『水いろの空。』作者:二階堂千都子 / AE - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
元お嬢様学校に転校してきた玉木玲(男)とそれをいじめる玉木桜子(ギャル)のお話です。
全角758文字
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原稿用紙約1.9枚
2年前まで超お嬢様学校女子校だった、聖山百合学園椿校。
その穏やかで上品な校風からか、共学になった今も男子がほとんど居ないというこの学校に、一人
の転校生がやってきた。
とっても貴重な男子だということで、女子は相当期待してる様。
朝からせっせと教室で化粧をしている人も居る。
学校中で有名なギャル、玉木桜子なんかは、特に気合を入れてケバくなっていた。

そして朝のHRの時間、ついにやってきた。
このクラス唯一の男子が。
「えー、今日は転校生を紹介します。」
そう先生が言うと、皆がいっせいにドアの方を見た。
しかし、誰も入ってこない。
先生が教室を出て行く。
そしてしばらくすると、先生と一緒に一人の少年が入ってきた。
「……ありえない……」
思わず桜子はそう言ってしまった。
暗い。
それが彼の第一印象。
小柄で、色白で……まあそこまではいいのだが。
顔が、顔が問題なのだ。
目の下まである前髪で鼻から下しか見えないのだ。
「……マジ?」
もう一度、桜子は無意識のうちに言葉を発してしまった。
「ほら、自己紹介をしなさい」
数少ない男子から「美人だ」と好評な若菜先生がちょっと顔を近付けて言ったが、全く動じない。
それどころかただでさえも俯いてる顔を、さらに下に向けてしまった。
「……えーっと、玉木玲さんです。みんな、仲良くしてあげてね」
くすくすと笑い声が聞こえた。
「……ありえない…サイッアク……」
どうして私と同じ名前なんだよ、玉木は私だよ。
「後ろから2番目の席、あいてるからそこ座って」
あーカワイソー佐藤さん。あんなヤツの隣だなんて。
は?ちょっと待てよ、私の前の席じゃん。
桜子は自分の前の席に鞄をかけた玲を睨みながら舌打ちした。
2005-12-07 20:52:27公開 / 作者:二階堂千都子
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■作者からのメッセージ
はじめまして、二階堂千都子と申します。
創作小説は初めてなので、変なところがあったらどんどん仰ってください!!
その他感想アドバイ等もいただけると嬉しいです。
この作品に対する感想 - 昇順
初めまして。拝読しました。
特に問題がないと思いますが、
少し、
桜子の心の中を書いている部分と、
状況を書いている部分が、イマイチ書き分けられて無く、
読みづらかったです。次回更新、楽しみにしています
2005-12-07 20:58:18【☆☆☆☆☆】winds
>>windsさま
アドバイス有難うございますww
ちょっと書き直してみようと思います。
2005-12-07 21:07:21【☆☆☆☆☆】二階堂千都子
あ、様じゃなくて良いですよ。。
後脱字発見しました。作者からのメッセージで
アドバイ等も〜〜〜
と、成っていました
2005-12-07 21:48:12【☆☆☆☆☆】winds
>>windsさま
「さま」付けは私の癖というか、いつもこうなので気にしなくていいですww
誤字の指摘有難うございます。
書き直そうと思ったのですが、重複になってしまいます。。。
せっかく教えてくださったのに・・・。
2005-12-07 21:55:35【☆☆☆☆☆】二階堂千都子
初めまして、京雅と申します。拝読しました。文量が少なかったこともありますが、今回投稿分は特に滞ることなく読めました(所所正規表現から外れているようで、そこは直すべきかとも思いますが)。例えば、「美人」という形容は相当に曖昧な表現だと思うので、如何なる美人かを示していても良かったです。次回更新御待ちしております。
2005-12-08 07:04:03【☆☆☆☆☆】京雅
初めまして甘木と申します。作品を読ませていただきました。作品自体は読みやすいですが、描写が少なく淡泊な感じを受けました。元女子校に男子生徒の転入。掴みとしては良いのに、雰囲気が伝わってこなかったのが残念です。男子生徒の転入を松教室の浮かれた雰囲気とか、桜子の心情とかをもっと書き込んでも良かったと思います。また玉木の描写でも、周りの女子の呟きなどを入れて、暗さを強調しても良かったと思います。長々と戯れ言を書いてすみませんでした。では、次回更新を期待しています。
2005-12-10 09:41:56【☆☆☆☆☆】甘木
計:0点
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