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『委員長は袋とじ! 1』 ... ジャンル:恋愛小説 リアル・現代
作者:愛だんご
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私は、袋閉じ女子です。袋閉じ女子というのはいわゆる世間一般でいわれる草食系男子の女の子版の事です。最近、世間では女が強いといわれていますがそうではなく、私もきがつよいお母さんみたいな女性が羨ましくて、日々そうなりたいのですが急になれるわけでもなく、元から気迫のある容姿でもなく、ひょろっといかにもか弱い女の子を連想させるかのような容姿です。そんな私にも朝が訪れます。
「ふわーあ、眠い…」昨日は、読書にふけっていてあまり眠れなかった。その本のタイトルはというと強い現代女性というとても興味深々だったので友達に借りて読んだ本だふらふらと道を歩いていると遠くから聞こえる女の人のどなりごえ「ちょっとぉ!!あんた何!!車ぶっつけてくれてんのよ!!誤れっての!!」「すっすいませぇぇぇえん」車をぶつけられたのか説教を食らっている泣きながら土下座するサラリーマンの中年男性。「とにかくあんたのせいでくるまへっこんだし、弁償ね」
「えーそんな僕、お金ないですよおー」何なきながら言い訳をしているのかと呆れ学校に向かう、「おはよう…円…」よく挨拶してくるのは
同じクラスの男子 月山 響白泉のプレイボーイの通り名がついている男だ。今日こそ同じクラスメイトとしていや委員長として褐をいれなければならない。私は、そう決意するが
話かけるもどう話題を振ればいいのか訳がわからないのだ(とにかく何でもいいわ、相手は危険な遊びをしているんだから注意しないと今日の朝の女性、気が強い女性、お母さん、現代の女性…)まずは、イメージトレーニングが大切
朝の女性といえば
気がつよく気迫があった、お母さんといえばお父さんよりも強く、恐るべきもの海軍 自衛隊 日本のお母さん、あの時代の米戦争を思いだせ
お母さん数名がというか数万名がこめたわらをもってある人の家におそいかかった。そういえばお母さんは昔から強い、もう明治、大正、昭和、そして現代と継承されていくお母さんの強さ、そうお母さんは日本のヴァルキリーそれを握りしめて今、ゆく足を踏み出して「おい!!ごるあ!!月下あああああああ」「ん?」「てめえーいつもいつも女を…」
唇に何かが強く、べったりと張り付いた感覚
「っ!」「なぁに?…もっと口で犯してほしいか委員長…」日本のお母さんが消えていく、ヴァルキリーが時代を継承してきたヴァルキリーが頭から消えていく「ちょっと…何してるのかなぁ…」顔が赤くなっていく。このままじゃ受け身だ「何だ?円…可愛いのに」「なっなんで下の名前で呼ぶの!!このホストがどうせあんたなんかホストやってるプレイボーイでしょ?わかるんだから…ね?白泉のプレイボーイさん」「はいはい、顔かわいいのにひとりで激怒か…」だんだん相手の魅惑と誘惑に負けていく。本当に褐をいれなければこの先この人の人生は真っ暗というよりも女遊び
女遊び、女遊びの連発になってしまう、待てよ
ー#2「戸惑う関係」ー
何で月下の人生を心配しているのだろう自分が遊んでいるわけでもないし、所詮は他人でもこれは指名なのか、それとも特別な「そんなことない!!恋愛感情なんてない!!」「なぁにおっしゃってますの?」「あっいや」「まさかまたあの殿方の話…」「うん…白泉のホスト…」「そう、あまり褐をいれない方がよろしくて…」梓はいきなり態度を変え、私に警告するように言った「そう…」「あまり知らなくてよろしいのですけれどまぁ、ご友人のあなたの為にあまり相手にしていると響ファンは、発狂しますわ」「発狂…」「そう、ただでさえ、あなたはファンにターゲットにされてますの話をききましたわ…」初めて聞いたターゲットだなんてただ注意しているだけなのにターゲット「でも私、注意しているだけだよ…」「注意だけではあいつらは触発なんてしませんし、
キレるということも一切ございませんわ、まぁ根本的な理由は関係でしょうね」
「関係?」「ええ?根本的な…なんだろ…」
「さっき、月下 響にキスをされていましたわね」キス、あの時の「ええ、あの時もファンの二、三人は見ていたとか」「キレるなら響本人でしょ…」私は、トイレから帰っていくすると
「きゃあっ」異様に濡れた廊下を歩いてしまったのか滑ってしまった「やだ…なんで…」
私がすべってこけたのをただ見て笑い、自分のクラスへ駆け出す女子達「ちょっとこれ!!」
引き止めようとしたが結局、逃げられてしまった「うそ…最悪…」スカートの後ろがびちょびちょに濡れてしまっている「やだぁ…」
「やっぱりあいつらか…」「え?」月下が私の方に近づいていく「何…よ」「後ろ、思いきり濡れてる…」「わかってるから」私は、スカートを正し、教室に向かう「なぁ、円?俺の事好きだろ」「べっ別に…」何故、よびかけられただけで顔が赤くなるのだろうか「ちっ違うからさようなら!!」私は、走って月下の目の前をはしり去る。
ー#3「追い討ち」ー
席に座り、科学の教科書を机の上にだすけれど
落書きされていた。「バカ、調子乗るなか…」
そう呟き、仕方なく落書きまみれの教科書を使う「うう…見づらいな…」ただ、たた先生の話をきくだけで科学の授業は終わった。「はあー先生に言うべきかな…」「やはり落書きされてましたの…」「うん、科学だけじゃなく古文も現代文も地学も何もかも…」「やはり怒りの頂点に達してしまっているかもしれませんわ」
もう、月下の事なんてどうでもいい、私が怖いのは月下ファンの罠だ。次、何されるかわからない、とにかく、いまは、月下とそれを取り巻くファンを避ける事しか考えられない
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2011/09/18(Sun)22:49:33 公開 / 愛だんご
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