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『鬱積すら無い狂想 体験版』 作者:境 裕次郎 / 未分類 未分類
全角6669.5文字
容量13339 bytes
原稿用紙約23.25枚
 
 君が望むなら僕は漆黒さえ受け入れよう。
 鬱積する狂想が胸の扉を殴りつける。
 僕は右手に掴んだ血液とナイフを振り翳して未来を切り開こうと、必死でもがく。
 その姿はまるで盲目のドンキホーテ。
 何も出来ないくせに、何かが出来ると信じて止まない愚かなアヴェンジャー。 
 ナイフは夜闇に真紅の輝きを増し、全てを切り裂こうとする。
 僕は其れにただ振り回されて走り続ける。
 手に入れたかった、望んでいた通りの力に翻弄されて走り続ける。
 僕の両足はアスファルトの黒さを踏みしだいて駆け抜けていく。
 朝日が来る前に決着をつけてやる。
 手前勝手な理屈で世界を終わらせようとしている君を許しはしない。
 
 
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


 人は生まれながらにして背負った業を捨てられないんです。
 私は生まれながらにして殺人鬼。
 そう決まってしまえば、三つ子の魂百まで。
 私は金輪際、人を殺し殺し殺し貫くしかない殺人鬼なんです。
 選ばず、逃さず、手加減せず。
 殺し殺し殺し貫くだけなんです。
 悲劇でも何でもありません。
 喜劇以外の何者でもありません。
 私が生を受けてしまったコトから、世界は決定的な間違いを背負い始めたのです。
 だけど、其れを修正できるだけの力が一介の殺人鬼で在る私に備わっているはずもありません。
 創作物は創造主の能力を超えることはできないのです。
 えぇ、できないのです。
 できたとしても、敢えてしないのです。
 其れはルール。
 不可能を可能にしない、破ってはいけない法則。
 林檎がアダムとイブの手に渡った時から重力を保持していたように。
 何時、いかなる時にも破ってはいけない法則なのです。
 其れを知りながら、アナタはまだ私を救おうと言うのですか?


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 
 凍てつくような寒さが後ろ向きに駆け抜けていく中、疾走し続けた僕は辿り着いた。
 ファーストステージでラストステージ。
 君と邂逅するために用意された世界。
 深夜の校舎。
 巨大で何処に在ろうとも、夜になれば誰も存在せず入り込み易い空間。
 校門のフェンスに軽く手をかけて大きく飛び上がると、僕は向こう側に着地する。
 微かな物音がコンクリートに響き渡った。
 僕はその音を尻目に君が待つ場所へ駆け出す。

 普段は喧騒に埋まる廊下は、静寂を湛えていた。
 其の中を僕はひたすら駆け抜ける。
 目的地へと一心不乱に駆け抜ける。
 
 そしてついに君の待つ場所へと辿り着く。

 其処はだだっ広い空間。
 星空に一番近い場所――屋上。
 君は月明かりの下で僕を待ち構えていた。

「おい、殺人鬼」
 僕はぶっきらぼうに声を掛ける。
 すると、キョリにして十メートル程向こうに立つ彼女が、長い髪を風にはためかせながらゆっくり振り向いた。
「今晩は、正義」
 僕ににっこり笑いかける。
 その笑顔は純粋で、一般的な女子高生となんら変わる事の無い、無垢な微笑みだった。
 が、片手に下げた制服姿の男と、もう片手に持った血塗れの業務用カッターの存在がそれら全てを否定していた。
 彼女が殺人鬼に足る存在で在るコトを、辛うじて現実に繋ぎとめていた。
 僕は背中に背負った望遠鏡の容器から一本の筒と、一振りのナイフを取り出す。
 そしてナイフでおもむろに手首に深い傷を入れる。
 蛇口の栓を目一杯捻ったかのように流れ出す血液。
 其れを筒に流し込む。
 筒は血液で満たされども溢れず、そのまま筒が延長で続いているかのように一振りの長い棒と化す。
 真っ赤な色で染められて。
「いつものコトですけれど、其れ、痛そうですね」
 彼女が僕を気の毒そうに見つめながら、気遣ってくる。
 有難い気遣いだ。有難いが、今日で全て終わりだ。
 僕はこの行為の意味を今日で失う。
「気遣ってくれて有難う。だけど、手加減はしねぇぜ?」
「望むところです」
 彼女はドサリ、と男の身体を軽く放り投げる。
 ソイツは数メートル吹っ飛び力なく地面に投げ出される。
 喉をバッサリいかれていた。
 老年の顔をしているトコロを見ると、どうやら学校の警備員だろうか。
 だが、そんなコトどうでも良かった。
 僕は目の前のコイツを殺るだけだ。
「いつ、開始する?」
「今すぐでも」
「いいね」
 そう言って笑い合うと、僕は大きくその場から飛びのいた。
 次の瞬間其処に彼女の身体が現れて、縦に大きく空気が切り裂かれていた。 
 僕は飛びのいた身体を重力に任せて置くなどという愚鈍なコトはせずに、棒を地面に突き立て、身体の向きを反転させると彼女とのキョリを一気に詰める。
 そして地面の摩擦を利用しつつ振り上げた棒で彼女の空間を一刀両断。
 するも、彼女は大きくバックステップをして其れをかわした。
「いつもながらやるね」
「其れはどうも」
 僕は棒が与えた衝撃で砕けたコンクリートの上に立ち、そう呟く。
 彼女は嬉しそうに答える。
 予定調和だ。
 彼女は知っている。
 自分がこの勝負を幾ら優位に進めようと負けることを知りながら、逃げずに僕と戦っている。
 なら僕はどうするのか。
 
 全力で潰すまでだ。

 僕達は対峙する。
「君はどうして救われない戦いを今日の今日まで続けてきたんだ? 殺人鬼なんてモノは概念でしかなかったんだろう? なのに何故戦い続けてきたんだ? 何と、何のために戦い続けてきたんだ?」
 彼女はやれやれ、と言った様に肩を竦めて僕の問いだけで作りあげられた会話に答える。
「其れはアナタにも言える事でしょう? 正義。なら何故アナタは私を追いかけ、私と戦い続けてきたのですか? ……と言ってアナタの質問をはぐらかしてしまうコトも出来るのですが、一応答えておきましょうか。私は今の今まで殺人鬼の概念と戦ってきたんです」
「殺人鬼の『概念』ね。概念なんて所詮は創り上げられた偶像じゃないのか?」
「そう思えれば幸せに生きていけるのでしょうが……」
 と言って俯く彼女。何気に馬鹿にされている気がした僕は声を張り上げる。
「オマエこそが『殺人鬼』なんだよ。概念なんて言い訳ではぐらかされるほど、僕は耄碌しちゃいねーぞ」 
「別にはぐらかそうなどとはしていません。ただ……」
「ただ、なんだよ」
「つらく悲しい我が身の運命を言い訳で片付けられてしまうのは無性に苛立ちます」 
 言い切ると彼女の左足が空を切る。
 右から踏み込むスタイルの音速斬り。
 一点集中突破型の攻撃で在るがために、避け切る事は不可能だ。
 カウンター無視の一閃。
 だが、何処を貫くかさえ分かっていれば、避けるコトは出来なくとも、受けきることなら可能だ。
 僕はすっ、と身体をずらし『左にある』心臓のキョリを彼女から僅かに遠ざける。
 そして胸の位置を棒でガードする。
 彼女のカッターナイフは血液の飛沫を上げながら、僕の心臓寸前、筋肉の壁に阻まれる位置で止まっていた。
「チェックメイトだ」
 僕はカッターナイフを受け止めていない方の手で、自らの手首を切り裂いたナイフを振りかざし、彼女の心臓に突き立てた。
「……かふっ」
 彼女の口から微かに悲鳴が漏れ出す。
 殺人鬼の最期。
 断末魔は思ったより、小さかった。


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


 彼女の身体をコンクリートタイルの上に寝かせた。
「これで、本当に良かったのか? 殺人鬼」
「自分で手に掛けて置いて、『本当に良かったのか?』は無いでしょう? 正義」
 虚ろな目が星空を見上げていた。
 僕も其れに習って空を見上げる。
「私は元より殺されるためにこの世に生れ落ちたんです。殺人鬼は『悪』の概念。『悪』がいつまでものさばっていられるほどこの世界は不条理にできていません。『悪』はいつか殲滅の日を迎えるんです……だけど」
 彼女の言葉がふいに途切れる。
 僕は彼女の方を向いた。
 すると、彼女は僕と目線を合わせてニッコリと微笑んだ。
「アナタと戦いの中で学んだ葛藤、中々悪くありませんでした。滅び朽ち果てる此の身体だとは言え、楽しかったですよ。冥途の渡し賃ぐらいにはなりそうです」
 僕は鼻の下を軽くこすって
「勝手に言ってろ」
 と少し照れた。
「もうすぐです、もうすぐ『死』が私にも訪れるでしょう。だから其れが訪れる前に一つだけ忠告して置きます」
 彼女の虚ろな目に若干光が戻り真剣味を増す。
「――『此れで終わりでは在りません』」
 僕は目を見開く。なんだって?終わりじゃない、だ?
「アナタは私一人が殺人鬼だと思ってらっしゃる様でしたが、殺人鬼とは先程も述べましたように『人』では無く『概念』なのです。カタチはあって無きがごとし。ひと夏の陽炎の様なものなのです。私は『殺人鬼』という概念を与えられ、其れを馬鹿正直に実行しただけの入れ物、容器にしか過ぎません。私という容器が逝こうとも、私以外の誰かがまた一人『殺人鬼』という概念を得て、覚醒するだけです」
「……嘘だろ……?」
 やけに冷え切った汗が冷たい。僕は意識せずに手から棒を落としていた。
「嘘ではありません。死に逝く餞をアナタに渡しておかなければ、死んでも死に切れませんので。其れと、もう一つ。アナタは正義になった瞬間から馬鹿正直に信じ込んでいたようですが……正義が悪に殺されることもあります」
 何だって?
「実際、君の一つ前の正義は『私に殺されています』」
 掌を地面について僕は這い蹲る。嘘だろ?正義が殺されることもあるなんて。
 いや、違う。何故僕は正義は殺されることは無い、と信じ込んでいた。
 僕はいつの間にそんなコトをインプリンティングしていたんだ。
 誰からもそんなことを聞いた覚えは無いのに、僕は。
 『正義が死ぬことはない』
 と馬鹿正直に信じ込んでいた。
 そして、『殺人鬼』は殺されることで救われると信じ込んでいた。
 何故だ、何故なんだ。
「ふふ、分からなくなったようですね。所詮私はフラグでしかないので、此れ以上は何も語れませんが、言えるコトは唯一つ」
 僕はゴクリと生温い唾を嚥下する。
「私達の歴史は繰り返し、そして誰かに操られているんですよ?知らなかったんですか?」
 最期に笑みを僕に残して殺人鬼は逝った。
 その笑みは最悪の笑顔で、遺体にその笑みが張り付いたままになっていた。

 僕はその傍で嘔吐した。
 嘔吐せずに居られなかった。
 脳内に異質なモノをぶち込まれたかの様な、自分が自分ではないかの様な、僕の全てを吐き出してしまいたい。
 そんな想いに侵食された僕は、嘔吐し続けるしかなかった。
 彼女が『殺人鬼』という概念に操られていたのならば。
 僕も『正義』という概念に操られているということだ。
 何処で、何処から、何時、何時から?
 記憶を手探りでかき回すが、ぼんやりと曖昧な世界が浮かんでは消えていくだけだった。
 
 僕は憔悴しきった身体を何とか奮い立ち上がらせると、血液で出来た棒を今一度しっかりと握り締めた。
 『正義』である僕は『正義』として血で命を奪い盗る道を選択するしかない。『正義』は僕だ。
 
 屋上の死体の始末をしようと、手始めに彼女の屍を埋葬することにした。
 この屋上に屍は二つ。
 彼女と……えぇと、確か警備員風の男。
 ……警備員風の男?
 老年の男の身体が屋上から消え失せていた。
 フッ、と僕の真下に影が差す。
 僕は其れを前方に飛んで転がりながらかわした。
 咄嗟に後ろを振り向く。
 其処には彼女が持っていたカッターナイフを右手に、火花を散らすスタンガンを左手に二刀流然とした警備員の男がニヤつきながら立っていた。
 切り裂かれたはずの喉は完治していた。
「素晴らしい。アレをお避けなさるとは。流石、正義と言ったトコロですかな。いやいや、少年はそれぐらい元気があった方が十全ですな」
 ポリポリとカッターナイフで顎下を掻きながら、柔和な物腰と物言いで佇む男。おそらくコイツが新しい『殺人鬼』で間違いない。
 僕は今一度血液の棒を握り締める。
「ふむ、此処で殺すのが最善なのでしょうが、今の一撃を避けられた、となっては其れなりの長期戦に及びそうですね……いかんせんもう直ぐ夜明けの時間なのでね。此処で失礼したいと思うのですが、宜しいでしょうか? 正義」
 僕は目の前の男を睨みすえたまま、肩で息をする。
 男はそんな僕の仕草を否定と受け取ったのか、暫く腕を組んで考える仕草をすると、掌をポンッと叩いた。
「じゃぁ、こうしましょう。今日から二日後の深夜十二時、此処で落ち合う、というのはどうですか?」
 どうでも良かった僕は短く
「あぁ」
 と答えた。
 男は其の答えに満足したようで、ニッコリと笑いながら
「それでは、また二日後に」
 と言うと、屋上の扉を開いて階下の闇に姿を消した。

 今日から二日後の深夜十二時
 彼女と僕が初めて邂逅した時と同じ台詞だった。
 此処から、僕はあまり楽しくない推測を思い描いていた。

 『殺人鬼』『正義』

 この二つは世界を左右する途轍もない大きな存在だと思っていたが。
 実のところはこの屋上の狭い空間だけで繰り返される、終わり無き遊戯じゃないのか?
 僕は若しかして偶然其の場所に居合わせただけの存在じゃないのか?
 今みたいに、殺人鬼に殺された正義が僕という『容器』に移り変わっただけの。
 僕は正義ではなく、正義という概念を振りかざす操り人形じゃないのか?
 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。
 ふらふら、と立ち上がると、屋上のフェンスの冷たさに身を委ねた。
 軋む金網。
 
 きしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきしきし

 揺られる、僕の身体。
 揺られる、僕の記憶。
 そのリズミカルな揺れ具合の心地よさが、僕に全てを思い出させた。
 セピア色の記憶がフィードバックする。
 
 ……僕は自殺しようとしていた矮小なただのガキだった。

 僕は二日前、この金網の側に立っていた。
 自殺するつもりで。
 自殺に意味なんて無かった。
 ただ繰り返す日々に嫌気がさして。 
 何と無く死にたくなってしまった。
 それだけだった。
 だけど、校舎の屋上は見た目から推測していたよりも高くて。
 其れが真夜中なら尚更で。
 自分の飛び降り逝く先が漆黒の闇に包まれていたせいで。
 僕は飛び降りることができなかったんだ。
 その時に、彼女が急に僕の目の前に飛び出してきて。
 ニコリと一つ笑ったかと思うと。
 僕の喉に深々とカッターナイフを突き刺した。
 咄嗟のコトに僕は何が起きたかわからなくて、ふらついて僕は一瞬何も無い場所へ墜ちかけたんだ。
 その僕の身体を彼女が優しく受け止めて、屋上のど真ん中辺りに放り込んだ。
 僕はその時に受けた衝撃に意識が朦朧としてるんだとばかり思って。
 彼女の感謝した。

 そして目を醒ますと『正義』になっていたんだ。

 何だ此れは。
 何なんだ此れは。
 どういう意味だ此れは。

 分からない。
 分からないよ。
 僕は自殺しようとしていたのに、何故正義になったんだ。

「……若しかして」 
 
 僕はハッと顔を上げる。
 『正義』『殺人鬼』
 どちらかが死んだときに、最も近くに居た人間に次のポストが割り当てられるのか?
 そうなのか?
 どうなんだ?
 彼女が僕達が何かに操られていると言った。
 自分のコトをフラグだとも。
 なら、彼女と対等の僕もフラグなのか?
 この血液を武器に変える力も、僕が直前に自殺しようとしたから、彼女に喉を引き裂かれたから、こんな類の力として発動したのか?
 此れはいつまで繰り返されるんだ?
 
 ……誰か教えてくれ。
 
 僕は既に正常な判断を失っていた。
 
 無我夢中でフェンスによじ登り。
 その上から漆黒に向けて飛び降りた。
 二日前と同じ通りに。

 風を切って墜ちていく僕は、自分が死ねば全てが終わる。
 この下らない『正義』と『殺人鬼』が繰り返される世界は終わる。
 なんて自分なりの正義を振りかざしていたが。
 自分が死ねば、自分に最も近い位置に居る人間が正義と摩り替わってしまうことなど、思いつきもしなかった。
 そして地面に激突して。
 
 散った。




 
 

2004/03/01(Mon)17:10:05 公開 / 境 裕次郎
■この作品の著作権は境 裕次郎さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
色んな種類の話を書いていますが、未だにやる気のある主人公を主観に持ってくるのが苦手です。自分にやる気がないからだ、というのが分かっているぶん、余計に始末が悪いなぁ……。ちなみに、体験版と書いてあるのは、ネット上で読みやすいように削りまくってあるためです。大体三分の二ぐらいの量になるまで削ったので、読めるものになっているかどうか、心配……。比較的、意味が無かった様な気もします。あと、オチもあるのですが、敢えて載せませんでした。『体験版』という名前通りの意味を持たせてみたかった、という理由からくるものです。
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この作品の投稿者 及び 運営スタッフ用編集口
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