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   『紅の夜、暁の幻、闇の塔   U』  ...  ジャンル:未分類 未分類
 作者:夜耶                 
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 窓から飛び立ったのは、風俗衣装のお兄さんだった。
 
 それも、2人居る。
 
 手には、不思議な杖と、何やら光る物体。金色をしている。
 
 「その魂、どーすんだ」
 
 一人が聞いた。
 
 どうやらそれは、魂らしい。
 
 「キャスティニーって子から預かったんだ。純粋な魂なら、なんだって言う 事聞いてくれるからな。」
 
 「ほお・・・で、それを何に使うんだ?」
 
 「馬鹿かお前!!任務に使うだけだ!!」
 
 「・・・・・・あ、はいはい。わかった」
 
 「反応遅いから!!いっっっっつもな!!」
 
 「めんご〜」
 
 「早く、行くぞ!!・・・行って、あいつを探さないと」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ★
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 森の中。
 
 1匹の白猫が、倒れていた。
 
 泥まみれ、傷だらけで綺麗な白ではない。
 
 (誰か・・・・・・助け・・・て・・・)
 
 白猫は、必死にそう思うのだった。
 
 それも。
 
 近くの蛇が白猫を狙っている。
 
 (たす・・・け)
 
 刹那。
 
 シャー――――――――ッ!!
 
 蛇が牙をむいた。
 
 (もう、終わりだ!!!!!)
 
 
 
 シュッ・・・
 
 (??浮いている・・・)
 
 白猫は、何か暖かいものを感じた。
 
 「だいじょーぶか・・・。やっと見つけたぞ、姫」
 
 (え?・・・私は・・・姫??)
 
 その瞬間だった。
 
 白猫が、自ら自身を思い出したのは。
 
 (わたし・・・そうよ、わたしは、シンデレラ!!)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ★
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「キャスティニー!!キャスティニー!!」
 
 「死んじゃだめだ!!キャスティニー!!」
 
 
 
 キャスティニーは、あれから意識不明の重体になってしまった。
 
 
 キャスティニーの魂を返してもらわなければ、キャスティニーは・・・・・・
 
 死ぬ
 
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2003/10/29(Wed)20:29:20 公開 / 夜耶
 ■この作品の著作権は夜耶さんにあります。無断転載は禁止です。
 
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■作者からのメッセージ
 第2作ですよぉっ!!
 お2人さん、コメありがとーございます!!
 また次回も頑張りますよぉっ!!
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