オリジナル小説 投稿掲示板『登竜門』へようこそ! ... 創作小説投稿/小説掲示板

 誤動作・不具合に気付いた際には管理板『バグ報告スレッド』へご一報お願い致します。

 システム拡張変更予定(感想書き込みできませんが、作品探したり読むのは早いかと)。
 全作品から原稿枚数順表示や、 評価(ポイント)合計順コメント数順ができます。
 利用者の方々に支えられて開設から10年、これまでで5400件以上の作品。作品の為にもシステムメンテ等して参ります。

 縦書きビューワがNoto Serif JP対応になりました(Androidスマホ対応)。是非「[縦] 」から読んでください。by 運営者:紅堂幹人(@MikitoKudow) Facebook

-20031231 -20040229 -20040430 -20040530 -20040731
-20040930 -20041130 -20050115 -20050315 -20050430
-20050615 -20050731 -20050915 -20051115 -20060120
-20060331 -20060430 -20060630 -20061231 -20070615
-20071031 -20080130 -20080730 -20081130 -20091031
-20100301 -20100831 -20110331 -20120331 -girls_compilation
-completed_01 -completed_02 -completed_03 -completed_04 -incomp_01
-incomp_02 -現行ログ
メニュー
お知らせ・概要など
必読【利用規約】
クッキー環境設定
RSS 1.0 feed
Atom 1.0 feed
リレー小説板β
雑談掲示板
討論・管理掲示板
サポートツール

『素直になれば・・ 第一〜三話』 作者:華禰 / 未分類 未分類
全角2959文字
容量5918 bytes
原稿用紙約10.55枚
―――第1話―――出会い―――――――――――――――――――――――――

―――――ガタガタ
チャイムがなって生徒達がそれぞれの席に着いた。

ガラガラ――――
先生が教室に入ってきた…。
「今日は転入生が居ます。」

―――――転入生?
私は心の中で呟いた…。

「は…初めまして…た・・高瀬香織(たかせかおり)です…。宜しく御願いします…・・。」

「はい。高瀬さんは前の学校でいじめられてて気が弱いですが皆さんいじめなどしないでどんどん仲良くしてあげてくださいね。」

「はーい。」
生徒達は全員納得したかのように返事をした。

私は心の中で…
―――馬鹿馬鹿しい・・いじめられて気が弱いってただの甘えてる子供じゃない。
っと一人で思っていた。

――――――――――――――――休み時間―――――――――――――――――

「ぁ・・あのぉ・・」

「何…?」
 高瀬香織が私に話をかけてきた…。

「名前…教えて貰っても良いですか…?」

「笹谷千尋」
 
「ち・・千尋ちゃんかぁ・・良い名前だね。」
 微笑ながら答えた。

「有難う・・貴方の名前も良い名前だと思うわよ。」
――――私は嘘を言った…ちっとも良いなんって思ってないのに…。

「ぇへへ・・有難う。」
彼女は嬉しそうに答えた…。

「ぁ・・休み時間終ちゃうから・・また後でね。」

「ぁ・・うん」
―――――会いたくない。
私は否定していた…。

――――――――――――――帰宅時間―――――――――――――――――――

――――やっと終った…早く家に帰りたいな…。

「あの・・千尋ちゃん・・」
後から香織が話かけてきた。

「何の用?」
私は冷たい口調で言った。

「ぇ・・ぁ・・その…一緒に帰ってくれるかなぁ・・?」
震えた声だった。

「別に…好きにすれば…。」

「ぅ・・うん!」

――――何言ってるんだろう…こんな弱々しい子嫌いなのに…なんで断れないんだろう。二人で帰ってもつまらないだけなのに…。何時も一人ぼっちの私には一人が一番なのに…。

「…嬉しいなぁ……」
香織は微笑ましく言った。
「何が・・?」

「千尋ちゃんとお友達になれて凄く嬉しいの…」

「そうなんだ・・」
――――私は嬉しくなんかないのに…最悪…。

「ぁ・・私こっちの道だからまた明日ね!」

「また明日…さようなら…」
私は最後まで笑顔を見せなかった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――第2話―――過去――――――――――――――――――――――――――

「ただいま・・」
家には”ただいま”っと言った千尋の声が響いた。
――――やっぱり一人だ。

「今日は疲れたなぁ・・」
――――アイツのせいで疲れたのかな。

「香織って子を見てると2年前の私を思い出すから嫌だわ…。」
――――そう…2年前私はいじめられていた。何時も弱々しくしていたのがいじめられる原因だった。

――――2年前―――――
――昼休みの時間

「笹谷ー!」
女子の集団が千尋の回りに集まってきた。

「な・・何ですか…?」
震えた声で言った。

「お前…うざいんだよね。何時も本ばっか読んじゃって・・・キモいしさ!」

「・・・」
何も言い返せなかった。

「あれぇー?何かのこのマニアックみたいな本は?キモすぎだっつのー!」
笑いながら本を奪い取られた。

「か・・かえしてください・・」

「何?聞こえないんだけどー?」
集団の中の一人が言った。

「・・先生に言いますよ・…」
震えた声で一生懸命だった。

「はっ?先生に頼るなんて子供じゃないの?お前笑えるしー!」
集団が一気に笑いだした。

「・…酷い…」
涙を流しながら千尋はその場を去って行った。

――――はぁ・・今思うと嫌な過去だわ…。
溜息をつきながら千尋は呟いていた。

「香織って子もきっと一緒だわ・・。一体どうやってこの立場から抜け出すのかある意味楽しみだわ。」
千尋は暗い部屋の中クスクスっと笑っていたがその笑いの中には少しせつない笑いもあった。

笑い終えると時計をみて呟いた・・
――――あれ・・もうこんな時間だわ…寝ないと…。
時計は午後11時をさしていた。


「お母さん…おやすみ…」
急いでベットに入り仕事でお母さんが居ないのでお母さんの写真に”おやすみ”っと言って千尋は寝た。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――3話―――千尋の気持ち―――――――――――――――――――――――
朝・・千尋は何時ものように6時に起きて7時に学校へ登校した。

――ガラガラ
教室に着いた。

千尋は何時も皆よりはやく学校へ登校する。だから教室には誰も居ないはず・・なのに当たりをみわたすと教室には人が居た。

「誰・・?」
驚いた口調で話をかけた。

「ん・・ぁあ!?千尋ちゃんおはよう!」
少し慌てていた・・。

私は心の中で思っていた・・
―――なんでこの子が居るの…こんな朝はやくから……最悪すぎる…。
こんな事を私はずっとおもいながら彼女をみていた…みていたというよりも睨んでいたのかもしれない。

「千尋ちゃんは朝はやいんだね♪」
笑顔でいわれた・・。

「別に…はやく来たいだけよ」

「そうなんだぁ・・!」

だんだん外が賑やかになってきた。そう、生徒達の登校時間だからだ。

「これから沢山友達が出来ると良いなぁ〜・・」
窓から外を見ながら香織は言った。

「貴方が素直になれれば出来るんじゃない。じゃ・・」
私は彼女をみながらそう言って教室を出ていった。

「外は良いなぁ・・」
千尋は校庭へ出た。校庭は緑が沢山ある、空気も少しだけだが美味しい。

校庭の裏へ回り階段のある方向へ向かった。そして階段へ着いたら千尋は階段に座りずっと思っていた。
―――最近・・香織って子は私と頑張って友達になろうとしている。だけど・・私はなりたくない。だって・・弱々しすぎるんだもの…それに今は一人が良いわ…。
そうおもいながら私は階段に座りながら花壇の花をみていた。

――チャイムが鳴った。
「ぁ・・教室へ戻らないと」
千尋は階段を降りて走って教室へ戻った。

―――ガラガラ
教室へ入ったが授業はもう始まっていた。
回りから冷たい目でみられていた。
「す・・すみません…」
―――なんで謝らないといけないんだろう。なんでこんな目でみられるの・・?
っと思っている。だから私は何時も嘘をついている、何時も素直になれなくて。
こう心の中でしか思えないから…。

「もう良いです。はやく席にすわりなさい」
先生が私をみつめながら言った。

千尋が席に向かっている時回りはクスクスと笑っている

―――ムカツク。
そうおもい千尋は席に着いた。

千尋はムカツイて先生をみないで窓をみていた窓から気持ちい風が入ってくる。

そう、季節は春だからとっても春風が気持ち良い。

千尋は風にあったりながら呟いた。
―――私は香織より弱々しいのかもしれない。香織は友達を頑張って作ろうとしているけど私は何時も一人で友達なんていらないですもの・・だから香織は弱々しくないのかな・・だから好きになれるのかな…でも…でも…やっぱり嫌い・・って気持ちは変わらない。

呟き終わったと同時に風は止まった。

――――――――――――――――――――――――――――――――続く―――




2004/04/28(Wed)01:11:59 公開 / 華禰
■この作品の著作権は華禰さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんばんゎです(><;)
ぇっと・・台詞集になっていましてね(汗
今回もある意味台詞集かと思いつつありますが(滝汗
次からは台詞だけにならないように気をつけたいです!(;、;)
でゎゎw
この作品に対する感想 - 昇順
感想記事の投稿は現在ありません。
名前 E-Mail 文章感想 簡易感想
簡易感想をラジオボタンで選択した場合、コメント欄の本文は無視され、選んだ定型文(0pt)が投稿されます。

この作品の投稿者 及び 運営スタッフ用編集口
スタッフ用:
投稿者用: 編集 削除