『オカルト目録(上)』 ... ジャンル:ファンタジー SF
作者:pe-co                

     あらすじ・作品紹介
貧乏神の少年と魔女の少女、人形に呪われた少女と言え、宇宙人の少女もいればドッペルゲンガーの少女もいる俺は、何を期待していたんだ!新人pe-coによるSF、ミステリー、ホラー、ファンタジーによるカルテット作品が今…

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オカルト目録、それはとある本に記された謎の絵巻き、彼はいつも一人です。友達はいません
恋人もいません、家族さえもいない、本当の一人ぼっちなのです。でもしかし、彼には不思議な力がありました。それは、不幸な力、彼はある日、道路わきに落ちてあったお人形を拾いました。そのお人形は肌は綺麗で綺麗なストレートロングで大きなぱっちりとした黒色の瞳
に綺麗なピンクのドレスを来た、日本人形なのでしょうか。美しい人形です、ある日彼はその人形を持って帰り、家にしばらく預けたのですが彼は何もしていません。ただただ、人形を毎日、掃除していただけですすると、人形はだんだん醜い、不潔な姿になり最終的にはカビだらけになってしまいました。おっと、話が長くなってすみません。この物語は彼が何故不幸なのかを知る物語 オカルト目録 貧乏神の姿
ー貧乏神の姿 「落とすもの、なくなるもの、消えるもの」ー
「嘘だろう…」俺が毎日、毎日、綺麗にした人形が一週間たったのにもうこんなに汚くなっていた。俺が河川敷で拾った、綺麗な人形は一週間にしてその生涯を閉じたのだ。もうこの状態だと持ち主には渡せない、せっかく綺麗な人形だったのに結局はゴミ捨て場行き。「仕方ね…」これ以上、ここに置いてたら変な病気になりそうだ」俺は、人形を昨日の生ゴミと同じ袋に入れ、階段を歩いていたすると、「わっとっとっ!」俺は、足を滑らしたのか、あと二段という所でこけてしまったあれ、動かないぞ、普通なら立ち上がるのに動かないぞ。どうなっているんだ。待てよ、周りに飛び散る、鮮血「…こわっ…」これが俺の最期の言葉であったああ、俺は死んだんだ。なんて情けない死に方だったんだ、しかも最期の言葉が怖って、ただそれだけかだって仕方ないもんな急な事なんだし、もっと幸せな人生を歩みたかった、彼女がほしかった、そんな俺の願望はもう消え去ろうとしているのだ、そうさ、待てよいま、思えば俺の葬式は誰が行くんだ。家族は昔からいないし、友達もいない、ましてや彼女までもいない、というか海に流されるのかそうかそうか、って可哀想だなと思っている時、目の前が凄い光に包まれた天国だろうか。こんな不吉な時だけは運がいいんだなってあれ、俺の体が落ちていく、もしかして地獄か、やめてくれよまぁ仕方ないか不幸の塊のようなもんだな。「うふふ…」「ん?」「うふふふふ」「ぬ…ん?」「あなたの名前は?」「仁科 香織…」「そうですか…ではニシナ…ここはどこか知っていますか?」「うーん地獄…」「いいえ、大霊界です」「ん?ダイレイカイ?」「はい」俺は、さっぱりわからなかった。「はい、大霊界というのは、あの世に一番近い幽霊の事です」「そうか…じゃあ、今ここがこの世だから人間たちが暮らしている世界があの世か…」「はい、では、今からあの世に行きなさい…」「はあ?無理だろ?」「いいえ、行きなさいあなたを待ってる女の子がいるから…」「え…」そうか今日は本来ならば、体育祭の種目を決める日だったのだ。なのに俺は階段から転落死して情けなかったのに、何故かもう教室についているしかも一番だ。「嘘だ…」「おはよう…仁科君、珍しいね、いつも遅刻ギリギリなのに」
「あっあはは…忍野さんも…」俺は、低血圧だから朝は苦手だ。いつも起きる時間はぎりぎり着替える時間はあるけどもこの間なんてパジャマで登校した、恥ずかしい過去もあるのだそれに毎日、昼は購買のパン、最近食べ飽きた。それに毎日、○○バーガーや○○パイ、○○味のおにぎりなどレパートリーが全くないからだ。まぁまい学期事に学級委員が決めるのだがそれでも新メニューは○○バーガー、○○パイなどありきたりなものばかりだ。もしかして教師と業者が裏で手を組んでいるとか考えた事があるでも、そのおかげで不幸でも生きていけるのだからと少し俺は背伸びをしてみた。俺は、机で物思いにふけっていると足に一冊の本がおちた。「誰のだ…」「…………」バッとその少女に本を持っていかれた「…みるな…」暗い、陰気な少女だ顔さえもわからない「あっ国道さん…体育祭、なに出る」「…四百メートルリレー…」「そう、書いとくね」「ん?もう決めてるのか」「うん、毎年、前にでて意見ばっかり聞いてるからしんどくて」「そうか…」「あっそうそう仁科君は千二百メートルに出てもらうから」「えあ…」そうか俺は、運動神経だけ人一倍いいのか。「うん…」「そう有難う…」仕方なく引き受けたのだ。まぁ、こんな不幸な俺でも一応取り柄はあるのだ。「ねぇねぇ…」突然クラスメートに肩をたたかれた「何…」「…ご飯…」「ん?」「…お弁当、作ってきた、いつもパンばかりだから…」「あっありがとう」「あーうらやましいわー俺なんか毎日妹が作った三食おにぎりやのに、あんたえー誰やっけ…にしなんとか覚えときや!!」「もういつも…とりあえず、村雨さんからお弁当、よかったね。村雨さん料理上手いって評判だから…」「そうだな、村雨の作るめしって見た目からしても上手そうだな…」「もてるじゃない」確かに俺は、蘇生そうそう幸運だな…
「失うもの、亡くなるもの、消えるもの」(前) 終
消えるもの、失うもの、亡くなるも

女の子からのお弁当、もしかするとこのまま学園ハーレムなんちゃって、いや自惚れていても意味がない。「っ!」何者かが、俺の背中を刺す「…死ね…」「っ、何だお前…」「自意識過剰…」「誰だ!お前は!!」やつは姿を現さない。「あなた、背が低いから私とあまり身長差ないから…」「ぐうっ!」「ここで死んでもらう」「おい、誰か!!」やつは、壁に登った「お前は、蜘蛛か…」「…………」まるでちょこまかとだ「隙あり…」俺は、彫刻刀で顔を斬りつけられる。「くっ…」「残念、殺せませんでした…」やつは消える「なんだ、あいつ…」「ちょっと!!」「ん?」「大丈夫?何があったの!!」「あの、変な女の子に襲撃されて…」「女の子…誰?」「髪の毛が長くて紫色で、突然消えて」「そう、いいわ来て、何か検討があるかも」
「そうですか、話を聞いて下さい。」「いいわ。」俺は、蘇川先生と共に
保健室に行った。「一体、どんな保健室だよ」
「あら、仁科君、どこ傷つけられたの?」
「顔に切り傷が…」「そう、浅いわ」普段、不幸の塊である俺が、今日、死んで、生き返ったのにも関わらず。女の子からのお弁当のプレゼントとかこんな幸運に満ちているのだろうか

2011/12/19(Mon)17:20:25 公開 / pe-co
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