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『長編小説』 ... ジャンル:未分類 未分類
作者:ゆりこ
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女は、その小さな杉の木の根の辺りを掘り返して、それを埋めた。深く、深く掘った。誰にも見つからないようにと願う一方で、誰かに見つけて欲しいとも思った。
もし、これを誰かが見つけたときに私が生きているかどうかなんてわからない。その時、もう死んでしまっているかもしれない。あるいは、もう明日にも見つかってしまうかもしれない。
「それでも…。」
女は呟いた。
これを見つける日がいつであったとしても、どうか、願う。ふさわしい人に―これが語っている事実から目を逸らさない人に、これを見つけて欲しい…。
どんよりとした灰色の、憂鬱そうな空を見上げた。遠くに、鳥の群れが飛んでいた―。
※
『秋晴れ』と呼ぶのにふさわしい快晴の中。秋原中学校の校庭で、一人の男子生徒が絵を描いていた。
「…。」
その目は真剣な眼差しで目の前にある杉の木を見つめている。
ここの枝は、もう少し影をつけたほうがいいな…。そう思い、2Bの鉛筆を軽やかに動かす―。
切原 雪(きりはら せつ)はいつものように、この、大きな杉の木を描いていた。
どうしてか、これを描いているときだけは心が許された。日常での辛いことや苦しいことが、すべてここでは忘れることが出来た。
秋楢中学校の校庭の隅。そこに、この杉の木はある。なんでも、二百年も前からたっているらしく、学校が建てられる前からあったらしい。大地に強く根をはり、空までとどくくらいに枝が伸びている。丁度、今は秋だから綺麗な紅葉の風景が見れる。それを、雪は描く。
春は緑の新芽を。
夏は深い色の葉を。
秋は紅葉を。
冬は芯だけを。
他のものは描かないが、杉の木の絵だけは描く。
雪は深く溜め息をついた。ちょっと休憩。左手に持っていた2Bの鉛筆をペンケースの中に投げ捨てるように入れると、そっと地に体を預けるように寝転がった。雑草が気持ちよく体を受けとめてくれる。空は今日も太陽が輝いていて、いつもと変わらない快晴だ。これが冬になると、雪が降ってめったに見られなくなるんだと思うと、なんだか不思議な感じがした。
雪は現在、中学三年生。この秋楢中学校の三年二組だ。誰にも囚われないで、自由に生きる、自分ではそんな性格だと思っている。友達も二人いて、いたって普通の中学生だ。―高校に行かない、ということ以外は。わかってる、今どき中卒なんてやつはいない。きっと、そいつはイイ笑い者だろう。でも、雪は実際にその道を進もうとしている。
「あー、つまんね。」
まわりの皆はもちろん、中卒をやろうなんてやつはいるはずもなく、毎日が勉強・勉強の嵐だ。そんなペースにはついていけず、雪はこうやって杉の木の絵を描く、いつも。
あぁ、なんでもいい。なんか やりたいことってできないかなぁ。―この、杉の木の絵を描く以外に…。
最近、どこからともなく こう思うようになった。
やろうとすれば出来ることなんてたくさんある。例えば、皆と同じように勉強をすることが出来る。そして、同じ苦労とかを感じることが出来る。
「あー、ヤバイ。数学 全然わかんねぇ。」
「だよなぁ、一次関数って何だよ。意味わかんねぇし!!」
「こんなんで俺、高校なんて行けんのかな…。」
「とにかく、今はがんばろうぜ。やることは、やっとかないとな。」
「…だよな。よし、今日からまた がんばるぞー!!」
そんな会話を頭の中に浮かべてみた。どこにでもありそうな普通の、だけど幸せな会話。友達と二人で困難を乗り越えていく―なんていう、感動の青春劇。雪は想像して、少し笑った。それ自体を笑ったのではない。そんなことを考えた自分がおかしかったのだ。俺にも、こんなこと考えることってできるんだなー…。まだ、学校生活っていう青春に憧れているのかもしれない。
友達
好きな人
親
先生
仲間
そんな『普通』の生活。どこかの誰かが「日常で感じる小さな幸せこそが本当の幸せだ」なんていうのを聞いたことがある。まるですべてをわかっているような顔で話す『誰か』は、まるで人類の神様のような感じだ。―でも、他人の意見を滅多に受け入れようとしない雪は珍しくその言葉を受け入れた。だって、それは―。
雪は空を見上げた。
それは…日常の幸せなんて俺には感じたことがないから…。
苦く、笑った。
今の生活は何不自由ないし、友達もいる。でも、雪には大切なものが欠けていた。それは、とても とても欠かせないもので、誰にでもあるもの。
母親と父親という、家族。
祖父から聞いた話だと、雪が一歳のときに両親そろって失踪してしまったらしい。父親は真面目なサラリーマンで、母親も温厚な性格な人だったらしいが、突然、神隠しにあったかのように消えてしまった。失踪した原因がわからないことから、当時は何者かにどこかに拉致されたのではないかと警察がある程度 捜査をしていたらしい。しかし、一向に手がかりがないことから警察は投げやりのように捜査をやめ、世間でも事件は時間が経つごとに忘れられていったという。
雪は自分の掌を見た。
この手を、いつか両親にしっかりと握られていた。そう思うと、この手―そして、この体が愛しくて大切でたまらなかった。警察は「二人でどこかへ行ったのだ」なんて適当なことを言ったけど、俺はそんなことは思わない。きっと、誰かに拉致されたんだ。もし、そうじゃなくて警察が言ったように自主的に失踪したというのなら、それにはきっと深い理由があるはずだ。そう、きっとそうだ。
「あれ、こんなところで何やってるの?」
ふいに後ろから声をかけられて、雪は体を震わせた。
「こういうのをサボリっていうんだー、私、初めて見たよ。」
振り向くと、少し離れた校庭の花壇のあたりにそいつは立っていた。黒い髪が腰まであって、それに、雪のような白い肌をしている。顔立ちも整っている。その大きな目で雪を見つめていた。秋原中学校の制服を着ているから、こいつもここの生徒なんだろう。見かけたことはないが…。一目見て美人だな、と思った。
「私、明日からこの中学校に転校してくるんだ。」
聞いてもないのに、そいつは喋りだした。そして、雪の方へとゆっくり歩いてくる。
「いいよね、この中学校。お母さんから聞いたんだけど、運動の部活、ここ強いんでしょ?野球とか、サッカーとか。私、前の中学校で陸上部やってたから、秋原中学校がスポーツで有名だって聞いたとき、すごい嬉しかったんだよ。」
雪は返事をしなかった。こういう女は苦手だ。妙になれなれしいっていうか、とにかくいつでも元気そうなやつ。悩みなんてしないようなやつ。美人なのはいいが、これからとても付き合えそうにない。
「それ、スケッチブック?」
いつのまにか雪のすぐ後ろまで来ていたそいつは、雪が持っていたスケッチブックを見て言った。
「…。」
「へぇ、絵、描くんだ。」
そいつは、もう雪が返事をしないのを承知でもしたように喋り続ける。
「私、勉強はまぁまぁ出来るんだけど、美術って昔からだめなの。尊敬しちゃうなー、どんな絵 描くの?」
「校舎とか、空とか?それとも人とか?」
「でも、今、ここにいてスケッチブック持っててペンケースもあるってことは…ここで絵 描いてたんだよね?もしかして、この杉の木とか。」
「そうだよ。」とでも言おうとしたが、やめた。こういうやつと親しくなるのは、後で面倒くさくなりそうだった。
雪はスケッチブックとペンケースをお気に入りの青いリュックに詰めて、立ち上がった。帰ろう。このまま ここにいても、多分いいことなんてない。まして、悪いことがおこりそうだ。そんなところに、世界中のどこの誰がいたがる?
「あれ、帰っちゃうの?」
「…。」
「明日はちゃんと教室まで来てね。私が転校してくるんだもん。」
「…。」
「あっ!!」
「…?」
雪は思わず振り返った。なんだ?
「言うの忘れてた!!私、君と同じ三年二組だから。大野 春日(おおの はるひ)っていうの。よろしくね。」
「まじかよ…。」
思わず口にしてしまった。しかし、悔やんでも もう遅い。案の定、春日はにっこりと笑って
「やっと口、聞いてくれたね。」
と言った。
「…。」
なんだか無性に自分に嫌気がさして、雪は学校を出るために校門へ向かった。春日がそれについて来る。
なんだ、こいつ。
「まぁ、いいや。今日はこんなところで許してあげよう。」
「は?」
また、言ってしまった。
「明日はちゃんと学校に来ること。大事な用があるんだから。じゃあね。」
そう言って春日は校門を出ていった。雪が出ようとしたのに、先に出ていかれた。校門を出ると、もうそこには春日はいない。なんだか、キツネにつままれたような感じっていうのはこういうのを言うんだな、なんて思った。そして、大きな溜め息を一つ。
まだ昼間だっていうのに、カラスが雪のすぐ上を嘲笑うかのように鳴きながら飛んでいく。おもわず、道端にあった石ころを足で思いきり蹴飛ばした。
※
昨日と違って、今日は朝からどんよりとした灰色の憂鬱な空だった。今にも雨が降り出しそうだ。
それと同じで、雪の心の中も憂鬱だった。昨日、大野っていうやつに会って、俺は絶対に学校になんか来てやらないと思った。なんだか、「来てね」と言われると来たくないと思った―。それに、もうあいつには会いたくないって思ってた。
―けど、今、こうして三年二組の教室にいる自分がいる。
まだ、朝のホームルームまで時間がある。久しぶりに見る、自分の机といすには、なんだかなつかしいにおいがした。いすに座ってみると、木が硬くて家のいすよりもずっと居心地は悪かったが、なんだか「こっちのほうがいいな」と思った。机といすだけではない。―この『三年二組』という風景のすべてがなつかしかった。
学校も、時々 行くくらいならいいものかもしれないな…。
しかし、その考えは あの得意げな顔の大野 春日を思い出し、すぐに打ち砕けた。
教室に入ってくるクラスの皆は雪を見るたび一様に「どうしたの?」と、驚いたように聞いてきた。それは、俺が聞きたいよ。皆は、なぜ俺がいきなり学校に登校してきたのか?が問題で、俺は、なぜ学校に来てしまったのか?が問題なのだ。まったく、不思議な気持ちでいっぱいだった。
「よーし、ホームルームはじめるぞ。」
「メガネザル」と密かに呼ばれている三年二組の担任が、ドアを開けて入ってきた。そう呼ばれる理由は、単に目がぎょろぎょろしてて目がねをしてるだけという簡単な理由だ。本名は小船内 剛(こふない つよし)なんていう、いたって単純な名前。二十代と、若いということもあって、生徒からは人気があった。体育の先生ならでは、時々 休み時間に生徒と一緒にバスケやサッカーをすることもある。雪もその中に入って遊ぶが、メガネザルは手加減無しで強い。バスケではいつも何十点も入れるし、サッカーでは一人で突っ走って点を入れるなんてこともしばしばだ。生徒たちは「もう少し、手加減しろよー。」なんてきついことを言っているが、そう言っている顔はにこにこの笑顔だ。なんていうか、子供みたいに無邪気な先生。今時、珍しいだろう、こんな先生って。雪は、そんなメガネザル先生が結構 好きだった。
メガネザルが教室に入ってきたことで、皆はいっせいに自分の席につく。
雪はまわりを見渡してみた。二人の友達―堀内 哲也(ほりうち てつや)と瀬田 優一(せた ゆういち)を探したのだ。しかし、あいにく二人共に遅刻魔ときていて、まだ来ていないようだった。雪は前に向きなおる。
「えー、それでは今日も一日がんばりましょう。…あ、そういえば。」
きた、と思った。
「昨日、みんなに言ってた転校生が来ました。いやぁ、忘れてた…。」
皆が笑った。雪は来るな 来るなと心で祈る一方で、やっぱり笑ってしまった。転校生を忘れるって、どうよ?
「大野 春日さんです、さぁ、入ってきて。」
メガネザルが言うと、待ってましたとでも言うように、静かにドアが開いた。
見覚えのある顔が、顔を赤く染めて入ってきた。
その美しい姿に皆が見とれてることがわかった。
春日はメガネザルの隣に立つと、控え気味におじぎをした。
「はじめまして、大野 春日っていいます。これから、よろしくお願いします。」
言い終わると、盛大な拍手が鳴った。しかし、雪はしなかった。こいつを歓迎なんてしていない、俺は。
「席は、堀内の隣だ。一番、後ろの席の右から二番目の。」
「はい。」
春日はそう言うとその席へと向かった。途中、目が合ったが、すぐに逸らされた。
哲也の隣ってことは、俺の二つ隣か…結構、近いな。雪は一番後ろの列の、一番窓側の席だ。いえば、クラスの四つの角のうちの一つ。授業中は空を眺めて時間を潰すことができるし、先生にも指名されにくい。この絶好の場所が雪は気に入っていた。いや、雪じゃなくても、誰でも気に入るはずだ。
哲也が春日の隣の席だと知ったときの反応を想像してみた。
「あんーなにカワイイやつの隣の俺って、まじ幸運だぜ!?」
女好きの哲也なら、きっとこんなことを言うだろうと思った。
「では、これにて朝のホームルームは終わります。えー、一限は数学ですね。みんな、真面目に取り組むように。」
そう言ってメガネザルは出ていった。
嫌なやつは転校してくるし
哲也と優一は来ないし
一限は数学だし
ついてないな…雪は大きな溜め息をつく。
「ねぇねぇ。」
隣から女子達の声が聞こえてきた。そちらのほうを向くと、春日はクラスの皆に囲まれているのが見えた。
「どこから来たの?」
「北海道からだよ。」
転校生には義務といえる、質問タイム。春日のことなんて聞かなくてもいい、なんて思いながらも、雪は聞き耳をたてていた。
「へぇ、北海道って寒いでしょ?」
「うん、冬になるとね。」
「部活とかって、やってる?」
「前の学校では陸上部やってたな。」
「大野さん、速そう!!」
「あ、春日でいいよ。『速そう』か―。五十メートル、七.二秒くらい。」
皆が驚いたように声を上げる。
雪も、驚いた。「七.二秒くらい」?俺と同じくらいじゃん。なんだ、あいつ そんなに速いのか?
「じゃあ、秋中でも陸上部やるよね?」
『秋中』というのは、『秋原中学校』の略で、普段 皆はこう言っている。
「うーん…やりたいんだけど、多分 入らないかな。」
「え、なんで!?」
「いろいろとやることがあって、忙しいから部活、出れなそうなの。入部するからには、ちゃんと毎日出たいし、中断半端はやだから。」
皆から感心の声が上がる。
「おい、授業やるぞー。」
突然、数学担当の先生の太い声が聞こえてきて、皆 体を震わせた。
※
あ゛ー…。
数学の授業は、案の定つまらない。黒板には意味不明な数字と記号ばっか。まるで、どこか違う国の言葉が書いてあるようだ。始まってまだ十分しかたっていないというのに、雪の集中力はとっくに切れていた。
だいたい、誰が勉強なんてつくったんだよ。めんどくさいだけだろ、こんなもん。雪は持っている鉛筆を手の上でまわした。それに、俺は中卒するんだから、もう勉強なんて必要ない!!しかも、哲也と優一はまだ来ないし。久しぶりに友達が来たっていう、肝心なときに大遅刻か?―いや、遅刻じゃなくて、多分 二人してさぼってるんだな。あー!!
雪は昔、テレビで見たように机を思いきりひっくり返したいと思った。世間ではこれを、ちゃぶ台返しという。もっとも、これはちゃぶ台ではなくてただの机なのだが。もし、そうできたらどんなに気分がすっきりすることか。あの、数学担任の驚いた表情は見物だろうな。
「ねぇっ。」
ふいに、隣から声が聞こえてきた。春日だ。
「ひまじゃない?今から、手紙書くね。」
「は?」
また、わけのわからないことを言い出した。
春日はノートの端を切り取って、そこにシャーペンで何やら書いたかと思うと、それを雪のほうに投げてきた。
「うわっ。」
雪はあわてて それをキャッチする。
「先生にばれないように、気をつけてね。返事、ちょーだいよ。」
そう言うと、春日は何事もなかったかのように また黒板のほうを向いて授業に集中しだした。
「…。」
こんなもの、取らなければよかったな。いつものように、遅すぎる後悔の苦い味をかみ締めながら雪は、机の下の膝の上で隠しながらそれを見た。
『やっぱり、学校きたんだね。絶対、来ると思ってた―って言うと、怒る?』
女子の字とは思えない、雑な文字がそこには並んでいた。なんか、皆の前の態度と俺の前での態度、ずいぶん違うような気がする…。
雪もノートの切れっぱしを使い、春日に投げた。
『わかってるなら、言うな。』
春日に負けないような雑な字で書いた。春日はそれを見ると、雪のほうを向いていたずらに笑った。
『はは、君、根っからのヒネクレさん?』
『さぁ。』
『ま、いいや。話したいのはこんなことじゃないの。実は、頼みたいことがあるんだけど…切原君、頼まれてくれる?』
『多分 無理だけど、一応、どんなことか言ってみて。』
『絶対、他の人には言っちゃ駄目だよ。』
いつのまにか、春日との手紙を楽しんでいる自分がいた。
『わかった。』
と書いてはみるが、その約束は多分 守れないと思った。
『友達にも、好きな人にも?』
『多分。』
『「多分」じゃだめ!!絶対に!!』
『わかったよ。で、なに?』
『うん、じゃあ言うね…。』
雪はだんだんと腹がたってきた。言いたいことがあるんなら、さっさと言えよ。
少し時間がかかって、春日から手紙がきた。
「は…?」
雪は思わず、声に出した。
『人殺し、やってみない?』
そこには、そう書かれていた。それも、黒板の字と同様に どこか知らない国の言葉だった。…なんだよ これ。冗談もいい加減にしろ…。雪は春日を睨みつけた―が、本人はそれに気がついていないのか、真面目に黒板に向かっている。
『そういう冗談を、あんたってどこで思いつくわけ?』
そう書いて、春日に投げた。春日はその手紙を開くと、無表情でずっとそれを見つめていた。
―残りの十五分間、手紙はもうこなかった。
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2004/10/16(Sat)18:10:13 公開 / ゆりこ
■この作品の著作権はゆりこさんにあります。無断転載は禁止です。
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■作者からのメッセージ
かなり追加しました。読むのがたいへんかもしれませんが、ぜひ 読んでみて下さい。
雪が男子ということをわかりやすくするために、みなさんの意見を参考にしてまた修正してみたのですが…今回こそは、ちゃんと伝わるようになっててほしいです。
物語もだいぶ進んできました。これからも、読んでもらえると嬉しいです。
作品の感想については、登竜門:通常版(横書き)をご利用ください。
等幅フォント『ヒラギノ明朝体4等幅』かMS Office系『HGS明朝E』、Winデフォ『MS 明朝』で42文字折り返しの『文庫本的読書モード』。
CSS3により、MSIEとWebKit/Blink(Google Chrome系)ブラウザに対応(2013/11/25)。
MSIEではフォントサイズによってアンチエイリアス掛かるので、「拡大」して見ると読みやすいかも。
2020/03/28:Androidスマホにも対応。Noto Serif JPで表示します。