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『宇宙大戦記2話』 作者:有 / SF 未分類
全角2133.5文字
容量4267 bytes
原稿用紙約6.55枚
宇宙大戦での活躍で一躍、地球連邦軍の英雄にまでなった桑田。彼の現在はいま・・・
 第1次宇宙大戦と呼ばれる大戦から3ヶ月後、地球連邦軍の英雄になった桑田は地球の沖縄の小島の別荘に軟禁されていた。

 軟禁というと聞こえは悪いが、1日中ゲームをして遊んでいただけだった。

 戦時中は大好きなゲームを楽しむ時間がなかったので、戦場から解放された彼はとりつかれたようにゲームに夢中になった。

「いけええーー、ロミオおぉ。そこだあ!ジャンプしろおお!」

 彼はコントローラーを片手に画面に向かって叫んでいた。完全に脳ミソが向こうの世界にイってしまっている。

 今、桑田がやっているのは全宇宙で大ヒットを記録している『スーパー・ロミオ・ブラザーズ』の新作だった。

 桑田がゲームの中のロミオを操作し、キノミをとらせて"スーパーロミオ"に変身しようと頑張っているのだが、どうしても、キノミの前にあるガケを飛び越えることができずにいて、いつもガケに落っこちてしまうのだ……


 宇宙でも有名な難解なステージだ。

 これをクリアできずに、かれこれ3時間も桑田はつまっていた。

(面白れえ、だがな、かならず俺がクリアしてやるぜ〜)

 桑田が調べたところ、全宇宙でこのステージをクリアした人はわずか4人しかいないらしい。
 1人はアラスカの11歳の小学生。2人目はタンザニアの30歳の会社員。3人目は広東の50歳の主婦。4人目はスペースシティ・サイドDのフリーターだという。

 いま、桑田がこのステージをクリアすれば、桑田が5人目の達成者となり、全宇宙に桑田の名がしれわたり、友人たちにも自慢ができる。
 桑田に野心がわきあがり、よりいっそうコントローラーをにぎる手に力を入れた。

「いけえええ!ロミオーーっ!そこで大ジャンプだあああ!」

 ところが、ゲームの中のロミオはまたしてもガケに落っこちてしまった。

「うおおお!ロミオ、お前はなにしてんだよ」

 桑田がゲーム画面に写ったロミオを責める。

 しかし、操作をしてるのは桑田じしんだ。なのでロミオに罪はないのだが、桑田はロミオがいつもガケに落っこちるのは、ロミオに根性がなく体を鍛えていなかったせいだと本気で思い込んでいた。

 コンピュータを相手に桑田の頭はイっちゃっていた。

 桑田は今度こそはと、また、難問ステージにいどんだ。

 こんな調子で桑田は1日中、ゲームをして過ごした。それこそ1日中、20時間近くもぶっとうしで画面に向き合ってコントローラをカチャカチャいじっていた。

 食事は1日一回しかしない。しかも、てまひまのかからないジャンクフードがほとんどだ。

 そして、睡眠時間はたったの3時間たらず。後はトイレにシャワーは気が向いた時にするぐらいだ、まさにゲームをするだけの生活だった。

 普通の人なら1日一食にジャンクフードを食べて3時間しか寝ることができなければ、1ヶ月ももたないだろう。3ヶ月もこんな生活を続けたらとっくにくたばっているはずだ。

 だが、ゲームをやり続ける彼の目は輝き、生気に満ちていた。はたからみたら、とても、1日一食のジャンクフードとわずか3時間しか睡眠をとらずにゲームし続けてる人間の姿とはおもえれない。

 これが、一般人の少年でありながらスペースシティ連合軍のスーパースーツ部隊を100機撃墜した桑田の体力と集中力であった。

 あいかわらず、ゲームに夢中になっている桑田の部屋のドアからコンコン♪とノックをする音が聞こえてきた。

「どうぞ入ってください」

 桑田が入室の許可をだすと、50代なかばに見える白髪のまじった髪をなでつけた紳士が姿を見せた。

 紳士はパリッとした身なりの良いスーツのえりを正すと桑田に向かって挨拶をした。

「やあ、あいかわらず、ゲーム・ザンマイかね」

 声をかけられても桑田はあいかわらず、ゲームに夢中になっている。視線は画面を向けたまま、手はコントローラを握ったまま、その状態で、

「おかげさまで、新作ゲームやってます」
 
 と言うと紳士は気さくに笑いながらこう言った。

「ははは、それはけっこう。今までやれなかった分と、これからできなくなる分を楽しもうとしてるわけだね。実にけっこう。ははははは」

 言うと、桑田の手がとまった。そして不審な顔をして紳士の方へ顔を向けた。

「ちょっとまって、今『これからできなくなる分』って言ったよね。どういう意味?」

 桑田がたずねると、紳士はさらに陽気な声を張り上げて笑いながらこう言った。

「なに、って任務だよ。新たな任務が決まったんだよ。桑田くん、いや桑田中尉。君には宇宙にでてもらうよ」

「任務だって?」

「そうだよ。これは極秘なんだがね。地球連邦政府とスペースシティ連合の和平交渉がある場所で行われるんだ。君をはじめとするスーパースーツ部隊は和平交渉の大使および要人たちの護衛をするんだよ」

「なんだってえええ!!」

 信じられないといった感じで桑田の表情が歪んだ。

(ちっくしょう、わずか3ヶ月しかたってねえのに、もう任務だと?ふざけるな!)

 これで素晴らしく楽しかったゲームザンマイ生活からおさらばだ。

 そして、桑田が今までたいけんしたことがないような過酷で厄介な任務がおとずれようとしていた。
2017/02/05(Sun)20:36:22 公開 /
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続きです。気分転換に書きました。
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