『PIANISTV』 ... ジャンル:未分類 未分類
作者:凪砂                

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ガシャン。
ウォーミングアップをしていた最中の音楽室に、その音は響いた。
PianistV
「ていうか、意味わかんない。楽器投げるなんて、最低じゃない?」
「最低。音楽を志す同志として、同じ部員として、人間として」
「だって、何怒ってたのか知らないけどさ、普通投げないでしょ?」
「普通じゃないんでしょ」
「だけどさ……コンクールは、出れないよね」
「私たちは出れるんじゃないの?」
「そうだけど……最後のコンクールだし、みんなそろって出たいじゃん。」
「ほっとけば?私は、楽器を投げるような人と、一緒のステージに立ちたいとは思わない」
「わたしも。流生の言う通りだよ。そんな人、ステージにたつ資格無い。楽器を触る資格も無い」
 学校から帰る途中のバスの中で、そんな話をしている女の子達がいた。スカート
の丈を短くして、ルーズソックスに茶髪。高校生か中学生か。だけど、話をしてい
ることはいたってまじめな話だ。そして……その中で、流生と呼ばれた女の子……
どこかで見たことがある。そうだ。この間、テレビ局にいったときに見た……“14
歳の天才サックス奏者”だ。あの子……ロックサキソフォンが、凄く上手くて……
「お姉ちゃん?何さっきから流生の事見てんの?」
「仕方ないよ。流生、有名人だもん」
「だけど、あの人どっかで見たことあるよ……?」
「どこにでもある顔なんでしょ」
「そっかー」
そこで、私の話は終わり、彼女たちは、また、自分たちの話を始めた。


そう言えば、お兄ちゃんは7歳のときに既に、“天才”の名を手にしていた.一部
の人たちから、“神童”と呼ばれ、そして私はそのお兄ちゃんをお母さんに抱かれながら見てきた。

 天才が、そんなにどこにでもいるのなら、世の中天才だらけだ。私の近くに、固
まっているだけなのかも知れないけれど。
 “天才”が、私の近くに固まるのは、神様の嫌がらせなのか、そうじゃないの
か。私も、ひょっとすると、神様から嫌われているんじゃないだろうか?ときどき、そう思いたくなる。


 今年の春、私は、日本トップの音楽学校、“明光音楽院”の高等部に入学した。
本当は、普通の高校に行くつもりだったのだが、その学校に“サマースクール”
があるということと、修学旅行が、ヨーロッパということで、そこに、決めた。お
母さんは、「そんな学費の高いところ……」と、反対していたのだが、私は、入試
の成績がTOP3以内(実技も、筆記(5教科&ソルフェージュ)も)に入ってい
たので、授業料免除だった。(実際の順位は知らない)


 あの地震があった日から1年。いろんなことがあった。まず、私は、全日本音楽
コンクールのピアノ部門中高生の部で、最優秀賞をとった。 
 それから、CDデビューをした。お兄ちゃんと一緒に、彼方さんの作った連弾曲のCDのピアノを弾いた。
 あと、お兄ちゃんの言った通り、彼方さんの指は、治った(そのCDの収録が終わって少しした頃、急に)。
 中学時代のクラスメイトだった女の子が、卒業したあと4月に16歳になってすぐに、結婚した。
(その相手は、確か……数学の本宮先生。去年先生になったばっかりだったしな)
他は……何かあったっけ?
そうだ。そう言えば、お兄ちゃんがフランスの学校で一緒だった沢松さんという、
とても綺麗なヴァイオリニストの女の人と、婚約した。
 沢山ありすぎて、詳しい事とかは、あんまり覚えてないんだけど、とりあえず、いろんなことがあった。


 そしてバスを降りて、家へと向かった。流生と呼ばれていた女の子も、同じバス停で降りて、同じ方向へと向かっていた。
 そして、少し歩いていって、彼方さんのマンションの前についた。流生ちゃん
は、エレベーターで、7回に上っていった。
「あそこって、彼方さんのうちじゃない」
そして、彼方さんの家の前で止まったかと思ったら、インターホンを押した。
「彼方?流生だけど。」
すると、ドアが開いた。私は、とっさに隣の家の玄関の前にあった、観葉植物の後ろに隠れた。
「やぁ。久し振り、流生。さ、早く入って。……あ……今日、俺の彼女。来てるんだけど、いいかな」
「いいよ。私は構わないけど」
「よかった。美里維ちゃんも、入って。」
見つかってたんだ。私は、そのとき顔から火が出そうなくらい恥ずかしかった。
「面白い人ね。観葉植物の後ろに隠れる人、始めてみたわ」
そう言われて、誉められたのか、けなされたのか少しだけ考えて、頭を混乱させてしまった。


話の内容を聞いている限りでは、彼方さんの新曲のサックスを流生ちゃんに吹かせ
たいと、彼方さんが我侭を言って、流生ちゃんが「それじゃぁ、打ち合わせはあな
たの家でいいかしら?」って言って、現在に至るらしい。
「そうすると、サックス奏者、もう1人要るんじゃないの?」
「要らないよ。僕がやるから」
「じゃぁ、ピアノはどうすんの?誰がやるの?」
「誠二か、美里維ちゃんにやってもらえばいいよ。」
「もともと、ピアノだって2人要るでしょうが」
「それじゃぁ、誠二と美里維ちゃんにやってもらえばいい」
「誠二だって、忙しいでしょう?」
「ま、大丈夫でしょ」
「その、楽天的な考え方は、やめて欲しいわ」
「いいじゃない。プラス思考っていってよね」
「はぁ……。」
「そうしたら、Drmsは岡野でいいのかな?」
「私は、源さんのほうがいいとおもうけど」
「だめ!源さん、僕と超仲悪いから!」
「じゃぁ、勝手にして。ギターは、新藤?」
「金管……どうしよっか。」
「高校生の、上手い子とか、その辺で、探して来たら?あんたの彼女も、音楽高校って言ってたじゃない」
「そっか……じゃぁ、そうしよう。今度いってこよーっと。」
「ちゃんと連絡してからね」
「はーい」
2人の話は、すべて、勝手に進んでいっているように見える。かなり、勝手に。参
加メンバーとか、決定しているような喋り方だったけど、断わられたらどうするつ
もりなんだろう?だけど、きっと彼方さんは、そんなとこまで考えていないと思
う。付き合い始めてわかった。あの人は、かなり自分勝手な人だと。しかも、かな
り、我侭な人だ。私は、お茶を入れながら、1人で考えていた。


「じゃぁ、私、そろそろ帰るから。」
「あ、うん。ばいばい」
「他のメンバー決まったら、また連絡して」
「OK。わかったよ」
「じゃぁ」
6時半を過ぎた頃に、流生ちゃんは帰っていった。


「ねぇ、美里維ちゃん。誠二、やっぱり忙しいかな?」
「忙しいと思うよ?今年中は。全国ツアーとか。引越しもするみたいだし、結婚式が12月にある。」
「誠二、結婚するの!?」
「知らなかったんですか?」
「……誰かと付き合ってるって言うのは、聞いたことあるけど……」
「沢松さんっていう人でしたよ。」
「沢松さん?ヴァイオリン科の?」
「そうだったとおもいます……」
「……まじかよ……。誠二が結婚?しかも相手は、沢松さん……。いいなぁ……。」
「相手が、沢松さんなのがいいんですか?結婚するのがいいんですか?」
「結婚するのがいい。」
「じゃぁ、あと2年半くらい待ってください。高校卒業したら、結婚して下さい。」
「ま、そのつもりだけどね。何か、誠二に先越されたの……ムカツク」
「また、小学生みたいなこと言ってるし」
「だって、何か嫌だもん」
「お兄ちゃん、きっと大変だと思うな。世界一は無理かもしれないね」
「それだったら、なんか嬉しい。僕が、世界一になれる」
「お兄ちゃんがいたらなれないんですか?」
「いても、なれるけど……ライバルは、少ない方がいいじゃない」
「私も、世界一を目指してるんですよ?」
「無理だね。僕のほうが上手い」
「それって、酷くないですか?」
「事実を言ったまでだよ」 
かなり酷い台詞を、真顔で言うのは、いい加減よしてほしい。本人に悪気は無いの
だろうが、言われつづけてると結構傷つく。だけど……私が拗ねると、すぐに笑っ
て謝ってくれる。それだけで、傷が癒されるような気がしている。


「断固拒否」
家に帰ると、お兄ちゃんが電話に向かって喋っていた。最初の台詞だけで、誰と喋っているのか、見当はつく。
「だいたいなんで俺がやらないとダメなんだよ。自分でやれ、自分で」
私は、ソファーに座って、テレビをつけた。今から、いつも欠かさずに見ているお笑い番組が始まる。
「嫌だって言ったら、絶対に嫌だ。めんどくせぇ。じゃぁな」
お兄ちゃんが、乱暴に受話器を置くのと、番組のオープニングテーマが流れるのは
同時だった。そういえば、このオープニングの曲を作ったのも、彼方さんだっけ。


「ねぇ、美里維!今度うちの学校に、あの『緒方彼方』が来るんだって!知ってた?」
そう問われて、「知ってるよ。1週間くらい前からね。」なんて、本当のことを言
えるわけが無い。彼方さんは、今朝学校に電話していたのだから。
「え?ホント?やったぁ!何しに来るの?」
などと、今はじめて知ったような、返答を返す。毎日、嫌というほど顔を合わせて
いるのだが、付き合っているということ自体、この学校の人は知らない。
「あのね?新曲のブラスを担当する人を選びに来るんですって。私もさぁ、ほら、
金管やってるじゃない?オーディションやるらしいから、受けてみようかなぁ?」
「やってみたら?ほら、飛鳥上手いから。きっと受かるよ!」
「そう?じゃぁ、受けてみる。だけど……残念ね。美里維も受けたいんじゃないの?」
「……」
そう聞かれて、私はこまってしまった。「いいよ、私は」とかいっておいて、ちゃ
っかり出てるのもなんか嫌だし、「もう、メンバーに決定してるから、私はいい
の」なんて言えないし……。
「どうしたの?美里維」
「ううん、なんでもない。その曲、お兄ちゃんがピアノ断わってたから。ひょっとしたら、私、出来るかもしれないんだ」
「お兄ちゃん?」
―しまった。みんなには、お兄ちゃんのことも秘密なんだっけ。
「そう言えば、前から思ってたんだけど……美里維のお兄ちゃんって、佐久間誠二?」
―やばっ。勘付かれてたんだ。
「そう……かな?」
「かな?……って、何で疑問形なわけ?」
「知り合い」
「あ、そうなの?それだったら、少しだけなっとくいくかも」
―すこしだけなんだ……。
私が、少ししょげているところに、また、とんでもないことが起こってしまう。


「ヤッホー!美里維ちゃん!」
「バカ!目立つことはしないっていう約束で、来たんだろうが!」
「そんな約束してないよーだ。」
「お前……(怒)。もう、老化現象始まってんのか?」


「ちょっと美里維、あの人達、知り合い?」
「…………」
開いた口がふさがらなくなりかけた。
「あれ、緒方彼方と、佐久間誠二じゃない?」
「……そうだね。」
「両方とも、知り合い?」
「……うん」
飛鳥から目をそらしながら、チラッと、彼方さんのところを見ると、何やら、携帯
をいじっていた。次の瞬間。私の携帯がなった。出ずに、切った。
「誰だったの?」
「別れた彼氏。最近しつこくて」
本当は、別れてなんかいないけど、それしか頭に浮かばなかった。
 もう一度、チラッと見てみると、かなりショックを受けた表情をしていた。そし
て、また、携帯をいじっているなと思ってみていると、メールが届いた。
『わかれてやる〜〜〜〜〜〜〜(@∠@)』
―ガキか。
本気でそう思ったのでそう書いて、送信してやった。


「ねぇ、誠二?美里維ちゃんが、『ガキ。』って、一言のメールをよこした〜。」
「(笑)お前が、さっきあんなコトしたから、怒ってんだろ?」
「怒ることじゃないよ」
「あいつ学校ではさ、お前と付き合ってること、隠してんだから」
「何で?恥ずかしいことじゃないよ?別に」
「バカ。お前、自分が、有名人だっていう自覚無いだろ」
「誠二だって無いでしょ?そんなの」
「俺は、お前ほどじゃないからな」
「どうやったら、今、喋ってくれると思う?」
「名刺渡して、『お嬢さん、アイドルになってみない?』とか言っとけ。」
「なるほど!誠二、頭良いんだね」
それだけ言うと、彼方はダッシュで美里維のところに行ってしまった。
「彼方っ!」


「そこのキミ?僕、GLプロの『緒方』っていうんだけど、テレビに出てみたいって思わない?」
彼方さんが、いきなり後ろからやってきて、声を掛けられた。「そんな質問されて
も、困る。」とかいって無視しようとしたんだけど。
「思いません。」
普通に、そんなことを言ってしまった。
「残念だなぁ。そう言えば、キミ、ここの生徒だよね。何科?」
「ピアノ科ですけど。何か?」
「今、僕『小宇宙(コスモ)』っていう曲作ってるんだけど、ピアニストが今足りなくて、ちょっと困ってるんだ。1人は、誠二に頼んであるんだけど」
「どうかしたんですか?」
「この学校で、オーディションをやることになってたんだけど、僕は、是非、キミに弾いてもらいたいと、
今思ったんだ。やってくれるかな?」
「……構いません。」
「それじゃぁ、決定だね。打ち合わせとかしたいから、今日学校が終わってからか、明日か……どっちか暇?」
「今日のほうが良いです。」
「じゃぁ、今日、学校が終わってから、ここに来てくれるかな?」
そう言って、彼方さんは、私に紙を手渡した。そこに書かれていたのは、住所だった。
「わかりました。」
「それじゃぁ、またあとで。」
それだけ言って、去っていった。絶対、彼方さんは気付いてないんだろうけど、私
には、かなりの視線が、突き刺さっていた。それも、良い視線ではなく、憎しみを込めた、視線だった。


「ま、今日何されるかは、俺は、想像しないことにしておくよ。明日まで生きてろよな。彼方」
帰り道、誠二は僕に、それだけしか言わなかった。


「あんなことして。明日、私の靴の中に画鋲入ってたり、机の中に剃刀入ってたりしてたら、彼方さんのせいだからね」
「だから、そのことに関しては、何回も謝ってるし」
「私、やっぱりピアノ、断わります。」
「それは、困る。って言うか、断わったりしたら、内履きが焼却炉の方に歩いていくんじゃないの?」
「それは、内履きが可愛そうですね。って言うか、オーディション、ピアノもやるんだったら、
そのときに『合格』っていう形でやらせてくれたほうが、平和です」
「ごめんね」
「謝ってくれても、困ります。2度と、あんなことしないで下さい」
「ま、今度行くのは……オーディションのときかな?」
「学校では、付き合ってることも、佐久間誠二の妹であることも、先生達以外には、完全に秘密なんですからね」
「そうなの?別に、言ってくれても良いのに」
「私が、ダメなんですよ!」
「そう。だけど、気付かないもんなんだね。土日、いつも2人で、どっかいってるのに」
「気付かれても困りますけどね」


そのあと、打ち合わせという打ち合わせもせずに、時間が過ぎ、暗くなったので家に帰った。


そして、オーディションの日が来た。
 このオーディションに合格するのは、5人と補欠1人。トランペット2人に、ト
ロンボーン2人。それから、あのあと、やっぱりオーディションで合格っていうこ
とになったのでピアノが1人。お兄ちゃんが来ないかもしれないのでそのときのた
めに、サックスが1人。お兄ちゃんが来なかったときは、彼方さんがピアノをやる
ということになっているので、サックスのなのだ。
 オーディションは、自由曲と『小宇宙(コスモ)』の初見。審査員は、彼方さん
と流生ちゃんと、岡野さんと新藤さんとベースの七原さん。
 審査基準は、技術と本番の強さ。練習でどれだけ上手くても、本番でぼろが出る
人は、もちろん合格しない。
オーディションが始まると、あることに気が付いた。ピアノで、オーディションを
受けている人は、ほとんど『孤独の中の仮面』を弾いているということだ。たしか
に、彼方さんの作ったピアノ曲で世の中に出まわっているのは、この曲だけだけ
ど。つまらない。彼方さんを見ると、同じような顔をしていて、大きな口をあけて
あくびをしていた。
私の番になった。
「自由曲の曲名と名前を言ってください」
「私は、佐久間美里維。自由曲は『緒方彼方作曲“いつまでも君と”』です」
そのとき、彼方さんが、『え?』という顔をして、起きあがった。
客席で見ている先生達も、同様。『そんな曲、知らないわよ。』という顔で、隣の席の先生と何か言っている。
私は、ピアノの椅子に座って弾き始めた。お兄ちゃんの部屋で偶然に見つけた、その曲を。
“君”っていうのが誰かは知らない。彼方さんが中学生のときに作った、彼方さんが一番初めにつくった曲。
弾き終わった後、会場は、いつ終わるのかわからないような、拍手に包まれた。


「オーディションの結果発表を行います。参加者の皆さんは至急、光棟の310号室に集まってください」


「今回のオーディション、ここの学校の人は、上手い人ばかりで、選考に迷ったん
だけど……とりあえず、合格者の発表をします。Tp2名。永谷司。上条飛鳥。T
b2名。三上亮子。木暮一輝。サックス1名。石田岳。ピアノ1名。佐久間美里維。以上6名。」


「やったね!飛鳥!一緒に出れるよ!」
「うん!頑張ろうね!」


 そして、次の日。メンバーの顔合わせがあった。どうも、お兄ちゃんは、結婚式
の準備に引越し。それに全国ツアーとかで忙しく、出れないことになったのでサッ
クスの石田君も正式なメンバーとして顔合わせに来ていた。
「このメンバーで、『小宇宙(コスモ)』を演奏します。このグループのリーダー
は一応、僕だけど、リーダーの仕事は、ほとんど、流生、岡野、新藤、七原の4人
に任せてあるから、何かわからないことがあったら、その4人の誰かに聞いてくだ
さいね。あ、だけど、曲のことは、僕に聞いてくださいよ」
「リーダーの彼方は、かなり自己中だけど、まぁ、皆さんなれないうちは大変だと思うけど頑張って下さいね」
「流生、それは言わなくても良いことでしょ?」
「いっとかないと、後から大変だからね」
ってなことで、顔合わせは終わった。
 

 1ヶ月後。『小宇宙(コスモ)』は、無事にCDになって店頭に並んでいる。そ
してこれでそのチームは終わりかと思っていたのだが、彼方さんがそのグループを
気に入ってしまい、あと何曲かをこのグループでやることになった。
 そして、ちゃっかりこのグループでお兄ちゃんの結婚披露宴で演奏をしてきた。
沢松さんも、このグループを気に入ってしまい「今度は、私も入れてね♪」と、披
露宴が終わった後に笑顔で言っていた。



END

2003/08/30(Sat)22:31:04 公開 / 凪砂
■この作品の著作権は凪砂さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
なんか、題名と関係無くなりかけてる。
しかもかなり読みにくい。
ほんとうに、ごめんなさい。

作品の感想については、登竜門:通常版(横書き)をご利用ください。
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2020/03/28:Androidスマホにも対応。Noto Serif JPで表示します。