『恋×恋』 ... ジャンル:未分類 未分類
作者:さなえ                

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彼は、ずっと笑ってた。

あの日もそうだった。

「龍二、はらへった。」

「ほな、どっか食いに行こか、」

「えーな、いこいこ」

「何処食いに行く?」

「あそこのラーメンやいこうや。」

「おぅーいこか。」



(いらっしゃいませー)

「醤油の坦々面2個」

「あいよー」

「なぁー②今度遊園地行かん?」

「えーで。いつ行く?」

「今度の日曜日は?」

「俺、試合や。」

「そっやたなぁー。ごめん②応援いくわ。がんばってよ。」

「おぅー。優勝目指すわ。もし、優勝したら俺と結婚してくれん?」

「しゃあないなぁ、したるわぁ。」

「しゃあないってなんなん!!(怒」

「嘘やって(笑。大好きやで、龍二」

「俺も千夏のこと。大好きやで。」

「あぁ食った②」

「ほな、送っていくは。」

彼のバイクの後部座席に乗る。

私の特等席。

彼は、何時ものようにぶっ飛ばす。

「ありがと。」

「じゃぁーまた明日な」

「うん。おやすみ」



“キキィードン”



後ろから音が聞こえた。

後ろを振り向くとバイクとトラックの衝突事故(?)みたいなことになっていた。

もしかして・・・。そう思うて現場に行くと血に包まれた龍二がそこにいた。

「龍二・・・龍二・・・」

「・・千夏・・・ごめん。」

龍二は、その言葉を残した。

「ごめんてなんなん?なぁ!!りゅうじー。(;_q))クスン」

それから龍二は、すぐに病院に運ばれたが間に合わなかった。

もう、彼は目を覚ますことはなかった。

「りゅうじーひっく・・りゅ・・じーひっく(ノ_・、)」

“おまえは、笑顔のほうが可愛いぜ”

「龍二??」

龍二の声が聞こえたきがした。

まわりを見渡しても龍二の姿はなかった。

龍二との約束は果たされることなく終わった。




             それから4年後

私「いってきます!!」

母「いってらっしゃい」

バタン(戸を閉める音)

「春樹、おはよー!!」

「おはよー」

あれから4年私はいま、美容の専門学校に通ってます。

新しい彼氏もできました。

あ!!でも、龍二の事忘れたわけやぁあらへんでぇ!!

龍二と付き合ったことちゃんと私の思い出の1ページにしまいこんでるねん。

龍二、天国で私の事見守っといてなぁ!!

うんで、今度生まれ変わったら今度こそはけっこんしょなぁ!!


・・・・end


2004/10/04(Mon)18:51:51 公開 / さなえ
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