『かみ装飾り』作者:栖樺 / AE - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
とある部活の6人の高校生の日常生活と裏事情生活を隣り合わせにしたものです。ただ、隣り合わせにしただけで他は日常に何も危害はありません。多少のファンタジーも入りますが基本的には現実と照らし合わせたものになってます。語っているのはキャラであり、作者本人の関与はあまりしないこととします。6人と周囲の人との距離感や人間関係が生生しかったり、現実離れしているところもややあります。綺麗なことだけではありません。大事なことは≪髪飾り≫と《自分》との関係です。そこが物語の展開を楽にしますね。
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原稿用紙約2.86枚

「髪は女の命」というけれど、髪に命が注がれるわけではありません。
確かに女性にとっても、私にとっても髪はとても大切なものです。
でも髪を大切にするのは髪を大切にするからではなく、髪をみる『見た目』を気にするから。
もっと深くいいますと、髪を見た人の『評価』や『効果』を気にするからだと思うんです。
これは、私個人が語り部となっていますから、私の見解です。
そして、宗教のようなことを言ってしまえば、神様も、感じ方によっては髪と同じです。
神様を大切にするのではなく、神様からの『効果』や『成果』が訪れるから、誰しも神様を大切にします。
 さて、長々とした前置きをしてしまいましたが。私達のお話は何を隠そう『髪』と関係があるからです。
そうはいっても、髪がメインの話しではありません。そんな話しは一切しませんよ。
『髪』が綺麗と言われるのは本材の髪だけではなく、『髪飾り』の美しさも影響しているからです。
髪飾りがなければ、髪型と髪の質だけでの判断です。それは少しやりきれないところがあるのでしょう。
 髪飾り、といってしまうと何か古めかしいです。普通に言うならばアクセサリーといったところでしょう。
ヘアアクセサリー、今でもよく使いますよね。私は使いませんけれど、彼女達は毎日使います。
彼女達、というのは私の部活仲間5人のことです。5人では少ない気もしながら部活動をしています。
あぁ、いや。私も入れると6人ですけどね。6人でも少ないです。なんの部活かは、これからのお話で話しましょう。
私は語り部を任されているので、少し客観的になってしまいますが。それも、仕方ありません。

私達は同じ学年のたまたま仲のいい5人というだけで、大した深い仲ではありません。
ただ、同じ部活に入り、これから経験していくさまざまなことを通して、深くなるかもしれません。
私にとってこの部はとてもなじみやすい場所でした。それは今も同じです。
そして、みんなそれぞれの事情を抱えています。それぞれの事情、事情というよりトラウマだったり古傷だったり。
そんなものは同じ学校生活を過ごす中でどうしても触れてしまうのです。だから、時折辛いことが起きます。
ことの始めは今年の4月。
私達が《私立 神尾高等学校》こと 『カミ校』に入学したところから始まります。
私達がどんな出会いをして、どんな共通点を持ち、どんな経緯で同じ部活に入ったのか。
そこでどんな活動をしたのか、そして、どんな仲になったのか。

日常的なところから、日常から少し離れた黒い部分。
黒い部分から連想させられる、ファンタジー。日常の私達の会話演劇。そんなものを楽しめる私達の日常です。
2012-10-22 20:32:20公開 / 作者:栖樺
■この作品の著作権は栖樺さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
『かみ装飾り』で「かみかざり」と読みます。栖樺です。
始めたは良いものの細かい設定は特に決まっていません。話しよりも今回はキャラを
優先して考えてしまったので、設定や伏線にやや矛盾が生じます。そこが栖樺の悪いところといえます。主人公はこれと言って決めていないので、語り部の彼女が主人公と思っていただいてもいいですし、他のキャラでも大丈夫です。日常に主人公はいないので主人公を決めてしまうと物語が機能しにくくなります。投稿ペースは栖樺の都合上月2ぐらいです。良ければ週一といたところですが。どうぞ、ご賞味くださいね。
この作品に対する感想 - 昇順
冒頭の部分になんか納得しちゃいました

期待してます

頑張ってください
2012-11-08 02:30:45【★★★★☆】なるみ
計:4点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。