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『動物園』 作者:スピンナ / ショート*2 SF
全角445.5文字
容量891 bytes
原稿用紙約1.6枚
 その星は、高層ビルで覆われていた。
自然のままの風景は、ほとんどない。
 動物は次々に絶滅していき、数少ない種がこの星の唯一の動物園では見られるのだ。
子連れの夫婦が、たまの休みにその動物園にやって来た。

「見てみろ。あれがキリンだ」
 父が言う。
「ほんとだ。首が長いね」
 子供は初めて見るキリンに興奮している。
「かわいいわね」

「見てみろ。あれがゾウだ」
「ほんとだ。耳が大きいね」
 子供は初めて見るゾウに興奮している。。
「かわいいわね」

 その動物の前では人だかりができていた。

「見てみろ、この動物は凶暴だぞ」
 父が子供を肩車して言う。
「何か、僕たちに似てるね」
「そうだな、もともとはこいつらがこの星を支配していたんだ」
「へぇ。何で動物園にいるの」
「昔は、私たちのことを知能向上の研究の実験台にしていたんだが、やがて知能が上がると、
私たちが逆に研究の実験台にするようになったんだ」
「あなた、そろそろ帰りましょうか」
「そうだな」

猿の家族は、三人で手を繋いで動物園を後にした。
2013/03/07(Thu)18:26:05 公開 / スピンナ
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この作品に対する感想 - 昇順
面白いです。いつかこんな時代が来るのでしょうかw
2013/03/08(Fri)12:43:051先駆 回
サンキュ!!
2013/03/08(Fri)19:51:080点スピンナ
某SF映画を思い出しました。皮肉で書いたのでしょうか? だとしてら素晴らしい、最高の皮肉です。
短い作品ながら、ニヤリとさせてもらいました。
2013/03/10(Sun)02:08:310点コーヒーCUP
それもありますよ。サンキュ!!
2013/03/10(Sun)15:12:010点スピンナ
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