『創造』 ... ジャンル:SF ショート*2
作者:コカ                

     あらすじ・作品紹介
ある研究をしている内の一人が、研究についての日記を書いていた。数百万年後、その日記を見た青年。研究の内容とはなにか。青年の目的とはなにか。そして、意外な結末が…

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「実験は成功しました」
 その声を合図に、私は、歓喜の声に包まれた。正確には、私も声を出し喜んでいる中の一人であるので、歓喜の声が、部屋全体を包んだと言った方がいいだろう。それだけの価値がある実験に、私たちは成功したのだ。
 その実験というのは、「同じもの」を創るというものだ。「同じもの」とは、私たちと同じものである。姿形は当然ながら、一次的欲求である飲食、睡眠、呼吸、生殖、排泄といった生物としての機能、さらには、自分自身で思考するというところすら、私たちと同じだ。
 誤解がないように言っておきたいが、私たちの実験は、ただ単にクローン作成などの実験に成功するのとは、訳が違う。「同じもの」は、細胞という小さいものから、骨格という大きなものまで全てが、私たちによって創られているのだ。
 この説明だけでは、よく分からないだろう。こんな説明よりも、私たちと「同じもの」の関係を、簡単に言ってしまった方が分かりやすい。その関係とは、神と私たちの関係と良く似たものだ。
 神は私たちを自分に似せて、創造したとされている。それと同じように、私たちは、私たちに似せて、「同じもの」を創造したのだ。
 いわば、私たちは、この「同じもの」の神という存在に値する。つまり、この「同じもの」の実験の成功というものは、新しい生物の誕生ということでもあった。
 この実験には、世間から多くの反対意見があった。
 このように、世間が何かに反対するということは、以前にもあったらしい。「らしい」という曖昧な言葉を使うのは、それがずいぶん昔のことで、私の祖父が生まれる頃の話しだからだ。そのときは、コンピューターに用いるAIの問題だった。急速に進化していったAIに不安を持った世間に、いずれかは世界が、感情を得たAIに乗っ取られるという、映画の話のような噂が立ったからだ。
 もちろんAIに感情があるわけもなく、どんどんAIが進化していっても、何も起こらなかった。それどころか、AIのおかげで、様々な問題が解決し、それによって世界平和が続き、世界中が平和ボケしているといえる。
 今や、そのAIが私たち以上に信用できて、AIによって生活が支えられているといっても、過言ではない時代になっただろう。
 しかし、今回完成した「同じもの」は、AIと違って、考えるだけではなく、生物としての感情も持つという代物だった。
 だからこそ、今度の世間の反対意見は大規模なものだった。
 その反対意見に対して、我々は、意味のない感情は抑えるという説明をした。そうすれば、世間が思っているような、最悪の事態にはならないだろうという考えだった。
この説明で、私たちと「同じもの」に、感情の有無という唯一だが、最大の違いができてしまったが、それも仕方のないことだった。
 だが、感情を抑えるということは、それはそれで、倫理的な問題点から反対するという意見が多く出回った。生物をつくるのに、それの感情を無理やり抑えるのは外道だ、ということだ。世間というのはなんにでも反対するものである。
ちなみに、この「同じもの」を創る理由の一つには、労働させるというものがある。AIでは無理な部分の労働を、「同じもの」にやらせるということだ。これ以外にも多くの理由はあるが、世間にはまだなにも言ってない。
またなにかと反対意見が出ると分かっているからだ。
 そんな中、実験は秘密裏に進められていった。なぜなら、たとえ「同じもの」が出来て、活用したとしても、外見上では見分けも付かず、世間にばれる心配が少なかったからだ。さらに、私はよく知らないが、政府の上層部にいる何者かが、「同じもの」を創るのに支援していたという理由もある。
 世間にこの実験をするべきかどうかが議論される前から、「同じもの」の研究をしていた私には、そんなことはどうでもよいことだった。
 ただ、支援してくれたおかげで、どこから情報を得たのかは分からないが、前々から研究をしていた私を見つけ出し、実験の全権を私に任せ、多大な費用と施設を必要とすることから、私自身では研究までで止まっていたものが、実験できる段階までいけたのだ。これらのことについては、礼を言っておきたい。
 そして、ついにこの実験は成功したのだ。この実験の成功というものは、礼にもなるだろうと私は思った。
 そんなことを考えていたら、突然けたたましい泣き声が聞こえた。その声は、実験容器の中から聞こえた。完成した「同じもの」の泣き声だ。だが、異常を知らせるものではない。なぜなら、私たちは、成長させることも前提に「同じもの」を創ったからだ。そう、完成した「同じもの」はまだ赤ん坊なのだ。
 とにかく、これからのこの研究室の目的は、新たな「同じもの」の製作と、完成した「同じもの」の飼育であった。
 新たな「同じもの」の製作は、とても簡単だった。成功した「同じもの」の実験と同じことを繰り返せばいいからだ。結局二日間で、新たに「同じもの」が三体でき、はじめの「同じもの」も入れて、四体の「同じもの」を実験的に飼育し、活用することになった。性別は、いずれ「同じもの」同士で生殖出来るかどうかを実験するため、二人ずつ男と女にした。
 この時点で、一時的に新たな「同じもの」の製作はストップさせ、飼育に取り掛かることにした。
 育てていてすぐに変化が出てきた。なぜなら、「同じもの」は、私たちの数倍の速さで成長するように創られているからだ。なぜそんなことをしたのかというと、出来る限り私たちに近い存在として創りたかったのだが、私たちと同じ速度で成長をしていたら、いつまでたっても活用することが出来ないと思ったからだ。意味のない感情を抑えてある「同じもの」は、次々に新しいことを覚えることができ、活用するために必要な知識を与える時間が、足りなくなることはなかった。
 だが、変化がすぐに出てきたように、問題も出てきた。
 予想以上に早く成長したため、育児を任せていたAIのプログラムが追いつかなかったのだ。そのために、二番目と三番目に創られた「同じもの」は死んでしまった。
 幸いなことに、残った一番目と四番目の「同じもの」の性別は違ったので、実験に支障はないだろうと判断された。さらに、育児プログラムも、もっと高速なものに変えられ、このミスも、意味のあるミスであったとされた。
 
そんなこともあったが、五年後にはその二体が、活用可能になるまで成長した。
 主な活用方法は、対人系の仕事だった。これは、AIにも出来ることだが、やはり向かい合って話している相手は、AIであるより生物であるほうが、感じが良いと考えられたからだ。
 このように、初めの「同じもの」の活用は、AIにも出来るが、AIでは足りないなにかを、補うようなものだった。いわば、「同じもの」は、私たちの形をしたコンピューターと言っていいだろう。それも、ただのコンピューターのように何かトラブルが起きたらこう対処するというプログラム以外にも、各自の判断を用いて、AIにはできないような、柔軟な対応ができる完璧なコンピューターと言えるだろう。
 このことから、誤った知識を訂正し、新しく学習するAIよりも、間違いをその場で訂正できる「同じもの」の方が優秀であるということが分かった。
 これで、第一段階の活用実験に成功したことになった。
次に、「同じもの」同士の生殖に取り掛かることにした。こればかりは、完璧とはいえ、余計な感情がない「同じもの」では自然に出来るものではない。一次的欲求である生殖は、放って置けばいいのではないか、という意見もあったが、時間がどれだけかかるか分からなかった。仕方がないので、人工的に受精させることにした。
 この第二段階の生殖の実験も成功した。
 この成功のおかげで、今まで掛かっていた経費のうち、「同じもの」の製作費用が必要なくなった。その分の経費を飼育に回したため、多くの「同じもの」をいっぺんに飼育することが出来た。
 どんどん出来ていく「同じもの」は、研究所だけで生活させるには多すぎた。そこで、実験の第三段階である、自立をさせることにした。これに成功すれば、世間に存在を発表するときに有利になるのだ。
 最初は、実験的に「同じもの」の中でも、優秀なものを世間へ送り出した。しばらくして、なんの問題も起こらなかったので、全ての「同じもの」を世間に出すことにした。
 そして、数年後、世間に「同じもの」の存在を知らせるときには、「同じもの」の量は、研究所の調べでは、何十万となって、世間に散らばっていることになっていた。もちろんその中には、「同じもの」が自身で生殖をして、出来た「同じもの」の数も計算に入っていた。
 ここまで増えていても、なにも問題が起こらずに、世間に溶け込んでいた「同じもの」は、すでに世間に必要なものになっていたらしい。もしかしたら、私たちにそっくりだから、わからないだけで、どこかで悪さをしているかもしれないから、回収すべきだという意見も出たこともあったが、研究所がAIの管理で全てを監視しているという理由から、あっけなくその意見は潰れた。それだけ、AIが信用されていた。こういうところを見ると、昔AIが信用されていなかったのが嘘のようだ。「同じもの」もいずれかは信用されることになるだろう。
 また、倫理的問題を語る者が、これでは「同じもの」は生物としての尊厳がないではないかと言ったが、それもまた同様だった。今更、生活を支えているAIを全部壊すということが出来ないように、今更「同じもの」をなくすことは、既に無理なことだったのだ。
 それでも、せめて「同じもの」に私たちと同じ権利をと言う人々がいた。しかし、当事者である「同じもの」はそんなものには興味がないだろうという判断から、それすらも却下された。
さて、さらに数年後、「同じもの」は、研究所ですらその数を確認できないほどの量に、膨れ上がった。なので、研究所も監視をすることを諦め、研究所の意味も段々となくなっていった。ついには、研究所はなくなってしまった。今思えば、「同じもの」はそれを待っていたのかもしれない。
 自分たちの監視の目である研究所がなくなったのをきっかけに、「同じもの」の行動に少し異常なところが見られ始めたのだ。
 最初は一般人が見てもなんとも言えないごくわずかな変化だった。今までの「同じもの」は、完璧に利他的に行動されるように教育されていた。それが、最近になって利己的な行動が見られるようになってきたというのだ。
 これは、私のような「同じもの」の研究者や、心理学者などでないと、分からない小さな問題であるし、生物として、そもそも完璧に自己を抑えきれるとは考えてはいない。この程度の、多少な異常な行動は、想定内だった。それでも私は、「同じもの」を創った責任があるので、そのことについて、調べてみた。
 前に「同じもの」の今後の生き方を計算したときには、半永久的に今のままであるという計算結果だった。
多少の不安はあったが、すぐに計算をし直すことにした。しかし、今の「同じもの」の行動などから、今後の「同じもの」の生き方を再びAIに計算させてみたところ、恐ろしいことが分かったのだ。
 AI初期の時代に心配されていた、創ったものに、世界を乗っ取られるという事柄が、あと数百万年後には「同じもの」が起こすという計算だった。数百万年と言うと、途方もなく長いような気もするが、いきなり私たちの星を乗っ取るというわけではなく、「同じもの」同士の争いが数多くあってから、私たちの星を乗っ取るらしいのだ。なぜかは分からないが、その争いには、私たちは手を出せないらしい。
 そういうことから、手を打つのは早いほうがいいのは、言うまでもない。それに、またいつ計算が狂わされるか分からない。
 私には、到底信じられないことだった。だが、何度も何度も計算し直しても、他のAIに計算させても同じ結果になった。
 私は、また研究所のメンバーに声をかけ、このことを話してみた。出た結論は、「同じもの」の消去である。「同じもの」に愛着を持ってしまっていた私は、最後まで反対したが、そう決まってしまったのだ。
 作戦は、「同じもの」を創るとき以上に秘密裏に行われた。計画前から世間に悟られては、また反対意見が出て、せっかくの早期解決の術が、全てが水の泡になる可能性があるからだ。消去方法は、少しずつ「同じもの」を殺すというものだった。
 なぜいっぺんに消去しないかというと、世間に悟られないという目的以外に、現代の私たちがいきなり「同じもの」をなくすのは、私たちの生活に影響を及ぼすと考えられたからだそうだ。
 そして、作戦には私も参加させられた。作戦には、実行係と隠蔽係がいて、私は、やりたくない実行係になった。だが、何の考えもなしに、実行係になったわけではない。
 この世から「同じもの」が消えてしまえばいい訳で、殺す必要はないのだ。つまり私は、こっそりと「同じもの」を他の惑星に集めて飛ばそうと決めたのである。
 この意見は、話し合いのときも私が提案したが、どんどん進化していく「同じもの」が宇宙に進出しないとも考えられない。いずれか私たちの惑星を侵略しにやってくるかもしれないということで、却下されたのだ。
ついに作戦が開始された。
 あまり勢いはなかったが、少しずつ確実に「同じもの」は数を減らしていった。それと同時に、世間に「同じもの」の失踪のニュースが多く報道されるようになった。
 初めのうちは、ミステリー事件として取り上げられていた事件だったが、そのうちに我々の隠蔽だけでは、どうすることも出来ない社会問題に発展してしまった。しかし、我々の作戦は、それを見越していた。
 大胆にも、「同じもの」の危険性と作戦の内容を発表したのだ。
 このタイミングでの世間への発表の理由は、とても簡単なものだ。それは、時間の短縮のためだった。政府は、「同じもの」が完璧にいなくなるまで、この作戦を隠し通せるとは、思っていなかったらしい。だが、平和ボケして緊張感のない世間にいきなりこのことを発表しても、そのことは事実なのか調べるために、時間を割いてしまう。さらに、先に述べた反対意見が出る。そんなことをしていたら、時間の無駄だ。そこで、もう既に作戦は始まっているという強迫観念を世間に植え付け、緊張感を持たせ、時間の短縮を図るといったことだった。
 発表は見事な演説付きだったおかげもあり、もともと「同じもの」に不信感を抱いているものも少なくはなかったせいか、世間の協力も得ることが出来た。そのため、急速に「同じもの」が狩られていくようになった。
 私は、それをただ眺めていたわけではない。私は私の計画を進めていった。この発表がされる頃には、既に三百体という「同じもの」を人工冬眠させて、保護している。だが、その計画も、今では厳しくなった。私一人では、世間に対抗するだけの力はなかった。だから、数人のものに協力を頼んだのだ。
 その協力で、今では一千体もの「同じもの」の保護に成功している。だが、その頃には、世界中に「同じもの」は、もう数えるほどしかいなくなっていた。そこで、保護した「同じもの」を、他の惑星に連れて行くことにした。
 まず、宇宙船を買うことにした。私の持っている宇宙船では、いくら人工冬眠させてあるとはいえ、スペースが足りなかったからだ。
 宇宙船を買うときに、使用目的を聞かれた。確かに、一家一台宇宙船を持っている時代であっても、旅行会社でもない私が、こんなに大きな宇宙船を買うのは不思議だったのだろう。私は、気付かれまいと平静を装った。ところが、そんな大きな買い物が政府に知られない訳もなく、あっさりと私の計画はばれてしまったのだ。
 あまりにあっさりと計画がばれてしまったのを不審に思い、あとあと密かに聞いたところによると、協力を頼んだものの中に、裏切ったものがいるということだった。
 結局、保護していた「同じもの」は政府に没収されてしまった。
 しかし、全ての「同じもの」を没収されたわけではなかった。私は、協力を頼んだとき、あることを思いついていたのだ。
 協力者の中に、私の最高傑作である「同じもの」を二体忍び込ませていたのだ。この二体は、これまでの「同じもの」とは違い、完璧に私たちに間違えられるように、私たちと「同じもの」の唯一の違いである感情の有無を、取り払ったものだ。
 このときの私は、なにを考えていたのか、今考えてもよく分からない。多くの「同じもの」を救いたいだけならば、こんな危険なことをするはずもなかった。もしかしたら、私は、「同じもの」を救いたいのではなくて、私の創った作品である「同じもの」を、この世から消したくなかっただけなのだったのかもしれない。きっと、そうなのであろう。そうでなければ、政府に他の「同じもの」を没収されたときに、「まだ大丈夫だ」などとは、思わなかった。
 とにかく、この二体を他の惑星に移すことにした。たった二体だけだったので、自家用の宇宙船で、疑われることなく、惑星を探しに行くことが出来た。
 他の惑星に行くまでに、ランダムに何度もワープを繰り返し、私たちの星からは、探せないようなところまで来た。そこでついに、私たちが住めるような星を見つけたのだ。その星は、酸素も有り、気温も私たちの星と同じようなところだった。
 私は、「同じもの」二体と、当分暮らせるような荷物を、緊急脱出用のポッドにつめて、この星に置き、自分の惑星に帰ることにした。
 ランダムにワープして来たとはいえ、帰りは宇宙船にある記録から自分の惑星を見つけ出し、簡単に帰ることが出来るだろう。
 「同じもの」には、あの惑星で、うまく生き延びてくれることを祈るばかりである。






「どうだ? 解析できたか?」
「大体ね。かなり面白いことが書いてあるよ。日記みたいにね」
「何が書いてあった?」
「このディスクの内容によると、あの星に昔いた奴らが僕たちを創造したらしい」
「創造? 創ったってことか? なんだその話は? どうせ変な人間が作った話だろ。俺たちが、地球外生物によって創造されたはずない。俺たちは、元から地球に住んでいた生物が進化して出来たものだ。宗教では、神の創造物だがな」
「じゃあ、あの星にいた奴らが神なのかな? そうそう、あの星では、僕たちは、『同じもの』って呼ばれていたらしいよ」
「もういいだろ? そんな話あるわけないんだよ。あったとしても、今から攻め落として第二の地球にするところの話なんかどうでもいいだろ」
「そうだね。一刻も早く、どこか手ごろな場所を見つけないと、地球の崩壊に間に合わない」
「そうだ。あと五年もすれば、地球は無くなっちまう。はやくあの星を奪わなければ」
「でも、こんなところに住める星があるなんてことを僕たちが知ったのは、あのディスクと一緒に発見された、地球外から来たと思われるポッドの記録があったからだろ? この話も、簡単に嘘と割り切るのは、早いんじゃないか?」
「確かにそうだな。だが、そのポッドを発見した村の誰かしらが、勝手に空想話をポッドの記録にくっつけたって可能性もあるんじゃないのか?」
「そんなに的確に惑星の場所言い当てられる人間はいないよ。信じるか信じないは勝手だけどね。僕は、この話を信じてるよ。だって、あの星が平和ボケして無防備なのも、この話に書いてあるとおりだしね。第一、あの星を楽々と調査出来たのも、あの星の住民と僕たち人間がそっくりそのまま同じものだったからじゃないか」
「どうでもいいだろそんなこと」
「どうでもよくなんかないよ。それに、このディスクの話に出てくるAIの計算した、『同じもの』が世界を乗っ取るまでの年数って、このディスクが埋もれていた地層から精密計算すると、大体今日ぐらいなんだよね。ふふふ」






 追記
 どうでもいいことだが、この日記をコピーしたディスクを、あの惑星に置いてきてしまった気がする。

 最後にあの二体の「同じもの」の名前だけを書き残しておきたいと思う。
 あの二人の名前は「アダム」と「イブ」

2007/02/18(Sun)14:29:08 公開 / コカ
■この作品の著作権はコカさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
はめまして。初めて投稿しました、コカと申します。

初めての投稿だし、名前を覚えてもらおうと、どんな小説か、軽い気持ちでも見れるように、短くまとめてみました。
それが裏目になり、短くしたことで、逆に分かりにくくなってしまったような気がします。
それも、私の表現力不足なのですが…

結局、私たちから見て、「同じもの」は地球人で、研究者が宇宙人だったという結末になってます。
私の意図としては、この研究者は、未来の地球人の姿であると読者に見せ、実は、この研究者は、過去の宇宙人である、と驚かせたかったのですが、どのように映ったでしょうか?

利用規約などは全部読みました。
ですが、理解の仕方が甘いところもあるかと思いますので、厳しい指摘をお願いします。
もちろん、作品の方の感想もお願いします。
特に、あそこをこうした方が良いなどの細かい指摘だと、嬉しいです。

これからも、投稿していきたいと思うので、よろしくお願いします。

作品の感想については、登竜門:通常版(横書き)をご利用ください。
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