オリジナル小説 投稿掲示板『登竜門』へようこそ! ... 創作小説投稿/小説掲示板

 誤動作・不具合に気付いた際には管理板『バグ報告スレッド』へご一報お願い致します。

 システム拡張変更予定(感想書き込みできませんが、作品探したり読むのは早いかと)。
 全作品から原稿枚数順表示や、 評価(ポイント)合計順コメント数順ができます。
 利用者の方々に支えられて開設から10年、これまでで5400件以上の作品。作品の為にもシステムメンテ等して参ります。

 縦書きビューワがNoto Serif JP対応になりました(Androidスマホ対応)。是非「[縦] 」から読んでください。by 運営者:紅堂幹人(@MikitoKudow) Facebook

-20031231 -20040229 -20040430 -20040530 -20040731
-20040930 -20041130 -20050115 -20050315 -20050430
-20050615 -20050731 -20050915 -20051115 -20060120
-20060331 -20060430 -20060630 -20061231 -20070615
-20071031 -20080130 -20080730 -20081130 -20091031
-20100301 -20100831 -20110331 -20120331 -girls_compilation
-completed_01 -completed_02 -completed_03 -completed_04 -incomp_01
-incomp_02 -現行ログ
メニュー
お知らせ・概要など
必読【利用規約】
クッキー環境設定
RSS 1.0 feed
Atom 1.0 feed
リレー小説板β
雑談掲示板
討論・管理掲示板
サポートツール

『シンデレラの恋』 作者:ぱるーん / ファンタジー 未分類
全角534.5文字
容量1069 bytes
原稿用紙約1.85枚

 私が、まだ幼かった頃。

 おばあさまがよく、おとぎ話をしてくれた。

 おばあさまは、最後に、シンデレラのお話をしていた。

 今となっては、その古い記憶は廃れてしまっているけれど。

「ねぇ、シャル……」

 私は、城の中で一番仲の良いメイドのシャルロットに声を掛けた。

「なんでしょう? ロザリーお嬢様」

 私の髪を梳かしながらシャルは優しい声で聞き返してきた。

「エルサおばあさまを、覚えている?」

 シャルはその名を聞いた瞬間、手を止めて、懐かしそうに目を細めた。

「えぇ、勿論ですとも。 エルサ様は心優しいお方でしたもの」

 シャルは櫛を銀の台に置いて、真珠の髪飾りを手に取った。

「でも、急にどうなさったのです? 恋しくなられましたか?」

 微かに笑みが含められたシャルの言葉に、私は首を横に振った。

「いいえ、ただ、少し懐かしくなって」

「そうですか。 今の美しいお嬢様の姿をご覧になれば、エルサ様もさぞかし、驚かれるでしょうね」

 姿見に目を向けると、絹の豪奢なドレスに身を飾った自身が映っていた。

「だと、いいけれどね」

 と、私は小さく呟いた。

「さぁ、では、エリック王子がお待ちになっています」

 広間に出ると、たくさんの紳士淑女がそこには集っていた。
2012/04/23(Mon)21:52:52 公開 / ぱるーん
■この作品の著作権はぱるーんさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。
この作品に対する感想 - 昇順
感想記事の投稿は現在ありません。
名前 E-Mail 文章感想 簡易感想
簡易感想をラジオボタンで選択した場合、コメント欄の本文は無視され、選んだ定型文(0pt)が投稿されます。

この作品の投稿者 及び 運営スタッフ用編集口
スタッフ用:
投稿者用: 編集 削除