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『時の可能性 』 作者:史香 / 異世界 ファンタジー
全角1567文字
容量3134 bytes
原稿用紙約6.1枚
幼い頃に親を亡くした悪魔の子、雅とほのか。ある日、魔界がいきなり暗くなり。その時間を取り戻しにいく二人。それは、死と隣り合わせの、小さな冒険。
ねぇ――?
時間は、どっちに進んでいるの?
……何も動かない秒針は、何の役にも立たない。
世界は、どっちに動いているの?
分からない。私には、分からない。
私は何も知らないのよ――……
何も――――

「どうして……どうしてよ! 何で母さんと父さんが……なんでよ……」
「雅(みやび)泣かないで……雅!」
「もう嫌! なんで? 何で皆そんなに冷たいの? なんで、私は魔界にいるの? 母さんも父さんも悪いことはしていない。ほのかの母さんと父さんもよ!! 何故……」
「雅……」
「私たち、これからどうすればいいのかな」
「大丈夫。ずっと、一緒よ。私たちは、絶対離れたりしないから。そうよね?」
「……うん……うん!」
 二人は、小指を引っ掛けあった。
まだ、十歳だった。

三年後――……
「ただいまぁ! ふぅ」
「おかえり、雅」
 改めて説明しよう。
ここは魔界。悪魔が住む場所である。
ここにいる雅は、ヒトでいえば中学校一年生に当たる歳だ。
雅は、母親が天使、父親が悪魔の、いわば「天使」と「悪魔」のハーフなのだ。
一方のほのかは、本物の「悪魔」である。
 優しい悪魔も、いるんだ。
「雅。なんだか、今日は日が落ちるのが早い気がするのだけど」
「うん。あたしも思ってた……」

この時計の針が止まる時――……
魔界の時間も止まるであろう。

突然、辺りが暗くなった。

「な……何?」
「外も暗い。停電じゃない……」
「じゃあ……」
『お前たち。私が見えるか?』
 童話でしか見たことのないような。
 そんな女神が、そこにいた。
「は……はい」
『非常にまずい。魔界の時間が、完全に止まった。悪魔達も、固まって動かないはずだが、なぜお前達は、動けるのだ?』
「そんな……聞かれても」
『しかし、今頼れるのはお前達のみだ。頼みがある』
「へ?」
『頼む。今から連れて行く場所に……その山を登ってくれ』
「山?」
『とても……大きな山だ。純白の心を持った人間以外は、近づくと死ぬ』
「死……!」
『いってはくれぬか? 見たところ、純白の心を持っていそうなものは……』
「そんな! あなたが行けば……」
『私はもう生きてはいない。あそこは、生きているものしか通れぬのだよ』
「いいよ、雅」
「ほのか?」
「私たちは、大丈夫」
『いってくれるのか?』
「理由と、貴女について。詳細をお聞きしたいのですが」
『分かった』
 雅たちは、詳細を聞いた。それは……
魔界の時計が、何者かのてによって、止められた。
それによって、魔界の時間が、急に止まったのだ。
それを戻すには、山の頂上までいって、星型の石を取ってこなければいけない。
『私の名前は、後で教えるよ』

 気がつけば、山の前にいた。
「行こう?」
「うん。私たちは」
「「大丈夫!」」
 一歩踏み出すごとに、不安は高まる。
でも、自然と足は止まらない。
全ては、亡き両親のため。友達のため。
自分のために!
 山に……一歩……
「あ……私たち」
「歩けてる!」
 気がつけば、山の中。
三歩歩けば、頂上に着いた。
すごく不思議な山。

すると目の前に、少女が現れた。
ブロンドの少女は、瑠璃色の瞳から、涙を流す。
 何故か分からないけど、こっちによってきた。
「ゴメンなさい。あたしがやったの。本当に」
「え?」
 何かを言う前に、少女は消えた。
「何だったのかな?」
「ここに入ろうとして、消えていったんだと思う。あの少女は」
「その悲しい記憶が、焼きついたと?」
「行こう。あそこに」
 星型の石が、落ちている。
「アレが……」
 手に取った瞬間――

雅は目を覚ます。
 アレ――?
「雅。おきた?」
「ほのか」
これは夢? それとも……

ねぇ、時計はこっちに、
回ってる――……                                   


「よく、やってくれたね?」
2008/10/21(Tue)21:06:27 公開 / 史香
■この作品の著作権は史香さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
意味の分からない物語になってしまいました。
少し短めですが、気にしないでください。
読んでくれた方、本当に有難うございました。
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