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『光と闇』 作者:空 / 未分類 未分類
全角5367.5文字
容量10735 bytes
原稿用紙約18.3枚
光と闇、2つの混沌に巻き込まれた少年の物語。
第1話 交差するキモチ
『そんなとこで何やってんの?』
屋上でグラウンドを眺めていた僕にそういったのは竹下真由  話した事もなかったし、なんで話しかけられたか分からなかった。
真由『どうしたの、なんか悩み?』
僕『んーーあるけど、いわない』
真由『いったら楽になるかもじゃん、いいなよ』
なんなんだコイツは、と思いながら。あまりにもしつこかったので、とうとう吹奏楽部をやめるということをいった。
『えーーーなんで、がんばりなよ!!』
内心俺は吹奏楽部でもなく話した事も無かったコイツになんでいわれなきゃいけないんだ。と少しムッとした。
俺の気も知らないで…
実はつい昨日のことだ、トロンボーンという楽器担当をしている僕は練習中に気に障ることをいわれ、もともとこの部の顧問が嫌いだったこともあり退部への拍車をかけられた。
こんな部活やめてやる、そう決意したんだ。
だがコイツはなんだ、僕を慰めにきたのか?
そう簡単に俺の苦悩をわかってたまるか。
そこで俺は『お前さ、なんもわかんないだろ』
と、少し怒り調子で僕はいった。
だが真由は『うーん、正直わかんないなあ深いことは。でもさ、あたしもそういうことあったから余計にに…ね』
といった彼女の横顔はとてもさみしそうに見えた。
『じゃあさ、今から退部のこといってくるわ、心配かけたのに、わるかったな少し怒って。』
そういうと走って屋上から飛び出した。
飛びだしたのはなんでか、わからない。彼女の横顔がさみしく見えたのと同時に他に変な感覚を覚えていた』
そのまま職員室の前まできた俺はためらいもなく、職員室に入った。
『失礼します!平石先生に用があってきました。』
いった声の調子とは裏腹に心臓の音が聞こえてくる。
『なんでしょう?用件があるなら早くいって下さい』
つくずく勘に障る先生だなとおもいつつ、平常なフリをし、言った。
『吹奏楽部、やめます。もう決めました。気持ちは変わらないですから』
『はい、そうですか、やる気がないのならけっこうとっとと辞めなさい』
最後までムカつくやつ、と思いながら職員室からでた。
『はーー今日から自由か』
おもわずそう口からこぼれ、そしていきなり。
『ホントにやめたんだ。』
そういったのは、真由だ。
『よかったの?』
なんでここまで彼女は俺のことにいってくるのだろうか。
しかしさっきとは違い鬱陶しさともう1つのよくわからない気持ちがあった。
『ギターひきたいしね、こんな先生のいる部活、やってらんないしね』
『ギターやってんだ!かっこいいね。あたしもロックとか好きなんだあ』
以外だったなぜか僕は『どんなの聞くの?』といった。
話を進めるうちにだんだん話し方も2人とも明るくなり、
同じロックバンドが好きだということが判明し、妙に親しくなった。
もう放課後だったため、話は下校にもちこした。
雨がふっていたため、傘を忘れぬれるのを覚悟した真由がいた。だが俺はなぜか傘を一緒に使おうといった。
最初は抵抗があった、同じクラスのやつにみられるだろうでもなぜか、それでもいいと思ったんだ。
真由との話は面白かった。ロックについての話題や、家のこと兄弟のこと、こんなにおもしろいとおもったのはいついらいだろう。
雨の音と風が吹く音が心地よく感じた。そして別れ道に入った。
『傘、ないだろ、送っていこうか?』
『いいよいいよ!気にしないでよ。』
『いや、それか傘貸すよ俺は塗れてもいいからさ』
真由はニコッと笑って
『気にしないでって!じゃあまた明日学校ではなそ』
そういうと真由は走っていった。
そのまま僕も家に戻った。
『ただいまー』
『おかえり、お兄ちゃん、実は報告があるんだー』
なんだよ、と思いながら妹がもってるビニールをみた。
『ジャーーン!ほらこのバンドの新しいアルバムー!聞きたいでしょー』
中学2年の妹も無類のロック好きだ、俺の影響だ。
俺は妹の頭をなでてやった
『えらいぞー、後から聞かせてね、』
思わぬ報告に少し喜んだ、がいまは早く着替えようとおもった
その後飯を食べ、風呂に入り、いつのまにかCDもきかず寝ていた。
そしてその日夢をみた。
周りは真っ白な空間にいる。真由が目の前にたっていて真由が笑っている。
なんで真由の夢がとは思わずただただ真由が笑っていた。
『神社』
真由はそういった。
そういったこと思うと目には天井が映った。
『変な夢』
そういった俺はいつものゆに学生服に身をまとい、学校にむかった。
学校につき、教室に入った。
なんだか様子が変だった。ざわついているのはいつもだが、今日はなにか雰囲気が違う、真由もまだ学校にはきてない。
普段暗いキャラの俺は話の輪には入ろうとせず。
そのまま机で読書をはじめた。
10分後、担任の中地が教室に来た。なぜか正装だった。
ま、どうでもいいけど、と思ったが、なぜか目が涙目だった。
中地は神妙な顔つきでこういった。
『残念なお知らせがある…』
嫌な予感がよぎった、真由の机を見る、
真由の姿はーーーーーない。
正面をむくと中地はこういった。
『昨日の帰り道、大型トラックにはねられて、竹下真由が、死んだ』
愕然とした。
『う…うそだ!!!』
昨日あんなに元気そうにしていたのにそんなことあるわけがない!そう思った。
その後も中地はなんか喋っていたが、なにもきこえていなかった。
時間が立つにつれ、真由が死んだという事実を受け入れていった。涙がこぼれる。短い間だったが本当に楽しかったのだ。
と、昨日のことを思い出していたら
1つの責任があることにきずいた。
昨日一緒に帰ってやれなかった。雨で走って帰るのはあたりまえで、そのせいで事故がおこったのだとしたら、
『俺が、殺した…。』
ものすごい罪悪感が襲ってきた。
人殺しを…したのだ。
学校はまだ昼休みだったが、悲しくて、傘もささずとびだした。
この日も雨で雨が冷たく昨日とは違い鬱陶しいと思った。
飛び出してなにがしたいのだろうか、雨に涙をかくしてもらいたかったのかもしれない。
雨の中をずっと全速力ではしっていた。涙がとまらない。
俺は時間が増すごとに、スピードが遅くなってきずいたら立ち止まって、倒れこんだ。
雨が目にしみる。倒れこんだ真下には、真由の身につけていた
ペンダントが映った、星に鎖でつないであるようなやつだ
『これ、真由の…。』
といってあたりを見回すと。神社と、あとはいくつか家が見えるばかりだ…呆然としていると。
『あ、神社…。』
真由の夢を思い出した。そういえば、神社。真由はそういっていた。
僕はなぜかためらうことなく、迷わず神社に入った。
古ぼけて瓦もカビだらけで、賽銭箱も原型をとどめていない。
賽銭箱の前には扉があり、少し、あいていた。
少し不気味だったが、なぜかずかずかと入っていった。

第2話デンプシー ザ メモリー

ガラガラと音を立て扉をあけた、なかには何も無く、暗く正面に不気味な猫のような人形があるだけだった。
それ以外はなにもない、あたりまえだが。
そして部屋からでようとした。
『来てくれたんだ』
真由の声が聞こえた、後ろをすばやく振り向いたが、真由の姿は、ないコレも当たり前なのだが、
『気のせいか』
そういって部屋からでた
大分キモチがおさまっていた、不思議だ。
雨にもうぬれたくなかったので、部屋にもどろうとしたが、少し不気味なので神社の裏にまわった。
裏で雨がやむのを待っていた。
『真由を探しにきたの?』
突然声が聞こえてきたのでビックリした
『な…なんだ誰だ…どこにいるんだ』
周りには誰もおらず不気味におもった。
前を向きなおすと、そこにはーーーーー
猫…がいた。さっきの人形そっくりだ。
『ニャー』
この猫が喋る分けない…よなあ
とおもい猫を抱き上げた。
雨の音を聞きながら猫にはなしかけた。
『俺さ、友達、殺しちゃったんだ。最低だろ』
猫はなにもいわず膝の上に転がっていた。
『短い付き合いだったけどさ、俺、好きだったのかも知れないい』
猫は慰めるように泣いた。
『キミの…キミの責任じゃないよ』
驚いた…今間違いなく猫がそういった。
猫は膝からぴょいと飛び降りてこう…いったんだ。
「真由から、伝言を預かってるんだ。」
僕はキョトンとしたまま猫の話に耳を傾けた。
「ハイ、これ、真由からの手紙。真由はもう字を書くことは出来ないから、僕が真由からの伝言を手紙の形で書いたんだ。」
そういうと、猫から手紙を渡された。と、同時に手紙を読み始めた。

昨日はとっても楽しかった!
大好きなロックバンドの話!共通の趣味を持っていたなんて、正直驚きました。妹さんとも話したかったです。
さて、私がいなくなり、あなたは責任を感じていると思います
でも、あなたは何も悪くない。悪いのは、私だから。
ここは、とってもいいところです。
だから、心配しないでね。
本当に、楽しかった。




読み終えたとき、大粒の涙がこぼれていた。

「真由…」
「彼女のためにも、頑張って生きなきゃね。」
猫にそういわれ、悲しさが増した。

さて、ここからが本題なんだ。
悲しいだろうけど、しっかり聞いててね。
というと、猫はこんな事を言い始めた。

「彼女の死因は、事故じゃないんだ。」
「な…ど、どういうことだよ。」
思わぬ言葉に唖然とした。
「彼女を殺したのは、ファントムといわれるやつらだよ。」
「な、なんだ…そりゃ!?」
「もう1つの名前は、存在を駆る者。一般的に人間のいう、概念で表すと悪霊。というやつかな」
「悪霊、だって!?」
「そう、悪霊。彼女は存在の力が他の人よりも何倍も強かった。」
「存在…の…力?」
「うん、じゃあまず。ファントムは、人間の妬み、憎しみ、怒りが具現化した存在なんだ。そしてファントムは存在を駆って、存在しているんだ。そして、ファントムに駆られた人間は都合よく、事故死や病死でかたずけられる。」
「じ…じゃあ真由も、そのファントムに…。」
「うん、そうだろうね」
唖然とした、と同時に自分に責任が無い。ということが分かり、肩の力がぬけた。
「事故死、という物はおよそ5%程度で、あとはほぼこのファントムによるものなんだ。」
「なんだよ…それ。」
「でも、このファントムを駆る者もいるんだ。」
「ほ…本当か!?」
「うん、僕もその1人、ヴェノムっていうんだけどね。」
「僕は存在の力が大きくなる一方で、ファントムを駆る分だけ、存在の力が減るんだ。」
と、同時に僕は猫をひややかな目で見た。
「な…何?」
「そんなナリでどうやって駆るんだよ…」
そういうと猫は笑って見せた。
「ゴメンゴメン、コレ本当の姿じゃないんだ。」
別にもう驚きはしない。色々知ってしまったから。
だからそうなんだといってみせた。
「じゃあ、いい機会だ、見せてあげるよ。」
そういうと猫が青い炎に包まれて、人間のような姿になった。
金髪、青い目、黒と緑の横線の入ったシャツに、大きめ、長めの黒い半ズボンに、大きな靴。見た目は僕と同じ15くらいだろうか、綺麗な顔をしている。
「これが僕の普段、本当の姿。」
これには流石に驚いた。
「こんな…ことって。」
「キミにこの話をしたのは、彼女を守りきれず、たくさんのファントムができると思ったから。」
確かに、気が少し楽になった。
しかし、ファントムというものが憎くなる。
「ファントムは…尽きる事はないよ。人間の悲しさや怒り、妬みはきえないからね。」
「妙に納得してしまう、俺の感情も、他の人を殺しているかもしれないのだから」
「でも、ファントムを憎む分は、新しいファントムは生まれないんだ。故にこのことをキミに伝えた。」
もう…どうでもよかった。もう残りは一生懸命いきていこうと思ったから。
「もう1つ、キミにこれを教えた理由、あるんだ。実は、キミは闇と光の調和がとっても上手い。」
「はい?」
「まあ、そこはどうでもいいんだ、問題は…」
そういうと猫は一瞬間をため、こういった。
「キミは、ヴェノムになれるかもしれない。」
一瞬、言葉の意味がわからなかった、が、すぐに理解した。
「要するに、俺もファントムを駆れるってことか?」
「うん、今ファントムとヴェノムの数が違いすぎて、世界の秩序が乱れ、世界が混沌の闇に片寄っているんだ。完全にかたよるまで、あまり時間が残されていない。」
そういうと、猫だった金髪の少年はこういった。
「お願い、世界を、救う、手助けをしてください!!
キミは危険にさらされるだろう、でも、僕はこの地球という星を守りたいんだ!」
彼の言っている言葉は理解できる、でもいきなり決めることはできない、そう思った。
「少し、時間をくれ。」
「そう…ですよね、今すぐには、無理ですよね。」
いつのまにか、雨がやみ、鳥のさえずりが聞こえてくる
僕は、少年との距離を少し置き、こういった。
「明日、また、神社にきて、4時半に。」
そういうと、僕は走り出した。が、もう1度少年の方を振り向いてこういった。
「あんたの名前は?」
少年は笑ってこういった。
「僕の名前はクラウン、クラウン・フォールって言うんだ。」
いい名前だと思った。何故かは分からない。
「キミの名前は?」
そういわれたとき、知らないことに驚いた。色々知っていたから。
「僕は、池神 郷也」
2007/07/11(Wed)20:29:58 公開 /
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