『音楽家の残した暗号』作者:ヤセ=フトシ / ~Xe - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
 E.A.ポーに捧ぐ。
全角415文字
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原稿用紙約1.04枚
 都内某所。とある音楽家が失踪した。彼のスタジオを訪ねれば手掛かりが掴めるかもしれない。そこは中央線沿いの古びたビルだった。警視総監と共に侵入する。扉を開けるとそこにはグランドピアノがあった。その上には「9」と書いてある紙片があった。その横にはギターがあった。その弦の間には「1215225」と書いてある紙片があった。その横にはスコアがあった。そこには「13211993」と書いてある紙片があった。
 「何だ、これは?」
 と驚愕する警視総監。
 「驚くことは無いですよ。これは暗号です。文なのです。たった一文字で主語を表せる言語で最も使われているのは英語です。9はIです。アルファベットの9番目はI。数字はアルファベットの順番なのです」
 「それは分かった。しかし、これはどういうことだ?」 
 と言いながら警視総監は私に「13+10891911525」と書かれた紙片を私に渡した。
 「13+10=23.Wだ。9はI」
2014-10-14 09:52:25公開 / 作者:ヤセ=フトシ
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■作者からのメッセージ
 自分なりにポー文学をやろうとしたら、こうなりました。
この作品に対する感想 - 昇順
暗号解読を言っている「私」は名無し? 一人称で進めていく形式で名称不明というのもミステリではかなりアリではあるのだけれど、描写をもっといれても良いのではないかと。
2014-10-16 04:56:47【☆☆☆☆☆】奈々氏
計:0点
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