『「富士ラス」序章』作者:ちゃーしゅうめん / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
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「富士ラス」

「さあ、杉山先生。君の言う、問題とは何だね。」
「はい。まず理由を聞く前に、こちらの写真をご覧ください。」
スクリーンに写真が写る。
「これは…。」
そこに、写っていたのは赤いろの中に黒い形をした球体が入っていた。

「何なんだ。これは。」
「これは、富士の地下に存在する生命体。私たちは「富士ラス」とよんでいます。」
「富士ラスだと!!いつから君は、そんなにおかしくなったんだ。」
「いや、私はおかしくなったんではありません。偶然、富士の火山活動について調べたところ地下200メートル付近でこの、生命体を見つけたのです。」
「笑わせる。笑わせるなあ君は。そんなもの存在するわけが無いだろう。富士ラスだと、そんなの特撮者でもそんなのは存在しないぞ。」
「現に、存在するのです!ですからー。」
「ふざけるな!!君は、火山活動において一番の権威だぞ。そこらの教授とはわけが違うんだ。君には、失望したよ。どうせ、この写真は合成かなにかだろ。」
「合成ではありません!!この、生命体は火山活動が活発になるほど強力な力を生み、いつしか現れます。そうなって、からでは遅いんです。年々、富士の活動は活発化し、後数年で噴火することは間違いありません。そのとき、この生命体が外に出たら日本は大変なことになるのです。」
「…・。俺は、もう帰る。」
「待ってください。教授。何かあってからでは、遅いんです。」

最後に、『教授!』。と大きな声で呼ぶ。だが、教授は振り向かず後を絶っていった
2005-08-24 07:05:56公開 / 作者:ちゃーしゅうめん
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■作者からのメッセージ
お久しぶりです。もう、小説を書くのも1ヶ月ぶりでしたよ。
この作品に対する感想 - 昇順
拝読しました。言いたい事魅せたい事は解ります、しかし、これは科白集で御座いますよね。描写は口にだせないことを補うためにつかわれていて、全くと言っていいほどに物語の背景が真っ白なのです。魅せたいものを魅せられていない、のですよ。もっと己の心にあるヴィジョンを言葉に、文章にしてあげてください。思い描いたものを伝えようとする、その行為は物書きの本質であり課題で御座いましょう。
2005-08-24 22:36:45【☆☆☆☆☆】京雅
計:0点
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