『夜空人 二章』 ... ジャンル:未分類 未分類
作者:ライ                

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>1 プロローグ

 別にこれといった理由はないのだが何となく空を仰ぎたい衝動にかられて、ふっと夜空を見上げてみた。360度ビルに囲まれている人一人見当たらない裏道、閉ざされた空間の中に僕はいる。今にも零れ落ちてきそうな星達に、眩しくもないのに僕は目を細めた。多分そんな気分なのだ今は。何て言うんだっけコレ―――ああ、センチメンタルか。そんな果てしなくどうでもいいことを考えているとお腹が鳴った。それはまた凄まじい音で。
「……ハラ、減った……」
 呟いてみるが現実は無情な程に冷たくて、どこまでも広がるこの闇の中からリンゴでも何でもいいから食べ物が落ちてくればいいのに―――と、他力本願な考えが頭を巡る。そんなこと起こる筈がないというのに、だ! 空しくなってきて僕は体操座りをする。何故かどうしようもなく笑いたくなって、もうここまできたらどうなってもいいやと半ば自暴自棄になって僕は笑おうと息を吸い込んだ…
 そんな時。
 何の前触れもなく、頭上から何かが降ってきたのだ。丸くて、赤い物体。思わず手を伸ばしてそれを受け取った僕は、もしやと微かな希望を総動員してその物体を凝視する。
「これは……間違えようもなく……!」
 林檎、バラ科で春に白い花を咲かせる。果実は球形で赤く、甘くさわやかな酸味が……ってそんなことはどうでもいい! まさか本当に食べ物が落ちてくるとは思いもよらなかった。きっとこれは神が与えてくれたチャンスなんだ、ああ神よありがとう! そんな思考が終わる前に僕は林檎に食らいついていた。
 しばらくシャリシャリ、という音だけが闇の中で響く。空っぽになっていた胃の中がだんだん満たされ、空腹のあまりぼんやりとなっていた脳も徐々に正常な活動を開始し出した。僕はとにかくその林檎を食べるだけで精一杯だったんだ。だから、という訳ではないのだが―――背後からする人の気配にまったく気付かなかった。
「オイ」
 やはり突然、背後からかけられた声―――聞き覚えのあるような、押し殺した―――に、僕は一瞬このまま心臓が停止して死んでしまうんじゃあないかと思った。自分でもよく分かるくらい顔から血の気が失せていって、林檎をかじる行為だけを繰り返していた僕の口は、あんぐり開いたまま戻ろうとしない。もっとも、食べかけの林檎は執念で握り締めたままだったが。「……オイ、どうしたんだ?」少し動揺が混じったような背後の声に、僕はゆっくりと首だけ回して背後を振り向いた。そして人物をハッキリ見る前に口を動かし、言葉を紡ぐ。「もしかして、もしかしてだよ……?」
 生ぬるい夜風が僕の言葉をさらってゆく。僕も夜風に揺られて一刻も早くこの場を去りたい! 「もしかしてこの林檎は、貴方様のだったりする、のか、なー? なんて思ってみたり……アハ、アハハ」語尾の乾いた笑いは予想以上に場を白けさせたようで、ヤバイ逆効果だったか―――と僕は泣きたい気持ちになった。
「ああ、その林檎は俺のだ」
 アハハ、僕への死刑宣告はあっけない程簡単に済まされたみたいだ。世界がぐらりと反転したような錯覚に陥る、神なんてもう信じてやるかチクショウ! 危うくその言葉全部が口から飛び出そうになって、慌てて僕は口を塞ぐ。目の前の人物―――服装や体格からして男だ、かなり細身そうではあるが―――はそんな僕を不思議そうに見つめていたが、何も言わなかった。分かっているさこれから起こる事ぐらい。きっとこの林檎の弁償を求められて、僕が一文無しだって言うとじゃあ働いて返してもらおうかって話になって、一生こき使われるんだ……絶対そうだ……僕の人生が真っ暗になった。「あの、」最後の余力を振り絞り、僕は声を上げる。男は眉をぴくりと動かしただけでやはり無言だった。
「あの、お願いですから……僕働いて返しますからお金……! 闇関係の仕事だって出来ますから、一応ですけどっ……」
 だから暴力だけは止めましょう、お願いですから! 座ったままだった体を起こして、僕は必死の形相で男に詰め寄る。「は、……はぁ?」男はそんな僕の行動に戸惑ったように後ずさった。暫く居心地の悪い沈黙が辺りを覆い、何とか僕の言ったことの意味を理解したらしい男がおもむろに口を開く。さあ、どうだ……?
「お前、何故俺が闇関係の仕事をしてると分かった?」
「は?」
 しかしかけられた言葉は予想外のもので、僕は条件反射で間抜けな声を出してしまっていた。数秒後自分の失態に気付き、慌てふためきながらも僕は答える。
「違いました……? だってその右手の中指にしてる指輪、見たところ宝石が埋め込まれてるじゃないですか。それ、アジュライトでしょう」
「……そうだが、それが?」
「僕、昔は闇関係の仕事に足突っ込んでたんで、ある程度は知ってます。アジュライトの宝石を埋め込んだ指輪をしてる、裏の有名人―――『孤独の悪魔』」
 そこまで喋って僕は口をつぐんだ。表情こそ変えていないが、男の目が傍から見てもとても面白そうな輝きを秘めていることに気が付いたからだ。どうやら暴力を振るわれることだけは免れたらしい。安堵の溜息を静かについていると、男が続きを促した。「それで、俺がその『孤独の悪魔』だという確証はあるのか?」
「え? ……ああ、他にも。その貴方が着ている黒コート、かなり着古してますね?」
「まあ、他に着るものがないからな」
「洗った形跡はありますけど、―――完全に落ちきってませんよ、血の跡が」
 無意識に僕は人差し指を突き出していた。男は一瞬だけ驚いたように目を見開いた。「血の跡など付いて……!」一瞬だが初めて感情を表に出した男に、僕は自分の立たされている状況も忘れて唇に微笑を浮かべる……かなり引きつった笑い方ではあったが。
「吃驚しましたね?」
「……ハメたな」
「怒らないでくださいね―――『孤独の悪魔』、否……クレタカさん」
 僕が男の本名を呼ぶと、男―――クレタカさんは、弾かれたように笑い出した。くつくつと笑い声をあげるクレタカさんに、僕は再度あんぐりと口を開ける。そして自分がとんでもないことを仕出かしてしまったんじゃないかと、ここで始めて気が付いた。「すすすいませんっ! 調子にの、のりす、のりすぎましっ」緊張やら絶望やらが入り混じって、思うように言葉が出てこない。クソッ、僕はとんでもない間抜け野郎だ! 自分自身に呆れて物も言えないまま、僕は笑い続けるクレタカさんを見ていることしかできなかった。
 ひとしきり笑った後、クレタカさんは僕をちらりと見た。その目は先程と同じく、実に面白そうに輝いている。この次何が起こるのかさっぱり分からないまま、クレタカさんは僕の方に腕を伸ばした。殴られるのか、と思って反射的に身を引いた僕に、苦笑いを浮かべてクレタカさんは言った。
「来い。腹が減っているんだろう?食わしてやる」
「……は、え?あ、いいんですかっ?」
 『食わしてやる』という単語に思わず飛びついた僕に、クレタカさんは手を差し出した。指の第一関節あたりで切れている手袋をしている、大きい手。僕がぽかんとしているのもつかの間、クレタカさんの「ほら、来るのか来ないのか」という声に僕はがばっと顔を上げる。
「い、行きます行きます行かせて頂きます!すみませんすみません!」
 自分でもよく分からないまま、とりあえず謝っとけというノリで僕はクレタカさんの手を取った。正直男同士で手を握るのはどうかと思ったけど、まあいい。殴られなかっただけでもめっけものだ。そう自分に考え込ませて、僕は先を行くクレタカさんの背中を追いかけた。もしかしたらこれは引っかけで、このまま人売りに引き渡されて誰かに売られる可能性がないわけじゃあなかったけど、今逃げてどうなることでもない。それに―――
 それに、クレタカさんはそんな人じゃないような気がしたから。勿論そんな『気がする』なんてものは誇大広告より信用ならないものだけど。
「―――っうわ!」
「す、すまん。躓いた」
 ……石ころ一つないはずの街路で躓くこの人が、そんな画策をしているとは思い難かったんだ。




>2
 
 人の慣れというものは何とも恐ろしいものだ、と僕は最近思う。『ゴーストタウン』―――闇に生きる者達の無法地帯、に足を踏み入れてから二年半ほどの月日が経った。最初の頃こそ何の前触れも無く響き渡る銃声にいちいち驚いていたけど、今はその僕自身が銃を手にしている。よく考えれば凄いことだ。
 いくら昔、裏の仕事に手を染めていたとはいえ僕が『ゴーストタウン』に入るのは初めてのことだったし、自分の銃を持てるほど腕がよかったわけじゃあない。そんなことを思案しながら歩いてると、不意に背後に人の気配を感じた。
「にいちゃぁぁぁーっん!」
 途端、甲高い声が薄暗い『ゴーストタウン』一杯にビンビンと響き渡った。僕はその聞き飽きた声に、微笑を浮かべながらゆっくりと振り返る―――「隙ありィ!」その時背後の気配が凄まじい勢いで僕の隣に移動した。間髪入れず、僕の足元でブンと小さな足が回る。「おっと」僕は素早くジャンプしてその足払いを避けた。
「結構な挨拶ですねー? レイウくん」
 僕の足元でしゃがみこみ、悔しそうに口を真一文字に結んでいる小さな男の子―――レイウに、僕はニヤリと笑って言葉をかける。幼くも勇敢な『ゴーストタウン』の勇者は、ほっぺたを膨らませて憎まれ口を叩いた。
「…ちがうんだぞ! さっきのはわざとにいちゃんに勝たせてあげたんだぜ、感謝しろよな!」
「あーあーあー、分かりましたよぅ小さな勇者サマ」
「なんだとー、じゃあも一回だ! も一回おれが走ってくるから、にいちゃんはここで待ってろ!」
 レイウはすっくと立ち上がって僕を睨みつける。その顔の所々には絆創膏やら包帯やらが巻かれているが、これは全て自業自得の賜物だ。大体チビのくせに『ゴーストタウン』を我が物顔でのし歩くからそういうことになるんだ、タウンを冒険するんなら銃を持てる年齢になってから言うんだな! フンッと鼻で笑ってから、僕は自分の失言に気付く。銃を持つ年齢って何歳だよ。
 それはレイウも思ったらしく、「……今にみてろ、今日こそ銃を手に入れてやるからなあっ」と捨てゼリフを残してさっさと逃げていってしまっていた。もう一回するんじゃなかったの? 僕はそう呟きながら踵を返し、格好良く決めてみた―――ガゥンッ! ガゥンッ! ガゥンッ!
「ひぃっ!」
 と、しかし僕の勝利劇もそう長く続かなかった。突如閃いた三発の銃弾が、僕のこめかみと右肩の上と腰のすぐ脇をすり抜けていく。間抜けな声を出してその場に硬直した僕は、恐る恐る顔を上げて銃声のしたほうを見やった……ああ最悪。
「ん? 済まないユウヒコ。何やら騒がしく不快な声がしたので撃ってみただけだ。許せ」
「イヤイヤイヤ、これ撃ってみたじゃあ済まされないですよちょっと。一歩間違えれば僕死んでましたよコレ」
 僕の真面目な突っ込みに、着古した黒コートが印象的な男―――クレタカさんは明後日の方向を向いた。この野郎、しらばっくれやがって! ……本音は心の奥底に仕舞っておく。
 ―――このクレタカさんが、路頭に迷っていた僕を拾ってかれこれ二年半。
 思い返すと奇妙な程に優遇されていた気がする。優遇、といってもタウンの住民は皆銃弾の中で生きてきた人間ばかり、一般常識の通じる所じゃあない。事実ここへ来たての頃は随分と荒い歓迎を受けたもんだ。レイウと騒いでいて危うく銃弾のシャワーを浴びそうになったこともあるし、身に覚えの無い罪を着せられて一メートル近く殴り飛ばされたことだってあった。それでもそんな恐ろしい思い出の中で一番怖かったのは、全てクレタカさん絡みなのが笑える。
 で、何が優遇なのかというとという話だけど、それはざっと三つある。一つは、クレタカさんがずっと僕を見捨てていないってこと。二つは、新入りの僕にやすやすと銃を売ってくれたこと。タウンにはそういう表立ってはできない商いをする人達も住んでいて、その中の一人であるオンエイさんが僕に銃を売ってくれた。そして三つ。
 三つは、まだ僕が『仕事』を貰ったことがないということ。
「……で、何ですかクレタカさん。出張じゃなかったんですか」
「まるで帰ってきてほしくなかったような口調だな。残念だが仕事はもう終わらせてきた」
「へえ、さすが『孤独の悪魔』ですねクレタカさん。僕も見習いたいですクレタカさん」
「……随分とそっぽを向いて人と会話をするんだな、お前は」
 無表情のクレタカさんに冷たく睨まれて、僕は慌てて「スミマセン言ってみたかっただけですから。だからその銃いい加減下ろしてください!」と付け加えた。全くこの人は冗談が通じるのか通じないのかさえ分からないのだ。付き合わされるこっちの身にもなってくれ!
 ……言っておくけど僕はこの二年半、何もしてなかったわけじゃあない。ないのだが、今までクレタカさんの隣でこの人を観察して分かったのは、裏世界の有名人『孤独の悪魔』という異名を名乗るだけはある腕の確かさと、その性格に似合わず子供好きということ。
 あのレイウも、元々孤児で街をさ迷っていた所をクレタカさんに拾われたんだそうだ。それがあってか、レイウはクレタカさんのことを『パパ』と呼んでいる。ちなみに、初めてそれを知った時僕は堪らず噴出してしまって、クレタカさんに無言で撃ち殺されそうになったこともあるな―――思い出すだけで身の毛がよだつ思い出だ。
「お前、確かまだ正式な名前を貰っていなかっただろう?」
 そんな僕の思考を遮る形で、クレタカさんが不意に口を開いた。名前……そう、僕にはまだ名前がない。勿論その名前というのは戸籍に入っているものじゃあなくて、ここの世界でのコードネームみたいなものだ。クレタカ、というのもコードネーム。どうやらここ『ゴーストタウン』では、名前を付けるのに何か手続きのようなことが必要らしい。
「ああ、まだですけど」答えた時、頭上で激しい怒声がした。と思ったら続けざまにガタンバタンという足音に罵声。「今度は何をやっているんだ、上の奴等は……」僕らは同時に低い天井を見上げた。天井はあちこちが黒ずんでいて、所々に鉄パイプが張り巡らされている。そのすぐ上でドシンバタンという賑やかな足音が聞こえるのだ、古ぼけた天井は微かに動いていて、そろそろ限界だということを示していた。
「ちょっとやばくないですか?今回は」
「ああ。そろそろこの天井も終わりらしいな、いっそのこと此処と上をつなげて一つにしてしまうか」
「無表情でそういうこと言うの止めてください……というか目が据わってますよ! 正気に戻ってください!」
 この街にひときわ大きくそびえ立つオンボロ高層ビル―――『ブルースカイ』とか言ったか? そのビルの地下にある『ゴーストタウン』を説明するのにホワイトボードなんかは要らないだろう。タウンはビルの地下三階と四階にある。以外にどちらも広く、今僕らがいるのは四階で主に衣食住をする場所―――くどいけど、ここには一般常識は通用しないからそのつもりで―――だ。勿論太陽の光なんて入ってくるはずもなく、いつも薄暗い。
 そんな薄暗さに拍車をかけるように、第三者が聞いても不愉快な罵声が階上からビンビン響いてきた。「死んじまえ!」とか「その心臓引っこ抜くぞ!」とか「内臓溶かしてやろうか!」とかだ。地上で言うなら別だけど、ここで言われると真実味があって怖い。
 僕が内心ビクビクしていると、おもむろに「……まあいい、どっちにしろ困るのは奴等のほうだしな。それよりお前、」と言いかけて僕に向き直った。
「えええ何ですか! 別に別にビクビクなんてしてませんよ!」
「……俺はお前の観察眼を買ってここまで連れてきたんだが……人選ミスだったようだな……」カチャリ。
「え? そ、それは光栄です。撃たないで下さウワァ!」ズドン。
 本日二度目の銃声に、僕は急いで横へ飛び込んだ。何回か前回りをしてから状態を立て直す。「クレタカさん手が早いですよ!」精一杯の文句を垂れると、しかし、クレタカさんは銃を持っていない。
「あ、あれ?クレタカさんが撃ったんじゃあ……」
 僕の言葉にクレタカさんは苦々しそうな表情を浮かべて首を横に振った。「え、じゃあ」僕が周りを見回そうとした時、また銃声が響く。
 ガウンッ!
 その銃弾は、今度は僕が床についた手のすぐ傍に命中した。その間一瞬。声を上げるのもままならないまま、僕はその弾痕を見つめることしかできなかった。
「―――クククレタカさ……」自分でも情けない声でクレタカさんに救いを求める。
 その時だ。
 クレタカさんが右足を軸足にして、くるりと向きを変えた。着ている黒コートがその風でバサッと広がったのを僕が瞳に捕らえた瞬間、クレタカさんの腕が少し動いたような気がした。僕があっけにとられて口をあんぐり開けた時、初めて耳をつんざく銃声が閃く。
「オンエイ!」ガウンッ。
 クレタカさんが声高らかに叫んだ。と、空のダンボールが山積み(塵も積もれば山となるとはよく言ったもんだね!)されている裏側から、ひょっこりと赤いベレー帽が現われた―――間違えた、赤いベレー帽を被った男が現われた。
「やだなあクレちゃん。オンエイは今、新入りちゃんと健全なスキンシップを図ろうとしてただけよぅ?」
「お前の場合、存在自体が健全じゃないから安心しろ。……お前、さっさと立て」
 グレー帽から覗く鋭い眼光。カマっぽい言葉。この人、間違えようもなく―――
「オンエイさん!」
「やだー、大声で呼ばないでよ恥ずかしいから」
 ズドン!
 銃弾は、引きつり笑いを浮かべる僕の脇の下を、器用にすり抜けていった。もう沢山だ!


2005/03/27(Sun)10:16:56 公開 / ライ
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■作者からのメッセージ
二章です。やっとこさ書きあげました……何やら説明ばかりになってしまった感が拭えません。どうすればいいのでしょうか(他力本願。

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