『布団とベッドと私の夢遊病』 ... ジャンル:リアル・現代 ショート*2
作者:††?††                

     あらすじ・作品紹介
この作品は、同じ体験をした人は一人くらいはいるとおもっているのですがどうでしょうか?

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いつの間にこうなったのだろうか?
私が、布団で眠りに入った時とは、頭と足の位置が逆になっていたのだ。
私より遅く寝た母に聞くと、まだそのときは逆になってなかったらしい。
私もそんなには寝相がいいとはいえなかったものの、さすがに半回転したのは今日が初めてなのである。
すると、その日から毎日のように頭と足の位置が逆になるようになった。
さすがにこれは、まずいと思った私は、いろいろな状態で寝る様にしたのだが
まったく効果がなかった。
なぜまずいかといえば、あと一週間近くで修学旅行がある。
そんな友達がいる所で、半回転で起きてみろ。
みんなの笑われ者間違いなしなのだ。それだけは阻止せねばと思い。
今のうちから少しだけでも改善しなければと思ったのだが…。
結局間に合わず、当日も半回転で起きた。
しかし、修学旅行なのだから考えるのは後にして楽しもうという考えを持った私は
長い間、寝ることに関しては考えなかった。
そして、ホテルに着き、そろそろ何か策をねらなければと思い始めたころ
グループごとに部屋に入ると待ち構えていたのは、なんとベット!(いや。ホテルだから当たり前だろ!と突っ込みたい                               ところだが、事実まったくベットとは思いもよらな                                かったのである。)
まあ、普通であれば、部屋の印象を思ったり、窓から眺めとかそんな感じなのだろうが
そのときの私は
(あまりの寝相で、ベットのすきまにおちたらどうしよう!)
という感じだった。まさに、半回転より笑いものにされる状態なのだ!
危機迫りくるなか、いろいろと友達としゃべってみたものの
やはり気になるのは寝相のこと…。
そして、いよいよ消灯時間となったのだが、ここからが
修学旅行のだいごみ?なのである。あるグループでは、恋愛とか
あるグループでは、ゲームだとか、いろいろである。
うちのグループはなんともしょぼいというかなんというか、しりとりを永遠とやっていた。
(例えば、どういってどういったらどうなってそのあとどういえば最初の言葉に戻ってくるか?とか)
そんなこんなで、一時間近くやっていたのだがそろそろ飽きてきてみんなで寝ようと言ったころが
自分のやまばであった。
とにかく、寝ずにふんばるか…。―――いや、それは無理だろ。まず、今もねむかけなのだから
それでは……しかし、それ以上なにも浮かばなかったのだった。
そこで出したことが運に任せよう!だった。

翌日、朝運命の目覚め…
!!!。なんと、半回転どころか寝たときと同じ状態だったのだ。
偶然かどうかわからないが、とにかくよかったと胸をなでおろした自分がいた。
そして、その夜もホテルでベッドだったのだが、さすがに、今日の朝なかったので
今回もあるまいとたかをくくっていた。

そして、翌日
思いもよらない出来事が!!
そう、なんと恐れていたベッドの隙間に落ちていたのだった。
まずいと、すぐ起き上がり、周りを見渡すと
奇跡的にまだみんな寝ていたのであった。時間は少し早いもののこのまま起きていたほうが
妥当と思った私は少しお菓子を食べつついたのだった。
今日が帰る日だということで、みんなで惜しむように最後の観光スポットに向かったのだが
あいにくの雨で記憶に残るといえば残る日となったのだった。

家につくなり私は、布団に潜り込み数分で深い眠りについた。
おきたのが夜中の11時ごろだった。腹が減り起きたのですこし、冷蔵庫をあさって
軽く食べた後、またすぐに寝た…。
翌日、今日は休みということで7時に起きたのだが
これが不思議なことに、布団に寝ていたはずなのに、ソファーで寝ていたのだった。
なぜか?と母に聞くと
「なにいってるの?自分で布団から起きて、パン食べてそこでまた寝始めたんじゃない」
「うそ!」
よく、人間という寝ぼけて変なことになるが、ここまでくると以上に思えてくる。
そして、うすうす感じたのが
「夢遊病」である。これは、病とはついているものの
それほど、ひどいとは自分自身思っていなかった。

すると、その日以来たまにそんな
自分では記憶にない行動がよくあるようになった。
例えば、今まで一番ひどいケースだと
一階で寝ていたはずなのに
階段を上って二階のトイレの中で寝ていたということがあった。
家族にも話したが、それほどは気にする必要はないといわれ
自分自身もそう思い解決したのだが
今も続く夢遊病は、いつか階段で転倒するのではと思うときもある。

とある日、学校にいくと私のことを見て全員が笑っている。
私の神経質なアンテナはいやな予感をすぐに感じ取ったそのとき、
なんと、黒板に私があのベットの間に落ちて寝ている写真が3枚もあったのだ。
急いで、それをはがすと、余計笑いが起こり、私はグループに人に問い詰めたところ
なんと、あの奇跡的と思われた自分が一番で起きたのは間違いで
最初に起きて私の格好を発見したA君がH君を起こしその二人で
俺のことを撮ったのだった。
その日はみんなの笑いものだったのは言うまでもない…。                          

2007/05/30(Wed)20:11:27 公開 / ††?††
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■作者からのメッセージ
2作目ですが、
いかがだったでしょうか?
自分で読んでも吹き出しが足らないのは気になったのですが
そのほかにアドバイスや感想があったらお願いします。

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