『さよならも言わずに。』 ... ジャンル:未分類 未分類
作者:浪騎                

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 10年前。ある村が一夜にして滅びた。その村は魔術の村であり剣術派の政府の一部の者にとっては邪魔な存在であった。だから・・・・それだけで罪無き村民は殺されたのだ。俺はあの地獄の光景を忘れない。

  ・・・・・・・る・・・さな・・・い・・・ゆる・・・・さない・・・・・

「うわぁ!!!!!」
一人の少年が、目を覚ました。少年の名は「ディオ・クロノス」。数少ない魔術師の子だ。だが、母親と父親は幼い時に殺され、今は一人で暮らしている。
母親も父親も守れなかった。そんな想いに縛られている。

今日は、街に出る事にした。不思議と何かが起こるような気がしたからだ。
街は、見るたびに新しい発見があった。
例えば、本の店に新しい本が入ったとか。
そんな平凡な事でも大切な事だった。

そんなある日。街である少女に出会った。
少女は「リズ・ウェリス」と言った。その少女の顔は見覚えがあったが、多分気のせいだろうとディオは思った。
リズは不思議な事を言った。
「貴方は、周りの愚か者と違って、私と同類の人間よね?」
ディオは、リズの言った言葉の意味がさっぱり分からなかった。

ディオは、家に帰って言葉の意味を、一生懸命考えた。
一つだけ答えが頭の中に浮かんだが、「まさかな・・・」
と思った。その答えは、リズも自分と同じ魔術師の子で、そのことを言ってたんじゃないか。


 その日は雨で、街もいつもと違って静まり返っていた。でも、リズはそこにいた。思い切ってディオは聞いてみた。
「リズ・・・・・あの言葉の意味教えてくれないか?」
リズはこう答えた。
「私は・・・・・・ディオと同じ魔術師の子。10年前、あの戦いで生き残った・・・」
リズは哀しそうに答えた。思い出したくないと言う様に・・・・・・・・。
ディオは言った
「じゃあ・・・・・・じゃあ何で教えてくれなかったんだよ!!」
ディオの声は、自分と同じ道をたどった人がいたなんて・・・・・・と驚いてる感じだった。リズはただ
「ごめんなさい」
と謝るばかりだった。



「リズも・・・・・・俺と同じ・・・・・魔術師の・・・・・」
ディオは、それをずっと考えていた。
「辛かったんだな・・・・・リズ」
ディオこそ謝りたかった。明日・・・・・謝ろう。リズに。


・・・・・・・だけど、リズはもういなかった。
「リズ・・・・・どうして・・・・・」
謝る事も出来ずに、リズは行ってしまった。
「せめて・・・・さよならぐらい言って欲しかった・・・・」

    雨の日になると思い出す。ある少女を・・・・

2004/11/04(Thu)15:57:16 公開 / 浪騎
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■作者からのメッセージ
何じゃこりゃ(汗
「初☆小説」の割には超テキトーだな。
呼んでもらえると嬉しいッス。

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