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   『紅の夜、暁の幻、闇の塔  V』  ...  ジャンル:未分類 未分類
 作者:夜耶                 
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 「キャスティニー、死んじゃ駄目だ!キャスティニー!!」
 
 レイモンは、泣き叫んでいた。
 
 最愛のキャスティニーが死んでしまうなど、これ以上の悲劇は無いだろう。
 
 ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・・・・
 
 心臓の動きが遅くなってきている。
 
 意識不明の重体。
 
 キャスティニーは、もしかしたら死んでしまうかもしれないというのに。
 
 キャスティニーは、点滴をうったまま、包帯を巻きながら、ベッドに横たわっている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ★
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「ほうら。やっぱりね」
 
 風俗衣装の男の子が、薄汚い猫を抱いたまま、木の上で蛇と格闘していた。
 
 シャーーーッ!!
 
 蛇が男の子に牙を向けた。その時。
 
 パァッ・・・
 
 男の子の手から、光が現れた。
 
 「エイっ」
 
 男の子は光を蛇に向けて投げた。
 
 すると蛇は、見る見る小さくなって、蜥蜴になった。
 
 「仕上げ♪」
 
 蜥蜴になった蛇の近くにまた光を投げつけた。
 
 バァン!
 
 すると、おどろいた奴は尻尾を置いて逃げていった。
 
 「早くしなきゃね」
 
 キャスティニーの命が危ないから、って言って猫を連れ去って薄雲の彼方へと消えた。
 
 「おい、まてよ」
 
 もう1人は、どうやらおいて行かれたらしい。
 
 「自分ばっかいいとこズルイゾーーー!!お〜〜〜い!!リオっ」
 
 返事は、無い。
 
 ほんとにおいていかれたらしい。
 
 
 
 「どーしよう・・・迷った!!」
 
 
 
 ほんとにどーすんのさ。
 
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2003/11/02(Sun)13:05:17 公開 / 夜耶
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■作者からのメッセージ
 チビット休んでてスイマセム。。。
 
 まあ、気が向いたら読んでくださいまし。
 
 マシマシ。
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