『これが私の唯一理解できないデータ。』作者:瀰襌 / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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 誰が、何故、何の為に、いつ、何処で……私をその体内と血で創り出したのだろうか。

 そもそも、何の為に創り出したのか。

 人は神に創られ、人は人を創る。当たり前な出来事でさえ、創られていた。


 まだ天に神がいたとされる古きよき時代を受け継ぐ日本。ゆえに上下関係が激しく根付いている。
早々によき時代を築き上げようと政治家は言う。それもまた口だけの綺麗事。
何故、何の為に人は人を愛し作り出される体内で形を作り上げて、今は形として外に生れ落ちたのか。
私は何の為にこの世に生まれたのか。
ねえ、なんで? 何で私は生まれたの?
生まれてくる必要が何処にあったのだろう。

ピンポーン。
「すみませーん。ここに置いておきますねー」

 当たり前に来る朝という陽に照らされて、暗くなった瞼の隙間から少しずつ光を吸い込んで当たり前のように目から涙が少し零れた。
別にやりたくてやっているわけでもないのに、自然と大きな口が開いて深く息を吸い込んだら吐き出す。
そして知らない家の知らない天井を今日もまた見上げて、ただそこにあったベッドから起き上がり知らない家のインターホンの音に起こされる上にこんな言葉をかけられる。

「失礼しましたー」
バタン、……パタパタ

 私はインプットされた情報のみ実行に移すロボット。だからまず最初は見慣れない洗面所の中まで歩く。
 歩いた次に何をするか指令どおりに私は洗面台の前で蛇口をひねったら一度に出てくる水。それを暫く眺めて脳内にインプットされた総てのリストの中から流れる水の間に手を入れる事と、そこから適量に掬い上げて両手の平で小さな器を用意する事を引き出す。
それが脳から体全身を伝って、張り巡らされたからだの中の連絡網が総てを正確に伝える事を数秒で終わらす事が出来る高度な技術で造り出された機械(ロボット)。
両手の平で掬い上げた水を顔に被せたら濡れた顔の傍に掛かってるタオルを引き出して、それで顔を拭き上げる。
拭き上げたら、次に何をしよう。そうだ、ここから出よう。
私は洗面所を出て、玄関というところに移動する。

「……おはようございます」
 知らない家の玄関前にはリビングが広がる。そに待っていたのは少しふけて無駄に寄せたばかりの皺が浮き出てる上に酔い潰れている知らない家の小母さんがリビングの椅子に腰掛けて体を卓上に突っ伏していた。
皺と皺をあわせて幸せなんていうけど、どうやらこの人が持ってる皺をいくら合わせても幸せは今年も来なさそうだ。
何故、この人が私の親という人なのか。

 何の理由で私は無駄にアフロ毛がモサモサしてて手入れなんて週一回か二回やるかやらないか位に放置して、何故と問えば金が勿体無いから節約の第一歩だというくせに自分は友達と旅行だのお泊りだので、それにお金をつぎ込んでいる小母さんのところに居るのか。
全く持って謎である。
やる事なす事、それこそ無駄だと思う。この人は変な所でケチる面倒臭がりで、しかも口煩い大阪のオバちゃん。
なのに私は何故、この家に居るのだろうか。居る必要が在るのか?
普段はろくに帰ってこないくせに、たまに帰ってきたかと思えば酔い潰れて帰ってくる。

「……酒ェー……女ァー…」
 今日が丁度、その酔い潰れて帰ってきた日。酔い潰れた小母さんの姿を眺めていると厭きれてものもいえない。何故、この人が私の親という人なのか……。
本当に理解できない。
しかも、女って……お前は異性か?
私のデータの中には一切、語られていない人材。
それは未だかつて謎に包まれている詳細不明な情報なのだ。


 【 これが私の唯一理解出来ないデータ。 】

「つまみはねぇかあー……」
「ありません」

私には親という存在が居ない。
だけど実際は居るそうだ。心の中に。
事実、目の前で昨夜から呑んだ暮れで倒れている親という存在が居る。
実際にはその残像がリビングの椅子に残って目に映るだけ。
けれど、それは私の脳内には無い。
簡単に脳内をリセット。
デリート(消した)からには私の中に親という実体が居ないのだ。
養子に似せたサイボーグ?
もしかしたら、そうなのかもしれない。

「つまみと酒エー……ぐらまあなネエちゃん呼んで来ーい……」
「無理です。ていうか半径二メートル以内に近寄るな、酒臭い」
 私は呆れながらも目先の人物を視界に入れて、このようにコミュニケーションを何の疑いなく取ってしまう。意識せずとも視界の中に小母という存在が、すんなりと私の中に入ってしまうなんて性質の悪いウィルスに過ぎない。
「……世界はめつー……さーん、にーい……いーち…!」
「……!」
 ウィルスはやがてコンピュータの中に侵入してくる。隙あらばデータやメモリーの隙間に深く浸透して行き悪事を拡大させる。
そして今まさに新型のウィルスが私に向かって、押し倒すという攻撃を仕掛けてきた。
一瞬にして天と地が逆転し見知らぬ家の天井を見上げる事になる。
「どっかーん」
「……っ」
 とは言うものの、小母が酔いつぶれた勢いで私を押し倒し私の上に四つん這いになって跨ぎだしただけの事。
こんな事は日常茶飯事で、今となっては驚く事さえなくなった。
これが小母だったからまだしも異性ならば今頃、私の必殺技で亡き者にしていただろう。

 酔いが深くなってきたのか小母は徐に自分の上着を脱ぎだした。そして上半身真っ裸で覆い被さるように身を伏せ始めて私の顔がある丁度真横に顔を近寄らせて仕舞いには頬刷りまでし始める酒臭い体臭と悪臭の強い息を持ち合わせた小母さん。
「………」
「おつまみ、はっけーん」
「……酒臭い」
 酔いに酔いが重なって気分も乗ってきたのだろう。小母は子供のように満面の笑みで無邪気に微笑みかけながら嬉しそうに言う。
無論、今の小母に何を言っても無駄だ。それどころか後数秒足らずで私は人生の半分をデリーとさせられるという運命が待っている。その証拠に私を見る小母の眼はまるでケダモノ同然で万年発情期という言葉の通りいつでもヤれるという真っ直ぐな眼をしていた。
しかも今の彼女の脳内からは最初に言っていたお菓子のおつまみが、いつの間にか生きた生身のおつまみになってしまったらしい。つまり襲われる方の相手そのものをさす。
「……ねえ、……全部、食べちゃ駄目? ねえ…」
「………」
 知らない家の小母さんは酔いが深くなると変態になる。そんな変態を毎日のように相手しているのも、この私である。変態と化した小母さんは服の上から身体のラインをなぞる様に指で線を描き始めた。
「上のお口はー…厭きちゃったからあー……」
「死ね、糞ったれエーッ!」
視線を下半身に向け始めたところを見て必殺・鯉の坂登。という名の膝蹴り。
 世の中には性質の悪い酔っ払いが夜の通勤ラッシュや暗い夜道に絡んでくるという。だからいつでも瞬時に対応出来る様に私の中に備えられている。というより生まれつき得意とする空手で黒帯を所持しており、なおかつ全国大会に出場している私の身体に媚びれついている生きていくための術なのだ。
下半身に近づき始めた小母さんの顔面を勢いよく膝で蹴り上げた。
一発では済まず、二発、三発……。

こんな事が当たり前のように続いている。
いつしか本当に犯される日もそう遠くはない。

 *

 知らない家の小母さんが私の上に跨り始めるなど今に始まった事ではない。酔いが醒めるまでの辛抱だ、自分に毎朝同じ事を言い聞かしている。でも、そうやって言い聞かしている自分に腹を立てた。
惨めに思えてきたから、そんな自分が嫌だったから。
なんとか必殺技で気絶させたばかりの小母さんをリビングの椅子に再び座らせて、私は一息つく。

目眩もするほどの長く苦しい戦いだった。
結局、百十一発は軽く腹に食らわせた。

慣れてしまうという行為はなんて恐ろしいんだろう。
ニンゲンは恐ろしい生き物だ。


そして夕飯時。
未だにリビングで酔いつぶれて寝ている小母さんを横目に、私は夕飯の支度をしていた。
何故、やらなければならないのか。
疑問を持つ事さえ、無くなってしまった。
疑問を持たなくなった事に疑問を持ち、本来の疑問とはかけ離れていく。

そんな矛盾に苦しむ心が一つ。
いや、ロボットに心は無い。
だって普通に考えて、身体の中は鉄の部品だらけだもの。
部品だらけの身体は勝手に動く。
考える事もあまりなくて、ただぼんやりとしていた。
考えることさえ無駄な気がしてきたから、このときだけは考えない。

「……っ。……」
 突然、灰色と銀色が混じった身体の中に赤いものが混じった。

 錆付いた右腕から零れ落ちる紅い液状のものがゆっくりと下に向かって垂れ落ちているのが眼に映る。
つまり、それは脈の辺りを斬った傷口から鉄分を含む血液が出血しているのだ。
 これはロボットには本来有るまじき物とされており、古くから血液をもつとされる生身の人間の中に含まれる遺伝子というものが組み込まれているものだそうだ。だけど私はいつそんな愚かな人間の肉体など望んだのか。
望んでいないのに、この液体は私の腕の中から確かに滲み出てくる。

ロボットは高度な技術で授かった身を嫌がった。
代わりに人間と同じように生きてみたいと願った。
だけど、その願いは誰も適えてくれなくて……。
悔しいけど、今日も親という存在にあれしなさい、これしなさいの命令が随時行われた。

家政婦の様なロボット。
お手伝いをするロボット。

私はそれだけのことでしかない。
未だに止まる事を知らずに赤い線を描いて落ちていく血筋を眺めながら私は思った。

そうだ、楽になろう。
ニンゲンというものは鉄分を減らす事により力が入らなくなり駄目になるという。

楽になれるかもしれない。
人間に近いようでロボットの様なニンゲンの辞書に不可能という文字は無い。
こんな生活もう嫌だ。
こんな自由の無い生活なんてダイキライだ。
死んでしまえ。

 *

 どうせ生きてる意味が無いのなら死んだほうがマシだし、私が機械ならネジが外れて狂い果てて壊れたほうがマシだ。
そう思って、見知らぬ家の戸棚からカッターを持ち出して試しに腕を切ってみた。
勿論、高度な技術で作られた身体は外見も人間と肉体の質感も歩く事さえ同じに出来ているから苦しむ感情や怒る感情、泣く感情に死んでみたい感情の総てを持っている。
死んだら、この先どうしよう。
先のことのデータはまだ不足だ。
よく言われる「天国、地獄、大地獄」、この三つが本当にあるのなら確かめてみたい。
そうしたら今まで分からなかったデータも手に入るのかもしれない。
私は高度の技術が施されたロボット。
1989年2月1日に人という人口の機械の中で生まれたのだけれど他人は私の事を「アイちゃん」と呼ぶ。
ウルシバラアイ。
そう名づけられたのが、この私。
本当の名前から定かではない。名づけたのが本当の産みの親なのかも知らない。
ただ、ウルシバラアイは私の本名という名に存在した。
小母ちゃんが言うには「漆原愛」と漢字では書くらしい。……試しに今度、書いてみるか。

 でも、本当の親が居るのかさえ私のデータには無い。あるのは大阪の腐れ小母ちゃんが傍に年中無休、目覚めてから一生、永久といえるくらい長く私の傍にいる。
本当の親でもないのに何故、この人は私の傍にいるのだろう。
それが分かれば今頃こんな感覚で物事を見たりしないはずなのに分からないから私の頭の中のメモリー(思い出)やデータ(記憶)に残らないんだ。
 今度はしっかりメモリーを残そう。私の中に詰まった何万冊というファイル(感覚)やクリップ(感情)の中に古い情報は捨てて、また新たに付け加えよう。
何処からともなく現れる町中のデータやファイルをインストールだ。

願わくば、今夜。
今夜辺りにでも、小母という存在が残らない新しいデータをインストールしよう。

 そして、今宵。まあるい黄金色の満月が黒い闇の中で微笑んでいる真下で賑わう大阪の町。夜空に散らばる星空なんて脇役にすぎない。
町の一角では飲もう飲もうで騒ぎ狂う食い倒れのオジサンやサラリーマンの群れで連なる。
その中に馴染むように私の小母んも飲もう飲もうで大賑わいだ。

大阪に静かな夜なんてあるわけが無い。
あったら天変地異の前触れか、もしくは停電か。

私の中の充電はレンジで3分サ●ウのご飯。
ご近所の醒めた夫婦の間に告げるのは覚めた白い米と冷めた豆腐という白い食卓。
小母んは今宵も酒を選び、ついでに友人と旅行だそうだ。
既に家庭は愚か、蝕まれていく環境。
腐りかけの蜜柑のように小母の善意も腐っていくのでございます。ああ、残念無念。
今宵もまた私は、一人で充電をしなければならないなんて、他の人とは違う。

何故、私だけ違うの?
私だけが特殊だからなのか、それとも違うのか。
なんにしたって同じ扱いはしてくれない。
全くもって理解出来ないデータ。

他とは違う。
これが私の唯一理解できないデータ。
2007-10-03 21:32:34公開 / 作者:瀰襌
■この作品の著作権は瀰襌さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
この程度のものしか作れませんが、徐々に付け加えていくつもりです。
書き直しておりますが現段階で指摘などありましたら、是非お願いしたいと思っています。
この作品に対する感想 - 昇順
 誤爆ってなんだ。それ自体が誤爆なのか。真面目なのか不真面目なのかわからないあとがきですね。おそらく、真面目に誤爆なんでしょう(なにがなんだか意味がわからない)。
 語り口がなかなか面白く興味深かったのですけれど、いかんせん散漫でしたね。秀逸と醜悪が偏りなく分布しています、「ちょっと私に書き直させてみな」と思う部分が(ごにょごにょ)ありました。
2007-10-02 21:29:30【☆☆☆☆☆】模造の冠を被ったお犬さま
初めましてっていうか、…前作でも一度お会いしましたよね。でも一応、初めまして。
日本語が……いえ、なんでもありません。
私は真面目でも不真面目でもどっちでもない、普通なんです。これじゃ直すにも、直せません。アドバイスを…といって返ってくるのが、これかい。大雑把な回答だけかい!
別に細かい指摘を要求しているわけではないですが、もう少し具体的に言ってみてください。そうすれば直しますよ。
まぁ、威張れる立場じゃないからなんともいえませんが…、ほんの僅かなズレや言葉の少なさが原因で間違いが更に大きくなることだってあるんです。
ていうか、あなたのコメントは褒めてるんだか馬鹿にしてんだかよく分からん。
この場合、馬鹿にしてるんでしょうな。
そんな言うなら笑うが良いさ。笑いたければ笑え。
後、そこまで言うなら何処をどの様に改善すればよいのか、きっちり説明してください。言葉を濁すなんて卑怯です。
2007-10-03 09:43:20【☆☆☆☆☆】瀰襌
 読ませていただきました。前作から読ませていただいてます。

 ここで言う「ロボット」と言うのは、「ロボット」みたいな人生の人間と言う意味だと捕らえています。
 命令されているだけの生活に嫌気がさして、手首を切り、養子として引き取ってくれた小母さんに傍に居る理由をデータとしてインストールしてもらいたい。という内容なのだと思いますが、手首を切る理由としては少し変かなと思いました。そう感じるのは、小母さんが傍にいる理由は割と主人公には推理出来ている現状だからです。傍に居る理由は養子だからであって、養子だからこそこき使っても構わない。つまり、「ロボット」の扱いになる。従って、自分は人間としてではなく「ロボット」であり、生きている価値がないから、手首を切ろう。
 色々な命令をされて嫌気がさしたと言う点から入っている時点で「ロボット」の扱いが嫌なのだし、傍にいる理由は主人公の中で結論が出ている気がするのです。つまり、手首を切る理由の過程が逆なんだと思います。そうして、傍にいる理由がわかれば、後述のインストールへの渇望は無理が出てくると思います。こき使う小母の性格が解っているのならば、インストールどころか、ますます酷い扱いになるのは目に見えてるし、それならば、自由になる為にすっぱり死んでしまいたいと考えると思います。
 或いは、自分が手首を切る事によって、小母さんが大切にしてくれるか。と言う希望的な考え(或いは未熟な発想)もあると思われますが、そんな物分りの良い小母だと思っているならば、主人公は小母さんの気持ちを理解していないと思うし、嫌気が差したというのは、自分自身に嫌気が差したわけで、その問題をただ単に小母に転嫁しただけの我侭になると思います。
 絶望か我侭かは、解りかねますが、もし絶望であれば、母親は「おっはぁー」等と言わず、「さっさと布団敷いて来い!」とか蹴飛ばすとか、もっとヴァイオレンス色を出した方が解りやすいと思います。また、最後のインストールはほんの一握りとして小さく描写をする。
 我侭ならば、主人公自身の生活と性格、読者が読んでてイライラする程のエゴや未熟な考えの果てに手首を切る。また、手首を切るまでの過程も随分と必要になると思います。インストールの文章はそのままにする事によって効果が出ると思います。
 文章の流れとしては、ロボットのこだわりが逆に悪い方向へ作用して、多少読みづらい部分がありましたが、読み直したら、どこだか解らなくなってしまったので、大した問題はないと思います。比喩の文章だからこそ、簡潔であって欲しかったのかもしれないです。
 それでは、長文失礼しました。
2007-10-03 17:00:25【☆☆☆☆☆】石田 壮介
>石田さん
前作からご覧いただけてる?ありがとうございます。そして色々と為になる細かい指摘ありがとうございます。

 改めて、挨拶のほうを…初めまして。そうすると、やはりこの小母の性格や主人公の感情、性格などをもっと描写に力を入れていかなければなりませんねぇ……。また何かが消えたり増えたり凸凹で在り来たりな文章ではありますが徐々に直していきたいと思います。
また少しずつ直して参りますのでどうか成長の程見届けてもらえたら幸いです。
2007-10-03 18:20:56【☆☆☆☆☆】瀰襌
 ああ、前回は辺レスもしなかった人か。忘れてた。
 感想なんて「こう思った」というだけのもので、手取り足取り「こう直したほうがいいよ」というのはその範疇を超えている。私が懇切丁寧に教えたって私と同じ書き方にはなるとは思えないし、必ずあなたは反抗する。
 私は善意で感想を差し上げたというのに、卑怯呼ばわりされるとは心外です。卑屈になってはいませんか?
2007-10-03 22:02:40【☆☆☆☆☆】模造の冠を被ったお犬さま

 そういうあなたは単純に感想を並べただけの人ですよね。確か。
 褒めていただいた分についてはそれは構いませんが、その後の感想に私は物足りなさを感じました。辺レスをしても本当は良かったんです。
私だって、お礼の一つや二つは出てきますから。だけど単純に「感想ありがとうございます。」の一行で会話は成り立ちますか?
成り立たない気がします。
 …少々こちらも雑に扱い過ぎた事と思いますし、その辺は深くお詫び申し上げますよ。
 ここまで来て態々自分の本性を隠してまで綺麗事やら簡潔なレスする必要はないような気がするので言いわせてもらいます。必ずあなたは反抗すると仰っていますが、あなただって反抗する事はあるでしょう? 反抗した事が無いというなら、また別ですが。
人間誰しもそうです。生きていれば反抗の一つや二つします。確かに、いくらあなたが懇切丁寧に教えたって早々に私が出来るわけが無い。それが個人ですから。
ただ私は一つの案として、意見を聞きたいのです。
 いくらレスがあったって改善しようにも感想を並べただけの文章を見たって「ふぅん。あなたはそう思ってるの?じゃあ、どう書き直せば良い訳?」って、私の中ではそう感じます。意見は一つでは成り立ちませんから、複数の意見を心より待っているのです。
2007-10-04 13:36:58【☆☆☆☆☆】瀰襌
 こんにちは、はじめまして。
 キャラクター、設定、語り口、どれも個性的で、たいへんおもしろく拝読しました。自らが「ロボット」であることにここまで意識的ではないにしても、アイちゃんのようなアイデンティティ上の不安を抱いている人はけっこう多いんでしょうね。「自同律の不快」とかいう誰かの言葉を思い出しました。原点を読んでいないので意味はよく分からんのですが。

 ただなんとなく、文章にうねりというか、波というか、メリハリのようなものがもうちょっとあればな、と思いました。読者をひきつけたり突き放したり、盛り上げたり盛り下げ(おかしな日本語ですが、ほかにぴったりする言い方が無いので)たり、興味を引いたり裏切ったりするジグザグ運動みたいなリズムがあれば、「一読擱く能わざる」小説的魅力がより出るのではないでしょうか。作品全体の構成や構造などの図面を一度引きなおしてご覧になるのもいいかもしれないと思うのですが、いかがでしょう。

 ところで、

>全く持って謎である。
 というところがありましたが、これは今ちょっとぼくも裏が取れないので自信が無いのですが、この場合の「もって」は「以って」の方なんじゃないかな、という気がします。どうでしょうか。

あと、
>私の身体に媚びれついている
 というのが、漢字、活用ともにちょっと異様な感じがします。「こびりつく」(漢字は知らないです……)ではありますまいか、と思うのですが。

 それと一点、何度か「大阪」を強調していらっしゃいますが、そのへんがよく分かりません。オバちゃんも大阪弁じゃないですしね。瀰襌さんがどちらのご出身でどちらにお住いかはもちろん存じ上げませんが、「大阪のオバちゃん」「大阪に静かな夜なんてあるわけが無い」みたいなのはいささか不用意なステレオタイプじゃないかと思うのです。いかが思われますでしょうか。

 最後に、感想と意見についてですが、単なる感想であっても、書き手の不利益になるのでなければ別に気になさることはないし、率直で真摯な感想であれば、登竜門のような場ではむしろ歓迎されるべきだとぼくは思います。あけっぴろげに言ってしまえば、海のものとも山のものとも分からない素人(もちろん、ぼくを含めて全員のことです)の書いた小説を、一円ももらわないのに読んで感想を言ってくれる人がいらっしゃるだけでもありがたいとぼくは思いますよ。書きたかった事と感想との落差から改善点を探るのも、書き手にとっては意義のあることだと思います。それに、そもそもこれって「感想欄」ですよね?

 たしかに、お犬さまさんはときどきイラっとさせる言い方を半ば意図的になさる方(失礼)ですが、読むこと書くことに関しては真摯で真剣な方でいらっしゃるようなので、ある意味で信頼できる人だと思います。ぼくの言いたいことを先にズバッと言ってくださったこともたびたびです。こんなこと言ったらまた照れてしまわれるんでしょうけど。
 もちろん瀰襌さんのお気持ちもかなりよく分かるんだけど、あまりトゲトゲしいやり取りになっても益は無いのではないでしょうか。(あるいは、お犬さまさんも瀰襌さんも、お二人とも、「イラっとさせることで本音を引っ張り出そう」とお考えなのでしょうか。それだったら仕方が無いのですが)。失礼ながら「この人怖そうだな」と思って、正直、この感想を書くかどうかぼくもちょっと迷いました。それに、最初の「誤爆」というのは、ぼくもちょっとふざけたような印象を持ちましたよ。ネットスラングとして使われていることは、ぼくでも知ってはいるのですが。
 長文になってしまいました。生意気な言い方になった部分もありましょうが、ぼくの表現力不足に免じてご寛恕ください。失礼いたします。
2007-10-04 15:07:26【☆☆☆☆☆】中村ケイタロウ
瀰襌さん、いいね。こういう人が増えてくれると嬉しいよ。ここの住人達は向上心を持ってより良い作品を築き上げて行こうと表向きで言っているだけで、実際はそうではない。お犬様に至っても、自分は天才だとか、素晴らしい才能の持ち主だ、なんて言っているがこの人の作品に感想つける人間は決まっている。というか、ここの作品で多くの感想や高い評価をもらう方法は、ただたんに『感想を書いてくれる読者と仲良くなる事』これだけです。どんなに面白い作品、素晴らしい作品を書いたとしても、それがひょっこりと出た人間で、ここの住人と『友達』でなければ、大した感想も評価ももらえません。だから貴方も本音は隠してここの皆さんに心にもない事を言って仲良くなるといいですよ。それがここで生きていくためのルールなんです。それが嫌なら去る事です。
2007-10-04 22:16:34【☆☆☆☆☆】miyamori
読ませていただきました。何ともいえない虚無感が伝わってきて、なかなか良かったです。しかし、文書が軽いせいか(良い意味でも悪い意味でも)重いテーマの割には緊張感が伝わらずに散漫な印象を受けました。それと主人公がなぜ手首を切ったのかという事も分からずじまいでいた。それとちょっと文書が読みづらいです。石田 壮介さんが言うようにもっと簡素に書いたほうがいいと思います。
miyamoriさんの意見には同感です。
>感想を書いてくれる読者と仲良くなるだけです。
これは僕の知る限りではどこの小説投稿サイトや小説投稿掲示板事でもそうです、残念な事に(なんかなぁ)ですけど、瀰襌さんには頑張って貰いたいです、応援しています。後、誰かとは言いませんがあげあしを取ることが上手な閣下様の挑発的な発言は他人の僕が読んでいてうんざりしま……失敬、失敬。
2007-10-04 23:54:50【☆☆☆☆☆】はなたらし
 なんか、凄い事になってるな…。
 二項目に分けて書きます。

 ■作品の感想
 少し書き直しされたみたいですね。
 書き直しした作品自体に触れますと、申し訳ないのですが、聊か軽率過ぎる気がしました。
 小母の人となりが描かれたのは良いのですが、やはり自殺に至る原因としては弱い気がします。それと言うのも、はなたらし さんの仰るとおり緊張感がない。僕からすると小母さんが面白く映ります。勿論、飲んだくれの小母さんの存在そのものが嫌いだと言う、反抗期とアイデンティティーから来るものはあると思いますが、この小母さんの職業も明かされていないし、僕個人的には難波の飲み屋で働くホステスかなにかだと考えると、仕事疲れなのだし、しょうがないだろうとも思えてしまうのです。勿論、ホステスだとしても、一般的に蔑みの傾向で見られますから、この主人公が嫌悪しても別に不思議じゃありませんが、仕事疲れで帰ってきた小母さんと言う目で見てしまう僕からすると、どうにも微笑ましい光景に見えてしまう。また、しらふの状況で小母さんがどのように命令をしたのかもはっきりしていないので、主人公が手首を切るプロセスとしては弱い気がします。
 そうして、主人公が母親の鳩尾に百十一発の正拳を見舞ったところが、ライトな感覚を更に増幅させてしまい、自殺するとはとても思えないのです。
 黒帯の拳を百十一発も受けたら、一般人には一溜りもないです。マウントポジションを取られ、突きの威力が弱まっていた、加えて至近距離だった。という事を考慮に入れても、一般人VS黒帯です。百十一発も打ち込んでは、内臓破裂する可能性もあるだろうし、下手したら死にます。また、酔っ払っている状態なら、一発や二発で恐らく、小母さんは嘔吐してしまうでしょう。或いは、死なない程度の加減が主人公なりの優しさかとも思えましたが、それならば、ますます自殺の理由としては不十分になってしまいます。
 これで自殺を計画するのであれば、主人公は追い詰められてとか、母親がどうのと言うよりも、死と言うものに微塵も恐怖がないと言う精神的な部分が欠落した人間になると思います。
 ただ、僕個人そうではないと思っています。書き直したが故にこうなってしまったと思っています。つまり、悪い言い方をすると、付け焼刃になってしまった。と思われます。前作はプロセスに多少の矛盾を感じたとは言え、文章に流れがありました。それも小母さんの話を挿入したが為に殺されてしまって、どうも形が悪い。
 これは、僕の個人的な意見になりますが、一度書いた作品は誤字脱字を除いて大幅に改変しない方が良いと思います。
 それと言うのは、第一に既に書き終えた内容に後から付け加えると言うのは、非常に難しい作業だからです。最初の思惑を全て思い返し、この時はどういう進行だったかを完璧に把握し直した上で書き込まないと、ブツ切りになってしまいます。
 第二に、このような掲示板で改変してしまうと、最初の方に書いた人の感想と後の方の人の感想に相違が出てきて、後で見返した時に何が問題だったのかが解らなくなってしまう事があります。また、最初から加わった人は一部始終解るから良いのですが、後から加わった人にとっては、改変後の文章しか読めない為に、最初に書かれていた文章に対しての意見を貰えないという書き手としての不利益も生じると思います。
 第三に、意見を貰ってその場で改変したと繰り返したとしても、結果誰もが満足する作品にはならないと言う事です。それと言うのは、僕が是と思ったものでも、他の読者からは非と成り得るからです。つまり、創作物において、批評、指摘、感想は誰の物であろうと絶対的なものではないのです。そう考えると、第二の項でも書きましたが、最初に書かれていた文章に於いて、僕の意見しか貰えていない以上、勿体無いと僕は思うのです。また、他人に言われる度に改変を続けていくと、自身が何を目指して書いていたのかと当初の考えが解らなくなる弊害もあります。読者は作者にはなれない以上、必ず作者との考えに差異は生じます。
 ただ、すぐに生かそうという行動は大事ですし、僕はここまで書いておいて今更ですが、その行動力には感服します。出来るならば、この場のものは最初の文章に戻し沢山の感想を頂いて熟考し、書き直して再アップする方法を取るのが望ましいと思います。

 ■感想の感想
 他人の感想にとやかく言うのは、あまり好きではないのですが、僕なりの見解も示そうと思います。
 感想だから、何を言っても良い。どんな罵詈雑言でも一意見だ。と言う見方はあまり好きではありませんが、アリだと思います。感想が非常識なものであっても、自分の作品がその程度のものでしかなかった。と自分の場合は思うようにしています。
 上の感想に関しての見解としては、
 先ず、ここの掲示板は、規約二条十項と言うのかな。
 推敲が目的ではない場合は規約違反になるわけです。となると、書き手は推敲が目的であるという事が前提としてなければならない。しかし、読者側は感想という形で構わないから、推敲に値しない言動も認められる。つまり、書き手にとって推敲が目的であっても、推敲に於いて役に立つ情報を読者が示す必要がないのです。よって、上記感想が咎められるものではない、と言う事を始めに言っておきます。
 しかしながら、上記のコメントに於いて、自分に書き直させたら、面白いものが書けると言っておいて、具体的にそれを示さないのは、人としていかがなものかと思います。他人の作品を自分に書き直させたら面白いものが書けるという言葉は、その作品と作者を全否定するに等しい発言ですし、イラっとくるレベルなんかじゃない。人によっては最高の侮辱です。それならば、やってみろよ、って言いたくなるのは当然の感情だと思います。ところが、いざそうなって見たら、これは感想で「こう思った」だけと発言をし、挙句「あなたは反抗する」と発言をし、逃れている。「懇切丁寧に教えてあげる」つまり、具体案を持ちながら、感想と言う言葉を盾にして何も提示しない。幾らコメントが自由だとしても、推敲を求めて来ている書き手に対して、これは余りにも横暴ではないか。読者という立場を巧みに利用した悪意のある発言にしか僕には見えません。卑怯と言う言葉は言われて至当だと考えます。僕の発言の直後に、改変をしている点で反抗どころか、話を聞いて良くしようと言う向上心が見て取れるし、「反抗する」発言に於いても、勝手な妄言だと言いたくなります。(勿論、僕の発言による影響かどうかも解らないので、これも妄言なのだが)
 僕個人的には、程度の低い野次だと思います。程度の低い野次が、この推敲の場に相応しいのかと言うと、認められているのだから、相応しいのでしょう。
 そうなると、何をやっても良いか。という話になってきますが、これは決着がつかないですし、どうしてもつけるのでしたら、民事で訴えるしかないです。
2007-10-05 10:51:55【☆☆☆☆☆】石田 壮介
突然失礼します。なんかヒートアップしてきたからちょっと、首突っ込ませてくださいね。瀰襌さん始めまして、夢幻花と申します。えーとまず感想を。推敲前から拝読させていただいてましたが、ごめんなさい、私はなんと感想を書いていいのか解りませんでした。小説だとは思えなかった、と言ったら大変失礼になることは承知しておりますが、それが正直な気持ちです。少々話が変わりますが、瀰襌さんは映像技術がここまで進んでいる現代で、なぜ言葉を使って目で見る人間を描くのか、考えられたことがありますでしょうか。表現方法として、映像の方が容易に表現できますし、物語を受け取る側も想像しやすくて楽です。漫画のようにわかりやすくて綺麗な絵がついている本も存在します。それなのに、ただ文章のみによる、小説という表現方法が未だ廃れない理由を(瀰襌さんなりの解釈で結構です、もちろん正解などありませんし)教えていただきたいと思いました。何故そんなことを申すかといいますと、この作品は、このままじゃ映像にしたほうが絶対に良いと思うんです。ただ書き方によっては(ごめんなさい、私は模範を示すことはできないので怒られてしまうかもしれませんが)文絶対に文章ならではの良さで、作品に深みが増すと思います。そういうタイプの小説だな、って思いました。瀰襌さんの使われる表現に、ところどころ「良い」ものはあるんですけど、ぶつ切れになっていて、その言葉を殺しているようにも見受けられます。それに、夢幻花の読解力が劣っているせいもあるのでしょうが、まったく情景が浮かびません。主人公の主観だけで、感情だけで進んでいるせいではないでしょうか。一人称にする場合、ある程度主人公は冷静に物事を見る必要があると思うのです。もちろん狂気の主人公でも例外ではありません。それでないと、狂気な主人公というよりは理解不能な文章になってしまうんです。また、主人公の人格はあきらかにロボットではなく単なる思春期の少女の持つ、普通なものに見受けられました。それはそれで構いませんが、だから客観的には「あぁ、こういう自己陶酔型の現代っ子、いるよね」くらいにしか思いません。小母さんに強姦されそうになっているくだりも、対策はできているしまだ自分で攻撃できるだけの心が残っていて、ものすごく健全な普通の子だと思いました。狂気を書くなら、多少なりとも心理学の知識は不可欠です。一般向けでも良いので、それ関係の本などに目を通される必要があると思うんです(もし狂気を描こうとされていないならこの感想は無意味ですね、ごめんなさい)
それと、みなさんこぞって随分模造の冠を被ったお犬さまさん(?)の批判されてますけど、少しだけお聞きしたいんです。
まず瀰襌さん、感想もらったら、純粋に嬉しくないですか?自分が手直しした方がって切り捨てられた(まずどうして、書き直して文章をきちんと練り直せばずっとよくなりますよって意味だと捉えないのかが私には不思議なんですけど、それは置いといて)としても、会った事も無い知らない人が自分の書いたものを読んでくれて、しかも適当に「面白かったです」とかじゃなくて、ちゃんと読んだからこその批判をしてくれたら、それだけ時間をかけて読んでくれたら、それだけで嬉しくないですか?私は、嬉しいです。褒められたくて書いてるんじゃなくて、読んでもらえるのが嬉しいから。たとえ簡易感想でも、マイナス点をつけられても、やっぱり嬉しいです。
 それから。これは瀰襌さんに向けてではないのですが、この場をお借りしますね、すみません。私たちは、みな立場同じくした利用者です。あなた方の文章力が上がるように、読者が協力する義務もなければ、逆に書き手が作品に必ず感想をもらう権利もありません。古参でも新参でも、少なくとも私は贔屓目無しに読ませていただいてます。何年も前から登竜門で親しくさせていただいてる方に、作品の批判を先日致したばかりです。確かに古参ほどいい感想や点数をもらう傾向にありますが、それなりに今まで書いてきて、批判をもらって、自分なりに努力した結果だとは考えていただけませんか。私自身、批判もたくさん頂戴しております。もちろん登竜門の利用者すべてがそうだとは断言できませんが(過去にいろんな方がいらっしゃいましたしね)、でも、この場を紅堂さんにお借りして置きながら登竜門を貶されるのは、ちょっと。そう思われるくらいなら、別の場所があるでしょうに、と、失礼ながら言わせて頂きます。
 さんざん勝手なことを申し上げ、更に乱文のこと、大変失礼致しました。ぶしつけにこんなことを言って、不快な思いをされたでしょう。本当にごめんなさい。私自身冷静さを欠いていたとは思いますが、それでもやっぱり、模造の冠を被ったお犬さまさんの言葉にもうちょっと耳を傾けてほしかったです。
それでは、本当に本当に失礼致しましたっ。
2007-10-05 19:06:04【☆☆☆☆☆】夢幻花 彩
>>そう思われるくらいなら、別の場所があるでしょうに
何度この台詞をこの登竜門で聞いてきた事だろうか。そのかいあって
圧倒的に人が減り続け活気も見事になくなっていきましたね。
登竜門を本当に思うなら、今の現状に不満があるなら、と考えるのではなく
今の現状でいいのだろうか? と考えるべきなんじゃないですかね。
まぁ、使わせてもらっているという考えが根本的にあるのであれば
それは無理な話でしょうね。私もこちらは合わないので他を当たります。
2007-10-05 21:36:47【☆☆☆☆☆】miyamori
 なんか、あなた方とかまとめられているので、返事させてもらいます。

 始めに、瀰襌さん本当に申し訳ない。作品以外の事を書かせていただきます。これ以上は書きませんので、一度だけお許しください。一方的ですいません。

 今、僕は非常にがっかりしてます。と、同時に非常に腹立たしい思いです。
 それと言うのは、これだけ感想がついていて、作品に対してまともに感想を書いたのが四人しかいないと言う事です。僕、中村ケイタロウさん、はなたらしさん、そして、お犬さん。
 僕はね、お犬さんを「卑怯」だと思い、「程度の低い野次だ」とは言いましたよ。けれども、もうどうでも良いくらいになってしまった。何が言いたいか解るとは思うけれど、夢幻花さんの事ですよ。
「なんかヒートアップしてきたからちょっと、首突っ込ませてくださいね」
 これ、どういう事ですか?ヒートアップって別に作品の事でヒートアップしてたんじゃありませんよね。お犬さんの件に関して色々問題があって、ヒートアップって意味ですよね。推敲前から読んでいて、感想が書けなかった。けれども、お犬さんの問題でヒートアップしたから、書いた。それって、お犬さんの問題に触れる為に、感想を書いたって事ですよね。気持ちに任せたとは言え、ちょっと度が過ぎるんじゃありませんか?上には、瀰襌さんの本気が書かれているんですよ。投稿者の本気があるのですよ。それがまず一番じゃありません?お犬さんの問題に触れる為に書くって事は、上の作品への感想は本気ではない。少なくとも、お犬さんの問題より軽んじているって事でしょう?お犬さんの感想に、僕は「卑怯」だと思ったけれど、きちんと作品に触れているから良いよ。本気かどうかは解らないから、保留だけどさ。miyamoriさんは問題に触れただけで、良いとは言えない。けれども、中途半端に書かない分マシ。利用者だって言うのならば、ここに書く場合、投稿者の本気に対して、読者も本気なるのがまず第一じゃない?瀰襌さんに言った事だってさ、その本気同士がぶつかるからこそ、成立するんじゃないの?それとも、「読者が協力する義務がない」から、そんなの関係ないとか言います?褒められようが貶されようが、本気で感想を書かれない事が一番酷い事だと思いますよ。同じ小説書きとして形はどうあれ戦友じゃあないんですか?言い訳は聞かないよ。本気で書いたつもりだなんだって言ったって、最初の文章は説明がつかないし、勢いにしたって酷い。本気で書いたのではないと言うのであれば、瀰襌さんにあんな事を語るのは傲慢にも程がある。

 次行きます。別にこれは怒っておりません。
 とりあえず、誤解のないように先に言っておきます。「程度の低い野次が、この推敲の場に相応しいのかと言うと、認められているのだから、相応しいのでしょう」と書きましたが、別に掲示板を貶している訳じゃありませんよ。ただ、お犬さんの発言が認められているというだけの事です。良く言えば、自由。悪く言えば、無法地帯。「程度の低い野次」というのは、僕のお犬さんのコメントに対する感想です。「こう思った」だけと来るならば、僕も「こう思った」だけで返すまでです。悪意があるかどうかはご想像にお任せします。
 それに貶すのであれば、「荒らし」と言います。こんな回りくどい言い方はしません。

 あなた方とまとめられたので、これにも触れさせてもらいます。と言うより、僕の見解。

 先ず、miyamoriさんと、はなたらしさんの意見って掲示板を貶してはいないと思います。「掲示板の利用者」を貶しているんだと思いますよ。掲示板を貶すって事は利用規約がどうだの。機能がどうだのって事でしょう。ここに書かれているのは、「馴れ合いだから、友達になる事だ」です。馴れ合いは掲示板そのものではなく、その「掲示板の利用者」から生まれるものでしょう。他の掲示板へ行けと言うのは論点がずれていると思います。また、みな立場同じくした利用者と仰るのならば、他の掲示板へ行けなんて言葉は横暴過ぎやしませんか。規約違反なら別ですけれどね。
 僕がおよそ三年前くらいに書き込んだ時から、夢幻花さんはいらっしゃいましたし、努力も沢山したんでしょうし、実力もついたのでしょう。ただ、だからと言って、贔屓や馴れ合いは全くなかったか。例えば、時間がなくて小説が一本しか読めない。知人の小説と知らない人の小説がある。知人の方を読もう。こういう事はなかったでしょうか。他にも色々と考えていって、100%なかったとは言い切れますでしょうか。仮に当人が絶対ないと言ったって、周りにはそう映る事もあるんです。
 少なくとも、miyamoriさん、はなたらしさんは、登竜門の常連利用者を「馴れ合い」と評価したのです。いや、僕も書き込みをみて、そう評価した。夢幻花さんがどんなに苦労したかとかそんなの関係ありません。周りから、そう見られているという事です。これって、小説の感想と似ていません?「小説をここで書いている自分達」の感想を他所から言われたんですよ。夢幻花流に言うなら、ここは喜んで耳を傾けるべきだし、それならどうしよう。と自分の小説家としての在り方を見直すべきだと思いますよ。他は知りませんが、少なくとも人の意見がもらえるだけで嬉しいと言った夢幻花さんが、自分は頑張ったんだ、気に入らないなら他の掲示板へ行け等と簡単に切り捨てるのは都合が良いです。miyamoriさんが何度もその切捨てを聞いたと発言し、実際何度も発言され、それでもまだ馴れ合っていると言われるのは何故だろうと、疑問を持つべきじゃありません?この二人の言葉に耳を傾けるべきじゃない?自身の事なんて余計なお世話だと仰るならば、他の掲示板へ行け等と言うのも余計なお世話です。最初に言いましたが、掲示板を貶してはいません。利用者である自分が貶されているのです。
 ヒートアップと言ってまで、この問題に関わった理由。掲示板の何を守ろうとしていたのか。本当の自分の心がどこにあって、自分の何を守ろうとしていたのか。というのを、見つめなおすことをおすすめします。
 まあ、強いて掲示板がどうのと言うのであれば、貶すではなく、汚すの方が適切だと思います。汚したのは誰か。感想以外の事を書いた僕でしょうね。この件に関しては、瀰襌さん誠に申し訳ありませんでした。

 掲示板を貶す=馴れ合いと言うのは、基本的にありえないです。掲示板の理念、規約が馴れ合いを否定していようが、なんだろうが、掲示板は単なる道具です。「馴れ合い」と言われると言う事は、利用者の問題です。利用者が馴れ合ってなければ、そんな事言われる筈がないからです。言われた時点でダメ。馴れ合いを認めるのであれば、他へ行け等言うもんじゃない。

 最初に書いた通り、もう返事はしません。また僕も合わないようなので、他を当たりましょう。
 でも、言い逃げは嫌いなので、ご意見はメールでどうぞ。以上、余計なお世話でした。

2007-10-06 05:32:00【☆☆☆☆☆】石田 壮介
 こんにちは。
 あの、どうでもいいことなんですが、サト○のご飯って、3分じゃなくて2分じゃなかったでしたっけ?
 つまらないことで申し訳ありません……。
 それと、「サトウ」を伏字にする必要って、あったのかな、と思うんですが。世の中の小説を見てても、誹謗中傷したりするのでない限り商品名や企業名はそのまま出している場合も多いですし、伏字じゃなくても問題ないんじゃないでしょうか。伏字にするとユーモラスになりすぎて、ちょっと雰囲気にそぐわない感じがします。そのまま「サトウ」と書くか、いっそ企業名や商品名は書かないか、のほうがいいんじゃないかなと思います。
 なんか、つまんない意見書いてごめんなさい。申し訳ないです。
 それでは……。
2007-10-06 08:05:57【☆☆☆☆☆】中村ケイタロウ
 話の主体は「自分がロボットという異質であることへの葛藤」なのでしょうか?母親に対する激しい嫌悪感と激情、自分を受け入れてくれない世界への怒りは伝わってくるのですが、それ以外の感情があまり伝わってきませんでした。とにかく、自分が変わろうとせずに一方的に相手に変化を求め、受け入れてくれないことへの不満というか。小さい子供が自分の思うとおりに事が運ばなくて地団太を踏んで、自分を哀れんでいるという印象を受けました。
 悲しみや苦しみ、葛藤、そういう描写がもう少しあれば、もっと味のある作品になると思います。もしくは一方的過ぎるロボットの心情のみの描写だけではなく、もっと違う要素を取り入れてみてはどうでしょうか。そんな気がしました。
2007-10-10 15:56:23【☆☆☆☆☆】奏瓏瑛
計:0点
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