『Endless Story』作者:溶鉱炉 / ANV - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
心臓を2つ持つ少年、ある夜同じく心臓を二つ持つ少女とであった。彼女のは、自分を天使と名乗り、少年のことを神と呼んだ。そして少女は人類の誕生の秘密と、現在人類に迫っている危機を語った。何万年前の天界の神様と天使と悪魔の話の続編が今始まった。
全角6404文字
容量12808 bytes
原稿用紙約16.01枚
第一話 『angel girl』


 俺には心臓が2つある、と言っても誰も信じないはずだ。
いや、信じなくていいのだ、誰にも知られてはならないことだ、もしかしたら科学者に人体実験でもされるかもしれない。
そんな恐ろしいことはごめんだ。
 自分の部屋、2階建ての家の2階に位置する、六畳一間の狭い空間には勉強机、部屋の隅に追いやられたゴミ箱、部屋中に産卵した衣服とハンガー、何冊もの漫画と一度も開いたことの無い辞書を並べた本棚、壁にかけられた針時計、雨戸を閉めた小さな窓、チカチカと切れそうで切れない電球、そしてベッド、これが俺の部屋。
 俺は今、ベッドで寝そべりながらその2つの心臓の鼓動を感じ取っていた。
一つの心臓は左胸から、普通の心臓の鼓動。
二つ目の新造の鼓動は右胸から、これが問題の心臓。
 二つ目の心臓に関しては右胸に手に当てても鼓動は感じ取れない、静かなところで全神経を研ぎ澄まして、体で鼓動を感じるのだ。
それが何の鼓動かは俺自身わからない、ただ鼓動がするから『2つ目の心臓』と俺が名づけたのだ。
 実際に友達に右胸を触らしてみても鼓動など感じないらしい。 
 俺しかわからない謎の心臓、それが実在するかは分からない、ただ、鼓動を感じるのは確かだ。
 そんな事を考えながらも壁にかけてある針時計に目をやると針は10時半をさしていた、ちなみに外は真っ暗の夜だ。
「寝ようかなぁ…」
俺が小声で囁いた瞬間、1階から一人の女の声がした。
「ねぇ、ちょっとコンビにまでビール買ってきてくれない?」
声の主は、江川 友枝(えがわ ともえ)、23歳、独身、俺の姉だ。
一言で言うとわがままだ。
「ねぇ〜秦(しん)、聞いてるぅ?」
酔っているのだろう、声がべろべろである、ちなみに俺の名前は江川 秦(えあがわ しん)、14歳、独身は当然である。
「はいはい、聞こえてるよ!何を買ってくればいいの?」
俺は部屋をでて階段を下りていった。



 結局、姉のわがままに使わされた俺は家から徒歩5分ほどのコンビに向かっていた。
元々人通りのすくない道がコンビにまでの行き道だ、十メートルおきぐらいに設置された街灯、大きな車専用の道路、その左側にに歩行者専用の道がる、ちなみに車専用の道路の右側は大きめのドブが流れている。
 夜中にこの道を通る車はすくないので、俺は堂々と車の専用の道路の真ん中を歩きコンビに向かっていたとき、何か感じた、そして何か聞こえた
 俺は全神経を集中させて音を聞こうとする。


ードクンッー


「えっ!?」
驚いた!この音は…第二の心臓の鼓動だ!しかし俺の鼓動ではなかった。
じゃぁ誰のだ?
 おれはその音がするほうへ小走りで近づいた、ちなみにさっき説明した道には曲がり角が4つある、一つ目は曲がるとクリーニング屋がすぐそばにある、真っ直ぐ行くと小さなドブとまた曲が角がる。

 二つ目は、すぐ曲がると床屋さんがすぐそばにあり、歩いていくと民家に囲まれたように3階建ての大きな家がある。

 三つ目は曲がると、すぐそばにカトリック協会がある、真っ直ぐ行くと駐車場、薬局、駄菓子屋の順に並んでいる道だ。

 4つ目は、すぐ曲がると町内の集会所がる、そのよこには地元の人が、第一公園、と呼ばれる場所がる。
なぜ、第一公園、かというと東に少し言ったところに、第二公園、がるからだ。
 第一公園は土地はひろいが遊具が少ない、公園多くのほうにジャングルジムと滑り台を合体させたもの、半円形のシーソー、砂場、ゆうぐはそれだけ、公園の回りは柵で囲まれていて柵には、ボール遊び禁止、と言う看板がデカデカとある。
 おれが鼓動を感じたのはこの第一公園だ、おれはすこし震えながら公園に入っていった。
気配は感じない、しかし…

ドクンッ-ドクンッ……

 たしかに鼓動は感じる…うん!?何か妙だな…なにか違和感を感じた俺は再び全神経を集中させる。

ドックン-ドックン……

 さっきとは違う鼓動の音!しかし感じでわかる、これも第二の心臓の鼓動の音だ。
俺の震えはさらにおおきくなった、もちろん鼓動も第一の心臓も第二の心臓も大きくなった。
 おれは公園を小またで歩き、辺りを見渡す…そのときなにか2つ人影が見えた。
 暗闇でよくわからないが、一人が跪き両手を上げている状態、そしてもう一人は普通に立ちながら片方の手で何か持ちながら、その手をもう一人の人の頭に向けている。
……銃だ!!
 暗闇での俺の判断は、銃を構えた奴が膝まずいているいる奴を頭から撃ち殺そうとしている、というものだった。
「おい!なにしてんだ!」
思わず叫んでしまった、シマッタ!やばい!銃を構えてるとされる奴は俺のほうを見た、暗闇で顔は輪からない、しかしおそらく男だろう、服装も分からない、ただマントのような物を羽織っているようだ。
男は、ちっ、と舌打ちをした、まずい殺される!と思って目を閉じた……何秒たってもなにもおきない恐る恐る目を開けてみる。
「……あれっ?」
男の姿はなかった、しかし、さっきまで跪いていた奴が倒れていた、俺は急いで奴に駆け寄った。
 そしてだきあげる、また驚いた!女だ!しかも身長も俺と大して変わらない。
目を閉じていて、よく観るとどこかの学校の制服は血で汚れていた、髪の毛は金髪のロングヘアである、顔つきは綺麗だ。
「これはまずいな」
そう思って俺は彼女を背中に乗せて走って家まで戻った、言い忘れていた、姉は看護学校に通っている。
 しかし…なんであの時、俺以外の第二の心臓の鼓動が二つもしたんだ?



 姉は俺が傷だらけの彼女を連れて帰ってくると姉は酔いが覚めたのか、顔色と目の色を変え、1階のリビングを手術室として彼女をいれて、俺を部屋から追い出した、今は部屋の前で体育のときの座り方で座っている。
女のの子の治療だから男は入れないのよ、これが姉の言い分である、まぁ仕方ない。
それにここは素人の俺が下手に何かするより、プロの姉に任せるのが一番だ。
 何十分たっただろう?俺は腕時計を見る、デジタル腕時計は1:30と示した。
すると姉が部屋から出てきた、ふぅー、とため息をつくと俺のほうを見て。
「命には別状は無いわよ、かすり傷が多くて、ちなみに腕首の骨が折れているわ、それと過労に後頭部強打…どうしたらこんな傷つくのかしら?」
「さぁ?」
と俺が首をかしげると姉は俺の肩にポンと手を置いた。
「今夜は徹夜で看病するように、私はいざという時のために睡眠をとる」
「あっ!ずるいぞ!」
「ずるくないわよ!」
 というと、姉は2回の自分お部屋に駆け込んだ……逃げ足が速い奴だ。
 仕方なく、俺は部屋に入った、部屋の真ん中には布団の上で傷だらけの少女が、姉の昔の服で寝ていた。
 俺は彼女の横にあぐらをかき座った、そして彼女を見つめて、全神経を集中させる。


ドクンッ-ドクンッ……


 間違いない!第二の心臓の鼓動だ!……ということは彼女は…


「私も第二の心臓を持ってるの」
 そういったのは、俺でも姉でもない彼女だった、彼女は布団の上で寝ながらしゃべった、目は開けていない、しかし口は動いている。
 えっ?……第二の心臓……なんで彼女がこの言葉を知っているだ?
「はじめまして神様」
「かっ…かみさまぁ!?…だれが?ってかあんた何者だ!?」
すると彼女は平然と寝転がりながらしゃべった。
「神様はあなたよ、私は…天使よ」

……はぁ!?

 デジタル時計は2:00をさした。



『worst history』


 彼女は突然起き上がった、止めようと思った、なにがどうあれ彼女は大怪我をしているのだがら。
 俺が彼女を止めようとすると、ある異常な事に気づいた。
 姉はたしか、かすり傷多数、後頭部強打、手首骨折、など言っていたが、今俺の目の前にいる彼女はかすり傷などつけていない。
おかしい、俺が助けたときには顔にも無数の傷があったがそれすらない……なんなんだ!?
「私は怪我をすぐ治せる回復能力を持っているの」
 手首をプラプラと振りながら彼女は言った。
骨折が直っているのか?そんなことがありえるのか?人間がわずかな時間で骨折のような大怪我を直せるはずが無い。
しかし彼女は治している。
 彼女立ち上がり、大きく伸びをする、服装は青と緑が混じったような色のジーパンと、黒い色のTシャツには大きく『PAMA』と書かれている。
そして伸びをしながら言った。
「だって私、にんげんじゃないもん」
……どうもさっきから俺は彼女に心を読まれているような感じがする、俺が…彼女に第二の心臓があると確信したときは、私も第二の心臓をもってるの、と言い。
おれが、人間がわずかな時間で骨折のような大怪我を直せるはずが無い、ともうと彼女は、だって私にんげんじゃないもん、と言った。
彼女は伸びを読めて、両腕ををポケットに入れた、骨は間違いなく完治している。
「わたしは人の心を読める力があるの、だから神が今何を考えているかくらいわかるのよ」
「あっやっぱっり…」
漫画とかだったら、私は心がよめるの、なんて言われたら、えっ!、とおどろくだろうが、俺の場合は前提があったので驚かない。

人の心が読めて、すごい回復能力を持ってて、人間じゃない……納得できてしまう。

 でも、やはりきになるのは俺のことをなぜ、神、と呼ぶのか?で、なぜ彼女は、天使、と名のったのか?
これがわからない……
もちろん、子の心の声も聞こえているんだろう?
「えぇ聞こえてわ」
「じゃぁ教えてくれ、なぜ俺を神と呼ぶ?なぜ自分を天使と名乗る?」
彼女は左手を下顎にあてて、眼をつぶってかんがえだした、そしてすぐに目を開けて俺の方向をむき聞いてきた。
「教えてあげてもいい、でも少し話が長くなるし、あなたにとっては信じがたいものよ」
「構わないさ、だから教えてくれ」
迷いは無かった、なにより早く答えが知りたかった。
「じゃぁ話してあげるわ」
そういうと彼女は俺の目の前に座った。



 何十万年も前のこと、まだ人類が存在していなかった時代、地球上は海と陸で分けられていた、動物達が穏やかにすごして生きていた。
しかし、同じころには天界…空の上ではあることが起ころうとした。

 むかし神様は一人の天使を作った、男の天使アダム、アダムは世界を平和にするため神に尽くし働いた。
それを見た神は、一人では大変だろうと、と考えてアダムの体の一部を取り除き、もう一人天使を造った、女の天使イヴ、しかし神は一つ大きなミスをしてしまった。
イヴを作るときにアダムの体の一部を取り除いたとき、心の一部を取り除いてしまった、しかもその部分は、悪意、の部分だった。
 イヴは生まれたときから悪意の心しかなかった、そして地上に降りては動物を殺し、森を焼いたり、湖を干からびさしたり、雨を振らなくしたりした、それに怒った神はイヴを天使じゃなくして地上に落としてしまった。
 しかし、イヴに悪意しかなかったようにアダムには善意しかなかった、だからイヴをかわいそうとおもって、一人じゃさびしいだろう、と思ってイヴに子供を生ませてあげた。
 そして、それからイヴは増え続けた、これが後に人間と呼ばれるようになった。

しかし、天使じゃなくなったイヴは当然いつか死ぬ、だからイヴは死ぬ前に自分の心臓を何千年何万年後に生まれてくる自分の生まれかわり譲る、という呪いをかけた、呪いは成功した。

 イヴが死んで何万年も経つと、人間の人口はとうとう1億を突破した、神はこれ以上イヴの子孫を増やしてはならないと思い、自分の分身を地上に降臨させた。
それが、イエス・キリストである。
キリストは数々の神話を残した、その中にこんな話がある。

 キリストは十字架の処罰の後、3日後によみがえった。

これが神の心臓の力、キリストは1どだけならよみがえれるのだ。

 そしてキリストが本当に死ぬときに、イヴと同じことをした、自分の生まれ変わりに神の心臓を譲る呪いをかけた。

天界では分身を作って力尽きた神は死んで、アダムはいまだどこかで神のために働いている。



「これが、人類誕生の秘密」
彼女が両手を広げていったが、俺は苛立っていた。
「……その話と俺の質問はどう関係しているんだ?」
「にぶいわねぇ神さま、だから…そのキリストの生まれ変わりがあなたよ、ちなみ神の心臓があなたのいう、第二の心臓、にあたるのよ」
えぇ!?……キリストの生まれ変わりが俺…しかも第二の心臓は神の心臓?
そんな馬鹿な……でも納得できるのもつぃかだ、この心臓はたしかにあるのだから。
でもちょっと待てよ…
「じゃぁ君は何なんだ!?俺が髪と呼ばれる理由はわかった、君は…まさかイヴの生まれ変わり!?」
「うんな訳ないでしょう、イヴの生まれ変わりならtっくに目的を果たしてるわと」
「目的?」
「そう目的……あなたを殺す事よ」
頭をハンマーで殴られたようなショックだ、俺を殺すことがイヴの目的?何で!
「イヴはね、神に復讐するために心臓を生まれ変わりに譲ったのよ…だkら今存在している神…つまりあなたに復讐するために」
そんな……おれは無実じゃねぇかよ…で、結局君は誰?
「私は…アダムの娘よ」
「はぁ!?アダムは天使だろう?なんで子供なんか作ったんだよ!」
「必要になったからよ、人間と天使のハーフの子供がね」
「何で?」
「イヴの生まれ変わりが生まれたからよ」

……ッてことはまさか!あの時公園にいたマントの男は…

「イヴの生まれ変わりよ」
「ウソォ……」
 おれは頭を抱えた、突然話させた歴史物語に天使の少女……混乱している。
そもそも、俺の知っているアダムとイヴの話はぜんぜん違うぞ!
前半前は似ていたが…蛇がいない…聖書の中ではイヴは蛇の姿をした悪魔にそそのかされて神に禁じられていた木の実を食べてしまった、と書いてあったはずだ、しかし今の話には悪魔がいなかった。
「イヴの生まれ変わり、キリストの生まれ変わり、天子の……さて問題、私はアダムの長女でしょうか?」
彼女の突然の質問、少し考えて俺は「長女?」と答えた。
「ぶー!!正解は次女でした」
「じゃぁ長女は?」
すると彼女は不適に笑った、そして言った。
「話の中にあったでしょう?アダムはイヴの子供を創って上げた…それがイヴの長女…そして悪魔よ」
「何で…なんで…天使と天子の子供が悪魔なんだ?」
「悪意と善意が混ざった…色で言うと赤と青が混ざったようなものなの、混ぜると不気味なものになるの、そして私のお姉さんは…神様に気づかれないようにイヴとは別の呪いを自分にかけた」
「どんな呪いを?」
俺はつばを飲み込んだ、そして不適に笑ったまま言った。
「自分を封印したのよ、封印が解ける条件は…イヴの生まれ変わりが生まれてきたら解ける、ちなみにイヴの生まれ変わりは現在14歳、あなたと同い年よ、私もね」
そんな…ばかな…じゃぁもう…役者はそろってるんじゃないか。

 デジタル時計は3:20を示した。






2006-06-02 01:55:48公開 / 作者:溶鉱炉
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■作者からのメッセージ
多少、乱れた文でよみにういと思います、最後まで読んでいただいた方ありがとうございました。
なれない、小説のため、アドバイスや感想やしてきなどをかいてください。
これからよろしくお願いします。

6月2日 一話一部訂正、2話公開
この作品に対する感想 - 昇順
正規表現を参考にするだけでも文章が上達すると思います。まずは推敲(見直し、誤字脱字探し)を繰り返しましょう。あなたの言うとおり「読みにくい」ですね。
2006-06-02 17:47:08【☆☆☆☆☆】座席
計:0点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。