『魔神大戦』作者:東堂院 涼杏 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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原稿用紙約3.15枚

プロローグ

この物語は遥か大昔の物語。遥かかなたにある銀河の物語。ここは銀河の果ての星「ガイア」。この星には人、獣人、龍人、鬼、精霊族が住む星。この星は五つの種族が住む平和の星「ガイア」。
この平和の星に大いなる災いが起きようとしている・・・その前兆の災いが今一つの村を襲う・・・
バチンバチンと空中で火花が飛び散る。すると、空中に巨大な穴があきその穴の中から禍々しい姿の獣が現れる。その数は数千の獣たちが穴から顔を覗かせている。
「ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」獣たちは近くの村に向かい飛んでゆく。この村はとても小さくどちらかと言うと集落といった感じの村であった。そして、くしくもこの日は年に一度の祭り『守護祭』日であった。『守護祭』とは世界の平和を願う祭りである。この村のとある通りを青髪と黒髪の二人の少年が歩いていた。
「おい!早くこいよ!守護祭始まっちまうぞ!」青髪の少年が言う。
「待ってくれよ〜」黒髪の少年が言った。少年は背後に寒気を感じ後ろを振り向き空を見上げた。すると空に黒い雲が村に向かい流れてくる。その雲とは獣たちが密集した姿であった。そして獣たちは物凄い速度で村に向かい飛んでくる。「おい!あの黒い雲はなんだ?」町の黒髪の少年が先を歩いていた青髪の少年に言う。
「え、どれだ?」少年の前を歩いていた青髪の少年が振り向く。
「あれだよ」黒髪の少年は獣たちを指さす。
「ん・・・!変な雲・・・あれ?あの雲風向きと逆に動いているよ・・・な・・・!」そして、獣たちはついに村の上空を覆い尽くしてゆく。そして、村全体が獣達に覆われたため光が遮断され村全体が夜のような暗闇に包まれていった。獣達の存在に光が遮断されてやっと村人も気付いた。
「なんなのあれ!?」人々が空を見上げる。獣たちは空中から降下してくる。獣達の目は血に飢えた野獣そのものであった。「キャ〜〜」人々は悲鳴を上げながら逃げ惑う。そして獣は人々を襲いだす。
「逃げろ!」青髪の少年がそう言うと二人の少年も逃げ出す。
「うわ!」青髪の少年が小石につまずき転んでしまう。
「大丈夫か?」黒髪の少年は振り向く。
「先に・・・行け」青髪の少年が黒髪の少年に言う。青髪の少年は笑みを浮かべているが、その声から恐怖を押し殺しているのがわかった。
「シャァァァァァァァァァァ」獣は青髪の少年に襲い掛かる。
「わぁぁぁぁぁ」魔物は青髪の少年の脇腹を噛み千切り天に上ってゆく。青髪の少年は一瞬中に舞い上がる。
「ぐわぁ」青髪の少年は口から血を吐く。青髪の少年の体は力尽きたかのように弱々しく倒れている。
「う・・・嘘だ〜〜〜〜〜〜〜〜」黒髪の少年はその場に立ち尽くしている。
村人たちは黒髪の少年を残し全てのものが獣により殺されていた・・・
獣たちは何かに呼ばれたかのように一斉に空を見上げる。そして天に上ってゆく。
 村には黒髪の少年が一人だけ立っていた・・・村にいるのは黒髪の少年と死体のみであった・・・

2003-07-20 01:39:13公開 / 作者:東堂院 涼杏
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■作者からのメッセージ
初投稿です!皆さん感想などがあったらよろしくお願いします!
あと文章が幼稚だな〜っと思ったと思いますが、そこは餓鬼の作品と大目に見てください・・・
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