『赤い目』 ... ジャンル:恋愛小説 ホラー
作者:妖狐 凛音                

     あらすじ・作品紹介
皆様こんな物語を読んでいただき光栄です。この作品はメイ(主人公)とその友達が、“あちらがわ”へまよいこみ赤紫と烏天狗に逃げて、妖狐や鬼などに出会い狐の巴に恋をしていく物語です。まだまだ主人公に災難がふりそそぎます。そしてどんどん巴にひかれていく…ドキドキホラー?な、かんじです。

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私の名前は【メイ】大学2年生。昔からある“同じ夢”を見るの…
赤く恐ろしい目をした者が私の首を絞めあげる夢
「うっ…あぁ」
私はいつも赤い目をした者に絞められる。苦しい…
そして最後にあいつが呟く。いつもはそこで目が覚めて聞こえなかった が 今回は、はっきりと聞こえた。
『次会うときは現実だよ。楽しみにしてるよメイ』
そこで目が覚めた。
「現実?!嘘でしょ…」
私は今日友達と出かける約束をしていたので行った。少し不安だが大丈夫だろうと…
「遅〜い!!メイ!遅刻だよ〜」
「ごめんっ寝坊しちゃって」
「もうっ心配したんだからねっ!!」
「あんた落ち着きな」
私の親友 苺子(マイコ)と凛(リン)。2人とも自慢の親友だ。
「今日はどこに行くの?苺子」
「そうよどこに行くのよあんた」
苺子はにっこりして言った
「廃森!!!」
「え?廃森は妖怪とか出るって噂の?」
「あっ…あたしは反対だね苺子!!」
苺子はどうしても「行きたい行きたい」とだだをこねるのでついに私たちはおれてしまい廃森へ…



*



「ついた〜♪」
「あたしやだよぉこういう所…」
私たちは廃森についた。薄暗く気味が悪かった。
「寒気がする…」
私たちは奥に進み社をみつけた。
「こんなところに社なんてあったんだねぇ〜ふふふ♪」
「早く帰ろうよぉ」
「そうだよ凛の言う通りに帰ろうよ」
「えーあとちょっとだけ!周り見るだけ!!ね?」
「遠くには行くなよ」
「凛ってば〜わかってるって〜♪」
私は社に近寄ってみた。なんだろうこの感じ…気味が悪いな…まぁお金入れてパンパンお辞儀っと…。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…ガコン!!!
「なっなんの音?!」
「メイいきなり道がでてきたんだよ…」
弱々しく凛は言う。凛はお化けとかが苦手みたい。苺子は大丈夫だけど…
すると苺子が
「道できたって事は行けってことでしょ?行くよ!!!」
苺子はそのまま走って道へいってしまった
「まっ…待って!」
「苺子ー、メイー!!!!あたしを置いてくな!!」
そして先に進むと綺麗な桜が咲いていた。とても綺麗な…満開の桜が
「綺麗…」
「桜綺麗だね〜!」
「あたしこんな桜見たの初めて」
「よし帰ろう!行こっ♪凛、苺子」
だが…後ろを向いたら帰る道がない…それどころか赤紫色をした変なのがたくさんいる…
「なに…これ」
私は呆然としていた。すると赤紫色の者が近づいてきた。
「オ前イイニオイ…美味シソウダ」
「え?」
「オ前喰ウ!!」
赤紫色の奴が私に襲いかかってきた。2人はいつの間にかいないし怖くて足がうごかなっ…
     ザシュッドサッ



*



あれ?襲いかかってこないそれどころか誰?あの人…頭に狐みたいな耳がある…尻尾もはえてるよあの人
すると彼は私に近づいてまじまじと私の顔を見た。
「見かけない顔だな…人間どこから入ってきた?」
「なんか道ができてそれで…あっ あのーーーーー「なんだ?」
彼は人間じゃない…でも綺麗な顔…かっこいいし体型もいいなぁ…肌は透き通るほど綺麗だし白い肌だからよりいっそう…
「早く答えないか!」
「はっ…はい!そのあなたは此処に住んでいるの?」
「そうだが」
彼はここの社に住んでいる妖怪だそうだ。私たちは化け物が住んでいる“こちらがわ”に迷い混んでしまったらしい。
「すぐに“あちらがわ”に送る…ついてこい」
「でも友達もこっちに迷い混んでいるはずです…見かけませんでしたか?一人は短い髪で服が派手な女の子とストレートな髪をして青い眼鏡をかけている女の子です…」
「いいや…そいつらもこちらがわに居るのか…」
彼は友達を探しながら出口を教えようと言ってくれた。友達は危険だから急いだ方がよさそうだ…とも。
そして川が流れている所に出た。するとそこに苺子が浮いていた。
「ーーーーっ!!苺子?!!!!」
苺子はお腹が斬られその苺子の遺体が川に浮いていたのだ。
「嫌…嫌よ…苺子…ど…どうして!!!」
「赤紫に殺られたんだろう…俺が川から出しとく。待ってろ」
ザブッザブッジャバァァドシン
「うっ…苺…子」
彼は苺子を担ぎどこかへいき戻ってきた。苺子はある場所へ置いたと言っていたが私は…私は…
「おいメイ行くぞ」
「へ?なんで私の名前を?!」
あの遺体の記憶からだ と言っていたが意味がわからない。
「よりたいところがある。ついてこい」
そしてついたのが大きな和風屋敷。中からでてきた頭に角がはえてる女性がでてきた。
「なんのようじゃ狐…その娘はどうした?」
「それがな…」
 鬼の女性らしいがとても可愛いらしい。名前はアカヤと言うらしい。
狐の方は巴(トモエ)と言う。二人は昔からの付き合いらしいが…
「お主…名はなんという?」
「…メイです…。」
「メイ…か…お主の友のことは残念だったの」
「っはい…」
「ところでお主、烏天狗に狙われておるわ…」
「?」
「烏天狗といわれる妖怪じゃ。お主のことよっぽど気に入っておるらしいな」
アカヤさんはニコニコしながら言うけど私は烏天狗とかに好かれても…嬉しくない…。



*



「おい。アカヤまさかというが、烏天狗とは裕愧(ユウキ)のことか?」
「そうじゃ。」
巴はけわしい顔をして私を見た。
「お前…巫女神の血がながれているな…!」
「え?巫女神の血??」
巴から聞いた話によると昔、悪い化け物がある村を襲った。それを止めたのが巫女神と呼ばれる女の人でした。その巫女神のおかげで村に平和がおとずれたが巫女神は妖怪からしていいにおいがするらしく食べられそうになったのです。そこに烏天狗が助けてーーーーー後は教えてくれなかった。
「ふーん…。」
「まぁこういうわけだ。いいか?天狗には気を付けろ」
「お主が…「アカヤやめとけ」
「?」
「ぬぅ…わかった」
風が吹き始めた。そこから現れたのが烏天狗“裕愧“だ。

2015/04/11(Sat)01:35:31 公開 / 妖狐 凛音
■この作品の著作権は妖狐 凛音さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
やっぱり話を作るって大変ですね〜;私疲れました。
楽しんでいただければ嬉しいです。
では、また…

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