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こんばんは。さっそく読ませていただきました。 ああ、久しぶりに、神夜さんの別系統のほうの作品ね、と思いながら読み始めて、でもやっぱりファンタジー要素は入ってくるんだなあと思って読み進めて……ところがファンタジーのかけらもなかった…。最後の辺りはファンタジーであってくれと思って読んでたが、願いもむなしく救いのない終わり方。ハッピーエンドしか認めないはずの神夜さんにしては確かに珍しいけど、僕でもこの小説はこういう終わり方にするだろうなと思いました。 「誰だよ」なんかに比べると、描写の量は減っていますが、空気感は出ている気がします。コンビニ弁当が鉛のように重い、の一言だけで、孤独な男が歩いている情景が浮かびます。 しかし、時折こういうものを書かれていることが、神夜さんのメイン系統の小説にも確実にプラスになっているように思います。最近のメイン系作品、段々深みを増しておられるように感じるからです。もちろん、リアル人生での色んな経験によるものもあるんでしょうけどね。実際にお子さん(=「太郎」)が出来たら、どんな物を書かれるか楽しみです。 余談ながら、読んでいてミスチルの「くるみ」のPVを思い出しました。あれはもうちょっと前向きですが。 | |||
天野橋立 | |||
読ませていただきました。 ショートだと思っていなかったので、少女の存在を勘違いして(本当の雀と思って)読了してしまい、初め、???と。改めて読み返し、ああ、この主人公は、堕ちるべくして堕ちた人間だと深く感じました。 捨てなくても済む物も捨て、立ち上がれる筈の場面で泣き崩れ、救いの手を疑い拒んだ哀れな男だと。ハッキリ言って大嫌いな部類の人間だ。つまり、正に自分がこの男と何ら変わらないのが嫌なんですね。 この長さなので、仕方ない事ですが、幾つか思った事を。・・・彼の状況から推察される彼の内面的ヤサグレ感がない。堕ちた人間の割には生活面に悲惨さが足りない。後、作者様がこの駄目男に優し過ぎる。 ただ、総合的に言うと現実ってもっと悲惨だけど、恩返しなのだから、この位の救いがあってもいいよね? て、素直に思います。やはり、優しい書き手の物語は優しさが随所に滲むのでしょう。 後、かなり私的な意見ですが、神夜様には余りこの手の話(これより悲惨な話)を書いて欲しくない、と思います。折角の明るい文章文体に、影を感じたくないのです。勿体ないな、と。 この哀れな男にはもう、かつての家族を養う義務も無くなった様ですが、彼は今後、何の為に生きるのか。・・・そんな彼には、『前を向け、キッと天を見上げ深く息を吐き出し吸い直せ、さすれば再び生き返れる』と告げた僧侶の言葉を捧げます。 読ませて頂き、ありがとうございました。 | |||
半獣 | |||
……同じような題材で書いていたところだったので、読んだ瞬間「あ、かぶった」と思ってしまいました(笑) 神夜さんはこう書くのか、というような目線で読んでしまったので、まともな感想は書けなさそうです。ただ一点、雀さんがかわいすぎて――かわいすぎる分、現実味がすこし感じられなかったかなと思います。えらそうにすみません。しかし、新婚でこんな話を書けるものなんですね……? びっくりしてしまいました。お二人の未来に幸多きことを祈ります。 | |||
ゆうら 佑 | |||
こんにちは。御作を読ませていただきました。木の葉の家の卵焼きは甘いです。 ファンタジーかと思ったら違いましたね……最後まで、何か救いはないものかと探してしまいました。主人公の言葉遣いが丁寧で、きっと素敵な方なのだろうと想像し、それゆえに辛すぎるお話だと思いました。私もハッピーエンド主義者なので……。ラストで、彼が雀さんに「自分の場所へお帰り」と言うことしかできなかったというところに、少しひっかかったというか……結末は変わらなくとも、彼ならもう少し、別の言葉をかけてあげられたかもしれないのになあと、出過ぎたことを思ってしまいました。 「世界はきっと、優しいのだろう。そして、優しいからこそ、――辛いんだ。」この台詞に泣かされました。次回も楽しみにしています。ありがとうございました。 | |||
木の葉のぶ | |||
お久しぶりです。 作品を読ませていただきました。 相変わらず綺麗にまとめてくるなぁ。テンポよく読め楽しく読ませていただきました。恩返しというありきたりの題材を主人公的には辛いことかもしれないけど優しく降着させているのはいいですね。 ただ、冒頭の主人公の状況(心情)が、ありきたりな印象を受けました。また、雀に恩返しに来たと言われたときの主人公の心情を切り捨てているため後半部分に対して、前半部分が淡泊な印象は否めませんでした。同時に主人公の冒頭部分と、雀との出会いでの反応の薄さで雀の正体が何となく見えてしまうのもざんえんだった。もっと引っ張っても良かったかも。 と、色々と書きましたが面白く読まさせていただきました。次回作品を期待しています。 | |||
甘木 | |||
いやいや、狸にとっては、これもたいへんに心の温まる、冬の白金懐炉(古い?)のような好短編でした。最後の涙は一見塩辛いながら、よくよく味わえば砂糖入りの卵焼きのように、ちゃんと甘い涙じゃないかと。 ひとつだけ注文。読み始めは、なるべく早めのうちに、主人公の年格好を判別できるキーワードがあると吉。狸がアホなだけかもしれませんが、かなり読み進めるまで、もうちょっと若い世代かと思いこんでおりました。 | |||
バニラダヌキ | |||
ご返信が遅れて申し訳ありません。8月が週休一日、お盆休みまで消滅する事態に陥って蕩けてしまいそうになっています。ごめんなさいごめんなさい。 天野橋立さん> ファンタジー要素なんて微塵もないぜよ。最初はもっと「雀ちゃんきゃっきゃうふふ」な作品にしようと思ってたのに、そのままの流れて書いてたらこうなって、気づいたら救いの無い終わりで着地してた。書きながら「なんで自分はこんなもん書いてんだ?」と首を傾げ続けてた。「誰だよ」ではなくどっちかって言うと「白い」と同じパターンで、「短く何かを書く」が前提のため、とりあえず今回は描写に拘ってない結果です。 ふむ。深みが増しているのか。いや個人的には「こういう物語」を書くことによって、確かに何か徐々に神夜の中で変革みたいなもんがあるのではないだろうかと思っていたりするのですが、その具体的例がよく判らないんだ。ただ天野さんがそう言うのであれば、きっと何かあるんだろう。でもやっぱり小説を書く上で大切なのは経験なのだとつくづく思う。十年近く前の作品とは本当に天と地だ。太郎が出来たら子育ての物語でも書くんだろうか、自分。 読んで頂き、ありがとうございました。 半獣さん> すみませんすみません、神夜が題名に「その一」だったり「前編」だったりをつけない場合は、必ずその場で終わる読み切りなんです。ただ、最初は「本当の雀」にしようと思って書いてたんです。きゃっきゃうふふしたかったんです。でも気づいたらこうなってたんです。不思議。 半獣さんはこんな感じのお人なのか。神夜は「自分に甘く他人に厳しく」がモットーで生きていて、何かあっても「何とかなるだろ」と全部を楽観視して世を渡っているから、正直な話をすると、こういう思考をすることがなかったりします。だから責任感も皆無なのです。きっとこういう人は、どこかで強い責任感を持っているのに、その方向を誤ることがあるのではないかと考えています。まぁ神夜の勝手な想像ですけれども。 優しい書き手の物語には優しさが随所に滲む、か。なんかすごい言葉を貰ったぞ。神夜なんて「物語は全部ハッピーエンドだろ常識的に考えて」とか思ったり、「やべえニーソ少女可愛いよハァハァ」とか思ったりしながら小説書いてるんだけど、優しさはあるんだろうか。いやあるな。登場する女キャラは神夜の理想に近い、だからこそそこに優しさが滲むんだ。そうに違いない(キリッ 冗談は置いておいて、神夜も普段はこんな物語はほとんど書かないんです。でも一年か二年くらい前に初めてこれ系統の話を書いた結果、時折書いてみたくなるんです。その切っ掛けを作ったどっかのロリコンのせいです。攻めるならそいつを攻めて、どうか神夜は見捨てないでください。 読んで頂き、ありがとうございました。 ゆうら 佑さん> マジか。ゆうら佑さんと似たような内容の作品だったのか。ということは、ゆうら佑さんが投稿したら「盗作ニダ!起源はウリにあるニダ!」と批判すればいいのか。いやすんませんつい。しかし題材が似たようなものだというのは非常に楽しみである、ゆうら佑さんがどんな物語を投稿してくるのか心待ちにしております。 雀さんに関してはすみません、これは神夜の妄想であるが故です。だって、雀さんは超絶美少女なのです。神夜の小説に出て来る女の子は全員美少女で可愛いのです。体重は天使の羽のように軽くてトイレにだって行きません。いいじゃないか。自分の脳内でくらい理想の女の子ときゃっきゃうふふしてもいいじゃないか! 新婚生活が全部希望に満ちているなんて思わない方がよろしいですわよ。今まで実家暮らしで料理なんてしたことなかったけど、相手方が要領悪いせいで全部自分がやるようになってしまった。半年で料理レパートリーが信じられない速度で加速して、ほとんど主婦化している昨今なのです。 読んで頂き、ありがとうございました。 木の葉のぶさん> ね。卵焼きは甘いものだと信じてました。ただ塩辛い卵焼きはご飯のオカズになるんですよね。 救いなんてないんや。救いがあったらこの作品に神夜自身が未練を残してしまいそうだったから、最後の台詞もこうした。突き放して、救いの無い物語で叩き潰しておかないと、この物語の「続き」がいつか神夜の頭の中で再生されそうだったから。「ハッピーエンド」でも「バットエンド」でも、そこで終わりにしておかないと神夜はダメなんだ。どっちに転ぼうとも未練が残ってしまうと、神夜はそればっかり気になってしまう。引っ掛かりを感じたのも、きっと無理矢理叩き潰したがゆえだと思います。すみません。次書くならもっとハッピーエンドな物語を書くので、機会がありましたらまたお付き合い頂ければと思います。 読んで頂き、ありがとうございました。 甘木さん> 甘木さんもガンガン作品書こうぜ。艦コレはまぁ仕方が無いにしても作品書こうぜ。甘木さんの明るい感じの物語が読みたいんや。あんな暗いもんいらんのや。やめてくれ死にたくなるんや。 最初は本気で何も考えてなかったがゆえの、冒頭のありきたり感だと思います。久々に感情移入もせずに書いてしまったから、たぶんそう思われているのではないかと考えます。そして、ご存知の通り、神夜は伏線とか、最後のどんでん返しとか、そういうのがものすごく苦手なのです。だから「雀の正体って娘だったのか!」とか、そういう驚かし方がまったく出来ない。これはもう神夜の限界である。だから開き直って「初っ端から正体判るだろドヤァ」レベルで書いてる。引っ張る書き方が本当に出来ないんだよなぁ…… 読んで頂き、ありがとうございました。 バニラダヌキさん> おい、いいのか。これに関しては狸さんに読まれないんじゃねえのかとか、読まれても「青二才がくたばれ」とか言われるんじゃねえのかと心配してたんだけど。マジか。誉めて頂けるのか。うむ。投稿しようか実は迷っていたりしたのですが、えがったえがった。うん。 すみません。冒頭部分は薄々感じてはいたのです。ただ、おっさんの主人公をほとんど書いたことがない神夜のため、そのキーワードの入れ方が実はよく判らないんです。高校生とか大学生は簡単なんだけど、社会人以上だと、「会社」としかか書けないんだけど……これはあれか。天野さんとかの作品からパクるのがいいのかもしれない。 読んで頂き、ありがとうございました。 | |||
神夜 | |||
初めまして、御作を拝読させて頂きました。 優しいけれど悲しい物語ですね。この文量でこのメッセージ性はひとえに作者様の筆力の賜物であると思います。構成も安定していて文章も無駄が無く、読み易さと懐の深さを感じました。今までにもお書きになった御作をひっそりと拝読させて頂いたこともあったのですが、読者の期待を裏切らないなぁといつも感嘆してしまいます。 他の方も書かれていますが、唯一つ、主人公の年齢層がわからなかったのがウィークポイントかと思います 。もう少し「くたびれたおっさん」(笑)を強調しても良かったかもしれないですね。読み進めていくうちに合点がいったのでそれも一つの成功要素かもしれませんが。 他の作品も読ませて頂こうと思いつつ、これくらいで失礼します。 | |||
夏海 | |||
おひさしぶりです、お元気ですか、ごきげんよう。カフェオレだよ。 社畜になったおかげで毎日が短く、登竜門に足を運ぶのも難しくなったけど、久々に来てみたら幻さんの短編が出てたから読んだ。 正直な話、俺は幻さんの勢いのある物語は当然好きなんだけど、こういうバカっぽさがない話の方が好きなんだよ、きれいにまとまってる感じがしてね。 これもいいなあと、素直によかったという。結構みなさん、年齢の話をしていたのだけど、俺はその辺を含め好きだった。 この作品ははっきりとした表現をさけてる。断定的な言い方をせず、こういう言い方をすれば大方わかるでしょという表現におさえてる。だから、主人公もそれでよかったと思う。 まとまりすぎてて、もう一山物語として盛り上がりがあってもよかったかなと思うけど。 ああ、最後の娘の表情だけが、気になる。あれはどんな顔をしてたんだろう。いろんなパターンが想像できる。ただ、どれも決していいものじゃないけど。 久々に足を運んで、これ読めてよかった。長編の方も、お盆に時間があればなんとか読みたい。 では。 PS:結婚したの? 式呼べって言ったのに。 | |||
コーヒーCUP | |||
ご返信が遅れて申し訳ありません。 夏海さん> 初めまして、神夜です。お読み頂きありがとうございます。 筆力の賜物なんてお言葉を頂くとケツの方が痒くなるのですが、お褒めのお言葉、有難く受け取らせて頂きます。描写のことを誉めて頂けるとそれだけ神夜は満足です、どうもありがとう。 しかし過去作品、読んで頂けたことがあったのですか。そちらに関しても感謝を捧げます。おやでもおかしいな、感想なんてどこにも――嘘ですすんません。 年齢に関しては自分の頭の中で完結していたがゆえ、描写として残してはいませんでした。いやむしろ、神夜の頭の中ではぶっちゃけ、明確な年齢設定はしてないんです。その辺り、適当に考えながらその場その場で書いてるもんで……。「くたびれたおっさん」(笑)と標記されるとダメだ、シモネタ言ってひとりでゲラゲラ笑う奴しか思いつかなくなってしまう。 このような物語でも、少しは何かを受け取って頂いたみたいで感謝です。 読んで頂き、ありがとうございました。 コーヒーCUPさん> おうコラ、久々に顔出したじゃねえかカフェオレコラ。アイス混ぜんぞ。なんだ、てっきり就活失敗してニートまっしぐらかと思ったら、案外ちゃんと社会人やってんのか。今度飯でも奢れよ。前に奢ってやっただろ?お返しはするもんだぜ。 勢いが無い物語って、でも神夜の能力だとこれくらいの短編が限界なんだよ。だからこそ綺麗にまとめることが出来ているのかもしれないんだけど、こういうのばっかり書くのは案外疲れるんだ。やっぱりハッピーエンドであったり、可愛い女の子ときゃっきゃうふふしたいんだよ。 もう一山物語として盛り上がり。その通りだと思う。ただいつもの如く何も考えて無いから、どうしようもないんだ。最初のプロローグから、何とか着地に向かって歩いていたらこう終わった、というのが神夜の素直な印象。何とか出来ればよかったんだが、そうするときっとこの物語は封印されてたと思う。 最後の表情だけは絶対に描写しない。だからこそ想像して貰う。珍しく神夜が読んでくれる人に丸投げした描写である。 読んで頂き、ありがとうございました。 PS:てめえふざけんな、甘木さんとこかどっかで、ここに連絡よこせっつってアド書いてやったのに、無視したの貴様だろぶっ飛ばすぞ。 | |||
神夜 | |||
合計 | 4点 |