『ブン、ありがとう』作者:華咲 綾美 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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これは、私が小4のころの話です。

私が、部活で夜遅くになってしまった時でした。どこからか、子犬の鳴き声がしてきたのです。私は、鳴き声のする方を探しました。すると、足元に何かが触ったのです。鳴き声もしなくなったようです。足元を見ると、箱が置いてありました。箱を開けると、子犬が1匹、入っていました。私は、その子犬を、家で飼うことにしました。
「ただいまぁ。そこで、子犬拾ってきた。」
私は、「置いて来い」と言われるのはわかっていました。でも、なんとなく、「いいよ。」と、言ってもらえる気がしたのです。
「あら、可愛い犬ね。飼いたいの?」しばらくして、母は、「別に、飼っちゃいけないとは言わないわよ。」と言いました。母は、あっさりと、飼うことを認めてくれたのです。
「わぁい!」私は、早速、その子犬に『ブン』と、名前をつけました。
「今日からおまえはブン!」私が嬉しそうに言っていると、父が帰って来ました。「お!可愛い雑種じゃぁないか。」父も、飼うことを認めてくれました。次の日、私と母は、ブンのエサを買いに行きました。「何が好きなのかな。」私と母は、ブンは何が好きか、適当に決めて、ドッグフードと首輪を買いました。赤い、細い首輪です。「よく似合うぞ。」父が、首輪をつけたブンに、そう言ってくれました。ドッグフードも、よかったようで、どんどん食べていきました。次の日、学校に行って、ブンのことを友達の由美に話しました。
「いいなぁ。綾美の家は。家は、マンションだから、動物飼えないんだ。」
「そうなんだ。じゃぁ、今日家に来る?一緒に散歩でもしようよ。」「え!いいの?ありがとう!」「じゃぁ、今日家に来てね。」そういうことで、わたしは、とてもうきうきわくわくしていました。家につくと、窓からブンが見えました。出窓の所で、きもちよさそうにお昼寝をしていました。「ブン!お散歩行こうよ!」ブンの首輪に、ひもをつけました。「由美!」「行こう!」「公園に行こうよ。」そういうことで、私たちは、公園へ行きました。この辺1週して帰ろう!」「うん。」そして、公園を大きく1週して来ました。「もう帰ろう。」「ブン、ばいばい!」私とブンは、家に戻って来ました。「今日は楽しかったね!」ブンにそう言うと、わたしは夕飯をたべました。食べた後は、ブンに、『おすわり』を覚えさせました。ブンは、とても物覚えが速く、あっというまに『おすわり』を覚えてしまいました。次の日、私は、学校から帰ると、ブンと一緒に、公園に行きました。すると、公園で、バザーをやっていました。私は、ブンをつれて、バザーを見に行きました。すると、犬用のブラシがありました。私は、持っていたお金を全部使って、ブラシを買ってしまいました。そのブラシでブンをこすると、ブンがとても輝いて見えました。そんな生活から、2年ほどたって、私は小6になりました。ブンも、すっかり大人の犬になりました。私とブンと、散歩をしていた時です。突然、バイクが私たちめがけてつっこんできたのです。私は、軽いかすり傷ですみましたが、ブンは足を打撲してしまいました。軽い打撲だったから、まだよかったけど、あのバイクがブンに直撃していたら・・・ブンはどうなっていたかわかりません。それか、あのバイクが私だけに当たっていたら・・・そう考えたら、私たちはどうなっていたかわかりません。そして今、私が中2になって、ブンは寿命で死んでしまいまいました。あのしょうげきで、寿命が小さくなってしまったのでしょうか。ブン、ありがとう。
2004-03-13 21:10:23公開 / 作者:華咲 綾美
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■作者からのメッセージ
とても短い作品でしたが、まだ初心者の私にとっては、いいできだと思います。
ブン、本当にありがとう!
この作品に対する感想 - 昇順
ちょっと全体的に読みづらさを感じましたが、純粋な少女の視点からみていたので、犬に対する大きな愛情が伝わりました。。ブンともっと楽しい時間が過ごせればと、ちょっと惜しい気持ちになりましたね。。
2004-03-15 20:28:49【★★★★☆】葉瀬 潤
計:4点
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