『キャラクター』作者:*KUTA / - 創作小説 投稿掲示板『登竜門』
全角1587文字
容量3174 bytes
原稿用紙約3.97枚

俺は今、この世界に生きている。
そして一人暮らしをしている。
彼女はいない。
財布の中身は残り1000円しか無い。
俺は、貧乏学生だ。
頭も良いほうではない。
勉強をしなければいけない。
就職試験の勉強だ。
だけど、やる気がでない。分からない。

悩みを打ち明ける相手がいない。
親友がいない。

寂しい。虚しい。退屈。

生きる楽しさを失ってしまった。
「俺は、何をするために生まれてきたんだっけ?」
俺には、やるべきことがあったはずなんだ。

家族に、いや。
両親に膨大な金を払ってもらい、ここまで育てられてきた。
だからこそ、ここで挫けてはいけないんだ。
それでも俺の心は弱い。
望んでもいない仕事に就いて、一生を終えるなんて考えられない。
もっと強い人間になりたい。

一日中、部屋の中でパソコンをいじっている。
これが俺か?
このままでいいのか?

「どうすればいいんだよ!」

◇◇◇

『君の、生きたいように生きればいいんだよ』


俺の生きたいように。
俺は、どう生きたかったんだ?

映画や、小説の主人公みたいに生きたかったんだろうか。
でも、俺には無理だ。
もう今更変えることなんて出来ない。

『そんなことない。もう一度、自分を見つめ直して』


俺は。
確かに、ここに生きている。
しかし、その事実は鏡を見なければ忘れてしまいそうになる。
常に自分の存在を確かめていなければ…

鏡に映るその姿に、ぴったりなキャラクターは一体どんなのなんだろう。
姿だけではない。
声も合わなければいけない。

どうだろう。
とりあえず、勉強はできそうな感じだ。
彼女は…いなさそうだな。
あとは、綺麗好きって感じかな。

趣味は何だろうか?
…ギャンブルとかやってそうだけど。
人間観察・モデルガン・映画鑑賞・音楽鑑賞・読書・ボーリング・食めぐり…か。
地味だ。

特技は何だろうか?
射的・心理学・幅跳び・高飛び・デザイン・武術・パズル・謎解き・早食い・大食い

性格は、どんな感じだろう?
やさしい・賢い・やや明るい・怒りを隠せない

短所は?
夢中になりすぎる

仕事は何をしている?
フリーターっぽいけど…
コーディネーター・先生・カウンセラー・プログラマー・作家・メカニック・オペレーター

収入は、安定してそうな感じ。
家族思い。
上と下に姉妹がいそう。
25には結婚をしそう。
タフ。
ビールよりワインを飲みそう。
煙草は、たまに弱いのを吸うくらいだろう。

外出時、腕時計は常に着用。
子供はあまり好きでは無い感じ。
愛するよりも愛されるタイプ。

尊敬する人は?
父親と母親

と、こんなところだろうか。
とりあえず、自分に合ったキャラクターを想像してみたが、今の俺とはまったく違う。
俺は、自分の姿とキャラが合ってなかったのか…
だから、どれほど頑張っても成功しなかったのだろうか?
俺は、このキャラになることができるのだろうか?

『できるよ。君ならきっとできる』


自分の姿にキャラを合わせること。
それは、間違いかもしれない。
だけど、今のままで生きていても楽しくなんかないんだ。
サイズの合わない服を着て、窮屈な思いをしたまま過ごしたりしたくない。

俺は、俺にあった生きかたをしていくんだ。
                              
                                                                  … fin
2005-08-23 11:01:41公開 / 作者:*KUTA
■この作品の著作権は*KUTAさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
初投稿なのに、なんかもう小説でもなんでもないや…
この作品に対する感想 - 昇順
こんにちは、はじめまして。おんもうじと申します(^○^)
ええ、仰る通り、、、小説なのかな?と思いコメントしづらいのですが……
伝えようとしている、っていう意気込みは伝わってくるんですが伝わらない、といった印象を受けました。失礼な事ぬかしてすいません。
やはり、ここは小説の掲示板なので小説という概念を脱線しないように、かつ自分の色を加えて、伝えること、について模索してみてはどうでしょう。この作品は主人公の気持ちしか現れてないんですが、そのせいで自己解決ですんでしまった感が否めない感じかな?ただ考えて結論に至って終わり、みたいな。本当に、それだけなんです。
だから、たとえば、主人公が心に疑問を抱く→外を歩く→何か発見する→今の僕はこうありたいと気づく みたいに、段階を踏んで書いてみたらどうでしょうか?そうすればだいぶ説得力も備わると思います。
て長々と偉そうに批評してしまってすいません。自分でもそんなことできないくせして^^;お互い精進ということで!!!ところどころ良い感じな表現はあったと思います。それでは、次回作お待ちしております!
2005-08-23 12:45:09【☆☆☆☆☆】おんもうじ
初めまして、緋陽と申します。感想をば。
展開が唐突な感じがしてなりません。『』この括弧の台詞は誰の台詞なのか、これが解かり辛かったのですが……鏡に移った主人公の心、と言うことでよろしいのですか? そこらへんの説明も含めて欲しかったです。自分に合ったキャラクターとありましたが、これはどういう意味で使っておられるのか。ここで理想のキャラクタ像を黙々と想像しているということなのですか? とよく解からなかったりしたところがあったのでこれを直していけばいい小説に成るかと思います。ってか小説って言うより詩的な感じに成っておられますよ?
私の感想はこのくらいですか。辛口ですいません。初心者の癖に偉そうに語ってすいません。それでは次回作を楽しみにしています。では
2005-08-23 15:52:29【☆☆☆☆☆】緋陽
遅くなりましたが、緋陽さん、おんもうじさん、始めまして。
そして、ご指摘ありがとうございます。
正直なところ、思いつきで書いたので見直しもしてません・・・というか、あまり深く考えて書いてません。
ただ、ちょっと考えが浮かんだんで書いてしまいました。
次は投稿するときは、もう少し小説らしく書くつもりです。
こんなのでも、目を通して頂いてありがとうございました。
2005-08-24 00:12:03【☆☆☆☆☆】*KUTA
初めまして、京雅と申します。拝読しました。括弧内の語り掛けは己の心の言葉であるのか、それとも前述されてあるパソコンの画面に映る文字であるのか、そういう事はこの際些細な違いです。問題なのはこの書き物のなかで問いに対する答えは全て自己回答によって導かれ、その導かれた要因が提示されなかったこと、外的な事象に関連性のなかった事で御座いましょう。これは言うなら、物語のほんの一瞬の、一心情場面に過ぎない。彼が悩むという事は、悩む程の原因があり、そう容易くは解決出来得ないものであったからなのですね。これを終着へ結ぶなら、それは外部からの干渉を必要とします。物語性のとっかかりを思いつくなら、物書きはそこから膨らましてゆかなければなりません。偉そうに語りました、御容赦を。次回作御待ちしております。
2005-08-24 14:41:08【☆☆☆☆☆】京雅
京雅さん、始めまして。適切なアドバイスをありがとうございます。
小説って難しいですね。というか、皆さんのレベルが高すぎて・・・
恐縮です。
次からは、もっと構成を考えて書くようにしたいと思います。
2005-08-24 17:49:57【☆☆☆☆☆】*KUTA
初めまして甘木と申します。作品読ませていただきました。PCに向かった自分と、PCのモニターに映る自分が書いた文章との対峙による精神的な対話と捉えるべきなんでしょうかね。『第7の封印』という古い白黒映画のようで面白いです。内省的な問いかけの末に得る答えが爽やかで良いですよ。欲を言えばここまで自己問答をすることになったきっかけを描いて欲しかったです。では、次回作品を期待しています。
2005-08-24 21:06:48【☆☆☆☆☆】甘木
甘木さん、始めまして。
今、読み返してみたんですけど、終わり方がめちゃくちゃですねw
皆さんが言うように、きっかけもさっぱり分からない・・・しかも短い。
感想ありがとうございました。
2005-08-24 22:39:20【☆☆☆☆☆】*KUTA
計:0点
お手数ですが、作品の感想は旧版でお願いします。