『カントリー・カラー 「プロローグ〜第一章」』 ... ジャンル:恋愛小説 リアル・現代
作者:大屋なつの                

     あらすじ・作品紹介
都会の大手出版会社で働く弥助と生まれた故郷で小さな飲食店を営むかたわら草木染を手がける茜。対照的な二人が織り成す物語。

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■パスワードは10字まで。akinonanakusaなんて13字で無理。というわけで、問い合わせにあった『前パスワード』にしておきました。

せわしい都会の朝。ビジネス街の中心にあるビルディングに入っている大手出版会社。一人の男が編集長に呼び出されていた。
「何でしょう?」
ひょろりとした若い男の問いにずんぐりした編集長は淡々と事務的に言い上げる。
「お前、明日から出張な。この町を取材してこい」
出張の行き帰りの移動手段となる電車のキップを渡される。それに印刷された行き先を一瞥すると、男は目を丸くした。何と言っていいか分からず
「…はぁ」
と一言、情けない声を上げた。




カントリー・カラー 「プロローグ」




神崎弥助はその日、不服そうな表情で電車の座席に腰を下ろしていた。
眉をしかめて、明るい茶色に染めた短髪をクシャクシャと苛立ち気に引っかきまわす。一流の出版会社に入社、メジャーな雑誌の記者になれたまでは上手くいっていた。それが始めての大仕事の出張先がとんでもない、いまま で名前も知らないような田舎だ。
座席の下に無造作においたスーツケースの上に足を投げ出し、頬杖をついた。行儀が悪い。せっかくの下ろしたてのスーツがだいなしだった。市内から2時間もかかるその田舎町はなぜだか一部の若者に人気なのだそうで、それを調べてこいと編集長は言う。
「人生って、うまくいかねぇ…」
ふてぶてしく呟くと、弥助は目を閉じた。丸々2時間をふて寝についやすつもりだった。


田舎の朝は早い。
私は夜明けとほぼ同時に染め物の作業にかかる。今回は柏の葉を煮る事にした。柏の葉がたっぷり入った籠を担いで工房の重い扉を開く。工房といっても古い日本家屋の蔵を改造させてもらって染め物工房として使っているだけだ。
草木染めをしているというとけっこう年配の方が多かったりするけど、私、水野茜はまだ21歳だ。茜はめずらしいことに「あかね」とは読まずに「せん」と読む。名付け親の母さんのネーミングセンスを侮っては行けない。私が小学校の頃飼っていた犬は白い毛に茶色いブチがあり、それが本人曰く「豆餅」に見えたので名前は豆餅になったほどの個性的なセンスをお持ちだ。個人的には「あかね」の方がきれいな読み方で好きなのだけど……。20代であるにかかわらず、田舎町に住んでいる変わり者で、草木染めは趣味。まだ私はそれで食べていけるほどうまくなく、月に一度、師の工房に通っている。
本業は母屋をリフォームした飲食店で、カフェなのかレストランなのかは微妙だけど、こんな田舎でもお客さんはそこそこ来てくれる。というわけで染める時間は朝早くしかない。私は昨日、近所の山で摘んできた大量の柏の葉を水でバシャバシャ洗い、すべて洗い終えたら今度は細かく刻んだ。刻まれて細かくなった葉から草のみずみずしい匂いが鼻孔をくすぐる。刻む合間に釜に水をそそぎ、かまどにくべ、ふと空を見上げた。明け方の空は青いような紫のような不思議な色をしている。太陽が顔を出すとそれまでの淡い色は消え、日の周りは濃い赤銅色に染まる。どんな草木を使えばあんな色が出るだろう。柏を刻む手を止めて、しばらく考えにふけった。

辺りが明るくなる頃には、私は釜を煮出していた。
沸騰し、あぶくが湧き出る釜を慎重に見ながら両手で染め棒をしっかり掴み、ゆっくりかき混ぜる。汗が頬を伝った。初めは伝うたびにぬぐっていたけれど、面倒になってから放っておくことにした。色素が無色の水を彩り、布袋でこすと釜にはたっぷりの柏の葉の煮汁。その中にたくさんの真っ白な糸を漬ける。白の糸は色を吸い込み、それが十分なほどになると数回風を入れた。糸の真の真まで染まると媒染をする。鉄媒染のおはいろで深い緑が黒い褐色に変化した。
私は色が変わるこの瞬間が好きだ。まるで自分が魔法使いにでもなったように感じて、すぅ、と変色してしまう煮汁が生きているように見えるからだ。染まった糸達をロープに吊るして干す。これで一段落ついた。息を大きく吐き出した。最近は飲食店の方が忙しくてひさしぶりの染め物。久しぶりにしてはまぁまぁの出来で、少し満足。
私はさっさと釜を洗うと、母屋の厨房に向かう。今度は料理の下拵えが待っている。


田舎の朝は早い。
だが弥助の朝は少し遅かった。
昨日、電車を降りるとすぐ町の人に取材をして、なぜか町長に気に入られて、集会所でお酒をごちそうになって、それから、その場で寝た。頭は二日酔いで悲鳴を上げそうなほどに痛い。水を一杯のみ、スーツに着替えると集会所を這うように出て、頭痛を無理矢理無視して歩き出す。田舎の朝は彼の心情とは裏腹に爽やかで、風に混じって味噌汁の匂いが鼻をついた。食欲をそそるその匂いは二日酔いの弥助にとって皆無だ。弥助は一人呟く。
「今日は朝食はいらないな…」
どうにもならない頭痛と格闘しながらのろのろと歩いていると、いつのまにか町の外れの方に来ていた。気づくと目の前に古い日本家屋。昨日取材した町民の民家よりももっと年代物のようだ。庭には結構広い家庭菜園があり、奥には小さいが蔵まであるみたいだ。こじんまりした看板が立っていて、そこはこの町唯一の飲食店のみたいである。香ばしいトーストとコーヒーの匂いが漂う。
弥助は首を横に振り、再び呟く。
「今日は朝食は…」
そこで腹の虫が勢いよく鳴いた。
「……コーヒーだけでも飲んでいくか」

ドアを開くとベルが軽い心地よい音を響かせた。時計を見る9時。中から女性の声がした。
「いらっしゃい!」
のれんをくぐって奥から顔を出したのは自分とたいして年の変わらないような女性だった。黒くて長い髪の毛を木製のバレッタできちんとまとめて、化粧はほとんどしていない。していなくても気にならないほど、彼女の肌はきれいだった。
「お一人様ですか?」
良く響くアルトでそう聞かれ、頷く。
「今他にお客さんいませんから、お好きなところへどうぞ」
弥助はぐるりと見渡した。日本家屋のよさを残し、改造された純和風の店内は趣味がいい。どこにでもどうぞと言われるとどうしていいか分から無くなるもので、弥助はなんとなく厨房を対面しているカウンターに静かに座った。
「ご注文は?」
「ブレンドのホット。…それから、じゃあサンドウィッチを」
「かしこまりました。御朝食ですか?」
「あぁ、さっきまで眠りこけていたんだ。おまけにひどい二日酔い」
弥助が大袈裟に肩をすくめてみせると店員はころころと笑った。会社のOLとは違う、素朴な笑い方だった。まるで少女みたいだと弥助はなんとなく思う。
「はい、どうぞ」
数分立つと、湯気の立つコーヒーとサンドウィッチが木製のお盆で運ばれてきた。受け取ると、いろいろと説明をしてくれる。これは、親戚から頂いたパンなのだとか、これは町で取れたキュウリなのだとか。都会の喫茶店でこんな風に説明されると苛立つ弥助だが、なぜかその説明が聞いていて心地よく、弥助も質問をしながらにぎやかに食べた。せわしい都会ではありえないような実にゆっくりとした時間が店内に、町に流れているのをいまさら実感し、とても羨ましい気持ちになる。
彼女の知人の自家製だという胚芽パンのサンドウィッチとブレンドコーヒーはとても美味しかった。食べ終わって一息つくとカウンターの隅のものが目に留まる。赤と言うのか、オレンジと言うのか不思議な暖色の糸の束がきれいにディスプレイされていた。その色はとても自然的な色で他人の目を留めさせる不思議な力あるような気がする。
きれいな色だな、何と言う名前の色なんだろう?
レジで支払いを済ませた後、弥助は聞いてみた。
「あぁ、あれは茜色っていうんですよ。きれいですよね」
それから、忘れていたと麻のエプロンのポケットから錠剤を取り出し、弥助に持たせてくれた。
「二日酔いの薬です。私もたまになるので持っているんです。どうぞ使ってください」
店を出た時、弥助は表札に目を向けた。
『水野 茜』
きれいな字でそう彫られていた。
「…あの色と同じ名前かぁ」
素朴な笑顔に似合う色だなと思った自分が恥ずかしくなって、先ほどの錠剤を水も無しに無理矢理飲み込んだ。





 「第一章」

6月中旬とはいえ、外に出っ放しだとかなり暑い。あれから今日も取材に回った、というより文字どうり走りまわった。しかし、頭痛はアカネという女性の薬のお陰でだいぶよくなっている。感謝だ。夕暮れが近づくと小さな子供たちがあぜ道を走り、家路につく様子はまるで昭和のような風景で、いいなと思う。とはいえ田舎はやはり不便で、早急に取材を終わらせて市内に戻りたいのが本音だった。
若者に田舎町が人気な理由を聞き出さなければいけないのだが、肝心の情報が集まらない。出会うのはお年寄りばかり。若者なんて今日会ったアカネさんしかいない程で、いいかげん諦めたくなってくる。
「くそ。がせじゃないのか? 編集長」
そのとき、子供たちが前を通り元気に挨拶してくれる。
「こんにちわー!」
「こんにちは」
弥助もそれににこやかに応じる。駄目元ではあるが、聞かないよりはましだと子供達に聞いてみることにした。
「ここらへんに若いお姉ちゃんやお兄ちゃんがよく来る理由、知ってるかい?」
「お兄ちゃんとお姉ちゃん?うん!知ってるよ」
「……わぉ」
ドンピシャリだ。はやる気持ちを押さえて弥助は詳しく聞き出そうと話をさらに進めた。
「なんでなの? 教えてくれないかな」
「センちゃんのお店にみんないってるんだよ!」
「セン?」
なんだその数年前にブレイクしたアニメ映画の主人公みたいな名前は。
「うん!センちゃんはすごいんだってお母さんが言ってた」
女なのか? センちゃんだし。でも男じゃないとも言い切れないし、もしかしたら動物かも?変な名前つけるなよ。あぁ、くそ。せっかくアカネさんのお陰で頭痛が直ったのに考えると頭がキリキリしてきそうだ。
頭を抱えていると子供が弥助の肩をゆすった。
「あ、お姉ちゃんだ!」
子供が手を振るとこちらへ歩いてきている女性が笑顔で手を振り返す。
「このお姉ちゃんもセンちゃんのとこに行っているんだよ」
弥助は女性に名刺を渡した。
「はじめました。ここで取材をしているのですが、センさんの店に寄られていたんですか?」
女性は微笑んで頷く。
「えぇ」
「いまからそのお店に連れていってもらえませんか?」
「あ、それは無理です」
「え?」
女性はもう仕分けなさそうに弥助を見た。
「私が注文しちゃったから今日は早めにお店を閉めるそうです。ごめんなさいね」
「あ、そうなんですか……。いいです。それじゃぁ明日に、そのお店に伺いますから」
女性と子供と別れて一人集会所へ向かう。
「ま、女でも男でも会えればすぐ取材は終わる。速ければ明日にも市内に帰れるかもな」
小さな収穫ではあるが、弥助の足取りは軽かった。


昨日は早めにお店を閉めた。また美大の学生さんが染布を注文してくれたからだ。薄紫色の染物がほしいんだとか……。ちょうどいいものがあるのだ。庭先の紫陽花。この紫陽花、毎年花を咲かせてくれなくて抜いてしまおうかと考えていたけど、抜いてしまうよりもかなり便利な使い道を発見した。
いっそ、茎や葉を煮立ててしまえばいい。
いつもより少し寝坊してしまったので、あわてながら昨日準備しておいた小枝や葉をネットに詰めて、釜をかまどにくべる。ぐらぐら煮えてきたらすぐに釜にほうれるように近くの机の上にネットは置いておいた。はやく沸騰しないだろうか?
そのとき、蔵のドアが開いた。驚いて、振り返る。
「あの、驚かせてすいません。ちょっとお聞きしたいことがあって……」
そこに恐縮してたっていたのは昨日のスーツを来た二日酔いのお客さんだった。二日酔いのお客さんとは失礼な言い方だけど、名前が分からないし仕方が無い。
「叫んでも返事が返ってこなくて、そうしたら蔵から湯気と不思議な匂いがしてきたので……つい」
「あぁ、かまいません。その用事は急いでいるんですか? もし、急いでいないのなら後からにしてほしいなー、なんて」
 男の人はしばらく考え込んでいるみたいだったけど、深く頷いた。
「わかりました。じゃあ、ここで見学していてもいいですか? それは……?」
「草木染といいます」
私は柔らかい口調でそう言うと、作業に没頭した。
 沸騰する少し前の80℃くらいで紫陽花の入ったネットを釜に放り込み、30分ほど煮出すのだけど、これがなかなか根気の要る作業で、少しの変化で色が変わるからずっと見ておかなければいけない。色が出たらさっとネットを取り出す。きれいな煮汁ができた。
 ぬるま湯に10分浸した布を軽く絞り、ぬるくなるまで冷まして布を入れ、約20分煮染して水洗いする。少量の熱湯で媒染剤のクエン酸を溶かし、溶かした媒染剤に水を入れた。20分間浸すと、ぬるめの染液に再び戻し、温度を上げながら20分煮染る。少しも気をゆるめてはいけない。汗が滝のように出た。男の人もハンカチで顔を抑えてばかりいる。そんな黒いスーツじゃ暑いのも無理ないな。会社員はいろいろな意味で大変なんだ。
染めたての布を広げると薄い紫色に染まっていた。むらもない。完璧だ。
ロープにほして、男の人に麦茶を出してあげた。縁側に座って、とりあえず落ち着く。
「染物もしているんですね。すごいですよ」
ほめられるとくすぐったくなる性分の私はほほが緩むのを必死で抑えていた。
「いいえ、いや、そんなことないですよ」
お茶をグイっとのみほし、男の人のほうを向いた。
「ところで、聞きたいことって……?」
「そうでした!あのですね……」
そのときちょうどタイミングよく、染物を注文した女子大生が手を振りやってきた。
「出来たよー!」
「本当ですか?! ありがとう、茜さん」
女子大生の子も嬉しそうで、この笑顔を見ると染めた甲斐があったと思う。すると突然隣の男の人が驚いたように立ち上がった。私と学生さんを交互に見て、口をパクパクしている。喩えるなら鯉みたいに。
「せんっ? ちょっと、君。せんって……!!!」
大きく一度深呼吸して、男の人は学生さんに質問した。動転しているようで、目がキョロキョロしている。なんで気が動転しているのかは知らないけど。
「あの人がセンさん?」
「はい。工房でいつも染色してくださる水野センさん。漢字は『茜』と書くんだそうです」
男の人は目を見開いたままボンヤリと呟く。
「あぁ、あかねじゃなかったんだ……」
どうやら彼は間違えて「アカネ」と読んでしまったらしい。なにか大失態をしたとでも言うように頭を抱え込んでいて、どう声をかけていいのか分からず、とりあえず学生さんに乾燥し終わったら連絡を入れると伝え、彼女が嬉しそうに帰るのを見送った。
工房に戻ると私の顔を見るなり、頭を思い切り下げた。そのいきおいはビュンという風が切れる音がするほどで、私は慌ててしまう。
「あの、どうされたんですか?」
男の人は頭を下げたままかなり必死な声色で叫ぶ。
「名前を間違えてしまって、すみませんでした!」
私は彼のなぜか必死な行動が妙に面白くて失礼ながら少し、笑ってしまった。
「いや、いいですよ。センと読む方が無理がありますもん。頭下げるの、止めてください」
彼は頭を上げたが、いぜんとしてすまなそうな顔のままだ。
「なんで、あなたは、えっと……名前は? あと、私になにか御用なんですか? なんでそんなに必死なんですか?」
質問を一度にして、かなりおかしな言葉づかいをしてしまう。彼の妙な行動が映ったみたいだ。
「あ、あぁ。僕は……」
スーツの隠しポケットから名刺を取り出す。慌てているようで、手つきが不器用な事このうえない。
「こういう者です」
彼の名刺には『神崎弥助』という名前と、結構有名な出版会社の社名が印刷されていた。


なんだかとんでもない事が起こった。
弥助は心底狼狽していた。「アカネさん」と「センさん」が同一人物で、自分は失礼な事にこれから取材するであろう人物の名前を間違えて覚えていたのだから。わたわた慌てるとそれがすべて裏目に出るようで、必死に謝るとなぜか笑われ、名刺を出す手つきもおぼつかない。踏んだり蹴ったりで泣きたいくらいだった。
茜は弥助の名刺をしげしげと眺め、弥助を見上げた。
「それで、その大手出版社の記者さんがこんな田舎町にどんな御用で?」
 いままでの大失態のお陰で言いにくいことこのうえない。失礼に失礼を重ねるような気持ちで、
「この町が、一部の若者に人気ということで……その人気の元であるこの工房を、取材させていただきたくて」
しろともどろにそれだけつぶやいた。
 茜は何も言わない。弥助は頭を再び下げようと、頭に力を入れた。そのときだ。
「……ふふ。あははははははっ!」
茜が腹を抱えて笑い出す。顔は天を仰いで、なにかがおかしくて仕方がないようだ。
「な、なんなんですか?」
「あ、いや、ごめんなさい。……おかしくて」
茜は微笑みながら笑い泣きで目のふちに滲んだ涙を拭いた。
「なんかもう。名前は間違えられるし、同い年くらいなのになんかかしこまっちゃってるし、名前を間違えたくらいで物凄い慌てて頭下げられて取材を申し込まれるし……、もうおかしくて、おかしくて!」
「……はぁ」
茜はごめんなさいと笑いながら手を弥助に差し出した。どうやら握手を求められているようだった。
「こんな何もないところだけど、ゆっくり取材して言ってください。歓迎します」
 弥助はしばらくぽかんと差し出されたほっそりした手を見ていたが、はっとして握手に応じた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」

握った彼女の手は染物で荒れて、ひんやりとしていた。でもその笑顔は温かかった。


 弥助さんはしばらくぼけっとしてたけど、きちんと握手に応じてくれた。彼の男の人の割りに細い手は日焼けして、お母さんの手みたいにあったかかった。


2005/09/17(Sat)16:51:47 公開 / 大屋なつの
http://www.geocities.jp/odoroki_momonoki_minonaruki/
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■作者からのメッセージ
私のHPに乗せる予定のものなのですが、果たして人に見せれるものなのか不安です。ということで皆さんの意見が聞きたいです。どうかよろしくお願いします。染物のこともかじった程度なのでいつボロが出るか…。

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