『−Long Road−〜新たなる未来へと向かって〜』作者:美都 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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第一章 〜閉ざされた璃卯の想い〜


愛なんていらない 愛されたからってなんになる? いつかは終わるじゃん
友情なんてまっぴらごめん ただつきまとっていつも同じ話題 かなりうざい
綺麗事なんて耳が腐るほど聞き飽きた どーせ口だけだし心の中ではどーだか
誰か死んだって関係ない 生きてる者はいつかは死ぬなんて当たり前の事
みんな解りきってることなのに なぜそれを受け止めようとしない?
ほんと みんな馬鹿みたい 


いつもと変わらぬ景色  いつもと変わらぬ空気
いつもと変わらぬ街  そして いつもと変わらぬわたし
そんな毎日が当たり前の日々。
ほんと 吐き気がする。



私の名前は【池田 璃卯】イケダ リウ 高校一年生。
私の親は離婚して今は母親と二人暮らし。
だけど もう半年近く家に帰っていない。
誰にも心配されないし探されもしない・・・
まぁ 返ってその方が楽でいいけど―
父親は仕事に失敗し世間ではよく言うヤミ金とか言う物に手を出したらしく
借金と私たちを残し、他に女を作り逃亡した。
母親も母親で小さなスナックを経営してるが、
借金を返済するどころではなく、毎月毎月大赤字。
こんな大人達を見てあきれるを通り越してる―



薄汚い現代社会  醜い人間関係  あいまいな現実 
ほんと哀れな世の中だって 痛いほどつくづく実感させられる。
今日も学校に行く途中 大人が下手な愛想笑いで上司のご機嫌をとっている
そんなにクビになるのが怖い?そんなんじゃ人生やっていけないよ?
なぜ同じ人間なのにこんなに身分が違うの?
『それが現実だから仕方ない・・・』
大人はいつもそうやって子供を無理に納得させる。
完全に子供をなめきってる。



―璃卯は馬鹿にされるのが凄く嫌いだった
そのため 納得いかないことがあるとその意味を璃卯が納得する様に
理論から説明しなければならない
我がままと言えば我がままだが大人と言えば大人だった
小さな頃からそんな性格だったため大人は璃卯から避ける様になってしまった
なぜならば 璃卯の難しい質問に答えようがなかったから―
それから愛情を注がれることなく育ってきた璃卯だったので
感情表現など以ての外 上手く表せなかった
人との付き合いに意味などないと独特な考えを持ち 今まで過ごし生きてきた
そう 誰に頼ることもなく、強く 今の自分を見失わないように・・・
 


「璃卯ちゃん!おはよ〜」
「・・・・・・・・」
学校に来ればいつもこうだ。 
いつも私が学校に来るたび決まってこいつに話しかけられる。
もう日課の様なもの いい加減最近むかついてくる。
こいつのせいで、今の自分がおかしくなりそうで・・・
「今日もシカトっすか???」
「あいーもぉやめなよ。どぉせ池田さん何も話さないんだから・・・」
「なんで?だって友達だよ?璃卯ちゃんだって友達じゃん」
「・・・・・・・・」
私に話し掛けた奴を注意した女が言い返す言葉に困ったのか無言になった。
たぶん話し掛けてきた奴の純粋で汚(けが)れていない気持ちに気づき
何も言えなくなったのだろう。
私はそのせいでおかしくなりそうなのだと思った。
能天気で、誰にでも愛されていて、それでいて、いつも笑顔で・・・
私とは正反対だから―



―{ねぇ、私に構わないで・・・私に構えばあなたの心まで汚れてしまう。
 あなただけには、私の様な薄汚い人間になってほしくないの・・・}
璃卯はそう言いたかったんだと私は思う。
そんなことなかったのに…
人間なんてみな醜い心は持っているのにと 。
あの時気づけなかったこと そう言ってやれなかったこと
今では凄く後悔してる・・・


友達?いつから?誰が決めた?そんなの私は認めてない。
そういう勝手な思い込みがのちに醜い人間関係へと発展する。
それが凄く面倒くさい。
そんなのもう解りきったこと 後で後悔するのが目に見えている。
それを知った時 悲しくて辛い思いをするのはあんたの方なのに
そんなことも解らないなんて 可哀想な奴。
そうやっていつも人を見下す。璃卯はそんなことをいつも心で思ってるのだ。
この先、彼女が璃卯の運命を変えるとも知らずに・・・



            第一章 〜閉ざされた璃卯の想い〜 終


第二章 〜小さな希望をたくして〜


学校が終わるといつも決まって璃卯は街に出る。
昼と夜いつでも変わらぬ騒がしい薄汚れた街 渋谷に。
何をすることもなくただただ、ふらふらとさ迷い続けるだけ。

帰る場所なんて何処にもない―
私を温かく迎え入れてくれるとこなんて実在しないのだから。

璃卯は誰がどっからどう見ても可愛いと言う程美しかった。
透き通る様な白い肌 すらっと伸びた手足 ぱっちりと開いた大きな瞳
ぷっくらとしたピンクの唇 サラサラとなびく茶色の長い髪
女性から見てもドキッとする程だった。
そのため、また今日も街中の中年に声をかけられる。
「お嬢ちゃん、一回三万でどう?」
「・・・・・・・」
何事もなかったかの様にすたすたと歩く。いつものことだ。
「冷たいなぁ〜じゃぁ七万でどう?結構いい額だよ??」
すると璃卯は立ち止まり男を睨み付け低い声でぼそっとつぶやいた。
「殺すよ?―」
男はさっきまでの美しい女性の璃卯と今の態度にビックリした。
「な・・・なんだよっwこのブスっ・・・」
男は逃げるようにして去って行った。

愛だの恋だのっ人は言うけど結局は金。
金が全てな世の中なんだよ。
金を出せば何でも買えると思ったら大間違いだ。
子供の私でもこんな単純なこと解かるのに、
大人は全く解かっちゃいない。
ほんとくだらなくてばかばかしい。
言葉にならないよ―
愛し合うってなに?
愛なんて一時(ひととき)の偽りでしかない もろくてはかないもの。
そんなだったら最初から愛さなきゃいいじゃん。
ただそれだけのこと。


そんなことを想いながら璃卯は歩き続けていた。
気づけばもう時は午前二時。
「もぉこんな時間か―」
一人言を何処か寂しげにつぶやいた。
(久しぶりに家に帰ってみるか)
そう想い璃卯は少しでも近道をする為に公園を横切ろうと思った。
すると公園には五人の男が薬をやっていた。

ばかじゃないの。
薬なんて吸ったら後で自分が壊れるだけ。
汚い奴等―
そうやって後先考えず行動する奴ってだから嫌い。

何食わぬ顔をしてすれ違おうとしていた。
するとすれ違いざまに、一人が話しかけてきた。
「なぁ、君!俺達と一緒に遊ばんか?」
こいつら薬でラリってやがる―
「・・・・・・・」
璃卯は無言で足を止めずに歩き去ろうとしていた。
が、しかし。
行き成り璃卯の腕をつかみ引き寄せた。
「・・・・・・・・っ」
さすがの璃卯も男の力の強さと周りの空気にビックリした。
「シカトはないっしょ〜?どーせ家出とかで帰る場所ないんやろ?」
一人の男が言った。
なんも知らない癖に勝手に決め付けてんじゃねーよ・・・
「だったら、俺達と遊ぼうぜ!マジ楽しいからさっ!」
そして、行き成り璃卯を押し倒し上に乗ってきた。

さすがの璃卯も恐怖感を感じたのか、
必死に抵抗したが五人の男などに勝てる訳がない。

私なんてもう二度と綺麗になんてなれないのに・・・
それなのに汚くなることをこんなに恐れている。
そんな資格なんてないのに・・・
どうしてだろう?
まだ希望はあるっていうの?
私にそんな考えなんてばかばかしい・・・
もういや。何も分からない。

そう考えてる間にも璃卯は制服を脱がされていた。

私…どうなるの…かな…

「すっげぇ、マジ綺麗な体っ!」
いや…見ないで。私の汚れた体。
「やっべぇ俺興奮してきた!」
そう言い男は自分のものを自分でシコリ始めた。
「最初は俺からだからな。」
「はっ?ふざけんなよ。」
人間達の醜い争いだ。もうたくさん。そんなの見飽きた。

もぉ駄目なのか…と思った瞬間―

「あんた達!やめなさいよっ!」
強気な言葉だがどこか怯えていた。
そいつの顔がぼやけていてよく見えない。
「何だよ?あっ!お前も俺達とやりたいの?」
「じゃぁ、こっちに来いよ!」
「ふっ…ふざけんなっ!警察呼ぶよ?」
そう言い携帯を取り出した。
さすがに男達は薬の酔いが覚めてきたのか逃げるようにして去って行った。

私は解放された安心感でいっぱいでいつの間にか眠ってしまった。


           第二章 〜小さな希望をたくして〜  終
2003-12-21 14:56:56公開 / 作者:美都
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■作者からのメッセージ
初めましてw(^_^;)
中2の美都と言う物です。(._.)
投稿はもちろん小説を書いたのは初めてですww(¨;)
なのでまたまだ分からない事だらけですw
なので意味不明で矛盾してる小説だと思います。
まず小説の書き方自体知らないのに投稿してしまったことを深くお詫び申し上げます。
誠にすみませんでしたw
ですが心優しき方…感想や御意見をお待ちしております。m(__)m
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