『☆喜楽☆』作者:ほづみ / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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 愛されたいだけなのに
 悲しくても涙が出ない
 私は喜怒哀楽の怒哀が無い
 でも
 気付いてよ
 本当は悲しんでるんだよ?
 本当は怒ってるんだよ?
 ねぇ
 誰か気付いてよ
☆喜楽☆
 1.教室の片隅で……
  教室の片隅で本を読んでいる少女が居る。
  彼女の名は佐中 流衣(サナカ  ルイ)13歳
  流衣はページをパラリとめくった。
  流衣には本がよく似合う……。
  廊下で騒いでいた男子や女子が教室に入ってきた。
  ――――また……絡んでくるのかなぁ……
  流衣はため息をつき本を机の中にしまった。
  「佐中また本読んでたの? くらーい!!」
  女子の大将的存在の真崎  ゆりか(マザキ  ユリカ)が言って来た。
  ――――放って置いてよ。本が読めないじゃないか……。
  心の中で流衣はそう言い、ゆりかに微笑んだ。
  「何よ? その余裕の微笑み?」
  ゆりかはそう言って流衣の机を蹴った。
  ガンッという音が教室のざわめきをなくす。
  ――――本当は涙出るほど悲しいのになぁ……。
  ゆりかはそれが気に入らないのだ。
  すぐなけば許してやろうと思ったのに流衣(アイツ)はなかない。
  それどころか笑っている。
  「わ……笑っていられるのも今のうちだからね。」
  ゆりかはそう流衣の耳元でそう呟いた。
  ――――怖いなぁ……。
  流衣は心の中でおびえながらもゆりかに微笑んだ。
2006-06-25 21:36:47公開 / 作者:ほづみ
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この作品に対する感想 - 昇順
ミスしました。ごめんなさい。
2006-06-25 21:38:15【☆☆☆☆☆】ほづみ
 小説はたった一人で、例えば演劇などのような作業を分業でやることを、全部やらないとならない作業ですね。監督、演出家、脚本家、照明、裏方さん、俳優さん、そのほかにもたくさんたくさん。
 この作品、突然何もない舞台でアクターが叫びながらセリフをまわし始めてしまったような感じです。アタマの中でね、アクターに憑依して演技をしつつ、その演技をどうやって魅せるかという演出家になり、またその演出を作品全体においてどういう風に活用していくかという監督になり、そしてそれらを全て盛り込んだ上でどうやってそれを文章にするかという書き手の役割も果たさなければならないですね。
 まあ非常に難しい作業になる。一朝一夕では習得できないわけだけれども、状況によって頭のチャンネルをどんどん切り替えて書いていかないとならないのが、小説というものの恐ろしいところです。であるからそこを気力と体力で乗り切っていかねばならぬのですね(笑) アクターの演技としてはいいものがあります。がんばってください。
2006-06-27 22:04:25【☆☆☆☆☆】タカハシジュン
 単刀直入すいませんが、メビウスリングというところでお書きになっていますか?
 そこにも、この小説と同じ題名、内容、名前の小説があるのですが…。
 同じ人ならばそれでいいのですが、もしも偽…無断転載をしたのならば、それはいけないことなのではないでしょうか?
 生意気な口を聞いてすいませんでした。それでは続きがんばってくださいね。
2006-06-28 19:00:14【☆☆☆☆☆】あひる
計:0点
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