『鎖無雷屋 1話』 ... ジャンル:未分類 未分類
作者:アトラ                

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生物は生きている。

人も、動物も、植物も

体があるから生きている

では体が無いものは?

魂が体から抜けてしまったものは?

普通の人には見えない状態

それは霊といわれる。

霊は生きているのか?死んでいるのか?

普通は「死んでいる」と答えるだろう

そうだろうか?

目に見えなくても魂はあるわけで

その「魂」は確実に「生きている」

では全ての魂は生きているのか?

まだ未練を残して魂が体から抜けるとこの世に残るという。

その未練が無くなり、この世からあの世へ魂が行くとき。

その時に本当に「死んだ」とといえるのではないだろうか?

この物語は「生きている魂」を「死んだ魂」にする人達の物語










  鎖無雷屋    第一話  「出会イハ突然」




「え〜…・だからこの問題は」

前を見ればわけのわからねぇ数学的な図形が黒板にびっしりと書かれ、それを証明する先生。

右を見ればそれを写す生徒

「数学なんざたし算、ひき算、かけ算、わり算ぐらいしか社会じゃ使わないだろ」
おれはボソっと呟いた

ふと外を見ると青い空が広がっていた。

「あぁ…・今の俺なら空飛べそうだわ」

そんな夢みたいなことを呟いているときだった

パコンと頭に軽い衝撃が走った。

「木下、空飛ぶ前にノート写せ」

横を見上げると数学担当の先生が俺を困った顔で見ていた。

「ノート写すなんて紙が無駄じゃん!」

「ノート使わないほうが無駄だろ!てゆーか今授業中!目ぇ開けたまま夢見るな!」

「夢みるのは大事なんだぞ!夢は無限に広がる世界、その世界で空飛びたいって思って何が悪い!?」

「だいたい人が何も無い状態で空飛べるわけないだろ!」

「いや飛べるね!今の俺ならノリで飛べそうな気がする!」

「ノリで生きている奴が言うな!ノリで飛べたらライト兄弟だってビックリだぞ!!」

教室いっぱいに笑い声が聞こえる

まぁそんな感じで学校が終わり、家に帰ってるときだった。

そういや俺、ろくな人生おくってないな

ふとそう思う。

俺が13歳の時、家族を亡くした

交通事故で父さんと母さんと兄ちゃんをなくした。

どうでもいい存在だった

だけどなくなって初めてかけがえのない存在だと気付いた

なくなってから気付くなんて遅すぎるよ…・

別れは突然か…・

いっその事俺も…・

そう考えながら横断歩道を渡っているときだった

横からいきなりすごい音がした。

ズガン!!

何かがぶつかった?体に痛みが走った。

「痛って!!…・あれ?」

なぜだろう?痛みが急に無くなった

「どこも怪我してないし…・おかしいな」

不審に思い、あたりを見回した。するととんでもないものを見てしまった

「…・俺!?ちょっとまてよ!なんで俺が倒れてるんだ!?」

真下に自分が血を流して倒れていた

「そうだ!横からすごい音がして俺に何かがぶつかったんだ、ってことは…・俺は…・」

頭の中を整理しているときだった、「アイツら」が俺の目の前に現れたんだ。

「うわ!誰だ!?」

目の前に黒いツンツンの髪形をした男と青髪のショートカットの女が現れた。

「どぉもぉ〜鎖無雷屋でぇ〜す」

黒いツンツンの髪形をした男が言った

「16歳、木下 雷(キノシタ ライ)、170センチの身長に茶髪、間違いないよ」

続いてショートカットの女が言った

「は・・?なんで俺の事知ってんだよ?」

「鎖無雷屋だからだよ」

それが俺とアイツらとの出会いだったんだ




「出会いは突然」


2005/03/04(Fri)11:47:31 公開 / アトラ
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■作者からのメッセージ
初めまして!アトラと申します
まだまだ未熟者ですが今後皆様よろしくおねがいします!
あと鎖無雷屋(さむらいや)と読みます。

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