『シュウジの依頼日記(仮)』 ... ジャンル:アクション ファンタジー
作者:渡来人                

     あらすじ・作品紹介
シュウジとディースは同じ皇国に属する仲間であり親友みたいなものでもある。その二人がある人物から依頼を受ける。その依頼を受けたはいいが、その先に二人を待ち受けるものとは?

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 暑い……流石に夏真っ盛りはキツいな。
 そんな事を俺は今はもう誰も住んでいない二階建ての一軒家の中で考えた。窓ガラスの向こう側、漆黒の空に光る星々の光や十六夜の月明かりなどが差し込んでくる。それが、この建物の唯一の光源となっていた。左右を見回して、誰も居ない事を確認する。……見つからないな。
 廊下の奥からがたがた、と間抜けな足音が聞こえた。
 ……この足音と言ったら、一人しか居ないよなぁ。ああ、毎度毎度注意させやがってからに。足音はなるだけ立てるなとどれだけいったら解るのか。
「せんぱ〜い! やっぱ居ないッスよこっちには」
 足音の主が、それと負けず劣らずの間抜けな声を上げて、此方へとやってくる。注意する気さえ起きず、俺はそいつの到着を待っているのみだった。
 太陽のようなオレンジの髪に、燃え盛る灼熱の双眸、しかし気性は荒いというわけでもない、寧ろ穏やかな方だ。剣技の腕はまぁまぁ、何時も頭にオレンジのバンダナを巻いている。名をディース・アレインといい、これが、俺の相棒である。二十三歳。
 ディースは皇国騎士団の制服の一部の雪のように端に蒼の線が引かれている白いマントをタオル代わりにして額の汗を拭きながら、俺に言う。何のためのバンダナなんだよ。
「先輩、もう逃げて居ないんじゃないッスか? これだけ探してるのに」
「先輩ってのもやめろ。俺は五歳下って事になってるはずだろ? 寧ろ敬語を遣わなきゃいけないのはこっちだ」
 だが意地でも遣う気は無い。
「そりゃ無理な話ってモンでス、先輩」
 ディースの顔を見上げながら、俺は諦念の溜息を吐いた。
「あと、此処から逃げ出す事はやっこさんにゃ無理だ。結界張ってるからな」
 そうだ、この家を取り囲むように、俺は結界を張っておいた。とはいっても簡素な結界なのだが。だが、それは相手には絶対破れないであろう代物だ。逃げられてたまるか。
 俺は身に纏った月光に煌く白いマントを翻して、元来た道を引き返す。あちら側はディースが探してきて、居ないといった。恐らく、本当に居ないんだろう、コイツはそんな事で嘘はつかない男だ。まぁ、こんな時に嘘ついてたら殺すけど。
 んー……一階部分と二階部分、全部探したけれど居ない……この家にあと隠れられる場所が在ったっけか……?
「……あっ、そういえばまだ探してない場所が在ったッスよ。確か此処には地下に物置が在ったはずッス」
 ……そういうことは速く言えっ。
 ディースの馬鹿さ加減を無視しておいて、俺は廊下を走る。……地下、それは盲点だった。確かに地下ならば、この家の一部とみなされるから多分這入って隠れる事は出来る。だけど、やはり逃げる事は叶わねぇだろうな。この結界は家の周りをなぞるように創られてる。つまり、地下も同じようになっているはずだ。
 って地下への扉は何処だよ……。
「先輩、行き過ぎッス! 此処ッスよ」
 ディースの声に、走っていた俺はブレーキをかけてバックステップで戻る。バックステップの意味は全く無い。
 その扉は床に存在していた。
「……オーケー、お前は離れとけ。ブチ壊して侵入する」
 俺は腰に在る一振りの刀を抜刀する。
 そしてそれを、一閃、一気に床の扉に向かって振り下ろし、扉を一刀両断。と、同時に突入。長年使っていないのであろう、溜まっていた埃が一気に舞い上がり煙と化して周りを包む。その奥に、一つの影が存在していた。俺はようやく見つけた喜びに口の端を歪め、ようやく帰れるんだな、と場違いな考えをしてしまう。
「もう逃げ場はねぇ。俺に刻まれるか、俺に浄化されるか、どっちか選べ。二秒待つ」
 まぁ、どっちにしろ結果は同じなんだけれど。
 二秒経っても返事が来ない。
 刀を再度構えなおすと、その影が飛び掛ってきた。刀でその攻撃を受け止めて、弾き返す。人の風貌を持つが人ではないその化物は大きく口を開き犬歯を覗かせ、細い眼を見開いて戦闘体勢に入っていた。
 やはり、そうでなくっちゃ面白くない。
「……んじゃ、いくぜ」
 斬。
 万物を斬り捨てるような音が響き渡った。
 

  ◇        ◇        ◇


 暇だ。誰がなんと言おうと暇だ。たとえ眼の前で怒り狂っている老人が何か戯言をほざいていても俺の脳髄は暇だと訴え続けている。出来る事ならば今すぐこの場から逃げ出して部屋でごろごろとシュレディンガーと戯れたいなんて思うのだが、結局の所此処からは逃げ出せないのだからそんな事を考えても意味はなく、気を紛らわせるぐらいだ。
 っていうか、この説教はいつになったら終わるのだろうか、かれこれ五時間ほどこうして後ろ手を組んでなんか怒り狂ってる老人から眼を逸らしているような気がする。首が痛くなってきた。
 大体なんだってんだ、戻ってくるなり会議室になんて呼び出して説教を喰らわされるとは何事だ。任務をちゃんと完遂してきただろうが、馬鹿野郎。
 なぁにが元帥だよ、呆けて座席に座ってるだけの癖して。実際に手を下すのは誰だっつーの、引っ込んでろよボケ老人め。などと実際には言えない。
「一匹如き梃子摺りおって……おい、聞いておるのか、この若造!」
「聞いてますよ……」
 俺が呆けて顔を反らしながら言うと、ぷちんと何処かで音が鳴った気がした。そして顔を戻すと目の前には怒りの形相で歯を食い縛っている元帥殿の顔があった。俺、何かやったか?
「調子に乗るな! いくらお前だからといっても限度があるだろうが! 大体な……」
 ……また長くなりそうだ、逃げよう。
「始末書ならいくらでも書きますよ、元帥殿。それでは失礼させてもらいます」
「こらっ、始末書ですむ問題じゃ――」
 激怒している元帥殿を尻目に俺は扉から廊下へと出る。大きな扉が閉まった後、怒号が聞こえてきたのは恐らく気のせいなのだろう。しかし、無駄に大きい扉だ。もしもの為のルーンによる結界が施されているのだろうが、こうもでかくする意味が解らない。でかければ結界の効力が増すのだろうか。専門家ではないから解らないが。
「先輩、大変だったッスね」
 声の方に振り向けば、真後ろにディースが居た。
 うわっ、何時の間に後ろに回りこんでたんだコイツ……。
「……まぁな。ったく元帥殿は怒りっぽくって困る。たかが無人の街を半壊させただけだろうに」
「充分ッスよ、それ。まぁ、あの時はしゃーないって感じだったッスけどね」
 ……あの後、目標を見つけた後、だ。俺が調子に乗って地下室をブチ壊してしまいその拍子に建物に張っておいた結界までブッた斬ってしまって、誰も居ない町での戦闘になっちゃったわけだ。どうせ廃墟になってるから暴れてもいいかな、と思って半壊にしたのが間違いみたいだったらしい。誰も住んでいないのだから壊しても問題は無いはずなのだが……御偉方の考えることはよく解らない。決して俺の思考がいかれてるとかそういう訳じゃない、と願いたい。
 ……考えても仕方が無いか。
 俺は其処で思考を止めて、廊下を歩き始める。すると、何処からか猫の鳴き声が。
「あっ、そうそう。はい、ご主人様に会いたくて仕方がなさそうだから連れてきましたよ」
 そう言ってディースが一歩後ろに下がると、ディースの足許から黒猫が飛び出してきた。おお、これぞ我が愛猫シュレディンガーの姿!
 俺は屈んでシュレディンガーを胸に抱き感触を味わいながら喉を撫でた。うなぁ〜、と猫撫で声を発し、眼を細めて実に気持ち良さそうにするシュレディンガーを見ると、心が実に安らぐ。この毛のふさふさ具合といい、眼のくりくり具合といい、やはり猫は良いな。
 突然のシュレディンガーの出現により、俺の心は喜びに満たされ、そのまま廊下を歩いていった。
「そういや、飯まだじゃないスか? 食堂行きましょうよ、食堂」
「……だなぁ、丁度腹も減ったし、コイツにも何か喰わせてやらんとな」
 俺の胸で、なぁ〜、と鳴くシュレディンガーを見て、緩んだ笑いが浮かぶ。それを見て、ディースがにやにやしているのが見えたのでなんとなく膝裏を蹴っておいた。此処は筋肉のついていない急所のようなものだから、皆は真似するなよ。
 食堂へ向かう道は……此処を左だったな。
 魔力加工された白い石の上に紅の絨毯が縦横無尽に敷かれている廊下を左へと曲がる。因みに壁も魔力加工された白い石で、この城に静寂を齎していた。
 此処の清掃とかは誰がしてるんだろうか? そういう細かい所も色々と気になってしょうがない。俺とディースの部屋も、なんか知らない間に綺麗になってることがあるし。まぁ、ともかく今は飯だ。時間的には三十分も無かったのだろうが、体感時間で五時間を越えてしまったあの説教のせいで正直腹がペコペコなんだ。今ならば好物の『山菜と山狗の味噌雑炊』がいくらでも食べれる気がする。まぁ、皆はこのよく解らない料理名を見て好んで食べる気にならないのだろうが。……美味いのに……。
 次の十字路を右へ。
 その突き当たりに見える扉が、食堂へ続く扉となっている。
 とてつもない広さを誇る食堂で、ゆうに五千人は這入れるらしい。コックの皆は大抵の料理が作れるので安心して自分の好きなモノが食べれるのだ。勿論、メニューも在る。俺が好物の『山菜と山狗の味噌雑炊』はメニュー内の料理だ。俺が頼みすぎてメニュー化してしまった。
 食堂へと這入る。まだ昼前なので、人は少ない。まぁ、外に出て食べている奴らも多いし、昼時になってもあまり人がいないときもある。人が居ないといっても、五百人ぐらいは這入っているのだが……。
 俺はいつものように注文受付口へと走り、好物とシュレディンガー用のミルクを頼む。
 ディースは俺の後ろからAランチを頼んでいた。
 因みに俺達は皇国に属する騎士なので、金は払わなくて良い。
 取り敢えず順番が来るまでチケットを貰って席に座る。此処の食堂は長机に長椅子ではなく、此処の机に四つほど椅子が付いている、喫茶店みたいな感じの席だ。
 幸い人が居ないお陰で、すぐに順番は回ってきた。カウンターまでとりに行く。
 ……あれ?
「コック、なんか今日は量が多いみたいだけど?」
「はっは、毎日それ頼むからね。サービスサービス。おっとAランチはあんたかい?」
「先輩、良かったッスね……ってはい、俺ッスよ!」
 にしし、と後ろでディースが笑いながら注文を受け取る。
 確かに、これは嬉しい誤算だ。
 席に座って、いただきます、の合掌の後に食事を始める。ディースは右手の人差し指と中指を合わせて、左肩、右肩、額、顎、胸の順に故郷の双翼十字印を描いて合掌、さらに俺が教えたいただきますの言葉も言ってから食事を始める。ディースは朝起きたときにも、この双翼十字印を描いて空に向かって辞儀をする。故郷に居たとき、宗教に入っていたらしく、癖というか習慣になっているらしい。
 ディースはこれをやってるときは真面目な顔になる。
 とまぁ、そんな事は今はどうでもよく、俺は減った腹に雑炊を詰め込み始める。やはり俺はこの味が好きだ。山菜が山狗の味をフォローして、味噌味がそれをさらに昇華させてくれる。熱いのもご馳走のうちだ。しかし俺が勧めると皆は悉く嫌がって口にしようとしない。ディースでさえ一口食べさせてみた時に「倭国の味は俺の味覚とは合わないみたいッス」とか言って嫌がっていた。ざるそばは美味いとか言ってた気がするんですけど、どちらも倭国の料理なんですけど!
 決して俺の味覚が変なのではない、と信じたい。
 俺が味噌色に染まった雑炊を木のスプーンで掬い、口に含むと同時に、背後から声が掛かる。
「お、こんな所で奇遇ねぇ。一緒に食事してオッケー?」
 俺は振り向いて、声の主を確認する。高い声だなとは思ったが、やはり女だった。金色の髪を後ろで束ね、ポニーテイルにしている。耳は少し尖り気味で、蒼海色の双眸は光を吸収し、放っていた。
 …………? 誰だ、コイツ。
 全然ちっとも全くこれっぽっちもやっぱり思い出せないというか会った事がない。
 いつも俺と一緒に行動しているディースでさえ、コイツ誰だよ、という怪訝な顔をしながらパンを手で千切り、フォンデュに付けて食していた。フォンデュは美味いよな。
「身分証明をしてくれないと、此方も相応の態度を取らざるを得ない。つまり、まず正体を明かしてほしいね」
「遠回りな言い方が好きなの? まぁ良いけど。私は皇国直属実行機関の魔術師、リィン・エルバーグ。はい、正体明かしたわよ、次あなたー」
 ……まぁ、いいか。正体を明かせば此方も明かすのが礼儀というものだろう。
「皇国直属騎士団上級実行団員、シュウジ・オクムラだ」
「いや、知ってるけどね」
 …………。
 なら言わすな!
 喧嘩売ってるのか、コイツは。
「先輩、コイツあれッスね。確か≪水遊びのリィン≫じゃなかったスか?」
「水遊びじゃないわよ、失礼ね。≪光水(ひかりみず)のリィン≫よ!」
「似たようなモンじゃないッスか」
「何処か! 全然合ってないわ!」
「水とリィンって所が合ってるッス」
 ……コイツら……似たもの同士というかなんというか……まぁ、無視しとくか。そう思って俺は少し冷め始めてきた味噌雑炊を口に含む。しかし結構な量だ、雑炊というのは少しのご飯でも結構な量になるのに……これ一体どれくらい入れたんだろう……。
 二人の様子を見ると、どうでもよくなったのか、リィンが席に座り不機嫌そうにスパゲティをフォークで弄っていた。ディースは何事も無かったかのようにパンにフォンデュをつけている。実に美味そうに喰うのがなんか羨ましく感じてしまう。
 俺がもう一口食すと、隣に座ったリィンがはぁ、と嘆息してスパゲティを頬張った。
「まぁいいわ、こんな雑魚じゃなくて、私は貴方に用があるのよ」
 フォークで指すのは止めろ。すごく危ない。
「……何の用だ? 下らん事だったら断るからな」
 俺は味噌雑炊を呑み込みながら問う。
 すると、リィンは待ってましたとでも言うように手を叩いてそのまま両手を広げた。テメェが促したんだろうが。
「あのね、私今度単独の任務があるのよ。それについて来てくれない?」
「任務内容を詳しく。内容と報酬によっちゃ用心棒として行かないでもない」
 其処で俺は立ち上がり、シュレディンガーにミルクを飲ませるための皿を取ってくる。コイツ、俺の食事中に脚にしがみついて恨めしそうな顔をしていたからな。きっと、腹が減ってたんだろうな。よしよし、と頭を撫で、喉を撫でて皿にミルクを注ぎ、シュレディンガーの前へとやる。可愛い。
「で、話を続けるわね」
 その俺とシュレディンガーの戯れを邪魔するなど無粋極まりないのだが……まぁ、今回は許しておいてやろう。
「内容はリンガーの村に巣食ってる不死人(ふしびと)達の殲滅とその先の洞穴の調査。どうやら洞穴から魔力が溢れてるらしくって、何かがありそうだから調べて来いだって。女の子に酷いわよね〜」
 リンガーの村……此処からあんまり遠く無い場所だな。上手くいけば一日で終わらせれるか。
「不死人の殲滅はどうでもいいんだな、お前。報酬は」
「二万ぽっきり」
「断る」
 即答した。
「なんで〜! いいじゃんいいじゃん仲間じゃん! 同じ皇国に属する仲間じゃない!」
「命かけて二万クローネはねぇよ。市場の相場から学び直して来い。最低でも五万クローネだ」
 ていうか、五万でも相当安いのだが。本来の市場ならば二十万以上は取っている。皇国に属している魔術師ということもあり、初回という事も在って滅茶苦茶安くしているのだ。
 大きく椅子に凭れなおして、ディースの方を見る。シュレディンガーにパンをやっていた。……我関せずかよ。俺がもし行くとなったらお前もついて来るんだぞ、ディース。ペアとはそういうモノだ、きっと。心の中で呟いた。にしても、ディースの奴が羨ましい、俺もパンにすれば、ああやってシュレディンガーに与えて頬ずりしたり腹を触ったり喉を撫ぜたり寝顔を見たり出来るんだろうなぁ、実に羨ましい。
 思考が逸れた、修正。
 ともかく、俺は報酬が安すぎる事に不満を漏らして、この依頼断ろうかなんて思っていた。
 だが、リィンを見れば、震えながら指を前に出してきた。そして滅茶苦茶躊躇いながら握り締めた右手を開こうとしている。しかし何度も首を横に振り、あげくには涙まで流しながら、くっそぉ、私の敗けだ! みたいな感じ(すげぇムカつく)で左手で右の指を一本ずつ掌から剥がすように広げていく。そして五本の指を開ききった後、さらに左手の人差し指を、これも躊躇いながら上げた。……六万クローネか……もう少しほしい。
 と思ったら、コイツは俺の予想の斜め上を爆走していた。
「よーし、んじゃあ五万一クローネ! すごい、相場の一クローネ増しだ!」
 冗談じゃねぇ! あと相場はもっと高い!
「テメェ、一クローネ如きで俺らが動くか!」
「くっ……ならば大目に見て五クローネ増し! すっごい、五クローネあれば何が買える? 野菜買えるよ!」
「野菜の一片だけな。もういいよ、お前と話してると脳が腐りそうだ。行くぞ、ディース」
 シュレディンガーを抱き上げているディースに言って、立ち上がる。そして、まだ金の計算をしているリィンを置いて、味噌雑炊の盆をカウンターに返してその場を去った。
 シュレディンガーは腹がいっぱいになったのか寝ていた。可愛い。


2006/08/22(Tue)22:24:39 公開 / 渡来人
■この作品の著作権は渡来人さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
えー、皆様暑中お見舞い申し上げます。
久しぶりに投稿するということでかなり緊張していますが、よろしくお願いします。
それでは此処まで読んでくださった方々に最上級の感謝を込めて、ありがとうございました。

*誤字修正

作品の感想については、登竜門:通常版(横書き)をご利用ください。
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