『「ぶっちゃける日常」〜何もしないで、三日が経ちました〜』作者:賞味期限二日過ぎ / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
テレビを観ながら脳裏ではこんなことをノンストップに流している人の、表にはわざわざ出さないけどなんとなく脳裏に浮かべちゃう人による、脳裏の中の日常。※一部、架空の脳内妄想が実在します。ご注意ください。
全角12266文字
容量24532 bytes
原稿用紙約30.67枚
 ひとつ。世の中には前向きすぎても後ろ向き過ぎても駄目だから、じゃあ左右のどちらかを向けばいいじゃないと考えているようで実際には考えていない出来事がありそうでなかったりする。
 これはひとつの個人論である。

「ぶっちゃける日常」*自己中心的で超個人的な意見の他愛無い話

 朝。一般的に規則正しく目を覚ます。敷布団と掛け布団の間からダラ〜と放り出した腕や足を意識したわけではないが掛け布団の中に入れる。
 亀が甲羅から顔や手足を出し入れするように私も同様の動きをする。人類の先祖は猿だといわれているが、もしや亀だったりもするのか。

 起き上がって直ぐに動けない低血圧の人や大体は動けるという人に係わらず人類はみんなナマケモノのようだ。
 起きて間もない頃、特に意識してはいないが生きてる間の習慣というものが染みこんだ二足歩行の足はスローモーションの様にダラダラと洗面台に向かう。洗面台に付くと目の前の蛇口を捻って出た水を両手で掬い上げて、手の平にたまったお池を顔面にかける。水を顔面にかけると大抵は少し目が覚める。

 少しだけ目が覚めかかった状態で洗面台を出て未だに千鳥足に近い足取りで廊下を歩く。辿り着いたのは居間。私以外誰もいない。
 その代わり卓上には作り置きされた朝食が目の前に広げられていた。てゆーか、あんたら夫婦はまたリアルな昼ドラをやりにいったのか。それとも夜逃げか。まあ、どっちみち私は一人でお留守番。幸いこれが初めてじゃないから39年間ずっとこんな調子。
 私が起きるころには親もポチもタマもいない。近い言葉で表現をするのなら完全な密室。犯罪をしようにも私一人が何故か置いてきぼり。私は捨て子か? 養子か? それとも用紙か? ……いやいや、てゆーか捨て子は家の外にいるのがセオリーだろうし、ここは私の家だし。うん。捨て子でないのは、今のこの時点で認識した。後はあれだ。単純に私のぐうたら生活に痺れを切らした両親の結論なのだろう。
 ついでに猫のポチとワニのタマも居ない。原因は何だ? 失踪か? え、脱走? 脱走だ、そうです。……いやいや、待て。待てよ? なんか違う。違わなくて、ありえそうだけど多分、考えている何処かが違う。根は間違ってなさそうだけど根本的に何処からか脱線してる気がする。

 起きたのが朝なのかお昼なのか正直わからないが、女の勘で朝ということにしておこう。頭ではノンストップで意識がフル回転するのに一部の意識だけが鈍って、千鳥歩きに近いふらつきよう。起き抜けの時に目が開いてる状態で特に意識はしてないけど、ちゃんと行くべき場所に連れてってくれる両足を見ていると時々感心する。
 居間に今いる私。これをいうと、庭にニワトリが二羽。みたいな感じに聞こえてくる。別に何をするわけでもない。ただ居間に敷いてある座布団の上に座っているだけ。私の直ぐ近くにはお盆の上に積み重なったミカンと冷め切ったお茶。そして冷め切った私。というより、脱力した私?
 これはいったいどういうことなのか。普通、熱々のお茶にミカンというのは分かるけど冷め切ったお茶にミカンって、そこんとこどうよ? いや、その前に。このお茶いつ淹れたんですか? 単に私の起床が遅いだけなのか、丸一日二日放置されたお茶なのか。そもそもこのミカンは痛んでるのか。コタツにミカンとはよく言ったもの。季節遅れのコタツが何故か出してある。嫌がらせなのか、終い忘れたのか、どっちなのかはっきりしてくれよ。親よ。
 全く見当が付かないまま、私は漫然と前に視線を伸ばす。当然の様にリモコンが手前においてある。テレビのリモコンかと思いきやクーラーのリモコンだったりして少しへ込む。もう一度、視線を少し上に視線を持っていくと今となっては当然の様にある電波があってこそ役に立つ四角い箱が佇んでいた。こんどこそテレビのリモコン、プリーズ!! とか意識していないようで意識しちゃいながら、正真正銘のテレビのリモコンの電源ボタンをポチっと押してみる。
 すると今度は朝から晩まで目の前に置かれた四角い箱の中でお偉いさん達が云々言っている。至って意味は分からない。いや、実際は分かりそうで何故そっちの方向に話し持ってちゃうのかなぁ……と少し腑に落ちないときもあれば今度これ食べてみるか的な思考が回っているに違いない。

 番組の前半から後半に場面を移す間に新作の飲料水が近日発売とか言っているCMが入る。ごくせんとかのドラマの間に入るCMは心なしか長い。
 お昼のドラマは通常の番組の間合いに入るCMの量に似ている感じだが、夕方くらいに放送されるドラマとか特別番組とか、おおよそ20分から30分の拡大スペシャルで夏の特別番組とか、必ずしも番組の間合いにCMが入る。
 だけど、CMの本数とかお昼あたりの番組と比較してみるとかなり長く拡大されているような気がする。30分近くは軽くいってるんじゃないかって思うくらい何故だか通常の番組の間合いに入る量と違って、今か今かと待つ時間というか、待ち時間というか、その焦らされる感覚が長く感じてくるような気がする。
 単に短気なだけなのかもしれないが、CMの数も程々にしてほしい。でなきゃ、チャンネル回すよ。視聴率とか言って大半の番組はいつだって数字の話。視聴率が高いから何だの低いから何だの。よくは分からないが私はただそれだけを見ている。特に意識してみてるとか好きなドラマがあったわけでもない。観れるものだから観ている。言うなれば暇つぶしだ。多分、お茶の間の皆さんの大半は今の私みたいな感じだと思う。

 今やアパートの一室だとかマンションの一室に一家に一台はあるテレビジョンという代物。テレビを上回るノートパソコンやコンピューター。この世はハイテクという名の色に染まっている。デジタル世代なのだ。革命なのだ。これからお世話になる人、もう既にお世話になっている人、今日ここからおさらばする人、世の中には様々な人間がいる。
 だから超巨大な蜘蛛の巣を張り巡らしたようなネットワークというものが存在している。「今日のテレビなんか面白いのやってないかな」とかついつい好奇心でテレビのチャンネルを押しまわすが時間帯によって面白さはプラスにもなるしマイナスにもなる。

 この日本という国には曲がりくねった言葉もあれば案外ゆるく適当な言葉もある。
 思い当たる節々がありそうでない個人的な脳裏が十人十色って言うかいっぱい無限大にある中で、一般人に出来ない事を意図もたやすく出来る人を超人とか何とか言うが元はおんなじ人類なワケだし。
 仮に今「○○名人」みたいな特集を取り上げているニュース番組があったとしよう。こういう番組の場合は違う局のニュースなのに必ずといっていいほど聞き覚えのある言葉が飛び交う。だから反射的に特定の単語が出てくると次の展開が読めてしまう人が出てくる。全てはシナリオ通り。
 でも、ぶっちゃけおんなじ人類が超人と呼ばれるなら私たちも超人になれるんじゃね? とか思ってたりする。だって世界チャンピオンも世界王者も結局はおんなじ生身の人間なワケだし。人類最強でしょ。
 超人の脳裏はここまで違うんだと最新の技術やテクノロジーを駆使したりしてテレビの中はお祭り状態で、右脳が左脳より少しデカイだのこっちがあっちより多く働いているだの何だの、科学的根拠なのかは知りませんが研究者を引き出して「はい、そうです」みたいな事を云々語らせてる。
 でも、ぶっちゃけ言ってる意味はよく解らん。

 猿が聞いても分かるような、0歳児の赤ちゃんのおつむに入るような、そんな番組はないのかね? とか何とか考えてたらあった。案外あるようでないっていうのが多いような感じの世界だが、探してみるとあるもんだ。
 どういうときのためなのか、大人でも楽しめるNHKがあるじゃないかっ。英会話とか、科学とか、挨拶とか、色々。たまに将棋の対局やってるけど、……まあ、とりあえず3チャンネルでも観ようか。
 別に大したあれも無いし他のチャンネルはお昼のドラマか他局のニュースくらいだから、とか思いつつも一通りチャンネルを1チャンネルから12チャンネルまでを回してみる。意外にお昼のバラエティ番組とかやってるときもあるけど、それ以外は内容が様々。自分の脳裏で理解できないこととか、途中から見飽きると直ぐにチャンネルを変えてしまう、それが人間なのです。
 たかが暇つぶしだからとか、たかが幼児向けの教育番組だから、なんて馬鹿にしちゃいけません。
 結構、3チャンネルにもいいところはあるんです。なんてったって内容が幼児向けに作られた優しい番組ですから。
 今の私は風邪をこじらせたわけでも高熱に魘されて赤信号って言うわけでもなく、ただ身体が思うように動かないから自宅で安静にしているだけ。安静といっても多少のことは動く。まず卓上に置かれたリモコンに手を伸ばて取ったリモコンのテレビ電源のスイッチを入れて後はお好きな番組をチョイスするだけ。大抵、お昼前は他局のニュースと3分クッキング三昧。

 何もしないでお昼を迎えた。だけど何もすることがない。
 これが風邪で寝込んでる時に見てみると結構楽しい。所詮は幼児向け番組ですよ。
 今年で39歳を上回る社会人である私は、もう直ぐ「40代にこんにちは」しなければ成らない大人ですけど、やっぱりあれだね。いつ見ても、ロンリーだろうが親子ともども楽しめる最近の幼児番組は観てて飽きない。
 でも、夕方の一番は笑点。あれは大好き。あれだけは譲れない。譲る気もない。
 時間帯というのはとても重要なもので時間を誤らなければお昼頃からの3チャンネルはもちろん、夕方から夜にかけての陽が沈んだ涼しい時間帯になると10チャンネルと12チャンネルで好きなアニメがやっている事が多い。
 それに比べてケーブルテレビはアニメ専門チャンネルから時代劇専門チャンネル、アニマルプラネットといった幅広いジャンルが観られる。だから朝の時間帯も観てない事はない。これまた観てて厭きないんだよなぁ。でもね、長時間もしくは24時間365日。

 今、地球は温暖化が進んでいます。その為にはゴミを減らさないといけませんって昔から言われていますよね?
 環境のために三つのRを知っておいたほうが得する。なーんて簡単にものごとを言っちゃってるけど、あまり3つのRっていうのは知られてないみたい。事実に近いのはリサイクルって言葉だけは結構の人が知ってるんじゃないかなって話だけ。
 さて、朝食だけを食したまま絶え間なくテレビだけを眺め続けていた私。
 気づけば昼食をとらないまま夕方になっていた。こうなればフリーターだろうが何だろうが関係なくなってくる。
 この時間帯が近づくと夏の特集とか実験ものの話題がある一定の期間だけ取り上げられる事が多い。もちろん実験から始まりスタジオ騒然となる。CMの後、全ての謎が明らかに!? なんて文字が出てきたり司会者が言ったりする。
 こうなったら、おなじみの様に科学者が出てきて科学者は当然の様に実験結果を語りだすのだ。そこまではお馬鹿な私でも分かる事だが、問題はこの後だ。
 決まった段取りで、当然の様にゲストとしてスタジオに呼ばれた科学者の代表みたいな人が来て、模型や絵図などを用いて説明しだす。化学薬品の名前とか機械の名前とか横文字ずらりと並べて話し出すが、果たしてこれらは一般人の私らに理解できるのか。これが難点だと思う。
 もう何もかもが解りません。だけど興味があるから番組を直視してます。他のチャンネルに変えようとしても、またエアコンのスイッチが入るだけです。証拠に視聴者側もレポーター側も、心の中の顔が苦笑いだ。あえて表には出さない。
 これが常識みたいなものなんだと薄々思いつつ私ら一般的な視聴者側は思っているに違いない。
 番組的にはカンペかざしてやっているのかどうかは知らないが、さすがはレポーター(女子アナ含む)。苦笑いに近い微笑を浮かべながら負けじと対抗しているのが視聴者側にも多分伝わっているはず。
 何事も前向きにやっていかなければ長寿番組とか連続小説ドラマとかテレビでの出演なんて長続きしません。こんな事をいうとリアルな社会の皆様から苦情が来るかもしれませんけど、私にだってマトモな事はいえます。

 日常でテレビとか何気なく眺めていると何気なく呟くことがある。「最近この人って出てないよね」この台詞に聞き覚えのある人とかいるんじゃないでしょうか?
 まあまあ、何度か自分自身でも似たような台詞を言ったりしてる人はいるかもしれない。世界は広いんだから、いないことはないだろう。ひとりや二人、多かれ少なかれ、十人にひとりは煎餅(せんべい)とかバリバリ食べながらテレビに向かってツッコミを入れたりテレビが会話のフレンドリー的な扱いをしていたり物凄く自然な流れでしゃべってる人は必ずいると私は思う。
 多分、大半の原因は友達が少ないからか、日頃のの不満をテレビにぶつけているのか、ただ単に酔っ払っているだけか。よくカトちゃんとか出てる長寿だかなんだかのバラエティで、酔っ払ったオヤジが電信柱に話しかけてるっていうのがあったような気がするけど……実際はどうなんだろ?

 でもさ……こういう時の落とし穴でぶっちゃけ、いま観ていないチャンネル以外の違うチャンネルで出ている可能性が高いからじゃないの? もう、ね。はい。ここまで言っちゃったら後悔の連続、落とし穴、気持ちは奈落の底に急降下なんてさ、凄く儚すぎる気がする。
 ていうか、私の人生って儚いもんなんだね。グダグダで、凄くグダグダ。今の私の脳裏のほうが何処かのニュース番組で取り上げられそうな原稿用紙数枚程は軽く処理してるような、そうでもないような感じの事を脳裏でめちゃくちゃ講義してるのに、実際はまだ一歩の外に出てない。それどころか朝から晩まで厭きずにテレビをずぅと観続けて、逆にこんな私の生活を朝から晩までエンドレスに見せつけられてるほうが厭きてくるような寂しい一日なんですよ。
 こうして今日も丸一日、超個人的な意見で埋め尽くされた私の脳裏はこれからも永遠にノンストップで続くだろう。地球が滅亡するのが先なのか遠い未来でこんにちはするまで多分ずっと。途切れることのない思考と個人的な意見は未だに健在していて、脳裏だけが健康的になったらどうしよう。いや、当分そんなことはないだろうと思うが……。

*二日目「裏番組」

 まずテレビの電源を入れます。
 次に、チャンネルを変えます。そのままの方は、そのままで結構です。

「ぶっちゃける日常」*裏番組がある。それが真実なのか、嘘なのか。信じるのはあなた次第。

『お昼休みはウキウキウォッチング、あちこちそっちこっちいいとも!』で始まるお昼時の番組。
 黒いサングラスがチャームポイントのタモリさん司会の番組。「笑って、いいとも!」のお時間がやってまいりました。え? 放送コードに引っかかる? まさかこのままぶっちゃける? いやいや、まさか。私はそこまで興味はない。じゃあ、なんだ? と、聞かれましたら私は答えます。「いいとも!」の裏番組が実在したんだという新事実を。
 裏の番組なんて探してみてホイホイ出てくるわけでもないが、私は知ってしまった。
 テレビでは決して放送してはならない、禁断の裏番組があることを。何故だか私の家には裏番組表というのがある。
 これは通常の番組表と殆ど違いないが内容がとにかくグロい。その上、ノンストップでモザイクなんて一切かかってないし、「ピー」みたいな伏字も全くない状態。血みどろはあるし、100%赤い血に染まってるし、200%以上はお昼の恋愛ドラマよりも遥かに激しいし、見た目ロリロリな可愛いキャラクターまでもが当然の様に下ネタ発言のオンパレードだし、放送禁止用語の宝庫だし。

 なんつーか、解放的な感じ? 通常の深夜番組より遥かに危険度が増しています。なのに、そんな裏番組を出来心で観ている住人が一人――そう、私。安藤あずき、39歳はもう時期42歳を迎える。それでも私は永遠のロンリー・ガール。

『夜更けの快楽ウォッチング、あちこちそっちこっちイイとも!』で始まる裏社会の番組。
 ピンクのダテメガネがチャームポイントのダモリさん司会の裏番組。「縛って、どうよ?」のお時間がやってまいりました。進行は殆ど表番組のパクリで「表ではお昼らしいでねー?」と裏司会のダモリさんが言えば「そーですねーっ」と裏社会の住人達。
 陽の当たる表ではタモリさん司会のバラエティ番組として面白みがある会話が本日のゲストさんやレギュラーメンバーで盛り上がる。これはこれで、とても楽しい番組だと思う。
 逆に陽の当たらない裏社会向け番組では裏番組のダモリさん司会で、内容は表番組の逆。番組の最中によく他人が消されるときもあれば客席が乱闘騒ぎになったりだとか、血みどろで返り血がカメラさんに飛び掛るなど、裏ならではのアクシデントが後を絶たない。
 そんなダモリさんの横には意外な人物がいた。裏表関係なく捲り上手な「みのもんた」までもが裏社会のエリート司会者らしい。こうでもしなければ裏社会向けの番組の視聴率がガタ落ちするらしいから、数字が欲しいのは裏も表も一緒なんだと私は思う。
 そりゃそうだ。この世の番組の司会者も芸人も生き残るために必死に努力して、小説を出版したりして、いろんなところで必死に生きているんだ。だから何が起きようと平然と番組を続行する裏司会者が存在する。命かけて頑張る表の芸人よりも命の次に大事な数字を掻き集めようとしているダモリさんの在席が長続きしないということを意識しているような真面目な顔で司会者のエリートにまで上り詰めたんだから。

 ……というか、物凄く今更だけど。何故、裏番組表なんていうものが私の家にあるのか。本当は私自身も凄く知りたい。
 真実を知らないまま、物心付いて小学6年生に上がるころには当然の様に朝刊のチラシに紛れて裏番組表というものが我が家の朝刊に実在した。生まれてから今に至るまでの39年間に渡る我が家の七不思議のひとつ。元々はそういう朝刊もあるという、いわば都市伝説だったわけですよ。
 それが今じゃ、私の目の前に当然の様に置いてある。都市伝説と謳われた存在も、目の前にこうして形として実在しているなんて……ちょっとポロリと来るじゃないか。現時点で、ここに実在しているものが伝説になってたなんて聞いてビックリ、内心あんぐりだ。
 伝説でもなんでもなくなってきちゃった悲しい現実。この悲しみは、原作が凄く人気でテレビアニメ化!! って言う時にイメージしていた声と全く違う感じの声を憧れのキャラまたは凄く大好きなキャラのボイスになっていた時のへこみ、アニメが実写版になる!! という時にリアルな現実を見てしまった時に受けたショック以来のものだ。

*三日目「終わりと思われたけど、最終的に粘ってみる」

 よく二時間スペシャルとか、27時間テレビなんていうのが時たまある。
 まあ、一時の一致団結みたいで結果的には悪くはない。

「ぶっちゃける日常」*27時間テレビの間に入るCMって……。

 うちの母、妙子は56過ぎに成っても未だに純粋というか子供向け国民的アニメの時間帯が迫ると、きっちり録画の予約を入れるという習性がある。これは私にとっても変わりない習性というより習慣が根付いている。
 この間、27時間テレビなんていうのが文字通り27時間ずっとノンストップで進行していた。時を駆ける少女なんていうものが映画化されたこともあったが、この27時間は笑の神と書いて「時を駆ける笑神(しょうしん)」とでもいうのか一本の超大作が生まれること間違いなし。
 てゆーか、この際やってくれ。上映でも全米でも何でもやってくれ。そうしたら多分、プロジェクトエックスだかなんだかペケだか知らないが黒字急上昇だ。だけど観る気はまったくない。なのに何故だか、私は27時間テレビ放映開始時間から最終時間まで一睡もせずに見続けている。どんなけ暇人なんだよ。カップ麺、3分過ぎて、ノビノビだ。何気に俳句が出来ちゃったじゃないか。レトルトでもないのに。
 ともかく、笑神と評されているような「さんまさん」が27時間ノンストップでバラエティ番組からクイズ番組まで幅広いジャンルの間を駆けて渡り歩いていたわけです。二次元から三次元へ。最終的には国民的アニメに共演していた事実に驚いた。やっぱり特徴は出っ歯なのか。だけどあまりにも似てなかった。雰囲気だけはそこそこ合格だけど、もうちょっと頑張ろうよ。

 番組の前半後半、つなぎの部分には必ずと言っていいほどCMが怒涛の勢いで流れ込む。いやあ、これね。何処までCM話を延ばすかって、正直これを切り離すことは出来ないのよ。番組とつなぎの何かがあってこそのテレビでしょ? だから無理な話なんだよね。本当のところ。
 つなぎは重要。これテストに出るから覚えておくよーに! つーか、なんのテストだよ。あったとしても暇人促進委員会なんて組織が密かに開催している裏社会というか二次元社会みたいなオタクの聖地、秋葉原の一角にでも佇んでそう。
 特に役に立つことは無いけど、テストってそういうものなんじゃないの? 小学校、中学校、高校、大学の中で必ずといっていいほどテストといわれる期末やら何やらがある。それは生徒側にとって非常に都合の悪い事で、逆に教師側にとっては優位な事だと思う。てゆーか、か弱い私たちに何か恨みでもあるんですか? ささやかな仕返しなのか? それともなにか。新手の嫌がらせか。私らに対しての、日頃の恨みやら何やらがあるのか? そりゃさ、校則破りかけたり色々問題は起こしたりしてますよ。でもね、だからって簡単には出来ないような感じのテスト用紙を出さないでくれ。どこかに細工でもしてテストで仕返ししたいのか? そしたら私、完全にグレますよ。グレて学校退学しますよって、私もうテスト自体ないやん。まあ、それっぽいことはあるけど。

 とか何とか思い込んでたら、番組よりCMのほうがメインっていう真実というか一般常識みたいなことになってた。それってつまり、あれか? ラムネ菓子付きの玩具みたいな感じなのか? この玩具だけが欲しいのにラムネ菓子は余分だとか思う人とラムネ菓子だけを食する人が意識的に別れるって感じ?
 どーでもいいけど、ラムネ菓子を食したいとの気持ちが分からない。なんつーか、食べた感触が苦手なんだよねえ。不味くは無いんだけど、なんかね。感触が慣れない。たまに口直しでラムネ菓子食べるときがあるけど、あれって私の母親だけか? そうか? そうなのか?
 あれ、話が違う? ………。何の話だったっけ? あ、そうそう。あれだ。あれ。番組とつなぎがどうのこうのって話。……あんまり重要でもなんでもなかったから、忘れてた。んまあ、そりゃどうでもよくって……本題はさあ、もっと現実的って言うか自己満足的なさあ。極一部の一部による一部の人間のための疑問ってヤツですよ。
 人生楽しんで行こうよってね。駄目人間が最終的に辿り着きそうな違う思考がフル回転。テレビって観てて厭きないし、パソコンはいろんな情報の宝庫だし、でも時々テレビの電源が切れて真っ暗だし。いや、あれは単に私がエアコンのリモコンと炊飯器とパソコンつけっ放しにしてて、停電になっただけか。まあ、いい。
 あのさ、今更思ったんだけど。この27時間の間に流れる番組のつなぎに入るCMも27時間テレビに含まれるのかどうなのかなぁって時々疑問に思う。
 確かにノンストップで、一生に絶え間なく生きていれば多分24時間365日分地球がグルグル回ってる中で27時間の間に入る番組もCMも何本か手に取るように変わりないと思うけど……。27時間用にスペシャルや拡大された番組の数本の間に入れるCMは果たして27時間テレビのうちに入るのかどうか。そりゃ入るな。だって、これも流れいく時間の一部だから。
 んじゃ、綺麗に拡大されたCM本数分きっちりカウントされているかどうか。ちょっと意識してみたことない?
 なんつーか、普通に観るよりはこんな感じに常に疑問を持って生きていく観方とか、人生の一環として面白いんじゃない? っていう、超個人的なお節介の様な暇人の考え込みの暇人的意見。だから未だに疑問である。一部の悩みを聞いてくれる人はいるのか?
 そんな初歩的な考えは結構、昔に捨てた気がする。単に忘れただけかもしれない。一部の謎は全国の謎である。この世は謎だらけの穴埋め問題が多すぎる。だから楽しいのかもしれない。単なる人生満喫論なんて履歴という文字でしか確認できない。主観の感じ方は主観の見方でしかないし、他者から見た主観の見方なんて全然、殆ど矛盾してる。

 別に大したあれじゃないけど、全国の茶の間の皆さん。そう思いません? 同意するも、しないのも思うのは個人の勝手で、個人的な主観の自由だし。
 他者の言動は第三者の主観に左右されやすいときもあるし、そうでないときもある。まあ、ぶっちゃけ人それぞれとか多種多彩みたいな言動と行動なんじゃない? 要は普通に生きてても、何の特にもならない。んじゃ、何か自分が得するようにテレビでも観るかっ。て、結局は理由(わけ)の分からない方向で、出そうとしていた結論も出ないで終わる。そういうもんなんです。
 例えば、本当に例えばの話。実際は良く分からないけれど、ほんの少しだけ。ぽっかりとちっこい穴が、一面真っ白な世界に一つだけ黒い穴が開いたとしよう。開いたというか咲いたのかもしれない。だから黒薔薇が咲くみたいにね。なんか良い感じ。

 結局のところ、その穴はどうして開いたのか分からない。ただ開いただけなのか、何かの閃きで開いたのものなのか。今更の様に自分がこんな変なことを脳裏でダラダラやっているほうが時間の無駄っぽい。
 でも、まあ。暇潰しにはなるでしょ。なんの目的も持たないで歩く散歩みたいな、考えが決まったところでどうしようもない。どっちなのか。なんて実際のところどうでも良い。あんまり判らない。ならそれでいい。目的自体が意味不明だから、何でこんなことを考えているのかすら理由なんてない。はっきりしない。ビニール袋の透明と不透明でいえば断然といっていいほど不透明のほう。
 先の見える人生なんてつまらない。見えなきゃ不安になる? そりゃ、そうかもしんない。私だって、こんな40代になろうっていうときに目先が真っ暗だ。絶望とかじゃないけど、何か目先が真っ暗だ。もう、不透明がどうのこうの言ってる場合じゃないよね。
 今あるところからその先の人生が丸見えっていう感じに透明すぎたら、人生がなんだかつまらなく感じない? 私はさ、何をするにも目先真っ暗のほうが好き。聞いちゃいないって勝手に私が脳裏で思ってることだから、何かしらどこかで聞いてるって事なんだよ。
 色々とハイテクなロボットとかコンピューターじゃないけど、私の脳裏がヒューズしないでフル回転している最中に目先が本当に真っ暗だ。いや、この先の人生がやっていけない駄目人間とかそういう意味じゃなくて。もしかしたら、またいつもみたく電気を飛ばしすぎたのか? いやいや、今日はまだテレビとエアコンのスイッチしかつけてないよ。だとしたら、あれか? ブレーカーの危機か? まあ、どっちにしろ何とか成るだろうと考えていたら、これって――……あ、停電。
 私の知らない間に停電になってたという現実。そういえばテレビの音も聞こえないし、やけに暑苦しい。そうか。そういうことか。だからか。私が現実逃避をするように長々と脳裏で物事を語っていたら、どうやら現実に目を向けることを忘れていたようだ。
 このまま永遠に途切れのないテロップを立て流しに続けてたら、放送事故と間違えられるんじゃないかってくらい物静かだよ。ていうか、ぶっちゃけ実際のところ登場人物的な独占みたいな感じなのって私しか居ないじゃん。最後の最後みたいなところまで来て。ああ、寂しいねえ。それに比べて他のお家は賑やかなんだろうよ。あー、あー。そー考えたら、余計に寂しいよねー。

 ロンリー・ガール。せめてクリスマス・イヴは二人きりでー……なんてね。心のソコから願っても、出来るできないは自分次第だし。自分で言うのもアレだけど、私もそこそこ小柄で可愛いほうなんだよ? なのに何故かロンリーなんだよ? 不思議だね。
 24時間365日、地球が死ぬまで永遠に。私はこのまま一生を終えるのか。そんなことしたら超本気で寂しいんですけど。ウサギはね、寂しいと死んじゃうの。知ってた?
 凄く切ない独身一直線なんて絶え間なく生きてても無意味なだけなのかも。手短な確かなものなんて掴めやしない。永遠、永久、それ以上のことがあって堪るか。ああ、でも笑って堪えてれば堪るさ。ライバルが今後、出てくる予定はナッシング。
 いつかはくると信じてる平和なんて、そんなの生きてるうちに見られるかも分からない。争いごとが大きくなることが当たり前な世の中があったりなかったり……まあ、なんでもいいけど。ここで戦争が云々言っても、世界が動くわけでも国家が動くわけでもない。私の一言で動くなら、私は世界の何なのさ? 大統領よりも偉い地位に昇進できるのか? そんなんあるかは知らないけど。つーか、私はどんなけ暇人なんだよ。
 現実見たら、三日の深夜だ。わおっ。

【終】
2008-07-31 17:17:37公開 / 作者:賞味期限二日過ぎ
■この作品の著作権は賞味期限二日過ぎさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
「ぶっちゃける日常」2008年7月22日、二話目でとりあえず幕を閉じたわけなのですが……最後の無理やりな精神なのか、それとも単なる意地なのか。
『「ぶっちゃける日常」〜何もしないで、三日が経ちました〜』と題名を変えて再びこの地に舞い降りました(笑)
閉めるに締まらないビンの蓋みたいな閉め方は果たしてありなのか。こんなダラダラとした延長の仕方って……。
一度は閉めたものをまたこじ開けて、また閉まっているようで、また開くみたいな……(どんなだよ/苦笑)

 2008.7.31 賞味期限二日過ぎ

 でも、なんか‥
 最後らへん(?)にツッコミとか入れといて貰えたら喜びます(笑)
この作品に対する感想 - 昇順
 こんにちは。はじめまして。
 小説だと思いますよ。こういう小説もありますよね。意識の流れをそのままだらだら(に見えるように)書くという手法は20世紀にはけっこう盛んでしたよね。ただ失礼ながら、突っ込みがもうちょと深くなければ面白くないような気がします。こういうのって、ほんとうは、普通の小説を散々書いて、書くことに精通して、飽き飽きしてから書くべきものなのではないでしょうか?
 
2008-07-12 13:06:22【☆☆☆☆☆】中村ケイタロウ
こんにちは!読ませて頂きました♪
私もよくTVに突っ込み入れたりしてますね。「最近、見ないね」って、よくいいますしw全体的には読みやすい文章でした。ただ何箇所か誤字がありました。1ッ箇所だけ書くと「滅亡するのが咲きなのか」となってます。
では次回作、期待しています♪
2008-07-12 16:13:07【☆☆☆☆☆】羽堕
中村ケイタロウさま>初めまして。そうですねぇ…、少し手順を間違えちゃったのかもしれません;ありがとうございます。
羽堕さま>初めまして。ぁちゃ;やはりやってしまいましたか、誤爆(汗)ぇと、今後進めていく最中に、少しずつ改善していきたいと思います。
2008-07-12 17:09:01【☆☆☆☆☆】賞味期限二日過ぎ
作品を読ませていただきました。手法としては面白いのだけど、欲をいえば主人公の突っ込みをもっときつくしてくれた方が毒が効いてきてよかったかな。裏番組というのがまさに言葉通りなアイデアは面白かったです。では、次回作品を期待しています。
2008-07-21 21:59:02【☆☆☆☆☆】甘木
甘木さま>ありがとうございます。そうですね…、主人公。刺のあるツッコミ(?)みたいな感じに今後仕上げていきたいと思います。ありがとうございました。
2008-07-22 10:51:41【☆☆☆☆☆】賞味期限二日過ぎ
 こんにちは。
 第二話で、ぐっと面白くなったと思います。裏番組、というアイディアが光ってました。それにしても「ダモリ」って、なんか不吉な響きのある名前ですね。

 あと、どうでもいいことですが、「お昼休みはウキウキウォッチ」じゃなくて「お昼休みはウキウキウォッチン(watching)」だと思います。
 失礼しました。
2008-07-22 18:56:49【☆☆☆☆☆】中村ケイタロウ
中村ケイタロウさま>二度目の訪問ありがとうございます。ちょっとねぇ……そこは迷ったところなんですよ(何処をだ/苦笑)『ウォッチ』なのか『ウォッチング』なのか(-.-; まぁ、こちらのヒヤリングミスですので;;些細な点でも指摘していただけたことに感謝です。ヒヤリング……衰えてきたのか、自分(汗)
余談ですが、なんとなく「た」より「だ」の方が響きがそれっぽいかなぁって思って、ちょっとお気に入りです。ダモリ(笑)
ではでは、最後までお付き合いくださりありがとうございました(^^)
2008-07-22 20:11:47【☆☆☆☆☆】賞味期限二日過ぎ
こんにちは!続き読ませて頂きました♪
そういった意味での裏番組って怖いですねー。ちょっと教育TVのを見てみたいですけど、あれって普通でもエグイ時ありましたね、そう言えば。27時間TVに限らずCMの分は別にして欲しいとか思う時は多々あります。好きな番組であればあるほど、でも暇なときはツマラナイ番組みるよりCMのが良かったりもしますけどね。色々と思わせてくれる文章でよかったです。
では次回作も期待しています♪
2008-07-30 20:03:54【☆☆☆☆☆】羽堕
羽堕さま>二度目の訪問ありがとうございます。実際(というか、聞いた話と空想の中では)私の中の「裏番組」みたいなイメージ全開(なのか?)で、突っ走ってみました(苦笑)
教育番組も、そうですねぇ……。時たまありますね、ワンクッションひかれたような(なのかな?;)
色々とお褒めの言葉ありがとうございます(^^)あと同意(?)の声も聞けて嬉しかったです。ありがとうございました。
2008-07-30 20:39:35【☆☆☆☆☆】賞味期限二日過ぎ
日記のようで、新鮮な感じでした。
主人公の視点で、在るがまま、いい感じに脱力してましたね。
ただ、何を伝えたかったのかが、わかりませんでした。
物語ではないのですから、何かしら伝えたいことがあったのだと思います。が、ただ、在ったことだけを書いている、という印象を受けました。
先ずは、自分の感性というか、心理的ないろいろなもの(表現がよくわからず、曖昧ですみません^^;)を豊かに、磨いてから、こういったジャンルの物を書くといいと思います。私もまだ修行中の身ですね。
今後も活躍を。では!
2008-07-30 22:16:36【☆☆☆☆☆】壽
 こんにちは。
 「国民的アニメ」にはぼくもびっくりさせられましたね。台本どおりなのか、「彼」が普段使うのとまったく違う、わざとらしい擬似関西弁でしゃべっていたのも笑えました。
 今回の感想ですが、失礼ながら、やはり突込みが足りない気がしますし、なにが言いたいのかよく分かりませんでした。
 ところで、テレビは「番組とつなぎ」で成り立っているわけではありませんよね。それはNHKだけです。広告収入で成り立っている民放の場合、極端に言えばCMの方がメインなのであって、番組というのはあくまで視聴者にCMを見せるための餌に過ぎないわけです。そのあたりのことをもうちょっと掘り下げてみても面白かったのではないでしょうか。

 あとひとつ、どうでもいいことですが、575は俳句です。短歌は57577ですよね。
2008-07-31 00:54:43【☆☆☆☆☆】中村ケイタロウ
壽さま>初めまして。ここまで読んでくださりありがとうございます。……ぁわわ(汗)やっぱり自分も日本人の癖に上手く使いこなせてないという点が多い……というより、勘違い勃発ですね(苦笑)まだまだ未熟な点、不足な点が多すぎる中、やはり簡単に終わることは出来ませんよね。ではでは、言いたいことをはっきりとさせて、物事を出来る限り整理しつつ……。こまごまやっていきたいと思います。ありがとうございました。

中村ケイタロウさま>はぅわーっ;;; やはりやってしまいましたか。自分。……そりゃ、そうですよね。勘違い進行形でそのまま突っ走り、挙句の果てには何が言いたいのかまるで分からず仕舞い(汗)ツッコミも案外難しいです(ぇ)
そして分かりもしない(ただド忘れしただけか)単語を無理やり引き出すものじゃないですよね(何か違う)短歌と俳句……歳なのか、自分。変な方向に爆走してるぞ(汗)
えっと……長々とお付き合いくださりありがとうございます。今後も多分、何かが増えたり減ったり、また新たな文章(?)が追加されてたりするかもしれませんが、軽い気持ちで覗いていただけたら、いいかなぁなんて思ちゃったりなんだりで(苦笑)
ここまでお付き合いくださり本当にありがとうございます。
とりあえず、この作品にひと段落つけてから次回作に向かおうかなぁ……なんてね。
2008-07-31 13:01:11【☆☆☆☆☆】賞味期限二日過ぎ
計:0点
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