『お母さんのパラソルアンテナ』 ... ジャンル:リアル・現代 未分類
作者:水芭蕉猫                

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 お母さんのパラソルアンテナ

「お母さんの声がしたから、探すの手伝って」
 笹屋から突然電話を受けた僕は、汚れても良い服に着替えると自転車に乗って河川敷へ向かった。
 点々と立ち並ぶ街灯に照らされた夜の道。月の無いこの晩に、人工的な光に集まっている羽虫の群れを眺めながらのんびりと自転車で駆け抜けていく。
 誰も居ない、車もまばらな田舎の夜道を真っすぐ進んでいくと河川敷がある。今は真っ暗で何も見えないが、昼間に見ればこの土手の下に穏やかな川がながれているのだ。今だって見えはしないけれど水の流れるざぁざぁという音が辺りに響き渡っている。
 そうして川が見えるはずの道路を進んでいると、ヘッドライトに黄色いジャージ姿の女を発見した。ダサいことこの上ない姿の笹屋が、誰も居ない道路の脇にぽつんと立っていた。
「遅いよ! 電話してからどれだけたってると思ってるの!」
「ごめんごめん。あんまり急なことだったから準備に手間取ったんだよ」
 電話を受けてからそう時間は立っていないと思うけど、自転車から降りた僕は笹屋に謝った。突然連絡をしてきた笹屋にも非はあるかもしれないが、一分一秒でも早く探したいと思う彼女の気持ちはよく解るし、それに何より、僕はこんなことにはもう慣れているのだ。
 ひとしきり怒った彼女は「仕方ないなぁ」と言ってため息をつくが、僕が新たに弁解する前に素早く草が生い茂る緩やかな土手の下へ降りて行った。
「はやく探そう! 早くしないと、また解らなくなっちゃうよ!!」
 どうやら、笹屋は許してくれたらしい。
 それもまた、いつもの事。


 ☆  ☆  ☆


 良く晴れているけれど、月の無い夜だ。
 か細い星明りと、頼りない光を放つ懐中電灯を持った僕は生い茂る草むらを掻き分けて笹屋のお母さんを探すフリをしていた。
 後ろを向くと、ヘッドライトを付けた笹屋もまた高く茂った草を両手で掻き分けながら一生懸命に自分のお母さんを探していた。笹屋に気づかれないことを良いことにしばしぼんやりしていると、ふと僕の懐中電灯と笹屋のヘッドライトに光を察知した小さな羽虫たちが集まってくるのに気が付いて、そういえば虫よけスプレーを持ってくるのをすっかり忘れていたのを思い出した。まだ少し肌寒い日があるとは言え、暦の上ではもうすぐ夏だ。笹屋が蚊に刺されないと良いけれど。
「お母さんどこー?」
 笹屋が小声で呼ぶと、風に吹かれた針葉樹が大きな怪物みたいにざわりとうごめいた。
 虫の声すらまばらな新月の夜の川はまるで墨汁を流したように真っ黒で粘っこく見えて、気を抜いたら後ろから飲み込まれそうな気がした。僕はこれ以上川へ近寄るのも恐ろしいけれど、笹屋はそんな恐れも無いのか川の近くの茂みにもずかずかと入って探している。途中、寝ていた鴨を起こしたのか鳥の羽音がバタバタと聞こえたが、すぐに辺りは静まり返る。
「ねぇ、見つかったかい?」
 しばしした後、適当な所で作業を切り上げた僕は笹屋に呼びかける。暗い闇夜でも黄色いジャージはよく映えているから、彼女を見失う心配は無い。川の浅瀬にある茂みまで探しに出ていた笹屋が面白くなさそうな顔を上げた。
「ダメ。ぜんっぜんダメ。もう声も解らなくなっちゃった」
「そうか。残念だけど、今日はもう遅いから帰ろうか」
「うーん。でも、もうちょっとで解りそうなんだけど……」
「でも、声も解らないんだろう? それならまた今度探せばいいよ」
 笹屋はまだ探していたいようだったが、僕もいい加減家に帰りたいので「また声が聞こえたら手伝うから」と言ったらようやく頷いてくれた。


 ☆  ☆  ☆


 自転車を押して、笹屋の家まで一緒に歩く。
 既に明かりのついている家はどこにもなく、他に歩いている人は誰も居らず、時折遠くで犬の遠吠えや救急車のサイレンの音が聞こえてくるがそれ以外には僕と笹屋の声しか聞こえない。
「ねぇねぇいっちゃん、道を照らしてくれる街灯は嬉しいけれど、光の当たらない道の隅には魔物が潜んでいるからちょっと怖いよね」
 笹屋が強がるように笑いながら言った。冗談にも聞こえるのだが、多分彼女は冗談では言っていないだろう。ちらちらと何もいない塀の陰を何度も気にしているその目に映っているものが何なのか、僕には解らない。
「ほら、襲い掛かってはこないけど、あそことかから見てる。いっちゃん見える? ちょっと怖いね」
「こら。指を差さない。あっちも指を差されたら気分が悪いだろう?」
 曲がり角の塀の暗がりを何度も指差す笹屋を宥めると。僕はそしてなるべく魔物が見えないらしい光のあたる所を笹屋に歩かせながらできるだけ寄り添って歩いた。
「大丈夫。何かが襲い掛かってきたら、僕がやっつけてあげるから」
「本当に? でもいっちゃん弱いから心配だなぁ」
 さっきから時折、僕には姿の見えない何かを目で追っている笹屋に冗談めかして言うと、彼女はやっと安心したようにくすくす笑う。
 その少し悪戯っぽい少女のような顔だけ見れば、彼女が少しおかしいことなんてきっと誰も気づかないに違いない。


 ☆  ☆  ☆


 開きっぱなしのまま、逆さにひっくり返したビニール傘が玄関脇や窓際に沢山ぶら下がっている。
 庭に置いたものは飛んで行かないように園芸用のロープでガッチリと固定されたまま、大量に設置されたパラボラアンテナのようにいくつもの柄が天空を向いていた。
 新しいのから古いものまで。錆びついたものから買ったばかりでまだ骨が銀色をしているものまで。骨が折れてしまっているものや、既にビニールの部分がはがれてしまっていたり、もう傘の形をしていないものまであるが、色々なメーカーの透明なビニール傘がいくつもひっくり返されて敷地のあちらこちらにぶら下げられたり固定されたりしている。全ての傘の先端には細い銅線が幾重も巻きつけられていて、銅線は地を這って窓から家の中に引かれているのを僕は知っている。
 夜の中で見る大量の透明な傘は、まるで家に住みついたクラゲのお化けのようだった。
「いっちゃん、家に上がって行く?」
 様々な何とも言えない文様を赤色の塗料でペイントされた玄関のドアノブに手をかけた彼女に聞かれて、僕は首を振る。
「あー、今日はいいや。家で寝たいしね」
 すると、彼女は別段気にした様子も無く「そっかー」と頷いた。
「それじゃあ、また明日ね」
「うん、明日」
 彼女が家に入ったのを確認すると、窓の向こうに明かりがついた。明かりの向こうには、笹屋の陰と、もう一人の男の陰。
 笹屋がその陰に何かを話かけているのが見えたが、僕はあえて見えないふりをして背を向けた。
 笹屋と一緒に居るそれが人間ではないのを僕は知っている。
 あれはただのマネキンだ。
 笹屋がどこかの潰れたショッピングモールから拾ってきた、人間にそっくりの人形だ。
 そのマネキンに、笹屋はいつでも楽しそうに喋りかけている。前に笹屋に聞いてみたら、実はそのマネキンは『お父さん』なのだそうな。
 確か、笹屋の父親はだいぶ前に亡くなっているはずなのだが、幸せそうに『お父さん』に話しかける笹屋の姿を見て、下手に現実を直視させることも無いんじゃないかと今の僕は思っている。
 早く寝たいなぁと、僕は大きな欠伸をしながら暗い道を家に向かって自転車で駆けていると、つい先ほどまで笹屋と『お母さん』を探していた河川敷に突き当たった。
 誰も居ない、川の水音だけが絶え間なく聞こえる真っ暗な河川敷。
 自転車を止めて、幽霊でも出てきそうな真っ暗なそこを眺めていると、僕はいつも正常だったころの笹屋の事を思い出す。
 笹屋がおかしくなったのは、彼女のお母さんが死んでからだ。
 それまでの笹屋は、ごく普通の女の子だった。
 温和で、おっとりしていて、ちょっぴり抜けたところがあるそんな女の子。昔から母子家庭で、お母さん思いの優しくてとても良い子だだったのに、笹屋のお母さんはある日突然列車に飛び込んで自殺した。
 元々精神的に弱い部分のある人だったみたいだけれど、死ぬ程とは思っていなかった笹屋は大層なショックを受けてしまい、それ以来彼女の精神は徐々に異質化していった。
 そのもっとも顕著なものが、あの家の敷地中に張り巡らされたパラボラアンテナみたいなビニール傘。
 バラバラになった笹屋のお母さんの体は殆どが拾い集められたのだが、頭だけはどうしても見つからなかったらしい。
 ところが、笹屋は傘をさすとお母さんの声が聞こえると言い始め、独自の理論を脳内で構築し妄想を補強しながら次々に開いたままの傘を家の外に設置していった。今ではもう、足の踏み場が殆どない程大量の傘が敷地に固定されている。傘の先端に巻かれた銅線は庭から屋内に引き込まれ、これもまた大量に買い込まれたラジオのアンテナにぐるぐる巻きに結わいつけられていた。
「こうするとスカラーの法則でお母さんの頭から電波が飛んできてどこに居るか私に教えてくれるのよ」
 最初に見たとき僕は笑顔で居間に佇む男のマネキンとも相まって、何かの祭壇のように壁一面どころか部屋一面に積み重ねられたラジオの山を前にして腰が抜けそうになるほど驚いた。しかし大真面目にその妄想を信じている笹屋は僕が反論すればするほど更に強化されていく自分の妄想のドツボに嵌って行くようで、最後に諦めたのは僕の方だった。
 笹屋と別れようかと思ったのは一度や二度の事では無いけれど、結局僕は笹屋を放っておけなかったのだ。心配、というのもあるけれど、幼馴染のように昔から見知っていた笹屋を見捨てるには、もう愛着がわきすぎていた。
 要は、笹屋は見つからないお母さんの頭を探したいのだ、なら、諦めるまで探すのを手伝ってやろう。
 腹を決めたら、笹屋と付き合うのはそう難しいことでは無い。
 笹屋はお母さんのこと以外では少々常識とはちぐはぐだが、優しく穏やかだったのも幸いした。考えてみれば、僕と笹屋が普通と変わっていることはこうして週に二回くらい呼び出されてお母さんの頭を探す手伝いをしているくらいじゃないか。それだって、ちょっと変わったデートだと思えばいいのだ。
 それから今まで。僕はもう笹屋の多少の奇行にはすっかり慣れきってしまっていた。
 真っ暗な河川敷に、ヒョウと冷たい風が吹く。
 暗闇の中で、ひときわ高くてまっすぐな針葉樹が巨大なお化けのようにざわめいた。
 河川敷の少し向こう側で、夜行列車が通り過ぎる。踏切のカァンカァンカァンという音と、充血した目玉みたいな赤いランプが遠くに見える。
 あそここそが、笹屋のお母さんが飛び込んだ列車の線路だ。あんな場所で笹屋のお母さんが粉々になったのかと思うと、何だかやるせない気持ちになる。
 何故、笹屋のお母さんは死んでしまったのか。それは多分、笹屋のお母さんしか解らない。
 ひとしきりいつもの感傷に浸った後、再び自転車を漕ごうとしたその時、いつもと違うことを思った。そういえば、笹屋はいつもお母さんの頭を探す時、何故踏切の傍ではなくて少し遠いところにあるこの河川敷の方ばかり探しているのだろうか。
 笹屋曰く、お母さんの電波は線路付近では無く、ここから飛んできているそうなのだが……。
「……まさかね」
 ふと怖いことを思い出した。
 人間の体は、列車に吹き飛ばされると随分遠くまで破片が飛び散るらしい。その飛距離は時に百メートルにも及ぶ事もあるらしく、踏切から程遠い場所に列車自殺を図った人間の腕が落ちてきた話もあるほどだ。
 それなら、笹屋のお母さんの首もここまで飛んできたのかもしれない。
 あの、月の無い空から。
 その時、僕の背中に薄ら寒い物が走った。
 電波の存在を信じていない僕は自分に言い聞かせるようにもう一度「まさかまさか」と言うと、その場から去ろうとした。しかし、上手く自転車を漕ぐことが出来ない。ペダルに足を張り付けることは出来るのだが、肝心の太腿が動かない。
 冷たい空気が首筋を撫でる感触がまるで後ろから何かに抱きつかれているような気がして、その場から凍りついたように動けなかった。
 どれくらい佇んでいただろうか。意を決した僕は自転車を乗り捨てて河川敷へ駆け降りる。
「確認するだけ。そう、確認するだけなんだ」
 必死に唱えるように言いながら、僕は懐中電灯を乱暴に点けてそこから伸びた光を振り回す。地面では無い。ここでは無い。ぼうぼうに生い茂った草地は既に探しつくしている。
 僕は早鐘を打ち続ける心臓を宥めながら、まっすぐに伸びた針葉樹に懐中電灯を向けた。
 丹念に、枝葉の間を照らして目を凝らし続けるうちに、少しずつ血の気が引いてくるのが自分でも解った。
 物が上から下に落ちてくるのは当然だ。
 上から落ちたものは地面に転がっているものだろう。だから、探そうと思って探さないと、こんな人気の無い所じゃ解らないに違いない。ましてや冬でも葉の落ちない針葉樹では、更に解りにくいのだろう。
 木の中腹にある太い枝の付け根、幹と枝の間に挟まるようにヒトの上顎の骨のような白いものがめり込こんでいた。


 ☆  ☆  ☆


『いっちゃーん。こんばんは。今日はありがとうね。えっとね、今お母さんからメッセージが来たの。うん。いっちゃんが見つけてくれたから、自分がどこに居るか解ったんだって。ほら、シュレディンガーの法則だったけ? 観測するものとされるものが関係しあうって奴。あんな感じなんだって。だから、自分がどこに居るか解ったお母さんはもう別の所に行かなくちゃいけないんだって。私は来ちゃダメだって言われたけど、お母さんが心配だからついて行くね。凄く遠くだから、もう会えないかもしれない。だから、これはお別れってことになっちゃうけど、でもどこかでまた会えるかもしれないよね。だからその時はまた一緒に遊んでね。それじゃあ、お母さんが待ってるからもう行くね』
 まるでピクニックにでも行くように明るく捲し立てた笹屋の声。
 留守電に録音されていたこの声を聴くのは二千八百六十三回目だ。
 CDに笹屋の声を焼いた僕は、リピートを繰り返す設定で延々と笹屋のこの最後のメッセージを聞いていた。
 あの河川敷で人骨のようなものを見つけた僕は、それを確かめもせずに一目散に家に帰った。その後、すぐに笹屋から電話が来たのだが、何と言って良いのか解らなかった僕はこの電話を無視してしまったのだった。
 笹屋の声を聴いたのは、それが最後だった。
 翌朝にこの伝言を聞いたときにはもう後の祭りで、笹屋はもう自宅には居なかった。
 パラボラアンテナに見立てた大量の傘に囲まれた玄関のドアは開け放たれたままで、中に入ると百台以上も積み重ねられたラジオがひしめく室内には『お父さん』のマネキンが一人、笑顔で佇んでいただけだった。
 僕は笹屋を探そうと警察にも探偵にも頼んであちこち探してみたのだが、結局笹屋は見つからなかった。
 余りにも寂しくて、僕は笹屋の最後の言葉を何度もリピートし続けて、丁度千回目のリピートを繰り返していた時にようやく諦めがついたのだった。
「だって、お母さんの所に行ってしまったのだからしょうがないじゃないか」
 今までずっとイヤホンを耳に詰めて何度も何度も笹屋の声を繰り返していたラジカセのアンテナに銅線を巻きつけながら一人で呟いた。
「笹屋が会いたいと思ってた人に会えたんだから、別に良いよね。良かった良かった」
 銅線は窓に続いていて、外には透明なビニール傘を三本、柄を空に向けて設置している。まだ少ないけれど、時間と共に増やしていくつもりだった。玄関にはスカラーの法則を増大させるための呪文を描いておき、部屋一面にはアルミホイルを敷いている。なぜならニヤニヤ電波やショボショボ電波などの感情電波はアルミホイルを通ってこれないからだ。これらを妨害してようやく本当に必要な笹屋の電波を抽出できそうな気がした。
 僕は電波を信じていないけれど、「こればかりはしょうがないじゃないか」
 頭の中の声が口から洩れた気がしたが、「仕方ないのだ。だって、こうしないと笹屋の声を聞けないから」
 あの木の上の骨の破片みたいなものの事は誰にも言っていないし、正体はまだ知りたくもないけれど、そんなものはどうでも良いのだ。ただ、僕は笹屋から聞いた電波の聞き方を再利用するしか笹屋にたどり着く方法を知らなかった。
「『いっちゃーん。こんばんは。今日はありがとうね。えっとね、今お母さんからメッセージが来たの。うん。いっちゃんが見つけてくれたから、自分がどこに居るか解ったんだって。ほら、シュレディンガーの法則だったけ? 観測するものとされるものが関係しあうって奴。あんな感じなんだって。だから、自分がどこに居るか解ったお母さんはもう別の所に行かなくちゃいけないんだって。私は来ちゃダメだって言われたけど、お母さんが心配だからついて行くね。凄く遠くだから、もう会えないかもしれない。だから、これはお別れってことになっちゃうけど、でもどこかでまた会えるかもしれないよね。だからその時はまた一緒に遊んでね。それじゃあ、お母さんが待ってるからもう行くね』」
 何度も繰り返し聞いているうちに笹屋が何と同じ言葉を一言一句、抑揚まで真似ることの出来るようになった僕は自分がラジカセになったように口から笹屋のメッセージを告げると、パラソルアンテナに繋げたラジオのスイッチを入れた。
 


2013/03/20(Wed)22:09:59 公開 / 水芭蕉猫
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■作者からのメッセージ
こんにちは。水芭蕉猫ですにゃあ。
私が電波を書くきっかけを作った方のきっかけを作った本を読んでから何となく頭に引っかかり続けたパラソルアンテナのお話です。
ほんとは三十枚くらいで練るつもりだったのですが、予想外に短く不明瞭に……。

ラノベを意識したスピリッツアンカーをずっと書き続けていたので、ふと自分の電波がどの辺の位置に行ってしまったのか不安になって書いてみました。
ほんのりホラーチックですが、全然ホラーじゃありません。

ここまでお読みいただいた方、本当にありがとうございました。


追記
おおお、読み返してみたら酷いことになっていた!! ということで、取り急ぎ修正。
おかしいなー。推敲したはずだったんだけどなぁ……。

作品の感想については、登竜門:通常版(横書き)をご利用ください。
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