『殺人人形『シャーク』』 ... ジャンル:ホラー 未分類
作者:菊花                

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第1話  〜のろいの人形〜


私、『杉崎 美香里』は七星学校に通う一人。 
最近、私のクラスであるうわさが飛び散った……。
その噂というのは、呪いの人形『シャーク』の噂だった。 シャークというのは右手に大きな釜を持ち、左手にナイフを持っているという恐ろしい人形の事だ……。
誰が作っているかは不明だが、話によるとシャークは元は人間で実験にされていた……。
しかし、実験が失敗して『人形』になってしまった……。 それも恐ろしく、まるで人間のような暖かさの人形らしい……。
その人形は人から頼まれた人物を殺す主な“殺し屋”だった。
その方法は、ある呪いのサイトにいって、『誰を殺す?』とでるからそこで名前と理由を記名すると人形が翌朝殺してくれるらしい……。
現在でもその人形の事件で警察たちが見回りに行っていた。 未だ犯人も見つからず、警察からは“見えない殺人鬼”とよばれ市民を震え上がらせた。
人形に殺しを頼んだ人たちは、面白がって次々と逆らうものを殺していった……。
自分の手で殺さなくていい事……。 自分の手を汚さなくていい事……。
それが依頼者にとってはすごくうれしくて逆にその他の人はいつ狙われるのかと不安と恐怖でいっぱいだった。
周りの人全てが依頼者に見えるからだ……。

「ねぇねぇ、美香里〜。 美香里はさ、こういう噂信じるの??」
突然、親友の『堀田 桜子』が話しかけてきた。
私は一つのため息を付けながらつぶやいた。
「別に……  信じるわけないじゃん。」
そう……  こんなのただの『噂』だけに過ぎないのだ。 そう…… ただの。
桜子は私の顔を覗き込みながらつぶやいた。
「美香里ってそういう子だもんねぇ……。」
どういうことだろうか……。 私の性格が冷たいってことなら分かるが…… 
「…………」
私はそのまま口を閉ざしたまま、また本に目移りさせる。
桜子の声がまた耳元で聞こえた。
「お――い!!」
私は読書の本を机に激しく叩きながら怒鳴った。
「うっさいなぁ!!!」
その怒声に驚いたのか、桜子の目が丸くなってる。
私は本を片手に持ち、教室を飛び出した。
廊下で読もう……。 その時ふと頭に呪いの人形の事が浮かんできた。
「呪いのサイト……かぁ。」
私は携帯(違反だが私の場合は勉強に使っているので)を開いてインターネットに接続した。
「呪いのサイト」 検索
途端画面が真っ暗になり、大きな文字が出てきた。
『呪いのサイトへヨウコソ』
きたんだ……。 とうとう……。
私は喉をならしながら、携帯をそのまま閉じた。


続く

2009/12/11(Fri)17:51:30 公開 / 菊花
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■作者からのメッセージ
天野様>>ありがとうございます。そのあとばいすで次につなげていきたいです
鋏屋様>>ふふ^^シャークは時期わかりますよ。あとばいす嬉しいです!頑張ります(実は昨日から初めてで何も分からなく^^:)

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