天才・神宮寺純玲のアヤマチ｜縦書き表示ビューワ（MSIE、WebKit系ブラウザ用）

『天才・神宮寺純玲のアヤマチ』 ... ジャンル：恋愛小説お笑い 作者：ぺっぺけ: あらすじ・作品紹介
　世界的企業『神宮寺財閥』の令嬢である神宮寺純玲は、絶対的な美貌（ただし年齢は中学生程度）と、幼少からの英才教育による天才的学力兼ね備えている。　正確に少々難ありの彼女の初恋の相手は何とアニメオタク！？; １２３４５６７８９101112131415161718192021222324252627282930313233343536373839404142
　壇上に上がることに緊張は覚えなかった。　
「では、本年度の首席卒業生神宮寺純玲（ジングウジスミレ）、こちらへ。
　貫禄のある老教師が、壇上から私の名を呼ぶ。私はその言葉を当然のように受け取り、立ち上がる。
「うそだろ…小学三年からいきなり飛び級で中学入学して、そのまま首席卒業かよ…」
「やっぱり凄いんだよスミレちゃん」
　ふん、下郎どもめ。そうだとも、私はすごいんだ。お前たちとは人としての質が違うんだ。
「でもあの性格じゃ友達もできねーんだろーな」
「ばか、聞こえるぞ!　いくらほんとのことだからって」
　何を馬鹿なことを。私は家柄にも恵まれている。お前ら下郎どもと交友関係を築こうなどと考えるものか。
　舞台に上る歓談に足をかけたところで、何者かが私に消しゴムのかけらをぶつけた。
「よっしゃ！　命中！」
　下衆が。自分の手の届かぬものには幼稚で低レベルないやがらせか。つくづく救えぬ馬鹿どもだ。
「卒業証書、授与」
　差し出された賞状には、無味乾燥した、何のひねりもない賛美が並べられていた。いただいた賞状には、何のありがたみも感じられなかった。

～第一話～
　Side RYUYA

「しっかしリュウお前さぁ、よく入れたよな、この高校」
「当然だ。俺はここに入るために去年ぜんっぶ勉強に費やしたんだ！　嗚呼、思い返すだけでも涙が出てくるぜ」
　俺、駿河龍也（スルガリュウヤ）は、幼馴染の東間勇（トウマユウ）とともに私立流皇高校の校門をくぐった。というか現在下校中である。
「いやそれにしたってだな…流皇って言ったらお前、日本有数の名門高校だぞ。北は北海道から南は沖縄まで、全国の秀才たちが集まる超一流校だぜ。その校門をまさかお前みたいなヲタ…」
「ストーップ！そこからは禁句だぜ?」
　俺は無理やり勇の口の前に手をあてた。おれの前でヲタクなんて言おうなんてやつがいたら、俺の北斗○拳顔負けの暗殺拳で…。
「そういうセリフがヲタクだって言ってんだよ」
「てめぇ人の心にまで介入してくんなよ！」
　俺は軽く勇を引っ叩いてやった。
「ま、その勉強にかける情熱は認めるけどさ、なんつーか動機が不純すぎんだろ」
「は？」
　全くこいつは何を言っているのか。分かっていないなぁ。学校を選ぶ理由にこれ以上重要なことがあろうか?いや、ない。そうだとも。おれがなぜ流皇を選んだのか…。
「女子の制服が可愛いと理由で高校を選んで何が悪いというのだーーーーーーッ!　おまえは今まであんなフリフリのあしらわれたスカートの制服を見たことがあるかぁ!?　さらにところどころに施されたレース…全国民にこれはゴスロリか制服かとアンケートを取れば９９．９％がゴスロリと答えよう!　嗚呼素晴らしい」
「アホかっ!!」
　特大の拳骨をお見舞いされた。
「こんなところで叫ぶことか!　むしろ俺はデザイナーを今すぐぶち殺してやりたいくらいだ!　あんなもん目に毒だ」
　まったくピュアボゥイはこれだから。あのエロスの良さがわからんとは。ビバパンチラ!　レッツスカートめくり!
「お前は小学生かっ!　それにお前入学初日から周りにドン引きされてんじゃねーか!　なんだあの自己紹介は!?　教室が凍りついただろうが!」
　こいつはおれの教室での自己紹介のことを言ってるのか。
「なんだってお前…もちろんハ○ヒにセリフをもじっただけじゃんか。『東中出身、駿河龍也。ただの女の子に興味はありません。この中に、美乳、貧乳コンプレックス、巨乳ロリっ娘、COOL&ロリがいたらおれのところまで来なさい!以上。』…ってね」
「ってね、じゃねぇ!!」
　本日二度目の平手が飛んできた。
「お前…友達だと思われる俺の身にもなれよ!　ヲタ丸出しのお前と友達なら、俺もそっち系の人間だと勘違いされるだろーが!」
「おま…またヲタと言ったな!?　この龍也様の尊厳を著しく傷つけおってからに…」
「お前の尊厳なんぞ知るか!　返せ!　俺の一生に一度の高校の青春を返せ!!」
「じゃあ勇もいっそヲタ…じゃなくてアニメ好きになっちゃいなよ。さっきクラブの一覧表見たらアニ研あったよ。一緒に入ろうよ」
「ド阿呆がぁっ!!」
　バコーーン!!
　ついにグーで殴られた。何でこの子は親友をこんなに何度も殴れるんだろうか。
「…おや?」
　その時俺は校門を出たすぐ隣のベンチに女の子を見かけた。
（小学生…は言い過ぎか。じゃあ中学生くらいかな?）
「どうした、リュウ」
　勇が顔を覗き込みながら聴きに来る。俺はその少女の方を指差す。
「ん？あれってうちの制服じゃね?」
　言われてみれば。全身にレースを施された漆黒の制服。スカートには白いフリフリが。俺としたことが見逃したというのか。一生の不覚！
「でもちょっと幼すぎるよな。とてもじゃねーが高校生には…」
　勇の言葉を聞きながら俺はハッとした。
「てか勇、あの娘泣いてない?」
「え?…あ、確かに」
　勇と俺はとりあえず近づいてみた。その娘は目元に手を添えながら必死に涙をぬぐっている。
「私は…ひとり何かじゃ…」
　何かつぶやいている。が、うまく聴きとれない。おそらく俺たちが近づいてきたことも気づいていないらしい。
　女の子が泣いているんだ。ここは俺がなんとかしてやらないと。超かっこよく。AE○のエースも顔負けのかっこいいセリフで!
「お譲さん」
「ッ!」
　少女は俺たちに気づくといきなり目をゴシゴシと強引にこすった後
「な、何かしら」
　と、冷静に言い放った。泣き顔を見られるのが恥ずかしいのか。結構かわいいじゃないか。見た目もかなりかわいい部類に入る。腰まで伸ばした黒髪はまぶしいほど艶めいていた。整った顔立ちは少女らしい愛らしさの中に、どこか大人っぽい魅力も感じさせる。しかし、やはりどこか頼りなく、守ってあげたくなるような雰囲気がある。
　これは…イける。
「あなたを、お食事に誘おうと思いまして」
　俺はどこからともなく取り出したメッセージカード入りバラの花束を、彼女に差し出した。うむ、完璧。
「はぁ?あんた初対面の女の子に何いってんの。もしかしてナンパ?　はぁ、嘆かわしいわね。世も末だわ」
　カッチーンと来た…。なんだこのくそ生意気のガキは。年上に対する礼儀ってもんを知らんのか!　相手にするんじゃなかったぜ。
「でも…」
「え?」
突然少女が口を開く。
「少しうれしい…かな。今日は一日、誰とも話さなかったし」
　どういうことだ…。ここの制服を着ているということはここの生徒なんだろう。（背はともかく）もしかして入学初日で周りに打ち解けられなかった?　高校生にもなれば周りに溶け込むのなんかたやすいはずだが。人見知りしやすいのかな。
「だからさっき泣いてたのか?」
「ッ!…泣いてなんかいない!」
　必死に否定してるし。かわいいじゃん。なんつーか、ほっとけねーな。
　俺は学生かばんから動画再生機能付きのミュージックプレイヤーを取り出した。
「ま、辛いことがあったら、アニメを見るのが一番だ!」
「それはお前だけだろ。馬鹿」
　俺は反論する勇の延髄に深々とチョップを刻み込んでやった。
「ア…ニメ?　っじゃなくて!　別に私はつらいことなんてなかった…って…言ってんじゃん」
「あーわかったわかった。まぁ何でもいいから。一週間ほど貸してやるよ、それ。俺のお勧めのアニメをわんさか詰め込んである。見ればきっと辛いことなんて吹き飛んじまうぜ。はっぴーうれぴーよろぴくねー、とか叫びたくなるぜ」
「それは絶対にないと思うぞ。まぁ、貸してくれるというのなら…」
「おお。受け取っとけ。お前も新入生なんだろ?　俺と学年同じはずだから。またころ合いを見て返しに来てくれ。じゃあな」
　俺は気絶した勇の襟元をつかみ上げ、ずるずると引きずりながら帰っていく。運ぶのが面倒だと、気絶させたことを後悔しているが、幸い俺と勇の家は向かいだ。学校からもそう遠くない故に、徒歩通学でそんなに疲れることもなさそうだ。
　ゆっくりと流皇高校を後にする。
「純玲!」
「え?　」
　背後からさっきの少女の声が聞こえてきた。
「私の名前。あんたは?　」
　結構律儀じゃん。
「龍也。駿河龍也だ」
「じゃあな!　龍也」
　ベンチから立ち上がった純玲が手を振っている。ほんとに高校生かあいつ。
「まさかロリコンだったとはな。お前」
「勇…おきてやがったのか」
　俺は勢いよく勇の襟元から手を離す。勇は顔面から地面に激突。そのままうずくまっている。ざまぁみろ。
「てかお前、何であんな娘にわざわざiPo○貸したんだ?　」
　見てたのかこいつ…。じゃあ気絶してたのは演技か。
「別に深い意味なんてないさ。ただ、二次元であれ三次元であれ、女の子の悲しむ顔は見たくないだろ」
　自分でもなかなかかっこいいことを言ったと思う。

Side　SUMIRE

「はぁ、サイッテーの入学式だったわ」
　私は深い溜め息をつきながら教室を出た。顔には疲労の色が充満しているに違いない。
　理由はひとつ、他生徒からの視線だ。
「確かに私は年齢でいえばまだ中学１年だ。だがなんだあの珍獣を見るかのような突き刺さるかのごとく冷たい視線は」
　私は同年代ではまだ身長は大きめのはずだぞ。自己紹介のときだってかなり大人っぽく振る舞ったはずだ。それに胸だって…ないわけ、では。
「あーもうっ!今日は帰る!やってられん」
　私は早足で校門へ向かう。
「ヘーイ!そこのフロイライン」
　背後から声が聞こえた。なんだこの妙に神経を逆撫でさせられる腹立たしい声は。
「ユーだよ、スミレジングウジ!」
　私を呼んでいるのか。名前を覚えているってことはわざわざ自己紹介を念入りに聞いていたのか?今日は早く帰りたいというのに。
　振り向くとそこには身長１８０cmはあろう金髪の男が立っている。
　髪は脇のあたりまで伸ばしている。学校既定の制服は漆黒の学生服のはずなのに、その男は純白のタキシードに身を包み、胸ポケットには深紅のバラが刺されている。
「私に何か用か?」
「ザッツライッ！ユーだよフロイライン、スミレ。つかぬことをお伺いするガ、ユーは飛び級生だったりするのカイ?」
　やはりそう見えてしまうのか。たった三年の違いはそんなに大きいものか…いやいや、高校１年でも小さいものなら中学生程度のものだっているであろう。なぜ見破られる!
「いやー、サプライズだったヨ。君の筆記用具すべてに名前が書いてあるんだカラ」
「んなっ!?」
　顔から火が出るかとおもった。こいつ見ていたのか!　私も驚いたよ。学校についてかばんを開けると、教科書からシャーペンの一本に至るまですべてに名前が書いてあったのだ。きっと従者たちがやったのだろうが…。
「高校生になってまでそれはないと思ってネ。飛び級ってことはユーはかなり頭がいいのカイ?」
　くっそ!　最悪だわ…。あれは私がやったんじゃない!ほかのやつらに見られてなきゃいいけど。
「いや、小学生の時に後半3年をすっ飛ばしただけだ。ほかのやつらとなんら変わらんさ」
　嘘だ。自慢ではないが私の学力は自分でも並の人間より格段に上だと自負している。もともと、3歳のころから託児所にもいかずに勉強詰めだったのだ。無論今も。そん所そこらの凡人と一緒にされては困る。
「フーン、そうか…それでも3年間はエレメンタリスクールに通っていたんだロウ?正直退屈だったんじゃないカイ?自分より知能の低いものと馬を合わせるのは疲れることダ」
　ああ、その通りだ。馬鹿な人間しかいなかったからな。
「いいや、そんなことはなかったさ。それなりにたのしかったさ」
　自分の印象を高めることに不利益はない。友好的であるという人物像を作っておけば自ずと印象も上がってくる。
「それでも自分と肩を並べるほどのフレンドはほしいと思っていたんだロウ?　例えば、ボクとか」
　なんだ、こいつはナンパに来たのか。高貴なのは外見だけのとんだ不埒者だな。
「いいや、結構だ」
　こんなやつの相手をしたのが馬鹿だった。早く帰ろう。
「まぁ、待ちなよフロイライン、スミレ」
　私の服の裾をつかむなど…下種め。何様だ貴様。
「聞けばユーは大企業の御令嬢だそうじゃないカ。ボクのパパもちょっとした企業者でネ。お互い仲良くなって損はないと思うよ」
「…」
　ああ、やはりそういうことなのか。こいつも”そう”なのか。どこでその情報を仕入れたかは知らんが、やはり私に近づいてくる人間などみんな同じか。
「そうだ、今日はボクの家でパーティーがあるんダ、ユーも来てみなヨ」
「断る」
　私は再び歩き出す。
「ホワィ?なぜだイ?」
　ふん、おめでたいやつだ。私が何も知らないとでも?
「伊集院恭介（イジュウインキョウスケ）」
「なっ…なぜボクの名を」
　教室で自己紹介をしていただろうが虚け者め。
「お前の目的は私ではなく、父の会社だ。違うか?」
「ッ…」
　図星か。わかりやすい奴め。
「大財閥の令嬢と仲良くなっておけば何らかの恩恵を受けられる。父親の小さな玩具メーカーも大きくなるだろう、か?浅はかな奴め」
「何故パパの会社のことヲ…」
「ふん、神宮司財閥のネットワークを甘く見るな」
　滑稽だな。下らん嘘でこの神宮寺純玲を欺けるものか。
「あとその口調、ムカつくんだよ。どうせわざとなんだろ。その無理して買ったであろうタキシードもまったく似合っていなぞ。毛虫にでも譲ってやればいいぞ」
「ホワーーーーーーッツ!?」
　ふん、うなだれている。いい気味だわ。
鼻を鳴らし、校門に向かう。全くどっと疲れたわ。
「おい、待てよ」
　まだ何かあるのか。早く帰らせてくれ。
「お前、本ッ当に嫌な性格してるよな」
　やはりあの口調はやめたのか。その方がうるさくなくて助かるな。
「何がそれなりに楽しかっただ。そんな性格じゃ、どうせ友達の一人もできなかったんだろう?えぇ!?」
「…何…だと?」
　こいつは一体何を、私はこの学力のおかげで皆にしたわれた。不自由したことなんて一つも…。なのに何故、こいつの言葉がこんなに胸に響く?
「強がるのもいい加減にしろよ。一人でさびしかったんだろ?お前のことだ、きっと仲良く接してくる者も邪険にしていたんだろ?本当は友達になりたいくせに」
「だ…黙れ!!」
　なぜ私はこいつを突き飛ばした？なぜ私は走っている？
　なぜ、どうして私は…涙を流しているというの?
「くっ…なんで!!」
　近場にあったベンチにうなだれる。涙が止まらない…。
「私は…ひとり何かじゃ…」
「お譲さん」
「ッ!」
　恭介か?私は急いで涙を拭いた。この声質…恭介ではない?
「何かしら?」
　振り向くとそこには男が二人立っていた。
一人は身長早く170cmほどの黒い短髪の男だ。手入れを怠っているのが一目で分かるほど髪が乱れていた。しかも何故かバラの花束をもっている。
もう一人は落ち着いた雰囲気のもう一人と同程度の慎重で、整ったロングの茶髪がどこか上品さを感じさせる大人の男性といった感じの男だ。
「あなたを、お食事に誘おうと思いまして」
　短髪の方の男が満面の笑みでバラの花束を差し出してきた。何を言っているのだこいつは?
「はぁ?あんた初対面の女の子に何いってんの。もしかしてナンパ?　はぁ、嘆かわしいわね。世も末だわ」
「なっ!!」
　短髪の方の男が眉間にしわを寄せた。ふん、気安く話しかけてくるから。でも…
「でも…」
「え?」
「少しうれしい…かな。今日は一日、誰とも話さなかったし」
　恭介とは話した。しかし、あんな不快な思いは忘れたいのだ。一刻も早く。だから自分に言い聞かせる意味も込めての”誰とも話さなかった”だ。というか私は何を言っているのだ!
「だからさっき泣いてたのか?」
　なっ…!
「ッ!…泣いてなんかいない!」
　こいつ、見ていたのか!　本当に最悪だわ。
　すると男がかばんの中をあさり始めた。出してきたのは…ミュージックプレイヤー?
「ま、辛いことがあったら、アニメを見るのが一番だ!」
アニメ?
「それはお前だけだろ。馬鹿」
　もう一人の男が冷静に言い放つ。
「ア…ニメ?　っじゃなくて!　別に私はつらいことなんてなかった…って…言っている」
　全く本当に失礼なやつだ。
「あーわかったわかった。まぁ何でもいいから。一週間ほど貸してやるよ、それ。俺のお勧めのアニメをわんさか詰め込んである。見ればきっと辛いことなんて吹き飛んじまうぜ。はっぴーうれぴーよろぴくねー、とか叫びたくなるぜ」
　辛くないと言っている!だいたいなんなのだそれ。
「それは絶対にないと思うぞ。まぁ、貸してくれるというのなら…」
　受け取ったミュージックプレイヤーには小型の液晶画面が付いていた。
「おお。受け取っとけ。お前も新入生なんだろ?　俺と学年同じはずだから。またころ合いを見て返しに来てくれ。じゃあな」
　その男は去っていく。私は無意識に立ち上がった。
「純玲!」
　そして叫んでいた。なぜか、自分でも理解できない。
「私の名前。あんたは?　」
　男は振り返って言った。
「龍也。駿河龍也だ」
　リュウ…ヤ。龍也。
「じゃあな!　龍也」
　私は手を振った。そのとき私は、何故か今日一番幸せな気持ちになれた。涙もいつの間にか晴れていた。; 2008/10/17(Fri)18:31:14 公開 / ぺっぺけ
■この作品の著作権はぺっぺけさんにあります。無断転載は禁止です。; ■作者からのメッセージ
　はじめまして。衝動的に恋愛小説が書きたくなったので投稿しました。
　まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします。
　この物語は、主にSide RYUYAとSide SUMIREの二つがあります。要は純玲視点か龍也視点かです。
　
　いまいち純玲のキャラクターが固まりません。力量不足ですが、末永く見守ってやってください。; 作品の感想については、登竜門：通常版（横書き）をご利用ください。