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   『日々(11月4日)』  ...  ジャンル:未分類 未分類
 作者:フラット・リー                 
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 11/4日(火)
 キーン、コーン、カーン、コーン・・・
 「やっと終わったな〜」
 席に着いたまま、後ろを向く。
 「やっと、ったって、毎日そんなに変わらねぇよ」
 確かに、やっと、といってもいつもどうりの毎日。
 「まぁ、そうだよな〜」
 言って、グタッ、と背中を曲げる。
 「な〜にやってんの?掃除でしょーが、三宅、藤田!」
 横からクラスメートの女子、「海川水穂」(うみかわみずほ)が首をつっこむ。
 ちなみに俺が三宅。後ろのが藤田。
 「うるせーな、海川、お前も掃除しろよな」
 俺が、海川にわるっぽく言うと、
 「あたしはちゃんと(掃除)してるし!」
 とムキになる、海川。
 「ははっ。ま、そうムキになるな」
 「なに?そのたいど〜!」
 「掃除行こ、藤田」
 「おう」
 わーわー言ってる海川をほっといて、ほうきを手に、外に出る。
 <〜外〜>
 「海川の奴、うるせーよな」
 無論、掃除なんて真面目にはしない。
 俺がよくこーやって、藤田に、話しかけてる。
 「まぁ・・・そうだな」
 ここ以外は草抜きがいる。
 そのままふたり、話して掃除が終わろうとした、ちょうどその時だった。
 (ブルルン・・・)
 「でさぁ・・・」
 話している時にブルルン、とエンジン音がした。
 不良である。不良が日常茶飯事のように、ここに来て、タバコ吸ったりしている。
 「オゥ、三宅」
 「ん?何か・・・?」
 呼ばれて後ろを向くと、俺よりデカイ、男。
 「松崎の先公(先生)、どこにいっか分かるか?」
 「松崎先生?さぁ・・・」
 言ってる時に、後ろから歩く音。
 「オゥ、そこにいんじゃねぇか、三宅!」
 言うなり、俺の胸ぐらを掴も持ち上げられる。
 「え?」
 後ろを慌てて向くと、確かに松崎先生が横断していた。
 「コラ・・・俺をナメてんのか?」
 「あ・・・いや、さっきは気付かなかったんで・・・」
 言っている間に、不良が手をグーにしている。
 (やべっ・・・)内心そう思った、瞬間に。
 「何やってんだ?文句があるなら俺に来いよ」
 藤田が腕を膝元から上に振る。
 「ナメやがって・・・おい、いくぞ!」
 後ろでにやにやしながら笑っていた不良5人+つっかかってきた奴
 がこっちに、握り拳を作り、走ってくる。
 藤田が、一番最初の不良が出す、パンチを避け、腕をとり、投げる。
 次に来た、二人は、さっき不良を投げた体勢から、手をつき、手をバネにし、
 跳び蹴りを顔面にくらわす。
 その後も巧みに藤田は殴り、蹴り、投げ飛ばしていった。
 「ぐぅぅ・・・」
 倒れている6人に、向いて藤田はため息をつくと、教室に帰っていく。
 藤田は、拳法がとても上手い。そのおかげで俺は何度も助かっている。
 「藤田・・・」
 「はぁ、はぁ・・・ん?」
 息を切らしながら、俺に顔を向ける。
 「その・・・なんだ、ありがとな!」
 「あぁ、いいよ、別に。友達として、あたりまえだろ?」
 「・・・ありがとうな!」
 「いいって・・・」
 二人とも、笑いながら教室に戻っていった。
 
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2003/11/04(Tue)19:07:06 公開 / フラット・リー
 ■この作品の著作権はフラット・リーさんにあります。無断転載は禁止です。
 
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■作者からのメッセージ
 初めまして。最初からクサい話です(笑)。
 これはホントの話と考えた話、
 ごっちゃまぜです。
 えーと・・・感想とか下さい!
 次は冒険物を書こうかなー、などと思って
 います。できればそっちも・・・・・・・・・
 読むなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
 じゃなくて読んで下さいね・・・。
 最後に、名前は全部仮名っすよ!
 それではではでは。
 作品の感想については、登竜門:通常版(横書き)をご利用ください。
 
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