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『破邪の巫女』 作者:雛衣 / 未分類 未分類
全角1223文字
容量2446 bytes
原稿用紙約4.1枚
第1話『破邪の巫女』
ザァァァァァァ…
雨。じめじめしていて、寂しい気のするそんな日に…
「ねぇ!神宮寺サン!お願い。お願いだからっ」
そんな声があたりに響いた。
土砂降りの雨の中、二人の少女が走り回っている。
此処は『St,サムエルダ学院』
とんがった四つの塔が角に置かれ、天辺では旗が靡いている。
侵入者を阻むかのように建つ何十メートルもある鉄格子の柵。
創りは古びた西洋造り。どことなく雰囲気が感じられる。
壁は白いはずなのに、何年も経ったがために、黒く濁っていた。
この学院は東塔、西塔、南塔、北塔に分けられ、各塔に神聖なる守護神の像があっる。
今少女等が追いかけあっているのはその中央。
地面はキレイにレンガで造られ、大きい噴水が透明な水を噴いていた。
この学院の守護神はそれぞれに、東は玄武。西は百虎。北は清龍。南は鳳凰とされ、この学院の生徒達に幸福の神のごとく崇められ、親しまれてきた。
しかし誰もが仲がいいという訳でもなく、四つの守護神達はお互いに対抗し合い、今でもその伝統が続いているのであった。
「何度も言っているだろう。断る」
『神宮寺』と呼ばれた少女の本名は『神宮寺 姫乃』。
姫乃は後ろから来る少女に言いかけた。
身なりは此処の制服だろう。緑色中心にできたチェックのスカートに白いブラウス。深緑で作られた長いブレザーは、胸あたりまでボタンを締め、風に乗っている。シャギーの入った茶色いミディアムヘアー。真っ黒な瞳。
誰もが絶世する美女とも言えよう。
「神宮寺サン…どうして!?貴方ならできるはずよ!?」
周りに生い茂る木々がざわめいた。
「私が三十五代目『破邪の巫女』?勤まるわけがなかろう。私は特別霊力も強くない。魔法もそこそこで、成績も普通だ」
姫乃が口にする『破邪の巫女』…
それは名前のとおり邪気をも破壊する巫女。
破邪の巫女が流通するのは『百虎』のクラス。
緑の制服は百虎。別名『神聖百虎』とも言う。
この巫女の役目は神聖百虎への侵入者を防ぎ守ること。
この時代に、またもや昔のような反乱が起きそうな予感がするからだ。
先代は百年前で途絶えていた。
今更と思うかもしれないが、今にとっては重大な事となる。
例の反乱が巻き起こるかもしれないからだ。
『例の反乱』については、後に知ることになるだろう…
「神宮寺サン…」
そう寂しげに言うのは同じく神聖百虎の制服をまとう者。『伊集院 雅』…
漆黒の髪は左右に三つ編みを長く垂らし、黒い瞳。
この神聖百虎の理事長である。
姫乃を今回破邪の巫女に推薦した理由は、先代の子孫であることからだった。
先代は計り知れないほどの霊力を持ち、反乱を止めるさいに、自分を犠牲にしたという………
「とにかく、ありがたい話だがあり得ない話だ。私は断る」
そう言って姫乃は神聖百虎の塔、西塔へと姿を消した。
「神宮寺サン……………どうして…」
雅は去り際に呟いた。
風が吹き、何時の間にか雨は止んでいた。辺りは雅1人が佇んでいた。
2004/07/30(Fri)09:45:02 公開 / 雛衣
■この作品の著作権は雛衣さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんな物語ですが、どうでしょうか?
何でも構いません。感想を頂けたらと思います。
では、失礼致します。
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