬儀に行った・・・。俺は親戚に人以外の何かを見るような目で見られていた。祖父についていてあげなかった、祖父なんかお構い無しに一人暮らしをした、祖父は・・・俺を可愛がってくれたのに。祖父になんて言えば良いか分からなかったから、俺は葬儀の途中で帰ったんだ。申し訳ないことだとは分かっていたけれど、言うことはないし、あの空気が耐えられなかったから・・・。俺は帰ったことも色々言われた。なぜ帰ったのか、祖父が可哀想だと。それから、親戚中に手紙がこの部屋に送られるように・・・なった。嫌がらせの言葉ばかり並んだ、手紙が・・・」
「高橋さん、高橋さんの両親は何故亡くなったんですか?」
「・・・」
「何故亡く・・・」
「俺を捨てたんだ」
「・・・そうだったんですか」
「俺の両親は親戚中に迷惑がられていた。けど祖父はとても人望の厚い人だったから・・・俺は祖父が生きている間は何もされなかった。祖父が死んだ途端、葬儀を途中で帰ったことなんかを理由に・・・嫌がらせの手紙を送ってきて・・・」
「高橋さん・・・」
「俺は、俺は!こんなことなら生まれて来なければ良かったんだ!生きる意味なんて知らない!生きる意味なんていらない!俺には必要ない!俺は・・・死んだほうが良かったんだ」
(パシーン!)
部屋中に響いた、大きな音。彼女が、俺の頬を叩く音。力に負けて俺は横を向いた状態になった。今にも涙が溢れそうだったが、俺は彼女の方を向いた。怒りもいくらか沸いてきた。
が、彼女の顔を見た途端俺の怒りは消された。
彼女は、目にいっぱい涙を溜めて、今にも溢れそうだった。
「なんで!なんでそんなこと言うんですか!?死んだほうがいいなんて!なんで思うんですか!?私は高橋さんが生きていて良かったと思う、私は高橋さんに死んでもらいたくない!今だってどこかの国では命がなくなっているかもしれないんですよ!?死にたくないのに死んでしまうんですよ!?貴方には死ぬ必要なんてないじゃないですか!何も、ないじゃないですか!高橋さんにはこれからがあるんですよ!自分の命を大切にしてください!」
部屋に響く彼女の声は、俺の身体にも響いた。彼女は涙を流しながら、俺に向かって「バカ」と言った。
俺はバカだから。俺はバカだからそんなことを考えていたんだ。
「俺に・・・構ってるお前だってバカだよ」
小さな声で言った。
なんだか可笑しくなって、「はは」と声を出して笑った。久しぶりに笑った。口がなんだか痛くなった。
彼女は手を顔に当てて、「なんで笑ってるんですか」と言った。そんな彼女も笑っていた。
「俺はバカだから。生きる意味も見つけられなかったけどバカはバカなりに、がんばってみようかなあ」
「そうしてください。死んでしまったお祖父さんも・・・そう願ってますよ」
俺たちはずっと、笑いあってた。



(ドンドン)
「たーかはーしさーん」
今日も彼女の声が耳に届く。
「はいはい、今開けます」
今日も俺の声が、彼女に届く。
彼女を家に入れた。サンダルだったので裸足の彼女の足が、ペタペタと鳴らして一つしかない部屋へ向かう。彼女は畳で立ち止まって、「うわ・・・」と声を漏らした。そして、俺の方を向き、微笑んで言った。
「凄い、綺麗になりましたね」
「でしょう。俺もけっこうそう思います」
殺風景だった部屋は、「新高橋」(彼女談)になったということで、綺麗にした。
家具も買って少し狭く感じるが、俺は全然嫌じゃない。
だってほら、こんなに、生きてる感じがするじゃないか。
「・・・高橋さんは、誰よりも心の繊細な人だったんですよね」
彼女は振りかえる様に言った。
「そうみたいデスネ。佐野葉月さん」
俺は今、真っ黒だった世界から抜け出して、真っ白な世界に生きている。
(完!)
2004-08-26 09:27:48公開 / 作者:千夏
■この作品の著作権は千夏さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
終わりましたーvv
少し納得のいかないところがありますが、個人的にそれも良しかということで、終了です。(ォィ
やっぱ展開はこんな感じでvv分かり易くvv
っていうか一つだけ疑問が残りましたね。
高橋の名前はなんだ!?
なんでしょうか・・・。ストーリーに出さないのに名前考えちゃうのは
ちょっと面倒だし、終わったので・・・
「太郎」とかで良いですかね;
「高橋太郎」丁度良くイニシャルは「T.T」決まり!
それではでは、最後まで読んで下さった皆様、どうも有難うございました!!
この作品に対する感想 - 昇順
お久しぶりです。最近古本売ったら4000円も設けてしまいました。(どうでもいいことだけど(汗 どうも九邪です。無気力無関心で、別に死んでもいいやって感じの主人公ですか。違ってたらすみません。その主人公の家を訪ねてきた人物。一体何の用件なんでしょう。次回も楽しみにしております。  ps.金メダルの数、二桁いってほしいなぁと九邪は思っています。まぁ、谷良子選手のケガなど不安要素も多いですけどね(-_-;)
2004-08-14 21:10:04【☆☆☆☆☆】九邪
またまた今までの作品とは、一味も二味も違う作風にチャレンジされてますね。千夏さんのバイタリティが羨ましいです。今作ですが、ワタシも精神的に病んだ主人公を描くのが好きなので、とても興味深く読ませて頂きました。タイトルが何やらすごく暗示的ですね。この主人公が、冒頭で語られた「彼女」をとおしてどう変わっていくのでしょうか? これからの展開を、楽しみにお待ちしております。 ps,パラグアイ戦はショックでした(涙
2004-08-14 23:30:53【☆☆☆☆☆】卍丸
生きるコトが面倒くさい主人公、この主人公が今後どのように変化していくか楽しみですね。いったい高橋の家に訪れた女性は何が目的なのか!?次回も必見ですね
2004-08-14 23:38:35【☆☆☆☆☆】紫の折り紙
どうもお久しぶりです。小説、読ませてもらいました。主人公の自堕落な雰囲気はかなり出てました。ただ、二ヶ月間食事を抜いたら死にます。確実に。精々3〜4日がいいところかと思います。(テレビに出てくるような、何ヶ月も食べずに生きていける人は例外として)それと、これは小説というよりはシナリオに近い感じがしますね。ではでは
2004-08-15 01:47:07【☆☆☆☆☆】rathi
こんにちは。淘夜(とうや)と申します。高橋君かなり怠惰な、というより自暴な生活を送っている描写、理解しやすかったです。彼女=尋ねてきた女性。なのかな?これからの展開、勝手に頭の中で想像しながら楽しみに待ってます。 追伸 今金メダル3個ですか? 順調ですね(笑
2004-08-15 12:33:24【☆☆☆☆☆】如月 淘夜
みなさんレス有難うございます! 九邪さん→お久しぶりですvv4000円ですか!私の貰ったお小遣いに近い・・・。(どうでもいい)九邪さんの言う感じの主人公ですよvvでも一番最初に「終わった」宣言してますが。用件は・・・拍子抜けするかもしれません;ps.二桁ですか!私もそうだと良いですね〜。でも予感は5って言っちゃったしなぁ・・・。谷選手はとりましたね!良かったですvv 卍丸さん→一味も二味も違う作風にチャレンジしております!チャレンジャーです!私!(←アホ)卍丸さんはバイタリティありますよ!毎回楽しませてもらってますしvvタイトルは今まで書いた作品の中で二番目に好きです!今作品はタイトルが頭に浮かんでから書いているのでvvこれからの展開・・・楽しみに期待せずに待っていてくださいvvps.私もショックでした・・・。寝たいのにがんばって起きてたのに負けなんて・・・。常に勝ちしか見てない私には卍丸さんと同じくらいショックでした。 紫の折り紙さん→はじめましてvv今後はけっこう急展開を考えております!予定は未定ですけど!女性の目的は拍子抜けさせてしまうかもしれませんが・・・;必見ですか!?そんな///(嬉) rathiさん→お久しぶりですvv雰囲気出てましたか?良かったですvv・・・高橋はテレビに出て来る例外の象徴ってことじゃダメですかね;シナリオに近いですか;次回は小説になりますのでvv次回の小説を読んでみてくださいvv 如月 淘夜さん→はじめましてvv描写は苦手なのでそう言ってもらえると嬉しいですvvこれからの展開は淘夜さんの想像通りになるかは分かりませんが・・・楽しみに待っていてくださいvvps.そうです!3個ですよvv・・・5個どころじゃなくなりそうですね;私の予想を順調に越えることを頭の隅で祈りつつ・・・。
2004-08-15 13:42:20【☆☆☆☆☆】千夏
読ませていただきました。生きていることを確認し、基本的な動作ができることを感じる。生きていたら基本的な動作なんてできるよなぁ、なんて思いながら読んでいたら、何と主人公は2ヶ月前に食事するのを止めていたんですね!(驚愕)自分から外界を断ったのか、はたまた周囲が自分から離れていったのか、そういう類の孤独の中で、自分の存在の意味を見出せずにいるのかなぁという感じがしました。一風変わった雰囲気で始まったので、何だか印象強いです。オリンピック、バレー好きな私は女子バレーを熱烈応援中ですが、昨日は家では見られないTBSでやっていたので観戦できず、悔しい思いを・・・(笑)。なんて雑談が入るとまた指弾を受けますでしょうか(汗)。では、続きも頑張って書いていってください!
2004-08-15 14:31:22【☆☆☆☆☆】エテナ
すごいなあ……。怠惰なことで有名な村越を超える……っていうか怠惰の域を逸している主人公。タイトルからするとその性格ががらりと変わるお話なのでしょうか? どうなるのか予想もつかない更新。がんばってください。
2004-08-15 14:38:52【☆☆☆☆☆】村越
いやぁ〜タイトルにひかれて読んでみましたが、おもしろそうな話ですね(-ω☆)自分、こーゆーダークな感じ好きな人間なんでよけいに……更新楽しみにしています^^
2004-08-15 15:02:16【☆☆☆☆☆】ねこふみ
レス有難うございます! エテナさん→何気無いけど(有り得ませんが)食事してなかったんです;印象強いですか!悪い印象だと思うのでこれからどんどん良くなっていくことを願いつつ書いていきますねvvバレー好きなんですか!私の姉もバレーかなり応援してますよvv私はサッカー派なので・・・。いや、バレーも応援してます。続きがんばりますvv 村越さん→すごい!?村越さんにすごいなんて言ってもらっちゃって良いんですか・・・?私の中で村越さんは「俺とミチオ」の印象が強いので・・・;って、村越さんよく分かりましたね!その通り、ガラリと変わる予定ですvv予定は未定ですが。更新がんばらせて頂きます! ねこふみさん→タイトルはけっこう好きなので興味を持ってもらえて良かったですvvダークな感じが好きなんですか・・・意外(?)。更新楽しみに待っていてくださいvv
2004-08-16 15:43:49【☆☆☆☆☆】千夏
うわぁ、この主人公は相当に重症ですね。ここまで他人を受け入れないとは……。葉月が明るくて人見知りしない子だけに、余計に精神的な翳が浮きだってきますね。彼の過去になにがあったのか?その辺りも気になりつつ、葉月が今後どのように関わっていくのかも気になるところです!高橋の心は開くのでしょうか?続きを楽しみにお待ちしております。
2004-08-17 23:35:09【☆☆☆☆☆】卍丸
いきなり人ん家に上がりこんで「人間らしさが欠けてる」とか言われたら俺だってキレますね(笑 主人公も主人公でかなり人間不信に陥ってますね。こんな主人公がどうやって白になっていくのか。楽しみにしています。 ps.サッカー日本代表、残念ながらグループリーグ敗退ですね……
2004-08-18 12:58:01【☆☆☆☆☆】九邪
自分は、勝手に部屋に上がりこまれて、ひたすらに『きたねぇー!!』を連発されました――もとい、されます。6畳一間、寝るスペース以外はモノでしきつめられた空間です。そりゃ騒ぐって話で。果たして殺風景とどっちがマシなのかなあと思いつつ、自分の部屋は自分なりに快適なので、村越の勝ちナリっ!!――なんかむなしいなあ。なんとなく軽く怠惰な方向が自分と反対な主人公に微妙な同族嫌悪感を覚えつつ、この人間的にぐだぐだな主人公の行く末、お待ちしております(無駄口ばっかで感想になってないですね……すみません大汗。
2004-08-18 13:24:44【☆☆☆☆☆】村越
レス有難うございます! 卍丸さん→この極端な人たちをどうにかしてくださいって感じです;;主人公はやっぱ何かしらの過去がないとダメですよね;私はまだその過去がはっきりとは決まってないです・・・。あ、でも心は開く予定ですよvvタイトルにあるようにvvそれでは、続き楽しみに待っていてください!PS.ガーナ戦勝ちましたねぇ!!!ロスタイム一分のところで起きたんですよ!!ハイライトを見て大久保のナイスシュート・・・最高。さんまさんがひたすらに羨ましかったです。 九邪さん→それは私もキレます。ある意味この主人公の反応も普通なんですよー。実は。この主人公のこれからは明るい(はず)ですよ〜vvじゃないとやってけないですよね;続き楽しみに待っていてくださいvvPS.今日朝ガーナ戦を一分だけ見たのですが、勝って良かったと思う半面「グループリーグ敗退の後に勝ってどうする;」とツッコミ入れましたよ;まったく、ショックショックです;; 村越さん→「きたねぇー!」ですか;私は言われたことはありませんね。なぜなら、汚い時は入れさせません。自分でも嫌になるのに、見せられるわけがないです。(悲)あ、じゃあこれからは村越さんに対抗して殺風景の反対に物を敷き詰めて行こうかなぁ〜。面白いかもしれませんね(ニヤリ。って、主人公がひたすらに哀れ。)こいつの行く末、楽しみに待っていてくださいvv(こういう感想は楽しいので全然嫌じゃないですよvv
2004-08-19 07:54:50【☆☆☆☆☆】千夏
とても解りやすい設定で、スラスラと読めました。僕が彼女を招いた時にはテーブルの上にインスタントやきそばと割り箸を置いておきました。(意味不明)個人的な我侭を言えば、もうちょっと生きる気力を失くした点について、言葉が欲しかったかなというのが正直です。「人間らしさなんてものはなくしたんだ!」って件も、電話線を切ってしまうと言うこの気違いじみた男にしては、少々リアリティーに欠けるかなぁと思いました。
2004-08-19 22:59:20【☆☆☆☆☆】石田壮介
石田壮介さん、レス有難うございますvvスラスラ読めたようで良かったですvvやきそばとお箸の置いてあるのを見た彼女の反応がちょっと知りたいですね。(ォィ)生きる気力をなくした点についてはぼちぼち明かされる予定ですので、もう少々待って頂けると良いのですが・・・。リアリティーに欠けましたか;次はがんばってみようと思います!vvp.s雑談板でお話したことがあると書きましたが、もちろんこういうパソコン内のことですvvレスしてくれた時のことを言ったつもりでしたが、分かり難かったようで;スイマセン;それでは。
2004-08-23 16:16:10【☆☆☆☆☆】千夏
読ませていただきました!今回あたりから、徐々に頑なだった高橋の氷の心が溶け始め出した、といった感じですね。涙を思い出し、そして遂にドアを開いた高橋。彼の心のドアも、少しずつ開かれつつあるのでしょうか……。次回以降の、二人の交流がとても気になりますね!続きを楽しみにお待ちしております。
2004-08-23 17:38:30【☆☆☆☆☆】卍丸
閉じこもっていた高橋の心が、徐々に変わっていく様がよく判りました。ストーリー概要も好きです。続きが楽しみですねw
2004-08-23 21:48:05【★★★★☆】Start・luckybook
お疲れ様です。接待続きの石田です。(−−;更に異常性に拍車がかかって参りましたね。内面に深く切り込んでいくのか、それとも一つ錯覚を見せてくれるのか。今後に期待です。p.s.職業柄、本当に話した可能性はあるかも知れません笑 結構ビビりだったりする。テーブルのヤキソバは強制的に持ち帰らせました。最近気付いたのですが、僕は千夏さんの作品に殆ど目を通しているんですね。生粋の千夏ファンだった事に驚いている今日この頃です。
2004-08-24 02:40:35【☆☆☆☆☆】石田壮介
レス有難うございます! 卍丸さん→卍丸さんは私の書きたいことを言ってくれて良いですね。その通りですvv彼の心の扉は私がこじ開けましたし。(ォィ)二人の関係はもっと深まる予定です。楽しみにしていてくださいvv Start・luckybookさん→はじめましてvv読んで頂けて光栄です!高橋の徐々に変わっていく様子が分かったようで安心しました・・・。描写苦手なので;ストーリー概要も好きと言ってもらえると嬉しいです。続き楽しみにしていてくださいvv 石田壮介さん→期待されるのは嬉しいような申し訳ないような・・・。この佐野葉月という人物の性格が性格ですからvvどうやってでも行きそうです。p.s実は会ったこと有り!?いや、ないでしょう;っていうかヤキソバは持って帰らせるために置いといたんですね!・・・ヤキソバ嫌いですか?(ォィ)そういえば確かにそうですね。私の作品ってほとんどに石田さんのレスついてるかも・・・。でもファンって・・・///嬉しいような恥ずかしいような・・・恥ずかしいです;;
2004-08-24 09:36:58【☆☆☆☆☆】千夏
連載完結、お疲れ様でした。この作品は千夏さんのこれまでのどの作品とも違い、独特な重さのあった内容でしたが、最後は明るい希望が持てるラストでしたね。高橋が心を閉ざしたのには、このような過去があったのですね……。氷のような彼の心を溶かした葉月の懸命さが、とても印象的でした。この二人は今後、良いカップルになりそうですね(笑 【噂のあの山】と【病弱天使】の連載も頑張ってください!
2004-08-26 09:52:15【★★★★☆】卍丸
では…責任持って最後まで笑 とっても解りやすい作品でしたね。スラーっと読める千夏さんの作品は本当に尊敬します。内容では、これ程追い詰められた人間にしてはちょっとあっさりし過ぎていて、短絡的だなと言う印象を受けました。言葉ではない部分、言葉では語りつくせない部分、そこがもう少し描けて、リハビリテーションのような地道な作業が見られたら、もっと素敵な作品になっただろうなと思いました。
2004-08-26 23:41:15【☆☆☆☆☆】石田壮介
レス有難うございます! 卍丸さん→今回は最後が私の作品っぽくなりましたね;やっぱ暗いようなのは苦手らしく。私の中ではもう少ししたら二人恋人同志になっている予定ですvv話には書きませんでしたが;他作品もがんばりますvvそれでは、最後まで読んでくれて有難うございました! 石田壮介さん→私の作品ってみんな単純で・・・スラッと読み流してしまうこともありそうですよね;アドバイス有難うございます!・・・こういう作品を書く時は先もよく考えてなるべく慎重に書くようにします。それでは、最後まで読んでくれて有難うございました!
2004-08-27 09:38:52【☆☆☆☆☆】千夏
計:8点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。