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『coblt-moon 1st』 ... ジャンル:未分類 未分類
作者:未依
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蒼色の月夜。
その日の夜は満月。
闇に満ちた青白い光は、優しく僕をてらした。
僕は、それまで記憶が分からなかった。
けれど、
今気づいてみると僕は苦しんでいるみたいだ。
傍に水溜りがあった。
顔を近づけてみると、真っ青な僕がうつっている。
水を掬う手・・・
左の手首が、ぱっくり切れている。
【リスカ】
しちゃったのかなぁ?
僕、死ぬのかなあ?
『・・・里緒・・・』
誰かが僕の名前を呼んでいる?
…・・・それとも・・・
1
チチチチチチ・・・
どうやら夢だったみたいだ。
しかし、左手首が痛む。
ハッ
そこは、見慣れぬ部屋だった。
エレキかベースか分からないけど、やたらとステッカーをはったギターが1本。勉強机っぽい机、学ラン、UFOキャッチャーでよく見かける宇宙人のぬいぐるみ多数。それから・・・
財布。
ガチャッ
「ぶゅっ?!」
ぼくはビックリしてしまった。そこには、優しそうな僕ぐらいの男の子が立ってた。
「気が付いた、よかった。だいじょうぶ?あ、僕は樋口楓。君は・・・越前守君?…だね。ナップの中にバッシュ入ってたけど、そこに名前書いてあったし・・・」
そうだ。僕の名前は 越前 守 だ。
「うん、ありがとう・・・ところで、僕は何で此処にいるの??」
「僕の家の前で・・・
手首を切って倒れてた。」
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2004/10/03(Sun)19:55:10 公開 / 未依
■この作品の著作権は未依さんにあります。無断転載は禁止です。
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■作者からのメッセージ
おはつです、、、こんな下手な話でも気に入ってくだされば幸いです。
えと、連載ですよw
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2020/03/28:Androidスマホにも対応。Noto Serif JPで表示します。