『 ふ め い』作者:サンタクローズ / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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 世界がまだ子供のころ、それは存在し、世界が育つにつれてそれは姿を消していく。

 だって育っている間はつまらないから。

 でもそれは今の世界では存在している。

 それはずっと世界に存在し続けた。

 世界をずっと見守っているように。

 世界はずっと楽しくなるように。

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 孤独く少年がいたとしよう。ここにひとつの物語を作るには天と地が必要だ。

 そうすれば重力により完全な自由を奪われる。

 そして孤独な少年が生きれるために陸を作ろう。
 
 これで海と陸が作られ自由はどんどんなくなっていく。

 次に孤独な少年が生きていけるよう町を作ろう。

 孤独でも町がなければすぐに死んでしまうから…。

 孤独な少年のためにほかの人間も作ろう。

 孤独な人間を見張る誰かをいつもいるように。

 この物語を作成しよう…孤独な少年の物語を…。
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 合言葉はひとつだけ。僕らが決める合言葉は一つだけ誰にもわかるようでわからない合言葉。少年を見張るための合言葉…。少年は青年へと成長した。高校二年生という微妙な時期に突入した青年には名前があった。
 孤独な少年…孤独な青年。名前を安土雄一(あづちゆういち)という名前。孤独な青年はやっぱり名前ができた。そして彼は完全な孤独ではなかった。友がいた。ずっとずっと友達がいた。いじめや差別なんてされてなかった。完全ではなかった。孤独青年を今から孤独に変えよう。今からでも大丈夫だから孤独にしてしまおう。世界が望むなら…


「またか…」
安土は声を出した。消えそうな、消えなそうな…やっぱり消えそうな、かすかな声。風が吹かなくてても消えてしまう声。かすかに聞こえる声の先の靴の中には画鋲が入っている。孤独になる少年…孤独になった青年。いじめや差別をようやく受けた。画鋲はもう日常茶飯事。理由?そんなの覚えてない…ただ誰かが気に入らなくそれがみんなに伝わりこうなった。やっとこうなった。やっと孤独になれた。青年を消すかのように。主人公である青年をこの世界から消してしまうかのように青年は合言葉を言う。返答はない…合言葉はもうない…あきらめればいい。青年は孤独、孤独な青年。今度は何しようか?今度はもっとなかせてやろう。そうしよう


 青年は泣いた。泣き続けた。車事故で青年は家で独りぼっちになった。誰も気に止めてくれない、クラスのみんなどうでもいい感じ。青年は孤独。やっと孤独。家族も学校もなくなった。どうでもいい世界、そう思われた…でも生かす。生かしてあげる。もっと孤独を与えてやりたいから。家族が死んでお前は生きる。孤独になる少年、孤独な青年、雨は降らないそんなことしない。晴れ渡ってみんな元気に動いてく。青年は泣く、空は笑う。世界は青年を必要としないから。
 青年はどこかに行く。学校辞めて名前も捨ててどこか遠くへ歩いていく。お金がないから車がないから歩いていく…さようならも言わずにどこかに消える。


 時期に青年死んじゃった。死んじゃったからもういらない、また違う世界を作ればいい。僕らは神様。遊ぶもの探してる。退屈しないように、いろんな物語を作ってあげる。僕らは神様どうでもいい世界作っている。どうでも良いから殺し合いも戦争もなんでもできる。楽しみたいからずっと、ずっと楽しんでいるから。
2004-05-06 14:40:44公開 / 作者:サンタクローズ
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この作品に対する感想 - 昇順
しばらく様子を見ていたが、感想がつかないようなので、少し。けっきょく、これは小説として成り立ってないんだな。小さなエピソードを思いつくままに並べただけの文章。物語は、そのエピソードの中から自分の心に響くものをつかんで育ててやるもんだよ。テーマの骨はなんとなく分かるが、物語という皮膚を創ってやらなきゃ、この世では作品という赤子は生きていけないだろうね。次回作は読む人のことを考えて書いてみよう。
2004-05-06 16:46:57【☆☆☆☆☆】くるみぱんチップ
確かに判りますよ、私たちは思ったように小説という小さな宇宙の中で人を殺めたり苦しませたり逆に楽しませたりもしくは蘇らせることだって出来ます。ただ問題は違うと思うんです。私たちがどんなに不思議な世界を作っても読む人が楽しんでくれなければいけないんですから。何だかそういう一番大事なところを無視されているようで哀しいです。失礼な事を申し上げたようですが一人の小説を愛する人間としての意見です。ですから申し訳ありませんけど点数は・・。
2004-05-06 17:32:34【★★☆☆☆】夢幻花 彩
面白い趣向のお話ではありました。ただ、他の方の意見がある通り面白そうな文章の羅列である点は否めません。「この物語を作成しよう」とあるのだからそこで安土の物語を書いてくれたらもっと楽しかった。どう孤独ではなかったのか、どう孤独に叩き落されたのかそこがあった方が面白いと思う。「合言葉」って何?(孤独をキーワード?)それを読者に判らせようとしましたか?その辺りが無いから、お話の前段階の印象を与えてしまうのだと思う。あと、「時期に」は誤変換。正しくは「直に」です。「じきに」で辞書を引いてみてね。
2004-05-06 21:09:17【☆☆☆☆☆】まる
読ませていただきました。文章が一貫した視点で語られていない部分がありますね。曖昧な部分が目につきました。何と言うか、読み手にあなたが伝えたいことが伝わっていない気がします。抽象的、とでも言うのでしょうか。微妙な感想になrますが一言で言うなら、あなたの作ったしっかりとした小説が見てみたいです。
2004-05-06 23:14:35【★★★★☆】メイルマン
読みました。普通に意味がわかりません。読者に対して何を言いたいのか、小説としても成り立ってないと思われます。それなのですが、なんか深いようなものが感じられる…微妙な感じですが、やはり小説ではないと思います。一応点数は入れません。自分でも悩んでいるので…。なのでちゃんとした小説を書いてほしいです。
2004-05-07 15:57:28【☆☆☆☆☆】アローマ
あんたがふめいです…って言いそうになりました。謎です。きびしいこと言うようですが謎です。もうちょっとわかりやすくしてもらいたいですね。次回の作品に期待します。
2004-05-07 22:52:03【☆☆☆☆☆】DQM出現
計:6点
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